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触手「連続美女アヘり事件だとぉ!?」ウネウネ
- 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 20:52:08.473 ID:8ifXr1Co0.net
- <探偵事務所>
女助手「う〜ん、世の中物騒ですねえ」
触手「どうした?」ウネウネ
女助手「新聞を読んでると、嫌なニュースばかり載ってるんですよ」
女助手「人身売買グループの暗躍だとか、変な薬物が出回ってるとか……」
触手「ろくなニュースがねえな。他人事ながら気が滅入ってくるぜ」
女助手「まったくですよ」
触手「だけど、もし嫌なことが起きない世の中じゃ、探偵なんて職業は成り立たねえ」
触手「おかげで俺らがメシを食えてるのも事実さ」ウネウネ
- 2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 20:52:46.618 ID:mwMhc2Dl0.net
- 触手和姦大好き
- 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 20:54:52.165 ID:Af9yMNT2d.net
- どっかで見たことあるようなスレだな
- 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 20:56:05.091 ID:8ifXr1Co0.net
- 女助手「先生、もしあたしが誰かにさらわれて、売られちゃったらどうしますか?」
触手「そりゃもちろん、触手の名にかけてお前を捕獲してやるよ」ウネッ
女助手「やった! 今のはプロポーズってことでいいんですよね? ね?」
触手「ハァ?」
女助手「やったー! やっと先生と結婚できる!」
触手「するわけねえだろ!」ウネウネッ
触手「俺みたいな触手の化け物と、人間の小娘が結婚できるわけねえだろ!」ウネウネウネッ
女助手「だけど、人と触手は結婚しちゃいけないなんて法律はありませんよ」
触手「そりゃあ、法律ってのはそんな特殊なケース想定してねえからな」
女助手「まあもし仮に禁止されてても、あたしは先生との結婚を諦めませんけどね!」
触手「勘弁してくれ……」ウネ…
コンコン…
触手「ん、客だ。出てくれ」ウネリッ
女助手「はーい!」
- 5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 20:56:14.705 ID:VFWB65ln0.net
- 触手は如何に女を快楽漬けさせられるかが重要だからな!
- 6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 20:56:52.728 ID:W16udLgFr.net
- ウネウネ
- 7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 20:59:37.053 ID:8ifXr1Co0.net
- 兵士「失礼します!」ビシッ
触手「アンタは……たしかこの町の衛兵だったか」ウネッ
兵士「その通りであります!」
女助手「いつもこの町の平和を守ってくれてるんですよね……ありがとうございます!」ペコッ
兵士「いえいえ! これも職務ですから!」
兵士「この剣に誓って、この町の平和は自分が守るのであります!」チャキッ
触手「……で、そんな兵士さんが探偵事務所になんの用だ?」ウネウネ
兵士「実は……とんでもない事件が起こったのです!」
触手「とんでもない事件?」
兵士「その名も――」
兵士「連続美女アヘり事件!」
触手「連続美女アヘり事件だとぉ!?」ウネウネ
- 8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 21:02:35.344 ID:8ifXr1Co0.net
- 触手「…………」
女助手「…………」
触手「えーと……この事件名は誰が名づけたの?」ウネウネ
兵士「自分であります!」
触手「すごいネーミングセンスだな」ウネッ
兵士「光栄です!」
触手(皮肉が通じねえのか、こいつは)
女助手「えと……どういう事件なんですか?」
兵士「よくぞ聞いて下さいました!」
兵士「なんと、三人の美女が立て続けにアヘってしまったのであります!」
女助手「えええええっ!?」
触手(頭痛くなってきた……俺に頭はねえけど)ウネ…
- 9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 21:06:43.482 ID:8ifXr1Co0.net
- 触手「あのさぁ……それは事件なのか?」ウネウネ
