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ゴルゴ「キュゥべえだと……?」(改稿版)第一部
- 23 :56513:2017/04/24(月) 05:21:33.29 ID:fh14YDJqQ
- 中学教師という言葉にゴルゴはピクンと反応し、それまでの無関心の調子から身を起こして彼女の方を見つめた。
そんな彼を見つめていた和子は彼の興味を引くことが出来て満足したらしく、微笑みながらゴルゴの太い上腕に目をやった。さらに馴れ馴れしい口調で話しかける。
「おじさまアスリートか何か? すごい体つきね。もうスーツの上からもわかるほどパッツンパッツン。ちょっと触ってみてもいい?」
「……」
黙っているゴルゴの上腕をぷよぷよとした小さな手の指でスーツ越しに指で挟む和子。
「わっ、すごい。ほんと筋肉の塊って感じ。あのひょろひょろしたマザコン野郎とは大違い。
――ねっ、聞いて。別れた彼氏ったらね……キャッ!」
和子は急に声を上げた。手にしていたグラスを傾けて中身を飲み干したゴルゴが、彼女の細い二の腕を取り、自分が立つと同時に彼女を無理やりに立ち上がらせたのだ。
まだ酔い切った赤い顔だが、その眼にはっと驚きの光を宿して和子は目の前の相手を見上げた。
「――えっ……、ちょっと……。いきなり……――!?」
「……」
じっと彼女を見下ろすゴルゴの視線を見上げて受け止めるうちに彼女の眼は徐々にとろんとしていき、彼に引かれるままバーを共に出て行った
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