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ルフィ「え!? また電車止まったのか!?」ウソップ「ああ」
- 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/03(日) 22:54:37.455 ID:y9ZWU15A0.net
- アナウンス『お隣○○駅にて、急病人の救護を行っている影響で――』
ウソップ「だ、そうだ。こりゃ始業に間に合わないな」
ルフィ「そっかぁ……いやー、まいった。このままだと今月15回目の遅刻になる」
ウソップ「遅刻しすぎだろ!!! 月の四分の三は遅刻してんじゃねーか! 新人とはいえ、おまえクビ切られるぞ」
ルフィ「いや、悪いのは電車だ! いくらなんでも遅れすぎだろ! この間も聞いたぞ『急病人』って! おーい! 駅員ー!」
駅員「あ、はい」
ルフィ「急病人って本当か!? まさかお前ら、嘘ついてんじゃねえだろうな!? 嘘だったらブッ飛ばすぞ!」
駅員「ま、まさか! もう少々お待ちいただければ、電車は動きますので……」
ルフィ「それじゃおせえんだよ! オレは今すぐ会社に行きてえ!!! な! 電車動かせよ!」
駅員「そう言われましても……」
ウソップ「おいルフィ、諦めろって。しかたねえだろ、急病人が出ちまったんだから」
ルフィ「だけどよ! そう何度も急病人が出るか!? 沿線のやつらはみんな変なもんでも食って腹壊してんのか!? おかしいだろうが!!!」
ウソップ「そ、それは……そうだが……現に急病患者が出ちまってんだからしょうがねえ。ほら、大人しく待とうぜ」
ルフィ「くそ〜」
- 2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/03(日) 23:00:16.314 ID:y9ZWU15A0.net
- ルフィ「わりい! 遅れた!」ドンッ!!
サンジ「遅れる場合は事前に連絡入れろって言ってんだろうがこのクソ野郎!!!」
バキッ
ルフィ「ぎゃああああああああああああああっ!!!」
サンジ「おいルフィ! てめえ、今月何回目だ! いい加減にしやがれ! でねえと庇いきれねえぞ!」
ルフィ「わ、わりい。だけどよ、これには理由があるんだ。な、ウソップ」
ウソップ「ああ、実は――」
サンジ「知ってるよ。電車の遅延だろ」
ルフィ「なんだよ、知ってんのか。なら別に連絡入れなくてもいいじゃねえか」
サンジ「そういうことじゃねえ! 社会人として当然の――はぁ、ったく……説教は後だ。ほら」
ルフィ「?」
サンジ「『?』じゃねえ! 遅延証明書だ!」
ルフィ「ちえんしょうめいしょ? おいウソップ。サンジのやつ、何言ってんだ?」
ウソップ「電車が遅れたことを証明する紙切れだよ。改札で配ってただろ?」
ルフィ「ええええええええっ!? そんなもんあんのかぁーっ!? オレ貰ってねえぞ!?」
サンジ「なんで遅延証明書知らねえんだよ! てめえ本当に社会人か!?」
ルフィ「証明も何も、遅れたもんは遅れたんだ! それでいいじゃねえか! な!」
ウソップ「いやよくねーよ!」
- 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/03(日) 23:01:51.764 ID:ePXu5T7O0.net
- アフィ「だって、サンクス…自演がっ!」
赤文字でサンクス「安いもんだ…自演がバレるくらい…アフィが無事で良かった…」
乞食の王様こじキング「おーいアフィー、こっちは釣れそうだぞー」
アフィ「悪りぃ、寝てた」
糞アフィの惨事「寝ぼけてないで飯にするぞ 、そこのマトメヘッドもさっそとこい!」
広告狩りのゾロ「あ!?やんのか?エロコウコック!」
糞アフィの惨事「上等だ!3枚にまとめてやる」
広告狩りのゾロ「奥義!宣・伝・世・かっ…」
泥棒猫のゴミ「ストーップ!あんた達何やってんのー!?マトメールさんのみかん畑に被害が出たら許さないわよ!」
糞アフィの惨事「ゴぉぉぉミすわぁぁぁん!そこのアフィ剣士が〜」
麦わらの一味の転載は続く
To be contynued.