触手「いっとくけど、俺は他人の性生活に首を突っ込む趣味はねえぞ」ウネッ
兵士「事件です!」
触手「どうしてそう言い切れる?」
兵士「なぜなら、その三人はアヘったままずっと治らないのです!」
触手「……なんだと?」ウネ…
兵士「なので、ご家族に運ばれて、今は三人とも町唯一の医療施設である診療所に……」
女助手「……先生!」
触手「ああ……どうやらちょいとマジになった方がよさそうだな」ウネッ
触手「とりあえず、診療所へ向かおう」ウネウネ
- 10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 21:10:24.350 ID:K7lKVJAT0.net
- はよ
- 11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 21:10:37.078 ID:8ifXr1Co0.net
- <町>
女助手「先生とお出かけだなんて嬉しいなぁ」ルンルン
触手「はしゃぐなよ。遊びじゃないんだぞ」ウネッ
女助手「すみません!」
兵士「ところで女助手殿も剣を持っていますが、腕前のほどは?」
女助手「練習は真面目にやってるんですけど、全然弱いです」
女助手「それにこの剣は戦うためじゃなく、先生を切るためのものですから」
兵士「え!? 触手探偵殿を切るんでありますか!?」
触手「俺はほっとくと、どんどん伸びるからな」ウネウネ
触手「ネズミが硬い物をかじって歯を削るみてえに、時々切らなきゃならないんだよ」ウネウネ
触手「人間でいう散髪だな」
兵士「なるほど……!」
触手(ま……戦わせることもできなくはないけどな)
- 12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 21:13:23.580 ID:8ifXr1Co0.net
- <診療所>
兵士「ドクター、触手探偵殿を連れてきました!」
医者「よく来て下さいました」
触手「よろしく」ウネッ
女助手「こんにちは!」
触手「さっそくだが、三人の患者を見せてもらおうか」ウネウネ
医者「分かりました……こちらへどうぞ」
- 13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 21:16:33.564 ID:8ifXr1Co0.net
- 金髪娘「あへ、あへ、あへ!」アヘェェェ
熟女「あへぇぇぇ〜」アヘェェェ
ドレス娘「あへぇぇぇ……」アヘェェェ
触手「こりゃまた……見事にアヘってるな」
女助手「アヘってますねえ……」
兵士「アヘりまくりであります!」
- 14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 21:20:12.769 ID:8ifXr1Co0.net
- 触手「俺もアヘりにはちょいと詳しい。見せてもらっていいかい」ウネッ
医者「どうぞ。私もこういう症例は見たことがなく、困っていたのです」
触手「ふんふん……」ウネウネ
アヘェェェ… アヘェェェ… アヘェェェ…
触手「なるほど、三人ともなかなかの美女だ」ウネッウネッ
兵士「でしょう?」
女助手「先生ッ!」
触手「お、おいおい……怒るなよ」
- 15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 21:24:46.768 ID:8ifXr1Co0.net
- 触手「ところで……この三人になにか共通点ってあるのか?」ウネッ
兵士「実は、一週間前に開かれた町の美女コンテストの上位三名なのです!」
触手「美女コンテスト? なんだそれ?」
女助手「あたしも知らないです。そんなのをやってたんですか」
兵士「やはりご存じないですか」
兵士「かなり急ピッチで開かれた大会だったので、宣伝が行きわたっていなかったようです」
兵士「お客さんのほとんどは、町の中心部に暮らす方々でしたし」
触手「ふうん」ウネ…
女助手「あたしが出てれば、もしかしたら優勝できたかもしれませんね?」
触手「ないない」ウネウネ
女助手「ひどい……」
触手「ウソだよ。素材は悪くねえから、もうちょい垢抜ければ入賞も狙えるかもな」
女助手「もう先生ったら……またそうやってあたしを惚れさせるんですから……」
触手(余計なこというんじゃなかった)
- 16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 21:25:35.964 ID:Uv6SHQaX0.net
- SSとか久しぶりに見た
- 17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 21:28:56.536 ID:8ifXr1Co0.net
- 触手「――で、兵士さんよ」
兵士「なんでありますか?」
