2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

澪「唯は私のものだ」

1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 11:45:14.526 ID:2kc8HSZ+0.net
唯「へ?」

場が凍りついた。
澪は真顔で唯の手を掴んでいた。

律「澪…お前何言ってるんだ?」

紬「澪ちゃんは唯ちゃんが好きってこと?」

梓「…」

24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:05:38.959 ID:2kc8HSZ+0.net
律「唯も澪も、幸せそうでなによりだなー」

紬「そうね。でも、軽音部にカップルができるなんて」

律「正直驚きだよな」

紬「あら、梓ちゃんだわ」

律「憂ちゃんと手を繋いでるぞ」

紬「まさか…」

25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:06:58.675 ID:2kc8HSZ+0.net
梓「憂、私幸せだよ」

梓「憂が私を受け入れてくれて」

憂「うん」

憂「私も幸せ」

憂「梓ちゃん…」

梓「なに?」

憂「浮気はだめだよ?」

26 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:08:43.186 ID:2kc8HSZ+0.net
梓「わかってるって」

憂(正直梓ちゃんは見境がない)

憂(私がちゃんと監視してないと…)

梓「憂〜」

梓「キス、したいな」

憂(ほらきた)

27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:11:20.663 ID:2kc8HSZ+0.net
唯「澪ちゃん」

澪「どうしたんだ、唯?」

唯「澪ちゃんが欲しい…」

澪「まったく…唯はいけない子だな」

唯「だって…」

澪「教えた通り、ちゃんと言って」

唯「…私は秋山澪ちゃんのことが大好きです」

28 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:12:55.558 ID:2kc8HSZ+0.net
律「お前が全部仕組んだことだったって言うのか?」

紬「そうよ…私はこうなることを望んでいた」

律「だからって…みんなの想いを弄ぶなんて」

紬「それは違うわ」

紬「これはみんなの望んでいたことなのよ」

29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:15:18.549 ID:qr/4Zjbdr.net
急展開

30 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:15:43.861 ID:2kc8HSZ+0.net
紬「私の力は…みんなのほんの些細な気持ちを増幅させる」

律「やっぱりな…軽音部のメンバーなんだ。裏不無使いがいてもおかしくないと思ってた」

紬「あなたもそうなんでしょ?」

律「あぁそうだ。だけど私は、相手にペラペラ能力を話すほどアホじゃない」

31 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:17:06.045 ID:HZNzDJdYa.net
けいおんSS読むと懐かしい気持ちになるな

32 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:17:07.558 ID:2kc8HSZ+0.net
紬「馬鹿なのはあなたよ」

律「なに?」

紬「私は能力を知られて、なおあなたに勝つ自信がある」

律「傲慢だな…さすがはお嬢様ってとこか」

33 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:17:38.173 ID:OMmoFan+M.net
ここにきての能力者展開

34 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:18:44.379 ID:2kc8HSZ+0.net
梓「憂、愛してる」

憂「私も、梓ちゃんが好き」

梓「憂って、いい匂いするね」

憂「梓ちゃんも、髪の毛すごくきれいだね」

純(なんだろう…入っていけない…)

35 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:20:17.565 ID:2kc8HSZ+0.net
梓「ところで、唯先輩って…」

憂「梓ちゃん!」

梓「あ、ごめん。唯先輩の話はなしだったよね」

憂「次お姉ちゃんの話をしたらお仕置きだよ?」

梓「わかってるって」

36 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:22:55.283 ID:2kc8HSZ+0.net
唯「君を見てるといつもハートDOKI☆DOKI」

澪「ほらほら、続けて」

唯「揺れる想いはマシュマロみたいにFUWA☆FUWA」

澪「( ^ω^ )」

唯(こんな痛い詩を書けるなんて、ある意味才能だよ…)

37 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:23:59.507 ID:qtI90PKh0.net
( ^ω^ )

38 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:24:34.533 ID:2kc8HSZ+0.net
澪「唯、ヘアピンあげるよ」

唯「え?なんでいきなり?」

澪「唯に私のあげたもの、つけて欲しくてさ」

唯「ありがと〜嬉しいよ」

唯「いますぐつけるね!」

39 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:27:01.763 ID:2kc8HSZ+0.net
律「さすが…やるじゃねぇか…」

紬「あなたの裏不無…まさかカチューシャが武器になるなんてね」

律「へっ、それだけじゃないぜ」

紬「スティックを持って…まさか!」

律「聴けよ、私の鼓動(ビート)」

40 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:28:13.419 ID:1Qb6Dp2N0.net
このスレだけ数年前にタイムスリップしたVIPにいるみたいだ

