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女騎士「閉じ込められてしまった」オーク「そうだな」

1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/05(金) 23:28:49.42 ID:WdXE4CW+0.net
女騎士「最悪だ……何故このような者と私がこんなところで生き埋めに……」ブツブツ

オーク「それはこちらの台詞だ」

オーク「それにこうなった原因を作ったのはそちらだろう」

女騎士「むっ……」

46 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 02:08:00.14 ID:Fe6rc7gXM.net
女騎士「……蛇とか気持ち悪い」

みたいなくだりはないのか

47 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 02:08:51.02 ID:OKcOKKcM0.net
〜二週間経過〜

オーク「ふんっふんっ!」グッグッ

女騎士「んっ、くっ……あっ!」ハァハァ

オーク「どうした、もう音を上げたのか?」グリングリン

女騎士「あっ、ひっ、いぎぃ……ま、まだまだ……負け、ない……!」

オーク「ならばあと百回は追加だな」ギシギシギシッ

女騎士「や、あ、お腹がっ、んほおおおおおおおっ!」ビクンビクン

48 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 02:11:04.78 ID:3XJjMum90.net
えっ?何?えっ??

49 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 02:11:52.67 ID:OKcOKKcM0.net
オーク「まったく、ひねりクランチ程度で腹を攣るとは……」

女騎士「ひぃ……ひぃ……」

オーク「『身体が鈍ってはいけない、筋トレだ!』と言い出したのはお前だろうに」

女騎士「ぜぇ……ぜぇ……水……」

オーク「本当によく生き延びてきたなそれで」

女騎士「いいんだ、私は本番強いタイプなんだ……!」グビグビゲホッ

50 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 02:12:50.21 ID:3XJjMum90.net
何故んほった

51 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 02:15:45.74 ID:OKcOKKcM0.net
オーク「だが、いい運動にはなったな」

女騎士「プロテイン……」

オーク「……そういえば、お前の生い立ちを聞いていなかったな」

女騎士「む、珍しいな貴様から話を振るとは」

オーク「ああ、あのヘタレっぷりを見ているとお前が戦士というのは何かの間違いではないのかという気がしてな」

女騎士「失敬な……これでも一兵卒からの叩き上げだぞ」

オーク「ほう」

52 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 02:20:04.63 ID:OKcOKKcM0.net
女騎士「生まれは田舎村で家が牧場をやっていてな」

女騎士「逃げた牛をとっ捕まえたり暴れる豚を屠殺したりしていたから足腰は強い方だったぞ」

女騎士「だからといってそのときから騎士になるつもりではなかったが」

女騎士「きっかけがあったんだ、ある夜、私は夢を見た」

53 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 02:21:25.43 ID:zn59ybtO0.net
ジャンヌダルクかな?

54 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 02:30:25.66 ID:OKcOKKcM0.net
女騎士「見知らぬ場所で見知らぬ人たちが殺しあう夢だ」

女騎士「戦火に包まれるそこで行われていたのは殺戮ではなかった」

女騎士「純粋な殺し合いだったよ」

女騎士「肌の色、眼の色、果ては魔物まで入り乱れて殺し、奪い、そして死んでいった」

女騎士「それはそれは空恐ろしかった、そしてその夢から目覚めた時に悟ったよ、これは神の啓示なんだ、と」

女騎士「戦争を止め、世界を一つにしろという、お告げなんだ、と」

55 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 02:31:49.53 ID:OKcOKKcM0.net
オーク「……ちょっと待て、それじゃあお前は夢だの神だの啓示だのなんていう形も正体もわからないもののために戦っているのか?」

女騎士「ああ、闘争の終焉と世界平和、それが私の掲げる大儀だ」

女騎士「――それこそ、お前たちには理解できないたぐいのものだろうが」

オーク「まったくだな、世界平和、その意味をわかっているのか?」

オーク「それは、お前たち自身だけでなく敵も味方も含めて救うということだぞ?」

女騎士「ああ、そうだ」

オーク「馬鹿げている、お前がやろうとしているのは家畜の命を重んじて断食をするようなものだ」

女騎士「自分でもわかっているさ、それが理想論だということぐらい」

女騎士「それでも、無駄な血を流さないためなら、戦う価値はある」

オーク「…………」

56 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 02:36:23.75 ID:OKcOKKcM0.net
オーク「まあ、とやかく言うつもりはないがな」

オーク「そもそも俺達はわかりあえない、それはハナからわかりきっていたことだ」

女騎士「そう、だな」

オーク「しかしそれではお前の異常な強さの説明にはならないと思うんだが」

女騎士「ああ、それはな」

女騎士「単純な話だ、私には神の加護がついている」

オーク「……は?」

女騎士「何故かは知らないが窮地に追い込まれると不思議とパワーが湧いたりひらめきが生まれたりするんだ」

女騎士「だからこうして落盤から生き延びたのもただの偶然ではないと私は思っているぞ」

オーク「……やはり人間はよくわからないな」

女騎士「それにいい部下がいるんだ、副隊長と言ってな、雑用はだいたい彼が――」

オーク「! ちょっと待て!」

57 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 02:37:55.76 ID:OKcOKKcM0.net
女騎士「なんだ、また蛇か?」

