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マスオ「僕が会社クビに…」

1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 19:44:32.99 ID:zmF9U1dAVOTE.net
タラオ「パパー、何でお家にいるですか?」

マスオ「…」

タラオ「会社行かなくていいですか?」

マスオ「…」

2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 19:48:24.23 ID:zmF9U1dAVOTE.net
サザエ「タラちゃん!あっちでカツオお兄ちゃんと遊んでらっしゃい」

タラオ「ええー、カツオお兄ちゃん野球に行くって…」

サザエ「いいから!あっちに行ってなさい!!」

タラオ「…はいです」

3 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2014/12/14(日) 19:49:35.99 ID:oushvz/PVOTE.net
タラヲしね

4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 19:51:59.66 ID:zmF9U1dAVOTE.net
サザエ「…あなた」

マスオ「…すまないねサザエ。僕が不甲斐ないばっかりに…」

サザエ「あなた…」

サザエ「大丈夫よ。お金なら当面は心配ないし」

サザエ「あなたはずっと真面目に働いてきたんだもの」

サザエ「少し休んで、また仕事を探せばいいわ」

5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 19:56:25.95 ID:zmF9U1dAVOTE.net
マスオ「サザエ…ありがとう。僕は君と結婚して、本当によかったよ…」

サザエ「もうっ、マスオさんったら」

サザエ「泣くことないじゃない!さっ!今日の夕飯はあなたが好きなものを作るわ!」

サザエ「だし巻き卵でいいわよね?」

マスオ「…サザエ…」

6 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2014/12/14(日) 19:57:20.76 ID:h6bzYlqtVOTE.net
支援

7 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2014/12/14(日) 19:59:18.21 ID:G/xmCi+1VOTE.net
みてられない・・・

8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 20:01:58.71 ID:zmF9U1dA0.net
―夜―


サザエ「ご飯できたわよー!」

カツオ「わーいって…だし巻き卵かぁ…」

サザエ「何言ってんのよ。あんた好きでしょう?」

カツオ「だってこれだけじゃオカズにならないよ〜」

サザエ「何言ってるの!早く食べちゃいなさい!!」

カツオ「ちぇっ!」


マスオ(…ごめんよ、カツオくん…)

9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 20:06:43.02 ID:zmF9U1dA0.net
サザエ「あなた、美味しい?」

マスオ「びゃあ゜ぁ゜゜ぁうまひぃ゜ぃぃ゜!!サザエの料理は本当に美味しいなぁ」

サザエ「もうっ!あなたったら〜!!うふふふふ」

ワカメ「もう、姉さんとマスオお兄さんって本当に仲良しねぇ」

10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 20:10:35.50 ID:zmF9U1dA0.net
波平「あー、おっほん!!」

マスオ「ビクゥ」

波平「マスオ君、食事が終わったら、わしの部屋に来てくれんか?」

マスオ「はっはいぃ!!」

11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 20:17:40.54 ID:zmF9U1dA0.net
―夕飯後―

カツオ「ねえ、姉さん」

サザエ「なーに?今後片付けで忙しいのよ」

カツオ「マスオ兄さん…何かあったの?」

サザエ「…なんで?」

カツオ「だって…いつもは居間で晩酌するのに」

サザエ「たまには静かに飲みたい時もあるでしょう」

カツオ「でも…変だよ…まさかリス…ふぐぅ!!」

12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 20:22:38.36 ID:zmF9U1dA0.net
サザエ「…いい?カツオ?」

カツオ「ふぅ!!ぐぅう!!??」

サザエ「このことは、誰にも言っちゃいけないわよ?」

サザエ「我が家の稼ぎ手がリストラだなんて…」

サザエ「恥以外の何物でもないんだからね?」

サザエ「絶対にご近所に言いふらしたりしないでよ!?」

カツオ「…はっはい…」

13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 20:27:34.20 ID:zmF9U1dA0.net
―波平の部屋―


波平「今度のことは災難だったな、マスオ君」

マスオ「…はい。まさか、派閥に入ってないというだけで…」

マスオ「リストラの筆頭になるなんて思っても…」

波平「思ってもみなかったか?マスオ君?」

マスオ「…はい」

14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 20:31:27.82 ID:zmF9U1dA0.net
波平「…」

マスオ「…」

波平「フゥー」

マスオ(びくぅ!!)

