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やすな「ソーニャちゃんってどこで訓練したの?」ソーニャ「話してもいいがお前を消すことになるぞ」
- 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/05(火) 20:48:39.812 ID:Ea6xQLpp0.net
- やすな「ひっ… やっぱいいです」
ソーニャ「冗談だ お前に言ったところで何の害もなさそうだし」
やすな「ひ、ひどい!私にばれたら機密漏えいだよ!この裏切りもの!」
ソーニャ「てめぇが聞いてきたんだろうが! まぁいい…これは独り言だが」
やすな(お、話してくれるのか)
- 2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/05(火) 20:50:34.466 ID:Ea6xQLpp0.net
- 「ソーニャ、彼がお前の担当官だ しばらく彼の元で訓練を積むように」
教官「よろしく 教官とでも呼んでくれ」
ソーニャ「はい、教官」
教官「ではさっそく腕を見せてもらおうか」
…射撃場
教官「驚いた どのレンジでもほぼ満点だな 書類では近接戦闘が優秀とあったが」
ソーニャ「近接の演習も致しますか?」
教官「いや…この分なら必要ない むしろ、訓練する必要もないくらいだ」
- 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/05(火) 20:52:57.354 ID:KYU9M6qF0.net
- 続けなさい
- 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/05(火) 20:53:51.305 ID:Ea6xQLpp0.net
- 教官「しかし、参ったな
訓練と言っても体力が落ちないように維持すればいいだけだ」
教官(なぜ、上は俺のところに彼女を送ったのだろうか?…ま どちらにせよ)
早朝
ソーニャ「走り込み、終わりました」
教官「射撃と格闘 それぞれ終わったら午後から任務に出るぞ」
ソーニャ「…任務ですか?」
教官「そう、買い出し…だ 新しい教え子が予想より大食いでな」
ソーニャ「うっ…」
教官「はは、たくさん食えるのも この仕事では大変な才能だ」
- 5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/05(火) 20:57:24.883 ID:Ea6xQLpp0.net
- 商店街 ガヤガヤ
ソーニャ「…」
教官「ん?どうした?」
ソーニャ「教官…あのバイオリンを持った髪の長い東洋系の女の子」
教官「お、可愛い女の子だな 惚れたか?」
ソーニャ「なッ!? そうではなくて!
バイオリンにしては少し重そうですし、指にテーピングしてますが!」
教官「ああ、楽器の練習のものではない それに…」
ソーニャ「それに?」
教官「あの目だ 人を人として見れない目…
まぁ…だが今の我々には関係ない 気にせず買い物を続けるぞ」
- 6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/05(火) 21:00:43.839 ID:Ea6xQLpp0.net
- やすな「もしかして あぎりさん?」
ソーニャ「そうかもな」
やすな「ええー分かんないの?」
ソーニャ「なにぶん 昔のことだし、お互い子供過ぎた」
やすな「ふむ…じゃ 続けてよ」
ソーニャ「教官と一通り買い物し終えた 帰りに…」
- 7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/05(火) 21:04:33.366 ID:Ea6xQLpp0.net
- 自宅前
教官「面倒なことになったな…」
ソーニャ「恐らく1人ですね どうします?」
教官「お前に任せるよ お手並み拝見だ」
???「金目のもの…」ガサガサ
ストン
???「あれ何の音?身体に…ナイフ?……い、いてええええええええええ」
ソーニャ「次は撃つぞ こそ泥」カチャ
???「何だお前!くそおお!クソくそおおおお!」
ソーニャ「子供か 子供は学校にいく時間のはずでしょ?」ニタ
子供「うるせええ!いてえええええ このっ!…」
ソーニャ(っ!?)
ズズドン!!
- 8 :絵は才能:2016/07/05(火) 21:05:57.633 ID:fkgutpqta.net
- 絵は技術がすべて
- 9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/05(火) 21:09:04.378 ID:Ea6xQLpp0.net
- 教官「おい 何で撃たなかった?