- 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/03(日) 23:06:43.956 ID:y9ZWU15A0.net
- 〜終業後〜
ルフィ「いやー、疲れた! もうしばらくは働きたくねえ!」
ウソップ「まあ、明日もまた普通に仕事だけどな。はぁー、はやく帰りたいぜ」
ルフィ「オレは帰ったら肉食って寝るんだ! しっしっし!」
車掌『停車します』
ルフィ「ん? もう着いたのか?」
ウソップ「いや、そんなはずはねぇ。妙だな……こんな中途半端な場所で停車するなんて……」
ルフィ「おーい! 寄り道なんかしてないで、はやく進んでくれよ! オレははやく肉食いたくてウズウズしてんだ!」
車掌『お客様にお伝えいたします。ただいま、○○・××駅間の踏切で接触事故があったため、救護活動を――』
ウソップ「嘘だろ……! ま、まさか人身事故か!? このタイミングで!?」
ルフィ「なにぃー!? おい冗談じゃねえぞ! オレは一刻もはやく帰りてえんだ!」
ウソップ「オレだって帰りてえ……でも、どうしようもねえよ。こればっかりは」
ルフィ「いや、我慢できねえ! 車掌に文句言ってくる!」
ウソップ「ちょ、やめろって!」
ルフィ「車掌ーーーーーっ!!!!!」
車掌「あ、あのお客様、他の乗客の方々の迷惑になりますので……」
ルフィ「うるせえ! 電車が止まる方が、よっぽど迷惑だろうが!!!!!!!」ドンッ!!
車掌「!!?」
ウソップ「ルフィ! 車掌に何言ったってしょうがねえだろうが! 色々と決まりがあるはずなんだからよ!」
ルフィ「オレは電車を動かせって言ってるだけだ! 無理な話じゃねえだろ! 人を轢いたぐらいでどうにかなっちまうのか!? お前らの電車は!!!」
- 5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/03(日) 23:10:14.832 ID:hvydftpF0.net
- 遅延証明書見せろとか今だ嘗て言われたことないぞ
- 6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/03(日) 23:12:40.050 ID:y9ZWU15A0.net
- ルフィ「そんなにヤワなのかよ!!! 悔しくねえのか!?」
ウソップ「だから、そういう問題じゃねえんだって! 警察の検分も必要だろうし、死体だって退かさねえことには――」
ルフィ「死体なんてどうでもいい!!!」ドンッ!!
車掌「!!?」
ルフィ「大勢に迷惑かけて死んだやつの死体を片づけるために、なんでオレたちが嫌な思いをしなきゃならねえんだ!? おかしいだろ!!!」
ルフィ「死んだならもうそいつはただの血肉だ!!! 人間じゃねえ!!! 邪魔なもんはブッ飛ばして電車を走らせりゃいいだろうが!!!」
車掌「そ、それは……」
ルフィ「電車を動かすのがお前らの仕事なんだろ!? だったらこんなところで止まってる場合じゃねえだろ!!!」
車掌「……!」ポロッ!
ウソップ「ああ、ほら。お前が無茶苦茶言うから、車掌さん泣いちまったぞ」
ルフィ「知るか!!! なあおい、お前! なんで車掌になったんだ!? 泣いても電車は動かねえぞ!?」
車掌「……!!! わ、わかりましたよ……! どうなっても知りませんよ!」
ウソップ「え!? お、おいアンタ! 何をする気だ!?」
車掌「はっしーん! しゅっぱつしんこーう!」
プァァァァァァン
ウソップ「ええええええええええっ!? 動かしちまったぞ!? だ、大丈夫なのか!?」
車掌「知ったこっちゃありませんよ! 駅以外の場所で止まるなんて、車掌としてこれ以上の屈辱はありゃしません!」
車掌「自分の誇りを抑えこむぐらいなら、死体だろうと警官だろうと、線路から無理やり退かしてやりゃあいいんです! その方がマシです!」
ルフィ「しっしっし! やればできるじゃねえか!」
- 7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/03(日) 23:16:31.091 ID:U8M86JzH0.net
- まだ6レスかよ長いなこりゃあ
- 8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/03(日) 23:16:55.368 ID:y9ZWU15A0.net
- 警官「こりゃ自殺だな……おい、作業が終わったら遺体を退かすぞ」
作業員「ん……? なんだ、おい! 後続の電車が来てるぞ!?」
野次馬「ぶつかるぞぉ! 逃げろぉ!!!!」
キャー ワー イヤー
ルフィ「つっこめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!」
車掌「列車とおりまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっす!!!!!!!!!!!!!!」
ズガーーーーーーーーン
「「「「 !!? 」」」」
ドンッ!!