41 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:29:33.273 ID:2kc8HSZ+0.net
紬(りっちゃんの能力…カチューシャが武器になる単純な能力かと思ったけど…)

紬(身体が自由に動かない…これはおそらく…)

紬(相手の動きを制限する裏不無…厄介ね)

律「動けないのはどんな気分だ?」

紬「最低の気分よ」

42 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:32:27.696 ID:2kc8HSZ+0.net
梓(部活かぁ…唯先輩たちがいるからあんまり行きたくないんだけど)

梓「おつかれさまでーす」ガチャ

律「なんでこんなことをするんだ!これじゃあ私達の友情が壊れちまうんだぞ!」

紬「私は、みんなが自分の気持ちに正直な世界を創りたいの!そのためには必要な犠牲よ!」

梓「おつかれさまでしたー」ガチャ

43 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:34:06.772 ID:2kc8HSZ+0.net
梓(なにこれ)

梓(部室で律先輩とムギ先輩が戦ってる?)

梓(わけがわからない!)

唯「あれ?あずにゃんこんなとこでなにしてんの?」

澪「部室、入らないのか?」

44 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:35:30.458 ID:2kc8HSZ+0.net
梓「入れないんです…」

澪「なに言ってるんだよ」ガチャ

律「馬鹿野郎!そんなことのために、みんなを!」

紬「人は分かり合えるの!それを私は証明したい!」

澪「( ^ω^ )」ガチャ

45 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:36:50.714 ID:2kc8HSZ+0.net
澪「なにやってるんだあいつら…」

梓「バトル…ですよね」

唯「おぉ!なんだか少年マンガだね!」

澪「終わるまで待ってようか」

梓「はい」

46 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:40:36.613 ID:2kc8HSZ+0.net
2時間後!

唯「おわったー?」ガチャ

律「…」

紬「えぇ…全て終わったわ」

澪「ったく、律起きろ!」ポカッ

律「痛いよ澪…」

梓「さ、さっさと練習しますよ!」

47 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:42:25.906 ID:2kc8HSZ+0.net
紬「とりあえずお茶にしましょう」

唯「待ってました!」

澪「まったく…飲んだら練習するからな!」

梓「その通りです!」

律「まだだ…」

律「まだ終わっちゃいない」ポチッ

48 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:43:36.148 ID:2kc8HSZ+0.net
澪「律…お前今何をした…?」

律「私の最後の力…」

律「みんなをあるべき世界へ還す」

唯「!!」

紬「な…なんてことを…」

49 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:50:06.614 ID:2kc8HSZ+0.net
唯「…」

平沢唯は、このなにもない部屋に閉じ込められてすでに数年が経過していた。

今が朝なのか夜なのかもわからない。そもそも、ここにそんなものが必要であるかもわからない。

食事は1日に2度、食パンの耳のようなものが乱暴に放り込まれるだけだ。

いまは気が狂わないよう、必死に正常な意識を保つ。それが彼女の日課になっていた。

50 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:50:33.993 ID:2kc8HSZ+0.net
唯「3657…3658…」

唯は目覚めてから時間を数え始める。おおよそ3660程度の数の時、決まって食事(そう呼ぶにはあまりに粗末な)が投げ込まれるのだ。

唯「3659…」



唯「地獄だ」

唯「きっとここは地獄なんだ」

唯「3672…」

51 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:51:04.456 ID:2kc8HSZ+0.net
唯一の救いは、週に1度だけ、ギターが部屋に置かれること

唯は一心不乱にそれを掻き鳴らし、1日の終わりにそれを奪われる。

唯は、ただただ救いを求めている。
この終わりのない地獄からの救済は、あとどれくらい待てばいいのだろうか。

52 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:51:43.147 ID:2kc8HSZ+0.net
秋山澪は校内にファンクラブがあるほどの美人だ。

彼女に憧れる者は多く、唯もまたその1人であった。

だが彼女は澪に近過ぎた故、「指導」されてしまったというのが、周囲の人間の認識である。

澪「梓…私たちは救われるのか?」

梓「それを決めるのは唯先輩です」

澪「そうか」

澪「唯…早く帰って来い」

53 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:52:51.124 ID:2kc8HSZ+0.net
紬「それで、唯ちゃんの居場所はわかるの?」

和「私を誰だと思う?真鍋和に不可能はないわ」

紬「そうかしら。現に唯ちゃんは今も苦しんでるわ」

和「だから唯を助けに行くんじゃない」

54 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 12:59:42.155 ID:2kc8HSZ+0.net
唯「なんでこんなことに…」