触手「アンタはその美女コンテストを見てたわけか?」ウネッ
兵士「…………!」
触手「どうなんだ?」ウネッ
兵士「み、見てました!」
兵士「あ、ですが、あのもちろん、下心からではなく、警備として仕方なく……」
触手「そんなにうろたえんなよ。アンタがスケベだとかいうつもりはないから」ウネウネ
触手「どんな大会だったんだ?」
兵士「いたってオーソドックスな大会であります!」
兵士「美女が十数人集まって……まあそうじゃないのもいましたけど……」
兵士「審査をして、上位三人には賞金と副賞が贈られるといった感じでした」
- 18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 21:29:00.938 ID:OffABPlFa.net
- はよ
- 19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 21:34:05.757 ID:8ifXr1Co0.net
- 女助手「賞金と副賞?」
兵士「賞金は優勝50万ゴールド、準優勝30万ゴールド、三位10万ゴールド。副賞は化粧品でした」
女助手「すっごーい!」
触手「たかが町のコンテストで、えらい豪勢だな」
兵士「町長殿が主催し、賞金は町の富豪殿、副賞は旅の行商人殿が出していたと記憶しています」
触手「ふうむ……」ウネ…
女助手「賞金や賞品が嬉しすぎて、アヘってしまったんでしょうか?」
兵士「あるいは賞金や賞品目当ての人間にアヘらされたとか……」
女助手「あ、それいい推理ですね!」
兵士「いやいやそちらこそ! 名探偵であります!」
触手「……まあとにかく、関係者からも話を聞いてみたい」ウネウネ
触手「悪いが呼んできてくれ」ウネッ
女助手「アイアイサー!」
- 20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 21:37:14.052 ID:8ifXr1Co0.net
- 一時間後――
女助手「関係者の皆さんをお連れしました!」
触手「ご苦労さん」ウネッ
町長「なにやら大変なことになっておるようじゃのう」
富豪「なんでも、美女コンテストの上位入賞者がアヘっておるとか」
行商人「原因は分かったのでしょうか?」
触手「いや……まだ分かっちゃいない。少しでも手がかりが欲しいって状況だ」ウネッ
触手「参考までに話を聞かせてもらおう」ウネウネ
- 21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 21:41:54.043 ID:8ifXr1Co0.net
- 町長「あの美女コンテストを主催したのはたしかにワシじゃよ」
町長「行商人さんに話を持ちかけられて、その気になってしまってのう」
町長「いやぁ〜、いい目の保養になったわい。それだけに今回の事件は残念じゃよ」
〜
富豪「うむ、賞金を出させてもらった」
富豪「90万ゴールドぐらい、私の収入からすれば大した額ではない」
富豪「こういうところで金を出しておけば、庶民からのやっかみも少なくなるしな」フンッ
〜
行商人「ええ、副賞の化粧品一式は私の商品でございます」
行商人「このたびの美女コンテストはいい宣伝になりましたよ」
行商人「しかし、せっかくの大会入賞者がこんなことになってしまうとは……」
- 22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 21:45:12.219 ID:8ifXr1Co0.net
- 触手「……なるほど」ウネウネ
触手「なんとなく分かってきた気がするぜ。事件の全貌がな」
女助手「ホントですか、先生!?」
兵士「いったい彼女たちはどうしてアヘってしまったのでありますか!?」
触手「いいだろう、解決編といこうじゃねえか」ウネッ
触手「みんな、アヘってしまった患者三人のいる部屋に集まってくれ」ウネウネ
- 23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 21:49:11.126 ID:8ifXr1Co0.net
- 金髪娘「あっへ、あっへ、あっへぇ」アヘェェェ
熟女「あへぇぇぇぇぇ……」アヘェェェ
ドレス娘「あへぇぇ、あへぇぇぇ」アヘェェェ
触手「さてとまず、この三人のアヘり方……これは天然のアヘり方じゃない」
町長「なんじゃと!?」
富豪「天然ではないとは、どういう意味だね?」
触手「これは“薬物”によるものだ」
女助手「薬物……お薬ですか! いったいどんな!?」
触手「おそらくは……『アヘ』だ」ウネッ
- 24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 21:52:07.297 ID:0RWgF1i9a.net
- どこが最初にまとめると思う?
