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タプリス「はぁ〜……天真先輩のふとももひんやりしてて気持ちいいです〜……」スリスリ

1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:21:45.523 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「そうか……」

タプリス「はい♪」

ガヴリール「タプリスは本当に私の脚が好きだな……」

タプリス「はいっ大好きです♪」

ガヴリール「そうか……」

タプリス「天真先輩もいかがですか?」

ガヴリール「いいよ……かちんこちんで冷たそうだし……」

2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:21:54.158 ID:+csUYeny0.net
タプリス「はぁ……このあたたかくてはりのある太ももも素敵です……♪」スリスリ

ガヴリール「やめてくれ……」

タプリス「大丈夫ですよ〜こっちの脚は切断しませんからっ」

ガヴリール「……」

タプリス「ほんとですよ〜」

ガヴリール(ことは……大型連休に遡る)

3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:23:47.158 ID:+csUYeny0.net
大型連休某日

ガヴリール「くそ……横殴りとか調子にノリやがって……」カタカタ

タプリス「天真先輩っていつも同じ姿勢でゲームしてますよね」

ガヴリール「ん?まあね」

タプリス「身体凝り固まってそうですしマッサージとかしてみませんか?私色々勉強したんです!」

ガヴリール「別になぁ……めんどくさいし」

タプリス「大丈夫ですよー寝ながらでもできるマッサージなのでっ」

ガヴリール「ふーん……まあ、それなら」

4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:25:02.987 ID:+csUYeny0.net
タプリス「ふっ……んっ……どうですか?天真先輩っ」グニッグニッ

ガヴリール「んー結構いいぞ」

タプリス「嬉しいですっ♪」

タプリス「やっぱり凝り固まってますね〜太ももなんて特にっ」ムンズッ

ガヴリール「……」

タプリス「ふへへ……///」

ガヴリール「これマッサージだよな?」

タプリス「はい♪」

5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:26:13.580 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(最初はただのマッサージだけだと思ってた。よく考えたらこの頃からタプリスの狂気はにじみ出ていた)

ガヴリール(タプリスはマッサージだのなんだのといろんな理由をつけて私の脚に触れようとしていた)

ガヴリール(この時のタプリスの考えを微塵も知らない上に想像すらできない私はこうなることなんて予想できるはずもない)

ガヴリール(タプリスの過剰なスキンシップは更にエスカレートし四六時中私の太ももに触れるようになっていた)

ガヴリール(その日も、その次の日も、その次の日も……タプリスは常に私の太ももを撫で回す)

ガヴリール(流石に気持ち悪いぞ、と一蹴してもなんのその。天界に帰る日が近づくにつれて私の脚に対する欲求が深くなる)

ガヴリール(私は『天真先輩の太ももをお持ち帰りしたいです……』という寝言を聞いた時、ようやくタプリスの異常さに気づいた)

ガヴリール(だが……既に遅すぎたんだ)

6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:26:59.951 ID:qlZvKpu9d.net
ひえ

7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:27:27.361 ID:ogRdZ5oe0.net
生産力が高すぎる

8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:27:53.655 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「な、なあ……タプリス……」

タプリス「どうしたんですか?」ケロッ

ガヴリール「いや、その……」

タプリス「あっ、もしかして気づいちゃいました?えへへお恥ずかしいです……もっとちゃんと話す機会を伺おうとしていたのですが……!」

ガヴリール「えっ、いや、あの」

タプリス「えっとですね!実は私天真先輩のふとももが大好きで……その、天界にいるときも心細くてですね……」

タプリス「できればお持ち帰りしたいなぁ……と思いましてっ!」

ガヴリール「いや、あの……」

9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:29:37.071 ID:+csUYeny0.net
タプリス「あっ!下界で修行中だから無理、っていう話ですよね!ちゃんとそこは考えてますので!」

ガヴリール「ん……?どういう?」

タプリス「天真先輩の右脚だけお持ち帰りしようかと!」

ガヴリール「……は?右脚だけ?」

タプリス「はいっ!あ、安心してください!ちゃんと麻酔も使いますし、切れ味に定評のある光の剣で切りますので!痛みはでないはずです!」

ガヴリール「ま、待って……え?い、意味がわからん……脚をお持ち帰り?切るって……その、私の脚がなくなるってことだよな……?」

タプリス「右脚だけなので!」

10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:32:46.310 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「……」

タプリス「あ、いえっ別に腕を切るわけじゃないですよ?」

ガヴリール「ま、まって会話が……」

タプリス「ほら、天真先輩はゲームが大好きでちょっと引きこもりみたいなところあるじゃないですか」

タプリス「それなら脚はいらないんじゃないかなぁと……それなら私にくれてもいいじゃないですか!」

ガヴリール「いやいやいや!」

タプリス「でも腕があればゲームはできますよね?それに片足があれば歩くことも不可能ではないかと……」

ガヴリール「いやいやいや!!!」

11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:33:20.993 ID:qlZvKpu9d.net


12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:33:27.028 ID:qlZvKpu9d.net


13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:34:34.894 ID:Ai8iMSm30.net
???「一理あるわね」

14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:36:39.366 ID:+csUYeny0.net
タプリス「やっぱり足がなくなるのは抵抗があると思います!ですが足がなくなれば障害者になるので手当がもらえますよ!」

