■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
海未「どうして皆さんうちに泊まりたがるんですか」
- 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 22:35:07.60 ID:PJacYYbF0.net
- ──朝 園田家 海未の部屋
<ピピピピピピピピピピピピ
海未「んん……」
<おっはよーございます!あなたの穂乃果が、起こしにきましたよー!あ、すっごく眠そう顔!そんなところが可愛いです
海未(もう朝ですか……まだ眠いですが仕方ないですね)
海未「ほら穂乃果、起きてください」ユッサユッサ
穂乃果「あと10分……」
海未「ダメです!リーダーがそんなことでどうするんですか!」
穂乃果「だって海未ちゃんのベッド気持ちいいんだもん……」
海未「早く起きなさい!」バサッ
穂乃果「私の海未ちゃんがっ!」
海未「違います!」
- 2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 22:37:40.50 ID:PJacYYbF0.net
- ──神田明神
海未「遅れてしまって申し訳ないです」
穂乃果「ないです」
絵里「おはよう海未、穂乃果。珍しいわね、海未が遅れてくるなんて」
にこ「ちょっと穂乃果、リーダーが遅れるってどういうことよまったく……さっさと練習始めるわよ」
真姫「にこちゃんだってギリギリだったじゃない」
凛「かよちんはいっつも早いよねー」
花陽「炊飯器の時計は毎日合わせ直してるからね」
希「何かあったん?」
海未「いえ、穂乃果がなかなか起きてくれなくて……」
ことり「あ、起こしに行ってたんだね」
海未「そうではないのですが」
絵里「?」
海未「昨日穂乃果が泊まりにきまして……」
7人「!?」
- 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 22:39:08.19 ID:nN1oEIfg0.net
- ほのうみは正義
- 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 22:39:36.33 ID:PJacYYbF0.net
- 穂乃果「あはは……昨日お父さんと喧嘩しちゃって」
絵里「そんな事はこの際どうでもいいわ……」
穂乃果「そんな事って言わないでよー!大変だったんだからー!」
真姫「そんなことより説明して!どうして海未ちゃんの家に泊まってるのよ!」
にこ「そうよ!あんただけ抜け駆けなんでズルいわ!」
ことり「ことりもお泊りしたことないのに!」
穂乃果「そこ!?」
海未「……問題なのですか?」
希「問題もなにも……海未ちゃんはうちら全員のものや。穂乃果ちゃんだけ独り占めするんはズルいとちゃう?」
凛「そうにゃそうにゃ!凛も海未ちゃんとお泊りしたいにゃ!」
花陽「穂乃果ちゃんズルいよ」
海未「み、皆さんどうしたんですか……?」
- 5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 22:41:17.69 ID:PJacYYbF0.net
- 真姫「ちょっと穂乃果!人間が寝ている間にどれだけ汗をかくと思っているの!?」
ことり「そうだよ穂乃果ちゃん。コップ1杯くらいかくんだよ?」
穂乃果「え?え?」
にこ「そうよ!海未ちゃんのベッド汚れちゃうじゃない!」
絵里「まさか……逆に海未の寝汗を堪能するために……?」
花陽「そんなのダメだよ!」
凛「凛が許さないにゃー!」
穂乃果「穂乃果って悪い事してたの……?ごめんね海未ちゃん……」
海未「いやあの、私としては問題ないのですが……?」
希「じゃあうちらが泊まりに行っても問題ないん?」
海未「構わないと思いますが……さすがに7人も来られても困ります」
絵里「じゃあ毎日1人ずつ交代でお泊り、ってのはどうかしら?」
真姫「賛成!」
希「海未ちゃん、それでええ?」
海未「は、はあ……両親に伝えておきます」
- 6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 22:41:18.74 ID:woas8m3J0.net
- そっちか
- 7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 22:44:01.19 ID:PJacYYbF0.net
- 穂乃果「なんで皆海未ちゃんの家に泊まりたいんだろうね?」ヒソヒソ
海未「さっぱりです……」ヒソヒソ
絵里「じゃあ順番だけど……公平にμ’s加入順でどうかしら?」
ことり「じゃあ最初はことりだね」
花陽「その次は花陽……でいいんだよね……?」
真姫「凛、私たちはどうするの?」
凛「真姫ちゃんが先でいいにゃー!その代わり、来週は凛が先だよー?」
真姫「気を遣わなくてもいいのに……ありがと」
海未(来週も続くんですか!?)