オーク「違う! イタチだ!」ダッ

女騎士「おお、では今日の夕飯はイタチの蒲焼き――」

オーク「そういうことじゃない!」

女騎士「?」

58 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 02:41:41.31 ID:OKcOKKcM0.net
オーク「思えば先週の蛇も奇妙だと思っていたんだ……おかしいとは思わないか?」

オーク「お前はともかく鼻の利く俺が二週間もこのイタチに気づかず生活していたことに」

女騎士「あっ!」

オーク「これだけ密閉されていた空間で酸素が薄くならなかったのも合点がいく……どこかに抜け穴がある!」

女騎士「そ、それじゃあ――」

オーク「出られるかもしれない、ここから……!」

イタチ「キュキュ」ササッ

オーク「ここだ!」

59 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 02:45:10.77 ID:OKcOKKcM0.net
女騎士「岩陰で隠れていたのか……! うむ、入口は狭いが人一人なら抜けられそうだ!」

オーク「――!」

女騎士「ははっ! やった、やっと外に出られるぞ!」

女騎士「よし、待っていろオーク、今私が応援を呼んできてやる!」

オーク「……ない」

女騎士「うん? どうしたんだオーク――」

カキィン!

女騎士「!?」

60 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 02:54:27.98 ID:OKcOKKcM0.net
オーク「それは、させられないな」

女騎士「お、おい何の冗談だ、目がマジだぞ……」

オーク「外に出られるのはお前一人、つまり俺はここに取り残されてしまう」

オーク「もしお前が俺を見捨てれば俺はここで野垂れ死ぬことになる」

女騎士「何を言ってるんだ……? 安心しろ、私はちゃんと――!」

オーク「信用ならん、俺とお前は停戦中とはいえ敵同士だからな」

オーク「それに例えお前が増援を呼んだところでそれは人間だろう」

オーク「人間が俺をどう扱うかなんて想像に難くない」

女騎士「それは私が説得して……」

オーク「真っ先に俺達を殺そうと斬り込んできたお前の言葉を信じられると?」

女騎士「うっ……」

61 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 02:58:22.29 ID:OKcOKKcM0.net
女騎士「だが私達は二週間も一緒にいた仲だろう!」

女騎士「私はお前とは戦場で決着をつけようと考えている! だからそんな卑劣な手には出ない、騎士の誇りにかけて約束しよう!」

オーク「関係ないな、この二週間は互いに利害が一致していたから半ば協力していただけにすぎない」

オーク「状況が変われば、俺達の関係も変わる……元々危ういバランスの上で成り立っていたんだ」

女騎士「そん、な……」

62 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 03:02:37.12 ID:OKcOKKcM0.net
女騎士「何故だ……何故そうも簡単に……!」

オーク「知れたこと、これが最も生存率の高い選択だった、それだけのことだ」

オーク「言っただろう、俺がもし死んだら誰が群れを守る、誰が俺の家族を守る」

オーク「俺はここで死ぬ訳にはいかない」

女騎士「くっ……」

オーク「戦場で決着を、と言ったな、ならば剣を取れ女騎士、ここが戦場だ」

オーク「先の一撃で殺さなかったのは好敵手へのせめてもの情け、ここからは正真正銘、真剣勝負……覚悟はいいか」

63 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 03:08:07.27 ID:GaSMKRqS0.net


64 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 03:09:59.51 ID:OKcOKKcM0.net
女騎士「どうしても……戦わなくてはいけないのか……」

オーク「ああ」

女騎士「どうしても……私達は、私とお前は、わかりあえないというのか……」

オーク「……ああ、そんなこと、初めからわかっていたことだろう」

女騎士「……私も」

女騎士「私も、こんなところで死ぬ訳にはいかない」

女騎士「罪もなく殺される人々、暴力に怯える子どもたち……私はそんな人々を救わなくてはならない」

女騎士「だからっ……! 私も死ぬ訳にはいかないっ……!」シャキン

65 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 03:10:42.93 ID:WJkUPVH70.net
紫煙

66 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 03:13:56.44 ID:OKcOKKcM0.net
オーク「なるほど、オーラが先とは段違いだ、存外、神の加護なんてものはあるのかもしれないな」

女騎士「もし……もしも私が人間ではなく、お前がオークではなかったら……」

オーク「ああ、こんなことにはならなかっただろうな」

女騎士「……何か言い遺すことはないか」

オーク「誇りある戦士に遺す言葉は無用、それに――遺言を考えるべきはお前のほうだぞ、女騎士……!」

ザッ……グッ……

女騎士オーク「「はァッ!」」ダッ!