唯はついさっきまで、澪たちと一緒にいた気がした。

だがこの感覚は唯の苦し紛れの妄想ではない。
現に彼女はついさっきまで、軽音部の部室にいたのだ。

律の最後の力、それは唯たちを数多ある世界のひとつへと跳ばした。
それがこの地獄だったというだけのことだ。

唯は、せめて私がハーレムを作っている世界に行きたかったと、少し思った。

55 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 13:00:54.717 ID:JggVHW1G0.net
なにがあった

56 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 13:01:28.085 ID:2kc8HSZ+0.net
梓「唯先輩の居場所がわかった?!」

和「えぇ」

紬「和ちゃんが全力で探してくれたわ。何年もかかったけれど、ようやくわかったの」

澪「それで…唯はどこに?」

和「モスクワよ」

57 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 13:03:49.279 ID:2kc8HSZ+0.net
モスクワ…
ロシア連邦の首都は、夏でも彼女たちには肌寒く感じた

澪「待ってろ唯…」

平沢唯は何故この地に囚われたのか

それはどうでもいい

今は彼女を救うことだけが、目的なのだ

58 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 13:05:45.048 ID:2kc8HSZ+0.net
唯にボタンが投げ渡されたのは、澪たちがモスクワに到着したのとほぼ同時であった。

なんのボタンかはわからない。
唯はそれを警戒してしばらく触らなかった。

だが3日ほど経ち、彼女はそれを手に取ることとなる。

唯「いったいこのボタンはなんなの…」

59 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 13:07:50.325 ID:2kc8HSZ+0.net
唯の知らない言葉が刻まれたそのボタンは、押せと言わんばかりに毒々しい赤色をしていた。

唯はそれを押せば救われるかもしれないと思う。

これは正解でもあり、そうでもなかった。

このボタンを押せば、彼女はこの地獄から、また別の世界へと移る。

澪たちはすぐに唯に辿り着こうとしている。

60 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 13:09:08.370 ID:2kc8HSZ+0.net
唯「…」ポチッ

平沢唯は、耐えることができなかった。

秋山澪たちの数年間に及ぶ捜索は無駄となった。

平沢唯は、また異なる世界に移ったのだ。

61 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 13:10:14.890 ID:2kc8HSZ+0.net
澪「(=゚ω゚)ノ」

梓「\(^o^)/」

紬「(^^)」

唯「なにこれ…」

62 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 13:11:19.556 ID:2kc8HSZ+0.net
澪「(≧∇≦)」

唯「あ、うん。そうだね」

澪「(´・_・`)」

唯「え?違った?」

澪「(-_-)」

唯「ごめん!」

63 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 13:12:11.809 ID:2kc8HSZ+0.net
唯「そういえばこのボタン…」

唯「押してみよ」ポチッ

64 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 13:13:17.396 ID:2kc8HSZ+0.net
秋山澪「平沢唯、練習するぞ!」

中野梓「その通りです!平沢唯先輩!」

唯「なんか違うんだよなぁ」ポチッ

65 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 13:14:18.186 ID:2kc8HSZ+0.net
紬「よかった!戻ってきたわ!」

唯「ここは…」

澪「唯!大丈夫か?!」

梓「唯先輩!」

唯「ほえ?ここは…」

66 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 13:15:37.325 ID:2kc8HSZ+0.net
澪「律のアホが変なボタンでお前を異世界へ跳ばしてたんだ!」

律『反省中』

梓「よかったです!本当によかったです唯先輩!」

唯「戻ってこれたんだ…」

67 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 13:17:03.887 ID:2kc8HSZ+0.net
唯「澪ちゃーん!」ダキッ

澪「おいおい、いくら嬉しいからって…」

唯「澪ちゃん!」

唯「澪ちゃん澪ちゃん澪ちゃん!!!」

68 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 13:18:18.926 ID:cbv+NGOk0.net
版権絵じゃ唯梓ほどじゃないが唯澪の絡みも多い

69 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 13:19:52.975 ID:2kc8HSZ+0.net
梓「さて、今日はもう帰りましょう」

紬「そうね、色々大変だったし」

律『反省中』

澪「唯、私たちも帰るぞ」

唯「うん!」

70 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 13:21:04.361 ID:1UYkbW5Dr.net
ハッピーエンドかな?

71 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 13:21:38.615 ID:2kc8HSZ+0.net
唯「ねぇ澪ちゃん」

澪「どうした?」

唯「なんで私を好きになったの?」

澪「そりゃあ、唯が可愛いからだよ」

唯「そっか」

澪「…?」

唯「澪ちゃんは私のもの!」


お わ る

72 :ちんぽっぽ ◆cuH.aAaWlgEu :2015/08/03(月) 13:26:46.622 ID:lhlGQVrl0.net
乙タイムスリップ

73 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/03(月) 13:48:31.322 ID:1UYkbW5Dr.net


総レス数 73
18 KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200