にこ「その次は私ね」
希「んでえりち、最後にうちやな」
絵里「……もし希が先がいいなら譲るわよ?」
希「ええの?」
絵里「ええ、希ったら凄く嬉しそうだから」
希「ありがとな♪じゃあ先に行かせてもらうわ」
- 8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 22:48:02.95 ID:PJacYYbF0.net
- 海未「なんか勝手に話がまとまってますね……」ヒソヒソ
穂乃果「モッテモテだよ海未ちゃん……」ヒソヒソ
絵里「それで海未、海未が大丈夫なら今日からでもいいかしら?」
海未「まぁ、事前に言ってくれるのなら構わないと思いますよ」
真姫「……待って、それってつまり穂乃果は事前連絡なしってこと?」
穂乃果「お父さんと喧嘩なんて事前に連絡しようがないじゃん!」
絵里「そういう事を言っているんじゃないわ!」
にこ「そうよ!2人どういう関係なのよ!穂乃果だけズルいわ!!」
希「いきなり押しかけて迷惑と違う?」
海未「別に穂乃果の事ですからもう慣れました。3日に2日は来ますし……もう穂乃果のパジャマもうちに──」
にこ「むぃっかに2日ぁ!?」
絵里「どういうこと穂乃果!説明しなさい!」
真姫「私たちの海未ちゃんをなんだと思っているの!?」
穂乃果「え!?えぇー!?」
海未「もうなんなんですか……」
- 9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 22:50:29.47 ID:PJacYYbF0.net
- ──その夜 園田家 海未の部屋
ことり「今日はことりといっぱいお喋りしようね!海未ちゃん!」
海未「そんな改まらなくても普段から話しているじゃないですか」
ことり「もー!海未ちゃんと2人きりでお喋りなんてなかなかできなくて……ことり楽しみにしてたんだよ?」
海未「まぁ……言われてみればいつも3人一緒ですからね」
ことり「そうだよー」
ことり(そうだよ、いつも一緒なのに……どうして私には振り向いてくれないの……?)
海未「思えば小学生から一緒なのですね、私達3人は」
ことり「穂乃果ちゃんと海未ちゃんは小学校入る前からお友達だったんだよね?」
海未「そうですね。私達……と言うより母と穂乃果のお母さんが幼馴染でして」
ことり「じゃあ生まれる前からお友達だったんだね、凄い」
海未「母はそう言ってからかってきますが……私はそう思いません」
ことり「え?」
海未「穂乃果が素敵な人だからずっと友達でいられたんです。両親は関係ありません」
ことり「そっか」
- 10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 22:53:57.34 ID:PJacYYbF0.net
- 海未「……ことりだって同じですよ。ことりも私にとって掛け替えのないとても大切な友達です」
ことり「海未ちゃん……」
ことり(じゃあどうして私じゃなくて穂乃果ちゃんなの……?私と何が違うの……?)
ことり「……海未ちゃん、私もう寝るね」
海未「ことり?」
ことり「おやすみ、海未ちゃん……」
海未「お、おやすみなさい……?」
ことり(いくら考えても分からないよ……海未ちゃん……)
海未(どうしたんでしょう……?楽しみというわりにはすぐ寝てしまうのですね)
──翌日
花陽「ど、どうでした?」
ことり「花陽ちゃん……ことり、もうダメかも……」
- 11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 22:56:37.90 ID:8bKc03bf0.net
- うみみくんモテモテ
- 12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 22:56:49.50 ID:PJacYYbF0.net
- ──夜 園田家 海未の部屋
花陽「ふ、不束者ですが……よろしくお願いします……」
海未「普通にしてください普通に……」
花陽「花陽、今日を凄く楽しみにしてたんだ」
海未「そうですね、あまり私達2人で話す機会もないですし」
花陽「えへへ……海未ちゃんの好きな食べ物ってどんなのかな?花陽は白いご飯が好きなんだぁ」
海未「花陽はいつも美味しそうに食べていますもんね」
花陽「だって美味しいんだもん。花陽はお米だけじゃなくてお水や釜にも拘るんだぁ〜」
海未「よく研ぎ初めから水を吸うと言いますね」
花陽「そうなの!お水は硬度が重要でね、ふっくらしたご飯が食べたいときは軟水を使うといいんだよ」
海未「逆にチャーハンやピラフなどは硬水で炊くとパラパラしますね」
花陽「おぉ、海未ちゃんも詳しいね」
海未「チャーハンは私の得意料理ですから」
花陽「そうなんだー。今度海未ちゃんの作るチャーハン食べてみたいなぁ〜……」
海未「では今度作ってあげますね」
- 13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 22:59:24.04 ID:PJacYYbF0.net
- 花陽「って花陽の話ばっかりだね……海未ちゃんの好きな食べ物は?」
海未「そうですね……料理というよりお菓子ですが、穂乃果のおまんじゅうですね」
花陽「っ!?穂乃果ちゃんの……おまんじゅう……!?」
花陽(それってつまり……えぇ!?海未ちゃんどうしちゃったの!?え!?えぇ!?好きな……食べちゃうってえぇ!?)