ギィン――!

67 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 03:15:53.36 ID:xCQr/hpap.net
あれ?女騎士なのにかっこいい…

68 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 03:19:02.39 ID:OKcOKKcM0.net
ザァァァァァ……

「…………」フラッ

バタッ

「お、おいあんた大丈夫か? しっかりしろ!」

「ひでえ怪我だ……ってこれ騎士団の鎧か!」

「とにかく近くの村まで――」

69 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 03:22:13.37 ID:6ym+H4o00.net


70 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 03:25:12.66 ID:OKcOKKcM0.net
〜暫くして〜

カツ、カツ

女騎士「ふう」ギシッ

副隊長「おはようございます、お早い復帰ですね隊長」

女騎士「うむ、私だけ悠長に寝ているわけにはいかないからな」

副隊長「それでは早速ですが陛下から任が下っておりますので」

女騎士「読み上げてくれ」

副隊長「キャラバンの通り道付近にオークの群れが移住してきたらしく安全のために対処せよとのことです」

女騎士「殺せ」

副隊長「えっ」

女騎士「討伐部隊を編成して派遣するするんだ」

副隊長「し、しかし……」

71 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 03:32:10.97 ID:OKcOKKcM0.net
副隊長「そのオークらから直接被害を受けたわけではなく、更にオークは比較的知能の高い種族なので和平を申し込んだほうが……」

女騎士「駄目だ――あいつらとは分かり合えないんだ、絶対に」

副隊長「……変わってしまいましたね、隊長」

副隊長「あの二週間の間に何かあったのですか?」

女騎士「ああ、私はあそこで一匹のオークと出会った」

女騎士「そして思い知らされたんだ、人間とオークの決定的な価値観の違いを」

女騎士「僅かな、ほんの僅かな違い、溝、すれ違いでも、互いに牙を剥く理由には十分すぎる」

女騎士「オークとの和平は不可能だよ、武力を示して、反抗するようならば殺す」

女騎士「それが一番、いや、それしかない」

女騎士「戦って死ぬのならば彼らも、戦士たちも本望だろう」

副隊長「――らしくないですよ」

女騎士「何?」

副隊長「らしくないって言ってるんです!」

女騎士「ひぇ!?」ビクッ

72 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 03:36:37.36 ID:OKcOKKcM0.net
副隊長「そんな小難しいことをごちゃごちゃと考えるタイプじゃないでしょうあなたは!」

副隊長「そもそも考えられる脳ミソでもなし! 実はショート寸前じゃないんですか!?」

女騎士「ひ、ひどい!」

副隊長「あれこれ考える前に信念のために頭から突っ込む! それが女騎士隊長のアイデンティティでしょう!」

副隊長「その頭は何のためにあるんです!? 考えるため? 否! 頭突するためでしょう!」

女騎士「えええっ!?」ガーン

73 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 03:38:07.97 ID:WJkUPVH70.net
しえん

74 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 03:41:08.70 ID:OKcOKKcM0.net
副隊長「だから隊長は変なことを考えなくていいんですよ、そういうことは僕らの仕事ですから」

副隊長「闘争の終焉、世界平和が目標でしょう? アタマ空っぽじゃなきゃそんな理想追ってられないですよ」

女騎士「褒められてるんだか馬鹿にされてるんだか……」

副隊長「だから隊長はいつもどおりでいてください」

副隊長「どうせ、また頭が回らなくて失敗したんでしょう?」

女騎士「うっ……」

副隊長「聞かせてくださいよ、何があったか」

女騎士「……もしも私が……」ギリッ

女騎士「もしも私がもっと賢ければ、オークを救えたのだろうか……?」グスッボロボロ

75 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 03:41:42.63 ID:3XJjMum90.net
オークちゃんを先に出せばよかったんじゃぁ…

76 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 03:45:43.39 ID:OKcOKKcM0.net
副隊長「……そんなことがあったんですか」

女騎士「ああ、結局私はあいつを殺して一人で助かったんだ……」

副隊長「はあ、まあ話を聞く限りでは――」

副隊長「ただ単に隊長が勝手に”オークとはわかりあえない”と思い込んでるだけですね」

女騎士「えっ!?」

副隊長「いいですか隊長」

77 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 03:45:43.57 ID:wcCpOH3A0.net
>>75
このオークちゃんなら女騎士を殺すためスルーか仲間連れてきそうな気がする

78 :以下、転載禁上でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 03:47:52.69 ID:97nyzLfpr.net
C

79 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 03:52:43.45 ID:3XJjMum90.net
>>77
それなら仕方ない
戦うしかないだろう…