- 9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/03(日) 23:24:30.162 ID:y9ZWU15A0.net
- TV『昨夜、イースト・アップの人身事故の影響で○○・××間の踏切で停車中の列車に、後続の列車が追突した事故で――』
ウソップ「え、えらいことになっちまったな。ルフィがゴムゴムの風船をしてなかったらオレも死んでたぞ」
ルフィ「いやー、まさか前のやつらが停まっちまってるとは思わなかった。しっしっし!」
ウソップ「ったく……人身事故四皇の威光の後押しをすることになるなんて……」
ルフィ「人身事故四皇? なんだよ、それ」
ウソップ「知らねえのか? 人身事故の発生頻度の高い四つの線をそう呼んでるんだ」
ウソップ「マウンテン・ソーラー、サンター・ライン、イースト・アップ、メイン・ノースイースト」
ルフィ「オレがいつも使ってる、イースト・アップも四皇なのか!?」
ウソップ「ああ……人身事故の発生数は四皇の中で3番目とパッとしねえが、線路の長さはダントツで短い」
ウソップ「短い区間でそんだけ殺しまくってるってことだ。一部からは人殺しラインって呼ばれてるみたいだな」
ルフィ「んー……急病人だなんだってすぐ止まっちまうことといい、絶対おかしいだろ」
ルフィ「イースト・アップのやつら、わざとやってんじゃねえか?」
ウソップ「はぁ!? それこそおかしな話だろ。なんだって、そんなことを……」
ルフィ「よし!!! 今からイースト・アップのアジトにいって、一番偉いやつに聞いてみよう!!!」ドンッ!!
ウソップ「本社の社長のことか? やめとけって、門前払いにされるだけだろ」
ルフィ「邪魔するやつがいるなら、ブッ飛ばせばいい。ししっ! よーし、しゅっぱーっつ!」
- 10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/03(日) 23:28:09.779 ID:y9ZWU15A0.net
- 〜イースト・アップ業務部〜
ルフィ「おーい! 社長ー! でてこーい!!!」
警備員A「なんだ君は」
ルフィ「ん? お前が社長か?」
警備員A「違うが……」
ルフィ「なら退け。オレは社長に会いにきたんだ」
警備員A「通せるわけがないだろう」
警備員B「ほら、しっし。あまりしつこいと警察を――」
ルフィ「ゴムゴムのぉ!!!! 鞭ぃ!!!!!!!!!!1」
「「「 !!? 」」」
ドゴォォン
ルフィ「退かねえなら、無理矢理通る!!!」ドンッ!!
- 11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/03(日) 23:31:33.085 ID:Mr8sylyk0.net
- 中央線
山手線
東武東上線
京浜東北線?