海未「絶品なんですよ。穂乃果のおまんじゅう、皮が薄くて餡がしっかり効いているんです」
花陽(皮が薄……っということは穂乃果ちゃん敏感で……そ、そんな事まで言わなくていいよぅ!!)
海未「そのまま頂くのも美味しいのですが」
花陽(頂いちゃうの!?穂乃果ちゃん頂いちゃうの!?)
海未「お茶漬けのようにして頂くもの美味しいんです。蕩けてしまう前に頂かないと大変なことになりますが」
花陽(ほ、穂乃果ちゃん蕩けちゃ……大変なってえ!?えぅええ!?!?)
花陽「……花陽もう寝るね。ご飯の話しちゃうとお腹空いちゃうから……」
海未「そ、そうですか……おやすみなさい……」
──翌日
花陽「真姫ちゃん……、食べ物の話はしないほうがいいよ……」
真姫「……何で食べ物の話しなきゃならないのよ」
- 14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:01:42.38 ID:PJacYYbF0.net
- ──夜 園田家 海未の部屋
真姫「……こうして2人で話すのも新鮮ね」
海未「そうですね。曲作りのときくらいしか2人になりませんし」
真姫「そうね。と言っても聞きたいのは作詞についてなんだけど」
海未「ふふっ、別に構いませんよ」
真姫「海未ちゃんの詩って真っ直ぐでとっても素敵だと思っているわ」
海未「ありがとうございます。そういう真姫の作る曲もいつも素敵ですよ」
真姫「ありがと。それでいつも思っているのだけど、詩を書くときにどんな事を考えながら書いているのか気になって」
海未「どんなこと、ですか?」
真姫「そう、あなたの書く詩はいつも想いが込められているように感じるわ。それが心に響いているんだと思うの」
海未「そうですねぇ……」
真姫「漠然とした質問で答えずらいわよね……ごめんなさい。じゃあ、例えばラブソングはどうしているの?スノハレとか」
海未「スノハレは皆が意見を出し合ったものですよ?」
真姫「それでも最終的に詩という形に纏めたのは海未ちゃんでしょ?」
海未「それもそうですね」
- 15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:04:41.81 ID:PJacYYbF0.net
- 海未「スノハレの詩は……そうですね。穂乃果の事を想いながら書いていましたね」
真姫「穂乃果?」
海未「えぇ。穂乃果の事を考えていると不思議な気持ちになるんです。儚く切ない……例えるなら弱弱しくも力強く輝く雪のような……」
真姫「その想いが止められない、止まらない……素敵ね」
真姫(私じゃないのが残念だけど)
海未「いえ、そのフレーズは穂乃果がかっぱえびせんを食べている時にふと浮かんだので入れてみました」
真姫(それは知りたくなかった)
海未「ラブソングといえばラブマジも私が穂乃果の事を想って書きました。友達なのに恋をしてしまう。でもその想いを伝える事ができない…そんな感じです」
真姫「ユニット曲はユニットのリーダーが書くハズでしょ?」
海未「そうなのですが、穂乃果が『海未ちゃーん!作詞難しいよぅ手伝ってよぉー!』って縋り付いてきたので」
真姫(おい)
真姫「……なるほどね。じゃあ元気が出るような曲は?ぼらららとか夏色とか」
海未「ぼらららも穂乃果の事を想って書きました」
真姫(さっきから穂乃果ばかりじゃない……)
- 16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:06:18.76 ID:PJacYYbF0.net
- 海未「穂乃果が夢や希望、将来、憧れ、これからの事。そういった事を話す時の目がキラキラととても輝いて、その目がとても大好きなんです」
真姫「へ、へぇ……」
海未「夏色も穂乃果をイメージしました。夏に関連した曲を、と言われた時に夏と言えば穂乃果の笑顔だと思ったんです」
真姫「そ、そうなの……」
海未「穂乃果には夏が似合いますし、穂乃果の弾ける笑顔はとっても素敵です。ずっと一緒に居られたらいいな、そんな思いで書いてみました」
真姫(どんだけ穂乃果が好きなのよ!)