80 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 03:53:01.73 ID:ff3RRWxb0.net
>>75
狭いから通れるのは人一人くらい言っとるで

81 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 03:53:18.78 ID:OKcOKKcM0.net
副隊長「そのオークは賢かったようですから本気で生き残りたかったら色々と手段を講じることが出来たはずです」

副隊長「それこそ油断全開の隊長を後ろからぶっ刺すのなんてスライム狩りより簡単ですし」

副隊長「隊長を騙して仲間のオークを呼ばせることも出来た」

女騎士「どれだけ私はお前にナメられているんだ」

副隊長「それこそオークは生きるためなら手段を選ばない種族ですから」

副隊長「それでもリスクの高い一騎打ちになんて打って出た、その意味がわかりますか?」

女騎士「ま、まさか……」

副隊長「彼は最初からあなたを生かすつもりだったんでしょうね」

82 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 03:57:10.56 ID:OKcOKKcM0.net
女騎士「だ、だったらどうして一騎打ちなんか!」

女騎士「私を助けるつもりならそのまま逃がせば良かったじゃないか!」

副隊長「……本気で言ってます? それ」

女騎士「えっ」

副隊長「そのオークが言ってたんでしょう、隊長のことを”好敵手”だと」

副隊長「そして彼は自分が助からないことも察していた」

副隊長「死ぬのであれば自分が認めた者に倒されたいと願うのは、戦いに身を投じる者として当然の感覚だと思いますけどね、僕は」

女騎士「そんな、そんな……!」

83 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 04:01:07.58 ID:OKcOKKcM0.net
女騎士「じゃあオークの戦士の誇りはどうなる!?」

女騎士「あいつは言っていたぞ、『自分がいなくなったら誰が家族を守る』と!」

副隊長「……彼にはもう、守るものなんてなかったんです」

女騎士「え……?」

副隊長「あの討伐作戦で落盤に巻き込まれたのはオークの一集落と先陣切って突っ込んでいった隊長一人」

副隊長「そしてあの場から生還したのは人間オークを含めて隊長だけだったんですよ」

女騎士「……っ!」

84 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 04:01:27.83 ID:3XJjMum90.net
>>80
一回しか通れない訳ではないのかと思った

85 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 04:08:02.31 ID:OKcOKKcM0.net
副隊長「それだけではない、人間であるあなたがオークと二週間もひとところにいたとあればあらぬ疑いがかけられると考えたのでしょう」

副隊長「オークを殺して生き延びたという事実を、あなたのために作る必要があった」

女騎士「じゃあ、なんだ……あいつは、あのオークは、家族を殺した私を助け、あまつさえ好敵手と認めたのか?」フルフル

副隊長「ええ、全てを赦し、全てを賭けて隊長を救ったんでしょう」

副隊長「それだけ、隊長のことを、認めていたんでしょうね」

86 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 04:14:09.89 ID:OKcOKKcM0.net
女騎士「うぇっ、ぐすっ……それなのに私は……私は――!」

女騎士「そんなオークをっ、殺めてっ、わかりあえないなどと――うわああああああ!」

副隊長「……隊長、今は過ぎたことを悔いている場合ではありません」

副隊長「今を生きるために動くべきです」ペラッ

副隊長「さて、再度確認します、通商陸路付近に移住してきたオークの対処はどうしますか?」

女騎士「うっ、ひっく、和平だああぁぁぁ!」

女騎士「一滴も血を流さず何とかしてやるぞおおおお!」

副隊長「それでこそ隊長です」ニコッ

87 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 04:16:23.92 ID:OKcOKKcM0.net
副隊長「あ、でも隊長が口出すとこんがらがるんで黙って仁王立ちしていてくださいね」

副隊長「隊長は戦闘以外はダメなんですから」

女騎士「最後まで私の扱いひどくない!?」



88 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 04:17:07.53 ID:VYkV18Da0.net
こういうの久しぶりに最後まで読んだ


89 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 04:17:56.28 ID:3XJjMum90.net
おつ

90 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 04:18:42.22 ID:/oeXT78X0.net
おつおやすみ

91 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 04:20:04.44 ID:OKcOKKcM0.net
途中突っ込まれてましたがオークは人間よりも大きいという設定でやっていたので
抜け穴は女騎士しか使えません

92 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 04:24:38.04 ID:OKcOKKcM0.net
本当は女騎士が脱出して終わらせようかと思ったけど後味悪かったので
坑道のシチュエーションはぬ〜べ〜からパクりました


93 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 04:25:14.90 ID:+EinZ7uB0.net
エロ要素無いパターン素晴らしい


94 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 04:31:48.11 ID:EdHxQMkH0.net
エロがないとか失望したわオークレイプしてくる

95 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/06(土) 04:37:34.02 ID:gIV79/iS0.net
おつ

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