波平「本当に君は甘いな、マスオ君」

マスオ「お義父さん…」

波平「自分の力だけで世間を渡っていけると」

波平「本気でそう思っていたのかね?」

マスオ「…すみません」

15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 20:35:46.79 ID:zmF9U1dA0.net
波平「まあ…」

波平「今更こんなこと言っても仕方ない」

波平「しかしこの件で…わしの立場も危うくなった」

波平「もうこれ以上の地位は望めんだろう」

マスオ「お義父さん…本当に…」

波平「君が謝ってもなにも変わらんよ。マスオ君」

マスオ「…はい…」

16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 20:39:03.87 ID:HeypfVgrE.net
見たことあるゾ

17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 20:41:40.36 ID:zmF9U1dA0.net
波平「それよりも…」

波平「再就職の目処は付いてるのかね?」

マスオ「いえ…昨日の今日なもので」

波平「なるべく早く決めるように。婿がいつまでも無職では、近所のいい笑いの種だ」

マスオ「…はい。すぐに探します。ご迷惑をおかけして本当に申し訳ないです…」

波平「まったくだ」

マスオ「…」

18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 20:45:13.21 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ(…ふぅ。やっぱりお義父さんは手厳しいなぁ…)

マスオ(再就職か…)

マスオ(明日、ハローワークにでも行ってみようかな)

タラオ「パパー?」

マスオ「タラちゃん!!もう寝たんじゃなかったのかい?」

19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 20:48:00.68 ID:Mq836fW90.net
・・・

20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 20:49:31.56 ID:zmF9U1dA0.net
タラオ「パパー、明日もお家いるですかぁ?」

マスオ「えっ!!いっいや…その…」

タラオ「お家いないですか…」

マスオ「いやっ!!いつもよりゆっくりだよ!!」

タラオ「ほんとですか!!じゃあ、パパと遊びたいですぅ!!」

マスオ「…タラちゃん…」

21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 20:55:22.39 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ(そういえば最近、タラちゃんと遊んでいなかったな)

マスオ(朝からハローワークへ行くつもりだったけど…)

マスオ(また忙しくなる前に息子と交流を持つのも…いいな…)

タラオ「パパー、やっぱり忙しいですか?」

マスオ「いや、大丈夫だよ!」

マスオ「明日は朝からパパといっぱい遊ぼう!!」

タラオ「やったで〜す!!」


カツオ(…マスオ兄さん…)

22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 21:03:19.74 ID:zmF9U1dA0.net
サザエ「ふぅ、やっと夕飯の片付けが終わったわ」

フネ「サザエ、今日はもうお休みなさい」

サザエ「えー。でも母さん、朝食の下ごしらえがまだ…」

フネ「私がやっておくから。サザエも疲れてるでしょう?」

サザエ「母さん…ありがとう…」

フネ「辛い時だけど、一番大変なのはマスオさんだからね」

フネ「あなただけは何があっても味方でいてあげなさい。ね?」

サザエ「母さん…言われなくてもわかっているわよ〜!!」

サザエ「マスオさんは私の大事な旦那様だもの!!」

23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 21:09:07.10 ID:zmF9U1dA0.net
サザエ(…とは言っても…)

サザエ(リストラされたばかりなのにグッスリ眠っちゃって…)

サザエ(危機感ってものがないのかしら)

サザエ(昔からボーッとした人だとは思っていたけど…)

サザエ(かといって、プレッシャー掛け過ぎても自滅しそうだし…)

サザエ(やんわりと発破をかけていくしかないわね)

サザエ(…まったく…面倒くさい人…!)