真姫「じゃ、じゃあライブで盛り上がるようなハジけた曲はどうなの?ノーブラとか」
真姫(まさか穂乃果がノーブラだった、とかじゃないわよね……)
海未「それは同姓という壁を壊してでも穂乃果と──」
真姫「わかった、わかったわ……。もうわかったから……。私、もう寝るわね……」
海未「まだ話の途中ですが……」
真姫(海未ちゃんの頭の中穂乃果しかないんじゃないの……?)
真姫「い、今ちょうど曲のイメージが湧いたの。このまま寝て朝になれば曲が出来上がっているわ……」
海未「そ、そういうものなのですか……?お、おやすみなさい」
- 17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:07:08.61 ID:Ig6jYu330.net
- 全部ほのキチラブソングだったのか!?
- 18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:08:10.55 ID:geKqprWS0.net
- \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ、 _ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`'ー '´
○
O
..ィ⌒¨¨:.:.......
...:.:´.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、
/.:.:.:.:.:.:.:{:.:|:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
.:.:.:.:.:.:.:.:./ |:.:|:.:.:|、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/:.:.:./:./|:/ :.:|:.:.:ハ\:.:.:.:.:.:.:.:.:':, :.:.:
/:.:.:.:.:./、j:| v:.:.、:ハ、\:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:i
:.:.:.:i|:.:.| {ソー‐ Y \ー―\ :.:.:.|:.:.:|
|i|:.:i|:.:.| γ_笊` リ '´_笊_ }:.:.:.|:.:.:l
リ .:∨{ 代r少 V少 .ノ |:.:.:.|:.:., と思う海未であった
:.:.:.{\ xx , xx/:.:./.:.:′
\i「`\ , 厶ィ }:.|!|
}:ーヘ `−´′ , 、/:ハ:|
|:.ハ:个:..... イ:.:.i:.:.:.| }
|:.l |:j|:.:.:.:.:.}__ー<{:.:.j|:.:.:i:.:.:.| :,
. __}/_j_i|__/__/{/{ ̄\il:_:_i:_:.:{_ \
/ | | }ニニ「|ニニニ{/ / ./ ヽ \
. / .| | /ニニハニニニヽ ′ } i
/ | | \ニ./∨\ニ./ | | ∨ }
.′ ′ V ヽ/ .V | |/ ∨
. /、 { / ゝ/ :,
/ \ ∨ ′ __′
{⌒!ー .,_j i ,. ´__}
y { : : : : . . : : :.. | ´ / |/
/ / }: : : : : : : . . : : : : : :.|.ィ |
- 19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:08:35.18 ID:PJacYYbF0.net
- ──翌日
凛「真姫ちゃんどうだった〜?」
真姫「……何も言えないわ」
凛「?」
───その夜 園田家 海未の部屋
凛「今日は凛の番にゃー!」
海未「凛はいつも元気ですね」
凛「元気があれば何でもできるにゃー!」
海未「本当に凛には皆が元気をもらっています。凛の笑顔には癒されますよ」
凛「そ、そんな照れるにゃぁ」
海未「基礎体力のトレーニングも凛を目標に皆頑張っているんですよ?」
凛「そうなのかにゃ?」
海未「遠泳10kmを泳ぎ切ったのは凛だけですからね」
凛「あ、あれはもう二度とやりたくないにゃ……」
- 20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:10:57.92 ID:PJacYYbF0.net
- 海未「何を言っているんですか。凛には期待しているんですよ?もっと上を目指しましょう!」
凛「待って、待ってほしい……にゃ。ま、またあれをやるの……?」
海未「当然です。過去を乗り越えてこそ人は上に行けるのです」
凛「り、凛は知ってるよ?こんなの普通のアイドルはしないって……」