相手が銃を持ってるのは分かってたろ?」スチャ
ソーニャ「…撃ちました」
教官「お前よりはるかに射撃の才能のない 俺の後にな」
ソーニャ「……」
教官「おそらく この転がってるガキのほうが まだ早く撃ててたぞ
何を一瞬躊躇った?子供だからか?」
ソーニャ「…すいません」
教官「これが仕事なら すいませんじゃ済まないぞ
上が俺にお前を任せた理由がよくわかった 致命的だな」
教官「とりあえず 死体を片付けるぞ 手伝え」
- 10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/05(火) 21:14:01.063 ID:Ea6xQLpp0.net
- やすな「なんで撃てなかったの?(というか人殺してたんだね…)」
ソーニャ「さぁ…なんでだろうな」
やすな「プロとして失格じゃん!!」ぎゃははは
ソーニャ「しまいにゃ殴るぞ」
やすな「それでさ!その後どうなったの?!」アセアセ
ソーニャ「ん…しばらく教官と訓練は続けてた だが、ある日」
やすな(ふぅ…なんとか話をそらせた)
- 11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/05(火) 21:17:50.029 ID:Ea6xQLpp0.net
- 教官「買い出しに行ってくる」
ソーニャ「私も行きます」
教官「いや、今日はお前が料理番だろ?俺一人でいく」
ソーニャ「そう…ですか」
教官「残念か?はは、お土産は買ってきてやるからしょげるな」
ソーニャ「しょげてなんていません!」
教官「ははは とにかく留守を頼むぞ」
- 12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/05(火) 21:24:07.293 ID:Ea6xQLpp0.net
- ソーニャ「教官…いつもより遅い」
デンワ ジリリリリ ガチャン
ソーニャ「はい、もしもし」
『組織の者だ』
ソーニャ「……はっ」
『お前の担当官を消せ』
ソーニャ「?!」
『スパイ容疑だ それ以上のことは詮索するな』
ソーニャ「分かりました」
ツーツー
- 13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/05(火) 21:32:31.826 ID:Ea6xQLpp0.net
- 教官「ああ、分かった それじゃまた後で電話する」ガチャン
教官「……ソーニャ 居るんだろ?」
ソーニャ「…気取られましたか」
教官「いや、気配は全くなかったよ
俺の予感のようなものだ」
ソーニャ「なんで、組織を裏切るようなことを?」
教官「話してもいいがお前を消すことになるぞ」
ソーニャ「…私もあなたを消さなければなりません」
- 14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/05(火) 21:38:30.891 ID:Ea6xQLpp0.net
- 教官「お前のナイフの腕は素晴らしいよ 銃のときのような躊躇いは感じない
だが、この距離で相手に気取られた状態だ どうする?」
ソーニャ「…」カチャ
教官「それでいい 後は、俺が銃を構えるまえに お前が引き金をひくだけだ」
ソーニャ「くっ・・・」
教官「任務だ ためらうな 俺を殺せ」
ソーニャ「うああああああ!!」
ズドン
- 15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/05(火) 21:42:59.163 ID:KxrLScN+0.net
- 面白い
- 16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/05(火) 21:46:15.536 ID:Ea6xQLpp0.net
- 教官「……また 俺のほうが早かったな」
ソーニャ「くッ うぐぐ」ハァハァ… 血ダラダラ
教官「やはり、腕が鈍ってるな 致命傷とまではいかないか…」
教官「引き金を引くのを躊躇うような奴が殺し屋をしても 犬死するだけだ
なら、俺がこの場で殺しても変わらないだろう」
ソーニャ「…」フーフー スチャ
教官「今更、ナイフを構えても無意味だ」
ソーニャ「…」カチャ
ビスッ
- 17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/05(火) 21:51:24.003 ID:Ea6xQLpp0.net
- 教官「はは、なんだ引けるじゃないか 引き金」血ダラダラ
ドタ
教官「スプリングナイフ…バリステイックだっけか?
そういえば そんなマニアックな ものあったなー…」ハァ…ハァ
ソーニャ「…本当は……気づいてましたよね」
教官「さぁな…でも躊躇いは無かったな しかも致命傷だ…」
ソーニャ もう大丈夫だな さよならだ」
ソーニャ「…さよなら、教官」
教官「そうだ
土産…土産があるんだ… きっと似合…
- 18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/05(火) 21:55:28.308 ID:Ea6xQLpp0.net
- ソーニャ「……」血ダラダラ
謎の女の子「お困りですか〜? 組織のほうで医者を用意いたしましたので」
ソーニャ「たしかに困ってるな…分かった 案内してくれ」
謎の女の子「あら?可愛いリボンですね」
ソーニャ「…ああ、これか」
謎の女の子「それでツーテールにしたらきっと似合いますよー」
ソーニャ「…そうか、そうかもな」
- 19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/05(火) 21:58:58.508 ID:Ea6xQLpp0.net
- やすな「…」ゴクリ
やすな「そ、それがソーニャちゃんの過去?」
ソーニャ「昨日みた、映画の話だ」
やすな「ズコー」ズコーーー
やすな「もーーー真剣に聞いて損したよーーー!」
ソーニャ「はは、大体お前はバカ正直すぎるんだよ」
あぎり「なになに 何のお話しですか〜?」
ソーニャ「ちょっとした おとぎ話だよ」
おわり
- 20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/05(火) 22:00:10.782 ID:KxrLScN+0.net
- 乙
- 21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/05(火) 22:09:27.304 ID:GemVjYfM0.net
- 毎秒たてろ
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