許嫁「お帰りなさい。……今日はいつもより遅いんですね。」

以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします

許嫁「遅くなるなら連絡の一つくらい寄越してもいいんじゃないですか？……はぁ…貴方は本当に、全くもって気が利きませんよね。」

許嫁「それ、いつになったら治るんですか？誠に不本意ですが、これからは貴方と二人きりで生活していかなければなりません。……お父様の言いつけでなければ、絶対に御免でしたのに…。」

許嫁「そもそも貴方のような冴えない男性が、素敵な殿方から引く手あまたのこの私と結婚できること自体が幸せなことなんですよ？そこのところ、分かっていますか？」

許嫁「ですから貴方は常にそれに感謝し、常に私を第一に、私を幸福にすることだけを考えていかねばならないのです。……ああ、貴方との触れ合いで幸福になることはありえないので、なるべく金品が望ましいです。」

許嫁「…なにをそんなに気持ち悪い顔をしているのですか？もともと不出来な顔立ちとはいえ、非常に不愉快です。顔を覆いたくなりますね。」

許嫁「……話を戻しましょう。それで、なぜ今日は遅れたのですか？もうじき貴方の妻になるんですから、それくらいは聞かせてくれますよね？」

許嫁「それとも……私に言えないことでも…？…………ふふ…貴方に限って、そんな浮いた話はありませんよね…？これはこれは、酷なことを聞いてしまいました…ふふふっ…。」

許嫁「………飲み会…ね。ふぅん、会社のお付き合いで、ですか…。…………私よりも、飲み会なんですね。………ッ！」

許嫁「…痛いですか？当たり前ですよね、悪いことをしたらお仕置きをしないと。……ええ、悪いことですよ。たかが会社のお付き合いで、私を蔑ろにするのは……大変、悪いことです。」

許嫁「いいですか？貴方には私だけなんです。私こそが貴方の全てなんです。そう教えましたよね？昨晩みっちりと、ベッドの上で教えて差し上げましたよね？」

許嫁「その結果が、これですか。………どうやら、貴方は私が思っていた以上に重症なようです。言って聞かせて分からないとは、猿ですか？」

許嫁「人の言葉は理解できない。そのくせ子を成そうとする欲求だけは一流。……ふふ、貴方は猿です。許嫁などではなくペットです。」

許嫁「ご主人さまに楯突く悪いペットは、痛い思いをさせてあげなければなりませんねぇ…。………なにをボサっとしてるのです？行きますよ、寝室。」

許嫁「……？夕食？お風呂？…はぁ？なにを言っているのです？ペットには過ぎたものです。与えませんよ、当然。調教する時間のほうが大切です。」

許嫁「ああ、この際だから…女性を悦ばせる子作りの仕方も学びましょうか。……出来ますよね？猿なんですから。」