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【今夜は】ウミガメのスープ【寝かせない】
- 289 :216:2015/05/23(土) 23:58:13.380 ID:YD3kSIxT0.net
- 【解説】
多くの宗教で獣姦は重大な禁忌とされている。
時代は中世、とある男が獣姦と、それによる降魔術の罪で捉えられた。
「お前は羊を犯し、悪魔を呼び寄せようとしたのだ」
「違う、私は潔白だ!」
「ならばその身の証を立てるがよい」
そういうと異端審問官は発情した雌羊を連れてきた。
実はこの雌羊は魔女裁判という下卑た娯楽の為にわざわざ調教されたものだったのだ。
尋常ならざる雌羊の姿に男は狼狽えるが、雌羊はそれに構わず仕込まれた技術通りに男を悦ばせようとする。
厭らしい笑みを浮かべる審問官の視線の先で、刺激に耐え切れず男自身が屹立した。
嫌悪と自責と快感の波と共に、男が雌羊の中へと呑み込まれる。
終に男が達したそのとき、不意に暗雲が立ち込め、辺りは不穏な風に包まれた。
そして突如として逆巻く巨大な双角を備えた、黒い牡羊の頭を持つ悪魔が降臨したのだ。
「なんと、獣とまぐわうことによる降魔術は実在したというのか」
「私はいったいなんということを……」
審問官は堕落しきった魔女裁判に腐心した己を深く後悔した。
その傍らで悪魔が男へと問う。
「男よ、我に何を望む?」
「徒に貴様を汚した審問官どもへの復讐か、それともこの世の財か権力か」
男は神妙な顔でしばし思案し、先ほどの雌羊を指さし悪魔へと願った。
「コレはなかなか良かった、次はお前の尻を貸してくれ」
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