- 12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/03(日) 23:36:06.670 ID:y9ZWU15A0.net
- 社長「ん? なんだ、妙に騒がしいな。事後処理で忙しいんだ、私の手を煩わせるんじゃない」
部下「た、大変です! スーツに麦わら帽子という妙な組み合わせの男が、我が社に……!」
社長「麦わら帽子……?」
ドガァァァン
「「 !!? 」」
ルフィ「おっ、なんだ? 豪華な部屋に出たぞ? ん? お前が社長か?」
社長「いかにも、私はイースト・アップの取締役だが……私に何か用か?」
ルフィ「ああ! お前んとこの電車はすぐ止まるから、困ってんだ! わざとやってんじゃねえだろうな! だとしたらお前、今すぐやめろ!」
社長「トーッブッブッブ! 何を言い出すかと思えば……故意に運行を止めて何になる? 昨日の衝突だって、不幸な事故だ」
ルフィ「昨日の? ああ、ありゃオレだぞ」
社長「なに……?」
ルフィ「人身事故で電車が止まっちまったから、車掌に頼んで動かしてもらったんだ。わりい! それについては謝る!」
社長「そうか貴様が……ふっ」
ルフィ「……なんで笑うんだよ。嬉しいのか? お前、おかしいぞ」
社長「いやなに……貴様のおかげで、思いがけず数人のサイタマの人間を殺すことができたわけだ。礼を言おう」
ルフィ「なにぃ?」
- 13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/03(日) 23:40:15.619 ID:y9ZWU15A0.net
- 社長「私はサイタマの田舎者が大嫌いでね。イースト・アップを経営しつつ、サイタマ人を片付けているんだよ」
ルフィ「じゃあやっぱり、イースト・アップで起きてる人身事故は全部お前が仕組んだことなんだな!?」
社長「ああ、私は『チエンチエンの実』を食べた遅延原因誘発人間!」ドンッ!!
社長「この能力で、沿線に暮らすやつらを列車へ飛び込ませたり、急病で殺したりしていたんだ……トーッブッブッブ!」
ルフィ「……」
社長「この秘密を貴様に話したのは何故だと思う? ……周りに知られては困るこの秘密を……」
社長「トーッブッブッブ! 秘密を知られたとしても、始末すれば問題ないからだ! 私の能力でな!」
社長「『自殺誘発』!!!」
ルフィ「……?」
社長「この攻撃を受けた者は、日々溜まったストレスが増大し、線路へ身を投げたくなる……!」
ルフィ「ゴムゴムのぉ!」
社長「……っ!?」
ルフィ「スタンプ!!!!!!」
社長「!!?」
バキィ
ズガァァァァン
社長「っぐ……! 何故だ……何故、私の能力が……!」
ルフィ「ごちゃごちゃ言ってるけど、オレはストレスなんて溜めこんでねえぞ。やりたいようにやってるから」
社長「……っ!」
- 14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/03(日) 23:42:45.184 ID:n5NEs+CS0.net
- このクソSSさっさと完結させろ
- 15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/03(日) 23:45:43.520 ID:y9ZWU15A0.net
- ルフィ「今度もやりたいようにやらせてもらう」
ダッ
社長「ま、待て……何を! サイタマの田舎者を殺しきるまで、私は……!!!」
ルフィ「知らん!!! オレの通勤を邪魔するからブッ飛ばす! それだけだ!!!」
ルフィ「ゴムゴムのぉぉぉぉぉ!!!」
ギュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
社長「や、やめ……!」
ルフィ「斧ぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!1」
ズドドドドドドドドドォォォォォン!!!!!!!!
「「「 !!? 」」」
ルフィ「よし!!! これでもう電車が遅れることはなくなったな!」
プルルルル
ルフィ「ん? 電伝虫か」
サンジ『おいルフィ! てめえ、何してんだ!』
ルフィ「聞いてくれよ! イースト・アップの社長をブッ飛ばしたんだ! これでもう電車の遅れで遅刻することはなくなる!」
サンジ『ああそうかよ……良かったな。まあ、まったく無意味だが』
ルフィ「無意味?」
サンジ『もうクビだ。ルフィ、遅刻しすぎたな。もう会うこともねえだろうが……達者でな。じゃ』
ルフィ「…………そっか、ニートか。ま、いっか」ドンッ!!
『モンキー・D・ルフィーの活躍により、イースト・アップの遅延癖は直り、サイタマの社畜は救われた……!』
end
- 16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/03(日) 23:46:40.566 ID:XFkUfKrFM.net
- 乙
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