海未「普通の練習では普通止まりです!私たちはより上を目指さないといけないんです!」
凛「遠泳10kmはどう考えてもおかしいにゃー!こんなことするの自衛隊くらいにゃー!」
海未「学校という守るべきものの為に活動しているんです!自衛隊と一緒です!」
凛「全然違うにゃー!」
海未「そんな事ではダメです!少し精神が弛んでいるのではないですか!?」
凛「そんなことないにゃ!?すっごい精神ぴんぴん張ってるよ!?」
海未「基礎体力のトレーニングを少し見直す必要がありますね……」
凛「い……いやああああああ!!」
──翌朝
凛「凛……大変な事をしちゃったかも知れないにゃ……」
にこ「何があったのよ」
- 21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:13:00.93 ID:PJacYYbF0.net
- ──夜 園田家 海未の部屋
にこ「さて、今日はにこの出番ね」
海未「今さらですが何で皆さんうちに泊まりたがるんですか……」
にこ「そんなの海未ちゃんと一緒に居たいからに決まってるじゃない」
海未「……そ、そうですか」
にこ「そうよ。あんまり私達2人で話す機会もないしね」
海未「まあそれもそうですね」
にこ「……一つ聞いてみたかっただけど」
海未「なんでしょう」
にこ「ここの家って凄く由緒正しい道場なんでしょ?そこの娘がアイドルやってて大丈夫なの?」
海未「心配してくださるのですか?」
にこ「当たり前でしょ。私は部長よ部長」
海未「ふふっ、そうでしたね」
にこ「さらっと忘れてんじゃないわよ」
- 22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:14:50.19 ID:PJacYYbF0.net
- 海未「両親にはきちんと説明した上で活動していますよ?まぁ、うちの親はこういう事に疎いのですが」
にこ「よく許可してくれたわね。アイドルなんてチャラチャラしたもの認められるか!とか言われそうなもんだけど」
海未「両親はアイドルというものをよく分かっていないのですが、穂乃果に誘われたと言ったらすぐ許可してくれました」
にこ「ここの家、親まで穂乃果に毒されてんじゃない?」
海未「毒されるとはなんですか……。穂乃果とは家族ぐるみの付き合いですからね」
にこ「へぇ、そうなの」
海未「穂乃果がうちに遊びに来る度に孫をせがまれるので困っているくらいです」
にこ「……孫?」
海未「ええ」
にこ「いやおかしいでしょ」
海未「そうですよね、おかしいですよね」
にこ(よかった……海未ちゃんは普通みたいね……)
海未「まだ孫なんて早過ぎますよね。結婚もまだですし」
にこ「……え、えぇ……そうね……」
にこ(この家どうなってんのよ)
- 23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:17:28.00 ID:PJacYYbF0.net
- ──翌朝
にこ「希、家族とか家とかの話は厳禁よ……」
希「……なにかあったん?」
──夜 園田家 海未の部屋
希「今日はうちの番やね。……うちが言うのもなんやけど、毎晩毎晩とっかえひっかえして疲れてへん?」
海未「そろそろ慣れてきたので大丈夫です」
希「それならええんやけど……」
海未「そろそろ穂乃果が恋しくなってきたのも事実ですが……」
希「そ、そうなんや……」
希(やっぱうちじゃあかんのかなぁ……?)
海未「そういえば、希は占いが得意なんですよね」
希「せやでー。よく当たるってえりちに大好評なんや」
海未「じゃあ何か占ってもらってもいいですか?」
希「ええよー?」
- 24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:20:36.33 ID:PJacYYbF0.net
- 海未「今後、胸が大きくなるにはどうしたらいいんでしょう?」
希(占いじゃどうにもならんわ)
希「意外やね。気にしてたん?」
海未「いえ、気にしているという程では……。あまり大きくても弓道の邪魔ですし」
希「ならええやん?」
海未「そうなのですが……穂乃果によくからかわれるんです。揉めば大きくなるとか言って揉み始めたり……」
希「そ、そうなん」
海未「この前なんか『海未ちゃんのおっぱい、小っちゃくてかわいい……』とか言いながらしゃぶりついてきまして……困ります」
希「なにしとんねん」
海未「私も穂乃果くらいあればやり返せるのですが……」
希「なら逆にわしわししてやったらええやん?」
海未「いつもそうするのですが……」
希(しとんのかい)
海未「穂乃果のほうが1枚上手でして……まったく敵わないんです……」
希(……なんで他人のプレイ話聞かなあかんの?)