24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 21:14:32.03 ID:zmF9U1dA0.net
―次の日―


マスオ「ふぅ〜ごちそうさま」

タラオ「パパー!何して遊ぶですか?」

ワカメ「タラちゃんったらぁ!マスオ兄さんは会社があるんだから遊べないわよー?」

マスオ「…」

波平「うおっほん!!」

カツオ「ほらっ!ワカメ!!早く学校行くぞ!!」

ワカメ「ええ〜っ!待ってよお兄ちゃん〜!!」

マスオ(カツオくん…ありがとう…)

25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 21:14:55.92 ID:sX/q+lJU0.net
支援

26 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 21:20:00.71 ID:zmF9U1dA0.net
タラオ「パパー!何するですぅ??」

マスオ「そうだなー。じゃあ天気もいいし公園にでも…」

波平「うおっほん!!!」

マスオ「あっ!いやっ!ええと…」

サザエ「あら、あなた、今日は早くから用事があるんじゃなかったかしら」

マスオ「えっ!その…でも…」

タラオ「パパー…忙しいですか…」

マスオ「ええと…ええと…」

サザエ「…あなた…?」

マスオ「ごめん…タラちゃん…」

27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 21:22:35.60 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ(ごめんよ…タラちゃん…)

マスオ(ハローワークってこんなとこにあったのか…)

マスオ(こんな近所なのに知らなかった…)

マスオ(自分には縁のないとこだと思ってたからなぁ…)

28 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 21:28:14.57 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ(思ったより綺麗な建物なんだな…うわっ)

マスオ(凄い人…まだ午前中なのに…)

マスオ(これどうなってるんだろう…どこへ行けば…)

マスオ(…今日はやめとこう…)

マスオ(まだ頭の整理も心の整理もついてないし…)

マスオ(肩身は狭いけど…急いで探すこともないだろうし…)


マスオ(また出直そう)

???「あれ?あなた確かカツオくんの?」

29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 21:34:10.54 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ(まっまずい!!知り合い!!??)

マスオ「ええと…あなたは…」

???「ああ、すみません。私、こういうものです」

マスオ「花沢…ああっ!確かカツオくんの!!」

花沢父「はい。娘がいつもお世話になってます〜」

マスオ「いえいえこちらこそ」

花沢父「今日はこの物件の見回りに来たんですよ。マスオさんは今日はどうしたんです…はっ!!」

30 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 21:40:49.59 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ「えっ…あっ!!違うんですよ!!今日は仕事ができたんです!!」

花沢父「仕事を…探しに…?」

マスオ「ちっ違いますよ!家の会社で労働市場の調査をしてるんですよ!!」

花沢父「あっ、あ〜なるほど!そうですよねぇ」

花沢父「早大出の商社マンがリストラなんて…ありえないですよねぇ」

マスオ「ははははは。いやー、ははははは」

マスオ(詳しいな、この人)

31 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 21:43:12.19 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ(…今日は仕事を探さないとしても…)

マスオ(やることがない…)

マスオ(近所にいると誰かに会いそうだし…)

マスオ(…家に戻るか…)

32 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 21:48:34.74 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ「ただいまー…」

サザエ「…あら、早かったのね」

タラオ「おかえりです!!」

サザエ「それで…どうだったの…?」

マスオ「…ああ、目星は…ついたよ…」

サザエ「本当に!?よかったわ〜!!」

タラオ「どうしたんです?いいことあったですかぁ?」

サザエ「うふふ、お昼ご飯にしましょうか?あ・な・た!」

マスオ「あ…ああ、そうだね…」

33 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 21:51:38.12 ID:fnU3eNsJ0.net
うわああああ

34 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 21:53:09.42 ID:zmF9U1dA0.net
―昼食後―

マスオ(思わずあんなこといっちゃったけど…どうしよう…)

サザエ「あなた?」

マスオ「あっああ!サザエ!…ええと、タラちゃんは!?」

サザエ「お昼寝してるわよ。で、新しいお仕事はどんなものかしら?」

マスオ「あっ…ええと…建設!建設業だよ!!」

サザエ「…は?」

マスオ「…え?」

35 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 21:57:55.74 ID:zmF9U1dA0.net
サザエ「…まさかとは思うけど…現場で土掘ったりするわけじゃないわよね?」

マスオ「…いや…その…」

サザエ「まさかそんなわけないわよね?」

マスオ「サザエ…その言い方だとまるで…土方が悪いような…」

サザエ「悪くないわよ。でも、私は商社マンと結婚したのよ」

マスオ「…」

サザエ「…考え直してちょうだい」

36 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 21:57:55.73 ID:FxmsCg9q0.net
…さて、この物語にはまだ続きがあります。
主人公は誰ですかって?