エレ速あたりかな?
- 25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 21:54:09.523 ID:8ifXr1Co0.net
- 女助手「先生、『アヘ』ってなんなんですか!?」
触手「その名の通り、人をアヘらせることができる薬物だ」ウネ
触手「一定量以上摂取すると、あの三人みたいにアヘっちまう」ウネウネ
兵士「うおお……恐ろしい薬でありますね!」
触手「『アヘ』の一番恐ろしいところは、アヘらせるところじゃなく」
触手「慢性的な中毒になった人間は、操り人形みたいになっちまうってところだ」
触手「つまり、うまいこと大量に摂取させればどんな人間も意のままに操ることができる」
触手「この薬物をめぐって≪アヘ戦争≫なんて戦争も起こったほどだ」ウネウネ
町長「ワシがまだ子供の頃の話じゃな……うっすらとじゃが覚えとるよ」
女助手「戦争が起きるほどなんて……」
行商人「しかし、『アヘ』の製造は今や世界中で固く禁じられています」
行商人「『アヘ』が使われるなど、ありえないと思いますがねえ……」
触手「んなことは知ってる。だが、製造法が失われたわけじゃねえ」
触手「つまり、この三人をアヘらせた犯人は、この中で一番薬物に詳しいであろう――」
- 26 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 21:55:58.467 ID:W16udLgFr.net
- アへ戦争ww
- 27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 21:57:25.493 ID:8ifXr1Co0.net
- 触手「アンタだよ!」シュビッ
医者「なっ……!?」
ザワザワ…… ドヨドヨ……
兵士「ドクターが犯人!?」
女助手「えええええ!? そ、そんな……!」
- 28 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 22:01:37.891 ID:8ifXr1Co0.net
- 医者「待ってくれ! 私じゃない! 私は『アヘ』の作り方なんて知らない!」
触手「ふん……しらばっくれやがって」ウネウネ
触手「ま……これから衛兵駐屯所に連行して、じっくり体に聞いてやるよ」
触手「とりあえず、身柄を拘束させてもらう」ニュルルル…
ギュッ!
医者「ああああ……!」
女助手(いいなぁ、あたしも先生に縛られたい……)
触手「これで“連続美女アヘり事件”は解決した。みんな、解散してくれ」ウネッ
女助手「でも、あの患者さんたちはどうするんですか?」
アヘェェェ… アヘェェェ… アヘェェェ…
触手「あそこまでアヘってたらどうせ動けやしねえし、一晩ぐらい放置しといても大丈夫だろ」
触手「さ、洗いざらい吐いてもらうからな、ドクター」ウネッウネッ
医者「ひいい……!」
- 29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 22:05:20.059 ID:8ifXr1Co0.net
- <衛兵駐屯所>
触手「さて、と……」
医者「うう……私じゃない……私じゃない……」グスッ…
女助手「あの……先生」
触手「ん?」ウネッ
女助手「本当にお医者さんが犯人なんですか?」
女助手「私も病気になった時、診てもらったことがありますけど……とても優しくて……」
女助手「お医者さんは女の人をアヘらせるような人には見えません!」
兵士「自分もそう思うのであります!」
触手「二人とも気が合うな。俺もだよ」ウネッ
女助手「へ……?」
兵士「は……?」
- 30 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 22:08:35.846 ID:8ifXr1Co0.net
- 触手「すみません」シュルル…
医者「へ?」
触手「無実のアンタを犯人呼ばわりしちまった」ウネウネ
女助手「先生? ってことは、まさか――」
触手「ドクターは犯人じゃない」
女助手&兵士「ええええええええええ!?」
- 31 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 22:12:13.756 ID:8ifXr1Co0.net
- 女助手「ホントですか!?」
触手「ホントだよ」ウネッ
兵士「じゃあ……いったいどうしてこんなことを!? 冤罪であります!」
触手「そりゃもちろん……真犯人をあぶり出すためだよ」ウネウネ
女助手「真犯人……!」
触手「あと、ドクターの身を守るためでもある」ウネッ
医者「私の安全……どういうことでしょう?」
触手「まあ……今夜のお楽しみってこった。アンタはここに待機しといてくれ」
触手「女助手、兵士さん、悪いがもう一働きしてもらうぜ」ウネウネ
女助手「アイアイサー!」
兵士「もちろんであります!」
- 32 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 22:13:11.707 ID:7s8JkUOCa.net
- アヘェ