- 25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:23:46.88 ID:PJacYYbF0.net
- ──翌朝
希「海未ちゃんはおっぱい弱いらしいで」
絵里「……貴重な情報をありがとう」
絵里(ふっふっふ。ついに私の出番ね……)
絵里(先陣を切りたかったのを我慢してまで情報収集に徹して正解だったわ)
絵里(海未の弱点は胸なのね)
絵里(他の子は皆海未を諦めつつあるようだけれど……私は違うわ)
絵里(この賢い可愛いエリーチカ。海未を落とす為の必勝戦略は十分に練った)
絵里(そう、穂乃果の事を忘れるくらいの事をして寝取ってしまえばいいんだわ)
絵里(戦略は完璧。今夜、海未に仕掛けて戦術的勝利を収めて見せるわ!!)
- 26 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:25:25.62 ID:SvTyJoIz0.net
- かしこい!http://i.imgur.com/y4G6SLG.jpg
- 27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:25:55.93 ID:0gxIXWNS0.net
- 海未ハーレムは良いものだな
- 28 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:27:47.39 ID:PJacYYbF0.net
- ──夜 園田家 海未の部屋
絵里「海未、今日を楽しみにしていたわ……」
海未「そ、そうですか」
海未(と皆さん言う割にはすぐ寝てしまうのですが……)
絵里「海未」
海未「なんでしょう?」
絵里「私、もう我慢できないわ……」
海未「……はい?」
絵里「海未っ!」ダキッ
海未「ひゃ!?な、なんですか絵里!?」
絵里「海未……たまらなく愛おしいわ……海未……海未……」
海未「ぃや……あの、絵里!?やめてください!」
絵里「やめると思う?」
海未「や、やめてください……!」
- 29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:30:03.70 ID:PJacYYbF0.net
- 絵里「やめられないわ……海未が欲しくて欲しくてしょうがないの……」
海未「や……やめ……てく、だ……さい……」
絵里「海未?」
海未「うぅ……やめて……やめて……」ポロポロ
絵里「ど、どうして泣いているの!?」
絵里(失敗した!?わ、私のやり方は間違っていないはずよ……!?)
海未「助けてください……穂乃果……ほのかぁ……うぇっ……うぅ……」ポロポロ
絵里「ち、違うの海未!私は別に乱暴したいわけじゃ……!」
穂乃果「海未ちゃん大丈夫!?」ガラッ
海未「ほ、穂乃果ぁ!!」
絵里「穂乃果!?どうしてここに!?」
穂乃果「海未ちゃんに危険が迫っているような気がして!」
絵里「!?」
- 30 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:31:51.64 ID:U5xozdMn0.net
- これはかしこくない
- 31 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:33:13.08 ID:SCRrn+qB0.net
- 懲戒解雇待ったなし
- 32 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:33:26.04 ID:PJacYYbF0.net
- 穂乃果「もう大丈夫海未ちゃん」
海未「ほのかぁ……怖かったです……怖かったんです……」
穂乃果「安心して?穂乃果が一緒だからもう安心だよ」
海未「は、はい……」
絵里(何がどうなっているの!?)