それはこのSSを読み切ったあなた方1人1人です

今の世の中、たくさん辛いこともある。たくさん嫌なこともある。もう誰も信じられない、信じたくない。そう思っている人がたくさんいるでしょう。

私もかつてその1人でした。でもこのSSの「男」のように(というかモデルは作者自身だったり…)懸命に生きて、今では細々とですが暮らしています。

開けない夜は、ありません。

これが、このSSで伝えたかったことの全てです。

最後の最後に、登場人物たちからのメッセージをお聞き下さい。

男「おう!まあなにやら辛いこともあるが、生きてみようぜ!開けない夜は、ないってな!」

作者「ちょっ、俺のパクったな!」

女「やれやれね、この二人は…クスッ」

友「見てくれて、ありがとな!お前らも頑張れよ!…イテッ!」

作者「(友の頭をはたきながら)読者様にお前らとか言うな!失礼だろが!」

まあなにはともあれ…

全員「読んでくれてありがとう!」

ありがとうございました!(続編をもしかしたら投下するかも…ゴホンゴホン)

37 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 22:01:15.04 ID:iea1pr8Ya.net
マスオ「スーパーフリー…?」

38 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 22:03:53.64 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ(…はあ…)

マスオ(まさか…サザエがあんなこと言うなんて…)

マスオ(本当は…肉体労働もいいかなって…思ってたんだけどな…)

マスオ(汗水垂らして働くってのも…生きてるって感じがしそうで…)

マスオ(…でも…)

マスオ(自分ひとりのことじゃないからな…)

マスオ(ツテで商社関係の仕事がないか探してみよう)

マスオ(とりあえず明日、アナゴくんに電話を掛けてみようかな…)

39 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 22:11:51.06 ID:zmF9U1dA0.net
―次の日―


アナゴ「やあ!フグ田くぅん!!」

マスオ「アナゴくん!!…何だか…ものすごく久しぶりな気がするよ…」

アナゴ「ははぁ!何いってるんだい!」

マスオ「ははは!とりあえず飲もうか!!いつものところで…アナゴくん?」

アナゴ「…あぁー、いや」

アナゴ「会社の近くは…その…な?」

マスオ「…そうだね」

40 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 22:19:34.67 ID:zmF9U1dA0.net
アナゴ「すまないね、フグ田くぅん…」

アナゴ「君と一緒にいるところを…あの部長の一派に見られたら…」

マスオ「わかってるよ。アナゴくん」

アナゴ「…すまないね…。少し離れたところに、旨い魚を出す店があるんだ。そこへ行こう!」

マスオ「…アナゴくん…ありがとう…」

アナゴ「な〜に!いいってことよぅ!!ぶるぁあああああ!!!」

41 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 22:21:44.04 ID:JXrPb2Iz0.net
やめろ

42 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 22:28:18.70 ID:zmF9U1dA0.net
アナゴ「…そうかぁ…カミさん…やっぱり怒ってるのかぁ…」

マスオ「…表に出さないけどね…」

マスオ「それで…もしよかったら…」

アナゴ「ああ、わかってるよぅ!フグ田くぅん」

マスオ「アナゴくん!!すまない!!本当にありがとう!!」

アナゴ「な〜に。期待に沿えるかわからないが、全力を尽くすよ」

マスオ「アナゴくん…」

アナゴ「さっ、今日は飲もうじゃないかぁ!!ぶるぁぁああああああ!!!」

43 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 22:31:50.68 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ「あ〜飲み過ぎちゃったかな〜っと」

マスオ「ただいま〜っと…あれ?鍵が…?」

マスオ「お〜い!!サザエ〜サザエ〜!!」

マスオ「サザ…あっ!」

サザエ「あら、お帰りなさい。随分気持ちが良さそうね」

44 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 22:34:34.32 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ「ああ…今日はアナゴくんに…仕事の…」