- 33 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 22:16:47.188 ID:8ifXr1Co0.net
- 夜――
<診療所>
ザッザッザッ……
「ここに今回さらう“商品”がいるんスね?」
「ええ、三人ともなかなかの上物ですよ」
「しかし、あの探偵が『アヘ』のことを当てた時はちょっと焦りましたがね」
「とはいえしょせん触手……“薬に詳しい医者が犯人”などというバカ推理をやらかしてましたが」
「おかげで、今この診療所には女しかいないわけッスね?」
「ええ、医者を始末する手間がはぶけましたよ」
「今回は用心棒さんに出てもらう必要はなさそうです」
「ならば吾輩は外で待機しておこう」
- 34 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 22:20:43.095 ID:8ifXr1Co0.net
- 「――あれ!? ベッドに女がいないッスよ!?」
「なんですって!? よく探しなさい! せっかくの売り物なのですよ!」
触手「――あの三人はとっくに別の場所に移してるよ」ウネッ
「お前は……さっきの触手!?」
兵士「“連続美女アヘり事件”の犯人は……」
女助手「あなただったんですね……!」
触手「そうだろ? ――行商人!」シュビッ
行商人「……ちっ」
- 35 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 22:26:10.426 ID:8ifXr1Co0.net
- 女助手「でも先生、あの人はどうやって女の人達をアヘらせたんですか?」
触手「化粧品だ」ウネッ
触手「美女コンテストの副賞である化粧品に、『アヘ』を含ませてたんだ」ウネウネ
兵士「そうか……口紅や香水などを通じて、少しずつ『アヘ』が体内に入ってしまったんでありますね!」
触手「そのとおり。食い物とかだと他の奴が食う可能性もあるから、そうしたんだろう」
触手「こいつらのやり口をまとめると、こんな感じになる」ウネッ
触手「訪れた町で即席の美女コンテストを開き、よさそうな女を吟味する」ウネウネ
触手「選んだ女には『アヘ』入りの化粧品を賞品としてくれてやり、アヘるのを待つ」ウネウネ
触手「そしてアヘった女たちをまとめて拉致して、町からとっととおさらばする……」ウネウネ
触手「拉致した女どもは徹底的に『アヘ』漬けにして、人身売買の商品にでもするんだろう」
触手「アヘってどんないうことも聞く美女……高値がつくのは間違いねえだろうな」
女助手「じゃあ新聞に載ってた人身売買グループというのは……」
触手「十中八九、こいつらだ」ウネッ
行商人「くっ……!」
- 36 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 22:29:36.052 ID:8ifXr1Co0.net
- 行商人「クックック……やりますねえ、探偵さん。いい目のつけどころですよ」
触手「俺に目はないけどな」ウネッ
行商人「しかし、私の正体を暴いたまではよかったが、その後がよくない」
行商人「私には屈強な部下が何人もいるが、そちらは触手と兵士と小娘の三人だけ」
行商人「せっかく犯人が分かっても、捕まえる手段がなければ意味がありませんねえ」
行商人「お前たち、やってしまいなさい!」
手下A「へへへ、その言葉を待ってたッスよ! みんな、かかれっ!」
触手「やるぞ、兵士さん!」ウネッ
兵士「了解であります!」
触手「女助手、お前は無理すんなよ!」ウネウネッ
女助手「は、はいっ!」
- 37 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 22:33:26.096 ID:8ifXr1Co0.net
- 触手「ほれ、足をキャッチだ」シュルルルル… ギュッ
手下A「ゲッ!?」
触手「ほれっ」ポイッ
手下A「ぐげぇっ!」ズガァンッ
兵士「だあああっ!」ザンッ
手下B「ぐはっ!」
兵士「でやああああっ!」ズバッ
手下C「いでえっ!」
触手「兵士さん、ネーミングセンスはねえが、剣のセンスはなかなかじゃねえか!」ウネッ
兵士「これでも町唯一の衛兵として、鍛えておりますから!」
手下D「おりゃ! どりゃ!」キンッキンッ
女助手「ひぃぃぃっ! 先生、助けて下さ〜い!」キンッキンッ
触手「おっといけねえ!」ニュルルルッ
- 38 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 22:36:19.808 ID:8ifXr1Co0.net
- 行商人「うむむ……あの触手と兵士、強い……! 私の部下たちが……!」
行商人「こうなったら……あなただけが頼りです! 頼みますよ、用心棒さん!」
用心棒「任せておけ」ザッ
触手「ふん、強そうなのが出てきやがったぜ」ウネウネ
兵士「一筋縄ではいきそうもない相手でありますね!」チャキッ
触手「女助手、お前は下がってろ」
女助手「お二人とも、頑張って下さい!」
- 39 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 22:39:55.133 ID:8ifXr1Co0.net
- 兵士「だああああっ!」ブオッ
ギャリンッ!
