2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

私の18年間を語りたいと思う

412 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/25(月) 04:28:23.802 ID:3hbRhwAp0.net
でも彼氏はもう完全に私を性欲処理の道具としか見てなかった。
性行為をせがむ彼に冷たい視線を投げると、彼も睨み返す。
何様のつもり?そう言いかけて、私は口をつぐんだ。
ああ、もうこの人とはうまくやっていけないんだ。終わりってこういうことなんだ。
その言葉が目の前を駆けていく。悲しいような、虚しいような、優しいような…そんな言葉だった。

「あのさ…ちょっといい?」声が震える。
急に何?と不審そうに聞き返す彼氏。一呼吸おいて、やっと私はそれを絞り出すことができた。
「私たち、別れよう」

ぷつり。
糸の切れた操り人形のように、彼氏は言葉を失っていた。
真空――

何分が、何時間が、流れたのだろう。
不意に、彼氏が動き出した。目に見えぬ糸に引かれるように、無表情にこちらに向かってくる。

私は、殺される。第六感と胸の早鐘がそう告げていた。
恐怖におののく私は、後ずさることしかできなかった。
誰か、助けて…。
目の前に迫る彼氏の目は、もはや悪魔のそれだった。
まだ死にたくない。お願い。私を守って。

瞬間、視界の端で何かが光る。

私はその光のもとへ恐る恐るかけより、次の瞬間にはあっと驚きの声を漏らしていた。
そうそれは子供の頃に憧れ夢抱いたあの聖剣エクスカリバーだったのである。
私はそれの柄に手をかけそっと引き抜いた。

〜それより俺が聖剣エクスカリバー引き抜いた話していい? fin〜

総レス数 657
127 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200