サザエ「働かないで飲むお酒は美味しい?」

マスオ「すみません…」

マスオ(一応…自分で稼いだ金なんだけど…)

45 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 22:37:42.55 ID:zmF9U1dA0.net
―次の日―

マスオ(…もう朝か…)

マスオ(サザエ…まだ怒ってるかな…)

マスオ(今日はちゃんと仕事を探してみよう…アナゴくんに頼ってばかりもいられないしな…)

46 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 22:39:14.24 ID:6JdPF77H0.net
アナゴさんいい人

47 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 22:40:29.10 ID:KjPxG1NQ0.net
セルも首になるんだろ

48 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 22:40:43.73 ID:5V2h8EJR0.net
マスオさんエリートだしクビなんてそうそうないだろうな

49 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 22:40:58.44 ID:zmF9U1dA0.net
タラオ「パパ?」

マスオ「やあタラちゃん。おはよう」

タラオ「おはようですぅ。お仕事行くですかぁ?」

マスオ「ああ…いや、タラちゃん。パパのお話、聞いてくれるかな?」

タラオ「はい?」

50 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 22:41:17.44 ID:gK4EHd8i0.net
実家で母親と家事やってるクソ女にこんな態度取られたらDVもんだろ

51 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 22:44:46.66 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ「パパね、お仕事…出来なくなっちゃったんだ…」

タラオ「…どうしてですか?パパ、お仕事嫌いになったですか?」

マスオ「…いや、お仕事は…好きだったよ…」

タラオ「じゃあ、なんでですか?好きなのにできないですか?」

マスオ「…」

52 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 22:47:47.47 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ「…そうだね」

マスオ「好きでも…出来なくなっちゃうときがあるんだ」

マスオ「好きなことでも…それが出来るとは、限らないんだ」

タラオ「…よくわからないです…」

53 :愛されるヒヨコ戦士 ◆LOVERS.O/. :2014/12/14(日) 22:49:02.51 ID:lAUAosz20.net
虚しい

54 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 22:50:37.88 ID:2/a4qDQ/a.net
リアルな話マスオなら再就職余裕だろ
若くてバリバリ経験あって能力的にも申し分ないはずで

俺らとは違う

55 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 22:53:42.82 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ「…そうだね。タラちゃんには…まだ難しいね…」

マスオ「でもね、タラちゃん」

マスオ「好きな仕事は無くなっちゃったけど、パパはこれからね」

マスオ「また、好きになれる仕事を探しに行くんだ。…時間はかかるかもしれないけどね」

マスオ「なんて…はは…タラちゃんに話すことじゃなかったかな…」

タラオ「そんなことないです!!」

56 :愛されるヒヨコ戦士 ◆LOVERS.O/. :2014/12/14(日) 22:56:42.70 ID:lAUAosz20.net
表現しにくい

57 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 22:58:12.79 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ「タラちゃん…」

タラオ「パパ、がんばるです!お仕事行ってるパパ、かっこよかったです!!」

タラオ「だから…またお仕事みつけてがんばるです!!」

タラオ「ぼく…パパのこと応援します!」

マスオ「タラちゃん…ありがとう…」

カツオ「…マスオ兄さん…」

58 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:01:29.01 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ「!??」

マスオ「カッカツオくん!?…もしかして今の話…」

カツオ「うん…聞いていたよ…」

マスオ「カツオくん…」

カツオ「…マスオ兄さん…酷いじゃないか…」

59 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:01:46.28 ID:qyAsjhcs0.net
タラちゃんがいいやつ?