兵士「ぐっ……!?(あっさり弾かれた!)」
用心棒「センスはある……だが正直すぎる。それでは吾輩には勝てん」
キンッ! ガキンッ! ――ザシィッ!
兵士「う、ぐっ……!」ヨロッ…
触手「とっつかまえてやる!」ニュルルルルル…
用心棒「ふん」シュバッ
ズバンッ! ボトトトッ…
触手(うおお……マジかよ! 束ねた触手をまとめて斬りやがった!)
行商人「おお! さすが用心棒さん!」
女助手「ああっ、先生! 兵士さん!」
- 40 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 22:42:55.390 ID:8ifXr1Co0.net
- 触手「くっ……!」ウネリッ
触手「あの用心棒……手強いな。あんなのがいるってのは計算外だった」ウネウネ
兵士「自分が不甲斐ないばかりに……申し訳ありませんっ!」
触手「気にすんな……アンタはよくやってくれてるよ」ウネ…
触手「こうなったら……最後の手段を使うしかねえな」
兵士「最後の手段……でありますか?」
触手「ああ、できれば使いたくなかった手だが……こうなったら仕方ねえ」
触手「あいつらに……『アヘ』なんざ使わねえ本物のアヘりってのがどういうもんか教えてやる」ウネウネウネ
- 41 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 22:46:28.244 ID:8ifXr1Co0.net
- 触手「女助手、こっち来て」クイクイッ
女助手「はい?」ヒョコッ
触手「色々あって疲れたろ? 肩揉んでやるよ」モミモミ…
女助手「今ですか!? 嬉しいですけど、今はそれどころじゃ……!」
行商人「あの触手、兵士だけ戦わせて肩揉みとは……どうやら勝負を諦めたようですね」ニィッ
触手「次は腰」モミモミ…
女助手「あはぁ〜……」
触手「首筋も揉んでおくか」モミモミ…
女助手「あぁ〜〜……あぁぁ〜〜〜……」
行商人「な、なんだ!?」
行商人(あの女、どんどん目がトローンとしていく……!)
- 42 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 22:49:41.834 ID:8ifXr1Co0.net
- 女助手「あっ……あっ……アハァ〜……」ウットリ…
女助手「ねえ先生? あたし、なにすればいいですか?」
触手「あそこで兵士さんと戦ってる奴を……やっつけてやれ」シュビッ
女助手「アイアイサ〜!」ダッ
用心棒「さあ、トドメだ! このまま押し込んでやる!」グググッ…
兵士「ぐうっ……!」グググッ…
女助手「させませんよぉ〜!」シュバッ
ギィンッ!