絵里「か、鍵が閉まっていたはずよ?どうやって入ってきたのかしら」
穂乃果「合鍵持ってるもん」
絵里「!?」
穂乃果「それより絵里ちゃん、どういうこと?どうして海未ちゃんを泣かせたの?」
絵里「わ、私はなにもしていないわ!泣かせるようなことはなにも……」
穂乃果「でも海未ちゃん泣いてるよ!?海未ちゃんが泣くなんてただ事じゃないよ!」
絵里「そ、それは」
穂乃果「……絵里ちゃん、今日は帰って?」
絵里「……えぇ」
絵里(……亜里沙になんて言えばいいのかしら……)
- 33 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:36:25.63 ID:PJacYYbF0.net
- 穂乃果「海未ちゃん、もう落ち着いた?」
海未「はい……」
穂乃果「もー、海未ちゃんは私が居ないとダメなんだから」
海未「ほ、ほんとに怖かったんですよ!しかたないじゃないですか!」
穂乃果「そうだよねーしかたないよねー」
海未「あ、今バカにしましたね?」
穂乃果「してないよーだ」
海未「絶対にしました!」
穂乃果(やっと笑顔が戻った)
穂乃果「……ねぇ海未ちゃん?」
海未「なんでしょう?」
穂乃果「やっぱりなんでもない」
海未「なんなのですか、もう」
穂乃果「えへへ」
- 34 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:38:23.54 ID:PJacYYbF0.net
- 穂乃果「あ、そうえば明日なんだけど」
海未「?」
穂乃果「明日は練習早く終わるでしょ?で、その後ことりちゃんと3人で遊ぼうって誘われたんだけど、急に店番しないといけなくなっちゃって」
海未「そうですか……残念です」
穂乃果「私は無理だけど……ことりちゃん、すっごく楽しみにしてたから2人で遊んできて?」
海未「ええ、分かりました。穂乃果なしでことりと遊ぶのは初めてですね……」
穂乃果「あ、それから花陽ちゃんにおまんじゅう渡してあげて?海未ちゃんこしあん派だったよね?こしあんでいいから」
海未「?どうしてですか?」
穂乃果「多分、それで花陽ちゃん安心するから」
海未「よく分かりませんが……分かりました」
穂乃果「それから練習メニューだけど、あんまり疲れを残すのもあれだし負担のかかるメニューは減らして、振りの確認とかを増やそうと思うんだ」
海未「階段ダッシュとかですか?」
穂乃果「そうそう。体力はもうみんなついてきたでしょ?だからこれからは体力が落ちない程度にしておいて──」
穂乃果(リーダーも大変だなぁ……フォローが)
- 35 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:39:17.97 ID:SCRrn+qB0.net
- 穂乃果が有能すぎる
- 36 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:41:22.53 ID:PJacYYbF0.net
- 海未(やはり穂乃果と話していると楽しいですね、おしゃべりが止まらないです)
穂乃果「──絵里ちゃんには穂乃果から言っておくからぁって海未ちゃん話聞いてる?」
海未「もちろん聞いてますよ?」
穂乃果「嘘だ、今ぜーったいに聞いてなかったもん」
海未「聞いてましたよ」
穂乃果「聞いてなかったもん」
海未「聞いてましたよーだ」
穂乃果「もう、海未ちゃんはいつから嘘をつくような子になっちゃったの?穂乃果悲しいよ」
海未「穂乃果はいつから私を信じてくれなくなったのですか?私は悲しいです」
穂乃果「……」
海未「……」
穂乃果「……ぷっ」
海未「ふふっ、もう、まったく穂乃果は」
穂乃果「えへへ……。あ、もうこんな時間!早く寝よ?明日も早いし」
海未「そうですね……おやすみなさい、穂乃果」
- 37 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:43:27.29 ID:0gxIXWNS0.net
- C
- 38 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:43:31.95 ID:PJacYYbF0.net
- 穂乃果「……ねぇ、海未ちゃん?」
海未「今度は何ですか」
穂乃果「……大好きだよ、海未ちゃん」
海未「そんなこと言われなくても分かってます」
穂乃果「そこは『私もですよ』って言ってよー」
海未「分かってますよ。……私も大好きです、穂乃果」
──絢瀬家
亜里沙「どういうこと!?海未さんを私のお義姉さんにしてくれるって言ってたじゃん!」
絵里「深い訳があるの!深すぎるわけがあるのよ亜里沙!」
完
- 39 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:44:07.41 ID:lwAZHvbW0.net
- 穂乃果がいちばん賢かった
- 40 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:52:35.40 ID:/m1Om2fd0.net
- オードリー春日「キスをしろよ!」
- 41 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:52:36.27 ID:EqF18scS0.net
- 所で俺亜里沙ちゃんを妹にしたい者なんだけどどうすればいいかな?
因みに真姫ちゃんと結婚したい
- 42 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:56:58.83 ID:YcRG3yhr0.net
- これはμ'sリーダーの穂乃果ですわ
- 43 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/06/26(木) 23:58:34.19 ID:HkHdrR+U0.net
- ああ、やはりほのうみは素晴らしいです……
総レス数 43
28 KB
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★