60 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:02:23.45 ID:qchk5gG50.net
いつもタメ口のアナゴがマスオより年下で27歳という事実から察するにマスオの会社での立場は…

61 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:05:08.56 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ「…そうだね…僕は本当に不甲斐ない…」

カツオ「違うよ!!」

カツオ「どうして…どうして何も言ってくれなかったんだよ…」

カツオ「そりゃあ…簡単に言えることじゃないし…世間の目も気になるかもしれない…」

カツオ「…でも…こんなときに…つらい時に支え合うのが…家族じゃないか!!」

62 :愛されるヒヨコ戦士 ◆LOVERS.O/. :2014/12/14(日) 23:05:31.20 ID:lAUAosz20.net
ああ

63 :愛されるヒヨコ戦士 ◆LOVERS.O/. :2014/12/14(日) 23:06:23.81 ID:lAUAosz20.net
サザエと波平がアレな話か

64 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:08:23.27 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ「…カツオくん…」

カツオ「そりゃあ…僕に相談したって…なんにも解決しないかもしれないけど…でも…」

カツオ「でもっ!!」

マスオ「カツオくん!!」

カツオ「!!」

マスオ「…ありがとう…」

カツオ「マスオ兄さん…」

65 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:09:38.42 ID:fnU3eNsJ0.net
カツオ…お前はいいやつだなあ…

66 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:13:33.90 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ「君が…こんなに考えていてくれたなんて…」

マスオ「ついこの間まで…あんなに小さかったのにな…」

マスオ「本当に…男の子って…急に大きくなるんだな…」

カツオ「兄さん…なにいってるんだよ…もう…」

マスオ「ははは…ありがとう。君が応援してくれたら、本当に心強いよ」

カツオ「マスオ兄さん…頑張ってね!兄さんなら…会社がほっておかないよ!」

マスオ「うん…頑張るよ」

タラオ「僕も応援しまーす」

67 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:15:48.07 ID:ufNn/YIKa.net
>>60
なるほど

68 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:18:09.17 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ「タラちゃん…そうだね。タラちゃんもいれば…百人力だ!」

マスオ「じゃあ、行ってくるよ」

カツオ「うん…朝ご飯は…いいの?」

マスオ「ああ、朝から並んで気合いをいれないとね!」

カツオ「そっか…いってらっしゃい!マスオ兄さん!」

マスオ「ああ、いってきます!」

タラオ「いってらっしゃいでーす」

69 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:21:51.12 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ(…ふう…とりあえず…目ぼしい求人は見てみたけど…)

マスオ(やっぱり給料は…今までの半分もいかないか…)

マスオ(アナゴくんが探してくれる仕事も…すぐに見つかるとは限らないしなぁ…)

マスオ(…一度家に戻って…アナゴくんから電話がないか聞いてみるか…)

70 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:25:08.57 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ(近所の人に会ったら気まずいからな…)

マスオ(人の少ない道を通って帰ろう…おや?)

マスオ(あれは…ワカメちゃん?)

マスオ(そうか…もう学校は終わっている時間なんだな…)

マスオ「おーい!ワカメちゃーん!」

ワカメ「…」

71 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:27:15.03 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ(あれ…聞こえなかったかな?)

マスオ「おーい!ワカメちゃ…」

ワカメ「…話かけないで」

マスオ「…えっ…?」

72 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:29:25.93 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ「ワカメちゃん…どうしたんだい?」

ワカメ「…姉さん、怒ってるわよ。じゃあ」

マスオ「ワッワカメちゃん!?」

マスオ「サザエが怒ってるって…そんな…」

73 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:32:12.02 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ「…た…ただいま…」

サザエ「…あなた。ちょっとこっちへ来て」

マスオ「ええと…何かあったのかい…?」

サザエ「いいから!!」

マスオ「いっ痛いよサザエぇ!!耳は!!耳を引っぱるのはぁ!!!」

74 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:32:43.50 ID:qsAkm1+la.net
クズいな

75 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:36:19.74 ID:zmF9U1dA0.net
サザエ「どうしてよ…なんで…なんで…黙っておかなかったのよ…!!」

マスオ「それは…家族だし…」

サザエ「あの子はまだ子供なのよ!!話していいことと悪いことの区別もつかないの」

サザエ「あなた…そんなこともわからないの!?」

サザエ「…あなたがリストラされたってことは…もう近所中に…知れ渡ってる…」

76 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:39:18.25 ID:zmF9U1dA0.net
サザエ「あなた、タラちゃんに話したのね」