用心棒「――うおっ!?」
女助手「あぁ〜……あぁぁ〜……あたしがお相手しまぁす……」トローン…
用心棒「貴様は……!?」
- 43 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 22:53:32.249 ID:7s8JkUOCa.net
- 触手たらしじゃねえか
- 44 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 22:53:48.429 ID:8ifXr1Co0.net
- 女助手「いきま〜す!」ヒュバッ シュバッ
用心棒「ぐっ、くっ!」キンッ ギンッ
用心棒(体の柔らかさを存分に使って……! こんな剣の使い手は初めてだ!)キンッ
用心棒「はあっ!」シュバァッ
女助手「アハァ……」グネリッ
用心棒(上体を後ろに反らしてかわした……!)
用心棒「なんなんだ、この柔軟性は!?」
女助手「あたし、先生みたいになりたくていつもストレッチしてますからぁ〜……」
女助手「今度はあたしから、いきま〜す!」
用心棒「ナメるなよ、小娘!」
ギィンッ! キンッ! ガキィンッ!
行商人「な、なんだあの小娘は!? さっきまでは手下にすら押されていたのに!」
兵士「すごい……! あの用心棒を相手に優勢に戦ってるであります!」
- 45 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 22:56:42.179 ID:8ifXr1Co0.net
- 用心棒「おのれぇっ!」シュバァッ
女助手「アハァ……」ヒョイッ
兵士「彼女はいったいどうしてしまったんでありますか!?」
触手「俺もよく分からんけど……あいつ、俺にマッサージされるとああなっちゃうんだよ」ウネッ
触手「アヘってる状態のあいつは……心も体も解き放たれ、潜在能力ってやつが開放される」
触手「しかも、普段やってる剣の練習の成果を100%発揮して、恐ろしく強くなるんだ」
兵士「こんな切り札があったとは……!」
触手(ま……あいつを操り人形みたいにしちまうから、あまり使いたくない手なんだがな)ウネ…
- 46 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 23:00:04.327 ID:8ifXr1Co0.net
- 女助手「あぁぁ〜……あはぁぁぁ〜〜……やりますねぇ〜……」ガキンッ キンッ
用心棒「当然だ! どれだけの修羅場をくぐってきたと思っている!」キンッ キンッ
兵士「しかし、相手も粘りますね!」
触手「ああ、女助手の変則的な剣にも対応してきてる。ちょっと厳しくなってきたな」ウネウネ
兵士「やはり自分も助太刀に……!」
触手「やめとけ。あいつとアンタじゃチームワークができてないから、かえって危ない」
兵士「ですが、あのままじゃ女助手殿が……!」
触手「もうすぐ、一瞬の攻撃チャンスができる。それを見逃さないでくれ」ウネッ
兵士(一瞬の攻撃チャンス……!?)
兵士「分かったであります!」
- 47 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 23:03:53.044 ID:8ifXr1Co0.net
- 女助手「アハァ……アハァ〜……」ギンッ キンッ
用心棒(よし……小娘に疲れが出始めた! やはり体力は吾輩の方が上だ!)ギィンッ
女助手「アハ……アハ……」ピクンッ
用心棒「?」
女助手「あれ? あたしはなにを……? ――きゃぁぁぁぁぁっ!!!」
用心棒「うわぁっ!?」ビクッ
兵士「――今であります!」ダッ
兵士「だあああっ!」
ザシュッ!
