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伊織「メリークリスマス!やよい!」
- 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/02(月) 00:11:19.742 ID:RRYaFPKfa.net
- やよい「今日は泊まっていけるの?」ニコ
伊織「ええ、久しぶりにゆっくりできるわ」ノビノビ
響「今日はおみやげあるんだぞ!ほら」
やよい「うわぁ!おっきいマンゴー!ありが…」
prrrrrrrrr prrrrrrrrr
やよい「ちょっとごめんね」
やよい「もしもし、プロデューサー!メリークリスマスです!…あ、どうしたんですか?」
やよい「え?ドラマの主演ですか…月9?月9ってなんでしたっけ?」
やよい「嬉しいです!ありがとうございます!頑張ります!」
やよいだけは、765プロダクションに残った。今でもアイツと一緒に仕事をしている。
5年前、やよいはアイドルアカデミー大賞をソロで受賞した。
やよいの活躍で765プロダクションは大きくなり、961プロとも合併した。
今では六本木に大きなビルを構えている。
- 2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/02(月) 00:12:15.346 ID:RRYaFPKfa.net
- 響「すごいじゃないか!月9ドラマの主演だって!?」
伊織「さすがね…もう頭が上がらないったら…」
やよい「えへへープロデューサーが頑張ってお仕事取ってきてくれるから、私も頑張らなきゃ―って」
響「そういえば、プロデューサーは元気なのか?」
やよい「うん!元気だよ、毎日美希さんのおにぎりがお弁当なのw」
伊織「お子さんは?」
やよい「もうすぐ4歳だってー!美希さんが毎日送り迎えしてるらしいんだけど」
響「あの美希がねー」
やよい「よく他の旦那さんに、食事誘われるんだってw」
伊織「あんなに若くて綺麗なママなんてめったにいないでしょうからね」
響「相変わらずモテモテかー」
やよい「けどプロデューサーは安心してるみたい。『美希なら浮気なんてしない』って」
- 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/02(月) 00:12:54.246 ID:RRYaFPKfa.net
- スーッ(襖を開ける音)
長介「…」
かすみ「いらっしゃーい!!伊織さん!響さん!」
響「お邪魔してるぞー!」
かすみ「うわー響さんのメイク可愛いなぁ」
響「そうか?」
かすみ「うん、教えてほしい!」
響「いいぞ!じゃあかすみの部屋行こうか」
かすみ「うん!」
伊織「…」
伊織「あんた相変わらず学ラン似合ってないわね」
長介「…」
伊織「…」
- 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/02(月) 00:13:36.747 ID:RRYaFPKfa.net
- やよい「長介、お姉ちゃんスーパー行ってくるから」
長介「…お前が行くとサインねだられて遅くなっちまうだろ」
やよい「ご飯の材料買ってこないと…」
長介「…浩太郎に行かせろよ」
やよい「あの子今日塾じゃない。長介、お願いできない?」
長介「…ったく!」バン!!
ガラッ(玄関が開く音) バンッ(玄関を閉める音)
やよい「もー。反抗期ってやつなのかな?」
伊織「…」
伊織「でも立ち直ったみたいでよかったわ…」
やよい「…うん」
ちょうど2年前、事故があった。
高速道路である乗用車が後ろからトラックに追突された。
その事故でやよいの父と母、そして三男の浩司が亡くなった。
あの時のやよいは見ていられなかった。
虚ろで、死んだような目。生きる希望を失っていた。
当時765プロに残っていた古い仲間は、心配しながらも何も出来ずにいた。
アイツを除いて―。
- 5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/02(月) 00:14:19.751 ID:RRYaFPKfa.net
- ガラッ(玄関が開く音)
やよい「浩太郎かな?」タッタッタッタ
やよい「おかえりー」
今でもこうして響と私はやよいの家に遊びに来る。
もう仕事仲間でもないけれど、月に1度はやよいに会いたくなる。
やよいは私達に元気を振りまいてくれる。私を勇気づけてくれる。
響もきっと同じことを思っているんだろうな…
伊織(いつの間にか、やよいに支えてもらってたのね、私)
伊織(人生辛いことが多すぎるのよ…)
正直言って仕事はうまくいっていない。
同僚は優秀な人材が揃っているけれど、どうも波長が合わない。
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同僚A「駄目だあの女使えねぇww」コソコソ
同僚B「社長のコネだろ?妹って言っても兄貴と全然違うよな」コソコソ
同僚C「とっととやめちゃえばいいのよ、売れないアイドルでも続けてれば良かったのに」コソコソ