マスオ「…サザエ…それは…」

サザエ「…あの子…近所中に言いふらしてるのよ…」

サザエ「パパは…お仕事出来ないって…」

サザエ「新しいお仕事探してるって…!!」

77 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:40:50.25 ID:c3l1bwNqd.net
あちゃー

78 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:43:26.53 ID:zmF9U1dA0.net
サザエ「明日から…近所中の…いい話のタネよ…」

マスオ「でも…この近所の人は優しいから…こんなことで…」

サザエ「ええ、そうよ…優しいわよ…」

サザエ「優しいから…表立っては言わないわよ…」

サザエ「代わりに…皆裏では…なんていってるか…」

マスオ「サザエ…それは…」

サザエ「考えすぎだって思ってるんでしょう!?」

79 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:45:01.18 ID:dM2woaEZ0.net
クソだなこのアワビ

80 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:47:29.29 ID:zmF9U1dA0.net
サザエ「あなたは…わからないわよ…」

サザエ「近所付き合いだって…したことないものね」

サザエ「ニコニコ笑顔で話していれば…済むものでもないのよ…」

サザエ「笑顔の裏に…どんな感情が隠されているか…」

マスオ「サザエ…サザエ…」


カツオ「姉さんの馬鹿っ!!」

81 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:47:53.57 ID:QYGgzZf3K.net
よくわからんがタラヲが悪い

82 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:51:25.44 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ「カッカツオくん!?」

サザエ「カツオ…あんた!!」

カツオ「姉さんは…姉さんは結局…自分のことばかりじゃないか!!」

カツオ「仕事を失って傷ついてるのは…マスオ兄さんだろう!!」

カツオ「なのに…優しくしたのは最初だけで…」

カツオ「結局姉さんは…マスオ兄さんのことを…家族だなんて思っていないんじゃないか!」

83 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:55:56.28 ID:zmF9U1dA0.net
カツオ「…ねえ…姉さんは…」

カツオ「マスオ兄さんが好きで結婚したんだろう?」

カツオ「だったら…こんなときこそ…支えあってよ…」

カツオ「僕…もし…将来結婚したら…」

カツオ「二人みたいに仲のいい夫婦になるんだって…」

カツオ「二人のこと…羨ましいなって…憧れるなって…」

カツオ「そう思ってたのに…」

マスオ「カツオくん…君ってひとは!!」

サザエ「…愛…?」

84 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:56:33.67 ID:c3l1bwNqd.net
カツオいいやつ

85 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/14(日) 23:58:59.58 ID:zmF9U1dA0.net
マスオ「サザエ…?」

サザエ「…そうね…もしかしたら…」

サザエ「私は…あなたのこと…愛していなかったのかもしれない」

マスオ「…サザエ…?何を言ってるんだい?」

カツオ「姉さん…?」

86 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/15(月) 00:00:56.36 ID:1y9XZkjR0.net
波平「BACK COME OOOOOOONッッッ!!!!!」

87 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/15(月) 00:04:42.32 ID:7DFOqZI30.net
サザエ「私が…あなたと結婚したのは…」

サザエ「あなたとなら…幸せな結婚が出来ると思って…」

サザエ「親にも…親戚にも…近所の人たちにも…」

サザエ「祝福されて…なんの問題も…後ろめたいこともなく結婚できるから…」

サザエ「マスオさん…私は…私は…」

マスオ「サザエ…もういい…もういいよ…サザエ…」

カツオ「姉さん…やめてよ…姉さん!!」

88 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/15(月) 00:06:51.94 ID:8q/te0GG0.net
何年前のだこれ

89 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/15(月) 00:09:27.66 ID:7DFOqZI30.net
サザエ「マスオさん…私は…あなたを…愛してない…愛したことが…な…」

フネ「サザエっ!!」

サザエ・マスオ・カツオ「!!!」

サザエ「かあ…さん…」

フネ「サザエ。ちょっとこっちへいらっしゃい」

サザエ「母さん…私…」

フネ「カツオとマスオさんは部屋に入ってなさい」

カツオ「母さん!僕はっ!!」

フネ「静かにしなさい」

90 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/15(月) 00:12:17.31 ID:7DFOqZI30.net
カツオ「…」

