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男の娘「はいはい、夢の話はその辺にしてね。君も寝ぼけてないで少しは現実を見なよ」

1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/25(月) 04:16:35.446 ID:9oHH0spo0.net
男「いや、たしかに岸谷は付き合ってくれるっていったんだよ。俺も夢みたいだと思うけど」

男の娘「そもそも、岸谷さんって付き合ってる人もう居るよね。どうして君なんかと付き合うの?」

男「えっ、岸谷にも、岸谷と仲のいい子にも聞いたけど今は誰とも付き合ってないって……」

男の娘「どこまで頭からっぽなの? 君、カモにされてるんだよ。それも複数でグルになって」

男「は? どういうことだよ、言ってること訳分かんないぞ」

男の娘「彼氏が居て、特別君に好意を持ってる様な様子もなかった。なのになんで君なんかと付き合うと思う?」

男の娘「財布だよ、財布。所詮、岸谷さんにとっての君の価値なんてそれが限界だよ、分かってる?」

男「いや、まず彼氏が居るって話も何が根拠か分からないし、さすがにその結論は……」

男の娘「この際だから言っとくけど、君みたいな人間に価値なんてあるわけないじゃないか。見誤ってるよ」

男の娘「君がいじめられたのも、友達がいないのも、誰にも認められないのも、すべては君が無価値な人間だからだよ」

男の娘「そう、これは夢だったんだよ。それも、とびきり悪い夢。いい加減、君も悪夢から目を覚ましたらどう?」

男「……」

男の娘「落ち込むなよ、僕が慰めてやるから。大丈夫、君に欠けてるものはすべて僕が埋めてやるよ」

男の娘「だから、断ってくるんだよ。今なら傷付かなくて済む。手を出される前にこちらから縁を切るんだよ。できるよね?」

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