- 6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/02(月) 00:14:55.787 ID:RRYaFPKfa.net
- 同僚A「竜宮小町だっけww全然売れてなかったよなwww」
同僚C「女はww♪天下のまわりものwwwww♪痺れるくびれwwww♪」
同僚A「ぶはははははwwwwうまいうまいwwwつかお前のほうが売れるんじゃねwww」
同僚B「声でかいってwwwwぷぷwwww」
伊織「ッ!!」ガタン
同僚C「おーこわ…」
バタン!!(ドアを閉める音)
トイレの中で塞ぎこんで5年前の思い出を掘り起こす。
P『伊織!元気だしていこうぜ!ほら、オレンジジュース』ポイ
P『かわいいと思うぞ…その衣装』テレ
P『最高だったぞ伊織!聞こえるか、この歓声!!』ニコッ
伊織「…」ツー
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- 7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/02(月) 00:15:25.034 ID:RRYaFPKfa.net
- 伊織「…ん」
長介「起きた?」
伊織「…寝ちゃってたのね…私」
長介「…」
伊織「…なに?」
長介「…いや」
伊織「…」
やよい「ご飯できたよー!」
1ヶ月ぶりのやよい手作りの夕飯。
最初は貧乏臭くて、こんなもの食えたもんじゃないって思ってた。
お金なんて全然かけてない、調味料もありきたりの物しか使ってないのに。
今では私にとって一番のごちそうになった。
家に帰れば望めば何だって出てくるのに。
今では他のどんなご馳走も霞んで見える。
- 8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/02(月) 00:15:57.941 ID:RRYaFPKfa.net
- 響「ごちそうさまー!!」
伊織「美味しかったわー」
やよい「お粗末さまでした!」
響「後片付け手伝うぞ」
伊織「そうね」
かすみ「いいの!響さんと伊織ちゃんはお客さんなんだから、ゆっくりしてて」
浩太郎「かすみお姉ちゃん、俺こっち片付けるから」
かすみ「うん」
やよい「…」カチャカチャ
かすみ「お姉ちゃんはいいから!明日もお仕事なんだし休んでて!」
やよい「はーい」
かすみ「長介も手伝いなさい」
長介「…」
長介「…俺に指図すんなっ!」スタスタスタスタ…バタン!
- 9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/02(月) 00:16:23.513 ID:RRYaFPKfa.net
- 響「…」
伊織「…」
やよい「…ごめんね二人共」
響「気にしてないぞ」
伊織「…」
かすみ「洗い物と洗濯するから、浩太郎手伝って」
浩太郎「おう!」
やよい「…」
響「…」
伊織「…」
響「まぁ色々あるよな」
伊織「…」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
- 10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/02(月) 00:16:52.113 ID:RRYaFPKfa.net
- やよい「ねえ、響ちゃんはお仕事どうなの?」
響「自分か?んーボチボチ。水着になってばかりだぞ。今度BDも出るよ」
やよい「いいなー見てみたい!」
響「女が見るようなもんじゃないぞ…後…最近はAVに誘われてるんだよな…」
やよい「えっ」
伊織「ちょっと、響まさか」
響「もちろん断ったよ。けど今の会社の社長がどうしてもって…」
やよい「…」
伊織「…」
響「…プロデューサーだったら、きっと守ってくれたよね…」
やよい「…」
伊織「…」
響「…ふぅ」
カチッ カチッ カチッ カチッ カチッ カチッ(時計の音)
- 11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/02(月) 00:17:21.564 ID:RRYaFPKfa.net
- 響「…」
響「クリスマスだし、ぶっちゃけた話していい?」
やよい「うん」
伊織「今更何言われても驚かないわよ」
響「…自分、プロデューサーの事本気で好きだったんだ…」
やよい「…」
伊織「…」
響「…何度もプロデューサーの家に押しかけたり、抱きついたり」
響「…無理やり…キス…したりして…」
響「…今でも、プロデューサーの事…」
響「あはは…もう奥さんも子供もいるのにねっ」
やよい「…私だって好きだったよ」
伊織「…」
響「…」
- 12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/02(月) 00:17:57.530 ID:RRYaFPKfa.net
- やよい「本当は毎日辛いんだ…幸せそうなプロデューサー見てると」
やよい「最初はね、頼れるお兄ちゃんみたいに思ってた。」
やよい「でもね、あの事故があって、もう死んじゃいたいくらい苦しかった時に」
やよい「私を救ってくれたの。」