フネ「あなたの話は後でちゃんと聞くから。ね?」

フネ「マスオさん」

マスオ「はっはいぃぃぃ!!」

フネ「カツオのこと、お願いしますよ」

マスオ「…わかりました」

マスオ「さっ、カツオくん」

カツオ「…はい」

91 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/15(月) 00:15:14.21 ID:7DFOqZI30.net
カツオ「…マスオ兄さん」

マスオ「なんだい?カツオくん」

カツオ「…ごめんなさい…」

マスオ「…どうして君が謝るんだい?」

カツオ「だって…僕…」

マスオ「カツオくん。…ありがとう」

カツオ「…えっ!?」

92 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/15(月) 00:18:24.12 ID:7DFOqZI30.net
マスオ「思えば…僕とサザエは、今まで喧嘩一つしたことがなかった」

マスオ「お互いに感情をぶつけ合うということが…なかったんだ」

カツオ「…いいことじゃないの?」

マスオ「そうだね…悪いことではないのかもしれない」

マスオ「でも、決して良いことでもない」

カツオ「…よくわからないよ…マスオ兄さん…」

93 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/15(月) 00:19:53.40 ID:RdbUSfk70.net
紫煙

94 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/15(月) 00:22:28.48 ID:7DFOqZI30.net
マスオ「カツオくん。君はよくサザエと、喧嘩したり追いかけっこをしてるよね」

カツオ「…うん」

マスオ「僕は…そんな君たちを羨ましく思うことがあった」

マスオ「気持ちをぶつけて…喧嘩して…仲直りをして…」

マスオ「何て言えばいいのかわからないけれど…」

マスオ「君たちは家族なんだなって、そう思ったんだ」

カツオ「マスオ兄さん…」

95 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/15(月) 00:25:48.93 ID:RdbUSfk70.net
支援

96 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/15(月) 00:27:54.06 ID:7DFOqZI30.net
マスオ「僕は昔から…人に遠慮することが多くてね…」

マスオ「人に正直な気持ちを伝えることが苦手だった」

マスオ「相手に合わせることが多いから、目に見える敵をつくることはなかったけど」

マスオ「はっきりと主張しない僕を疎ましく思った人もいたかもしれない」

マスオ「多分これが…今回のリストラの原因にもなったのかもしれないね」

カツオ「マスオ兄さん…」

97 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/15(月) 00:33:13.45 ID:7DFOqZI30.net
マスオ「誰にでもいい顔するのが…必ずしも良い結果をもたらすとは限らないみたいだ」

カツオ「マスオ兄さん…でも僕は…」

カツオ「マスオ兄さんのそういうところ…好きだよ」

カツオ「優しくて…色んな人を受け入れられるような…」

マスオ「カツオくん…」

カツオ「だから…そんなにさ、自分を悪く言わないでよ…」

マスオ「カツオくん…君は本当に…優しい子だね」

カツオ「そんなの…ま、僕はマスオ兄さんの弟だからねっ!!」

98 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/15(月) 00:36:04.33 ID:vNCGDI8l0.net
試演

99 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/15(月) 00:39:44.55 ID:7DFOqZI30.net
マスオ「ははは!カツオくんは本当に調子がいいなぁ!!」

カツオ「ははは!マスオ兄さんも、たまには僕を見習って、姉さんと取っ組み合いでもしたほうがいいんじゃない?」

マスオ「う〜ん、サザエは強そうだなぁ」

カツオ「強いよ〜姉さんは!町内相撲大会の伝説の横綱だからね!!」

マスオ「びゃあ゛ぁ゛゛ぁすごいぃ゛ぃぃ゛!!」


ワカメ「…あのう…マスオ兄さん…」

100 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/15(月) 00:42:16.85 ID:7DFOqZI30.net
マスオ「おや?ワカメちゃん。おかえりなさい」

カツオ「ワカメー!どこ行ってたんだ?」

ワカメ「…マスオ兄さん…そのう…」

マスオ「どうしたんだい?ワカメちゃん?」

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