用心棒「ぐおおっ! しまっ……! 足をっ……!」ドザァッ…
触手「ナイスファイトだぜ……二人とも!」ウネッウネッ
- 48 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 23:07:46.447 ID:8ifXr1Co0.net
- 触手「さて……残るはお前だけだな」ウネウネ
行商人「ひっ!?」ビクッ
触手「今までやってきたことぜーんぶ吐かせてやるよ」ウネッウネッウネッ
行商人「ま、待ってくれ! もう抵抗しない! 全部喋る! だから――」
触手「悪いな、俺の助手も結構危ない目にあったし、俺にアンタを許す気はないんだ」ニュルニュルニュル…
ニュルニュルニュルニュルニュル…
行商人「いやっ……やめっ……」
ぎぃやぁぁぁぁぁぁぁぁ……
兵士「うぇぇ、凄まじい……! 悪党なのに同情してしまうであります……」
女助手「先生にあそこまでしてもらえるなんて、いいなぁ……」
- 49 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 23:11:41.635 ID:OornCB4h0.net
- いい
- 50 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 23:12:35.902 ID:8ifXr1Co0.net
- 触手「……終わったな」ウネ…
触手「全員縛り上げといて、後で国の兵隊たちに引き取ってもらおう」ニュルニュル
兵士「これで全て解決でありますね!」
女助手「でも先生、『アヘ』のせいでアヘってしまった女性たちは……?」
触手「心配すんな」
触手「『アヘ』漬けにされてたら厳しいが、あれぐらいの症状なら俺でも治せる」ウネウネ
女助手「え、どうやってですか!?」
触手「そりゃもちろん――」
- 51 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 23:13:58.569 ID:jfrt1HK60.net
- ゴクリ…
- 52 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 23:16:38.743 ID:8ifXr1Co0.net
- あへえええええええええええええっ……!!!
金髪娘「あら、アタシったらなにを?」
熟女「どうして診療所にいるのかしら?」
ドレス娘「わたくし、長い夢を見てたようですわ……とても長い夢を……」
触手「この通り、『アヘ』以上に強烈なアヘりを体験させれば治る」ウネッウネッ
兵士「いやぁ〜、すごいテクニックでありました! 勉強になったであります!」
女助手「せ、先生! 今のあたしにもやって下さいよ!」
触手「ダメに決まってんだろ、お前は正常なんだから」ウネッ
女助手「先生のケチッ!」
触手「ケチで結構」ウネリッ
- 53 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 23:19:38.387 ID:8ifXr1Co0.net
- こうして『連続美女アヘり事件』は触手探偵たちの手によって解決した。
行商人とその一味は逮捕され、今もなお続く人身売買や危険薬物売買の一端が、
白日の下に晒される形となった。
まだまだ全てが解決したとはいえないが、
この一件が巨大な闇にメスを入れるための大きなきっかけになることは間違いないであろう……。
- 54 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 23:20:14.178 ID:PC5NQ0hw0.net
- おつ
- 55 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 23:22:38.631 ID:8ifXr1Co0.net
- <探偵事務所>
女助手「今日の新聞見て下さいよ!」バサッ
触手「うん?」
女助手「あたしたちの事件解決がきっかけで、またひとつ大きな人身売買グループが摘発されたんですって!」
触手「ほぉ〜、よかったよかった」ウネウネ
女助手「これできっと、他の町からもあたしたちに依頼が来ますよ、きっと!」
触手「そうなればいいけどな」
触手「ま、今回の件はお前がいなきゃヤバかった。どうもありがとう」ウネウネ
女助手「アヘって剣を振ってる時の記憶ってほとんどないんで、あまり実感ないですけどね」
- 56 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 23:23:12.563 ID:K7lKVJAT0.net
- 続いた!
- 57 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 23:26:20.470 ID:8ifXr1Co0.net
- 触手「褒美をやろう」ウネウネ
女助手「えっ、ご褒美!?」ワクワク
触手「ほれ、特別ボーナスだ。これでうまいもんでも食え」パサッ
女助手「……なーんだ。先生がついに結婚してくれるのかと思った」
触手「するわけねえだろ! お前はちゃんと人間の男と結婚して、幸せになれ!」ウネッ
女助手「いーえ、あたしは絶対先生と結婚しますからね!」
触手「……お前にゃかなわねえなぁ」ウネ…
触手(まるで触手に捕獲された獲物になった気分だ)ウネウネ
―おわり―
- 58 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 23:28:10.924 ID:OornCB4h0.net
- 乙
- 59 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 23:30:11.295 ID:T2Zoak0e0.net
- 杯乙
- 60 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 23:31:08.010 ID:PC5NQ0hw0.net
- おつ
- 61 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 23:32:59.986 ID:obBtuBlIr.net
- 以前ゴブリンとかと女騎士救出するの書いてた人?
- 62 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/10/24(月) 23:33:17.900 ID:yAeIOqxir.net
- 乙
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