やよい「ずっと側で抱きしめてくれた。優しい言葉をかけてくれたの。」
やよい「…」
響「…」
伊織「…」
響「い…」
響「伊織だって、プロデューサーの事好きだったんじゃないか?」
伊織「ば、馬鹿言ってんじゃないわよ!なんで私がアイツなんて!」
響「そうか?見てた感じだとてっきり」
伊織「…」
やっぱりバレてた。そうよ。私はアイツの事が好きだった。
でも仕方ないじゃない。もうアイツは美希のものなんだから。
諦めるしか……ないじゃないの……
- 13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/02(月) 00:18:34.080 ID:RRYaFPKfa.net
- 響「…」チラ
響「雪降ってきた…」
やよい「…寒くなってきたね…」
やよい「…もう寝よっか…」
響「…うん」
伊織「…」
──────────────
──────────
──────
昔は3人ともやよいの部屋で寝ていた。
今は別々の部屋。やよいにも守りたいプライバシーがたくさんできたのだろう。
伊織「…」
…眠れない…
…響もやよいも、ずっとアイツへの気持ちを引きずってたのね…
…まったく!何人の女を泣かせれば気が済むのよ…
伊織「…はぁー」
伊織(会いたいな…)
- 14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/02(月) 00:18:54.247 ID:RRYaFPKfa.net
- スーッ(襖を開ける音)
伊織「…」パチ
伊織「…?誰?」
長介「…おす」
伊織「長介…何か用?」
長介「…」
伊織「座れば?」
長介「おう」ストン
伊織「…」
伊織「…なに?」
長介「…あのさ」
- 15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/02(月) 00:19:27.690 ID:RRYaFPKfa.net
- 長介「…伊織さんって付き合ってる人いるのか?」
伊織「何よ突然っ……いないけど?」
長介「ならさ、俺と付き合わない?」スクッ
伊織「はっ!?何いってんのあんた!」ビクッ
長介「俺、前から伊織さんのこと、いいなって思ってて…」トボ…トボ…
伊織「…!?」ズリ…ズリ…
長介「なぁ、いいだろ?」トボ…トボ…グイ
伊織「…ぐっ」
長介「俺の女になってよ。好きな奴とかいないんだろ?」ガシッ
伊織「…」
伊織「…いるわよ」
長介「…へー。どんなやつ?」
- 16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/02(月) 00:19:55.624 ID:ol2wUlfo0.net
- 世知辛いねぇ!
- 17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/02(月) 00:20:08.168 ID:RRYaFPKfa.net
- 伊織「とっても素敵な人よ…ちょっと惚けた所もあるけど
頼り甲斐があって、誰よりも優しくて…
もう手の届かない人だけどね…」
長介「ならそいつのこと諦めてよ」グイグイ
伊織「…ゲホ…無理なの…いくら諦めようとしても…」
長介「俺が伊織さんのこと、幸せにするからさ」ムンズッ
伊織「…ッ」ピキ
伊織「…あんたみたいなガキなんかね!!誰も好きにならないわよ!!
いつまでも家族に八つ当たりして!!馬鹿じゃないの!?」
長介「…」
長介「」
ビリビリビリビリビリ!!!
伊織「……やっ!!!なにすんのよ!!」
長介「伊織さんっ」ガッ
伊織「フガ…フガ…」(助けて!!助けて誰か!!)
- 18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/02(月) 00:20:49.428 ID:RRYaFPKfa.net
- 長介「…ッ…ッ」パンッパンッ
伊織「…」ユサ…ユサ…
長介「…ッ伊織さん…ッ処女だったんだ…ッ」パンッパンッ
伊織「…」ユサ…ユサ…
長介「…ッ気持ちいい?…ッ気持ちいいだろ?…ッ」パンッパンッ
伊織「…」ユサ…ユサ…
そっか… 欲しい物は奪う。犯す。 考えてみれば、その方がうんと自然なことよね。
伊織「…」ユサ…ユサ…
奥さんがいたって子供がいたって関係ない。 それがなんだって言うのよ。 恋は…戦争?
伊織「…」ユサ…ユサ…
長介「イク…イクよ伊織っ!!うっ」ビュッッビュッビュッビュ…ドクドクドク…
長介「ハア…ハア…」
伊織「長介…」
長介「え?」
伊織「…ありがとう」
SUPER HAPPY END
- 19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/02(月) 00:22:03.853 ID:SbwrNR+00.net
- 飽きただろ
- 20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/02(月) 00:23:53.020 ID:uKNA9fvi0.net
- 飽きたな
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