タプリス「ゲームに課金できるお金が増えるじゃないですか!」

ガヴリール「ちょ……ま……」

タプリス「そんなに嫌なんですか……?先輩って腕さえあればいいって人かと思ってました……」

ガヴリール「そんなわけないだろ!!」

タプリス「でも両脚をもらうというわけでもないんですよ……?」

ガヴリール「だとしてもだよ!!」

15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:41:40.124 ID:+csUYeny0.net
タプリス「あ、別にタダでとはいいませんよ!?ちゃんと天使学校を卒業したら天真先輩のお世話をしますので!」

タプリス「その時は天真先輩の足の代わりにもなりますし!」

ガヴリール(だめだ……冗談にも思えない……本気の目だ……)

ガヴリール「い、いや……足がなくなるんだぞ……?」

タプリス「ですから片足だけですよっ」

ガヴリール「でも異常だろ!!」

タプリス「でも……欲しいものは欲しいんですよぅ……」

16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:43:53.492 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「お前がこんなことを言い出すやつだったとは思わなかった……!」

タプリス「天真先輩……?」

ガヴリール「もうでていけ!!」

タプリス「……だめですか?」

ガヴリール「当たり前だ!こんな危ないこと考える奴だったとは……一旦粛清されてこい!!」

タプリス「うぅ……うぅぅぅ……!!」

ガヴリール「泣いても無駄だぞ」

タプリス「太ももください太ももください太ももください太ももください」ニコッ

17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:46:06.707 ID:+csUYeny0.net
タプリス「……笑顔でもだめですか?」

ガヴリール「ダメに決まってんだろ!!」

タプリス「あまりこういうことはしたくなかったんですが……」

ガヴリール「な、む、無理やりやるつもりか……!?」

タプリス「いえ……先輩。月乃瀬先輩にこの連休中にお会いしましたか?」

ガヴリール「え」

ガヴリール(あ、れ……?そういえば一度も来てないよな……?それも電話も一度もしてない……)

ガヴリール(……)ゾワッ

18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:48:32.048 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「お前!!」

タプリス「あっ、いえ大丈夫です!!まだなにもしてません!先輩が脚をくれれば解放しますから!!」

タプリス「ほら、今は結界の中で眠ってもらってるだけなので……!!」

ガヴリール(眠ってもらってるだけ!?ギロチンに拘束してか!?)

タプリス「お願いします……私も月乃瀬先輩にひどいことをするのは気が引けるので……どうかっ!」

タプリス「もう片方の足があるのなら立つことだってできるんですし、腕もあるからゲームもできますし、痛みもありませんから……ね?」

ガヴリール「くっ……うぅぅぅ……!!」

19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:50:56.136 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(タプリスがヴィーネに手をかけるとは思いたくなかった。だが、あのタプリスを見ていたら本当にやりかねない、と思えた)

ガヴリール(もしかしたらただの脅し、実際にやるつもりはない……そうであってほしい)

ガヴリール(だが……もしヴィーネがタプリスの手によって殺されたら……例えタプリスが裁かれても私は……)

ガヴリール(この足一本でヴィーネの命を救うことができるのなら、むしろ安い方なんじゃないか……?)

ガヴリール(タプリスのいうとおり……確かに私は引きこもりな節があるし、ゲーム好きだ)

ガヴリール(その趣味に足はあまり関わらない……日常生活が不便になるものの、それでヴィーネが助かるのなら……)

ガヴリール(そして……私はタプリスに自分の足を差し出した……)

20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:53:21.911 ID:+csUYeny0.net
現在

ガヴリール「……」

タプリス「うーん」

ガヴリール「どうした……」

タプリス「やっぱり冷凍すると固くなっちゃいますよね……でもこうしないとすぐ腐っちゃいますし……」

ガヴリール「……」

タプリス「あの、防腐系の術とかしりませんか?」

ガヴリール「図書館にでもあるんじゃないの……」

21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:56:04.658 ID:R/fhzQwC0.net
生ハムにして食いたいよな

22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:56:11.107 ID:+csUYeny0.net
タプリス「あっそれもそうかもですね!もしうまくできたら今度は常温の脚をお持ちますね〜」

ガヴリール「そうか……」

タプリス「天真先輩のもちもちの太もものままにできたら抱きまくらに最適ですし」スリスリ

タプリス「夏は冷やして、冬は温めて、という使い方もできますし!」スリスリ

ガヴリール「そうか……」

タプリス「えへへ……♪」

ガヴリール(私の脚……本当になくなっちゃったんだな……)ナデナデ

23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:59:39.484 ID:+csUYeny0.net
タプリス「では私は帰りますね!」

ガヴリール「ああ……」

タプリス「先輩の脚、大切にしますね♪」

ガヴリール「ああ……ヴィーネは……」

タプリス「もう大丈夫ですよ」

ガヴリール「本当か……?」

タプリス「電話してみてください」

24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:01:50.871 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「……もしもし?ヴィーネ……?」

ヴィーネ『どうしたの?ガヴ』

ガヴリール「よかった……ヴィーネ……っ」

ヴィーネ『ちょっと、どうしたのよ』

ガヴリール「だって……」

ガヴリール(記憶がない、のか?忘れてるのか知らないのか……下手に刺激しないほうがよさそうだ)

ガヴリール「いや……なんでもない。大丈夫」

25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:04:16.590 ID:+csUYeny0.net
タプリス「ふふ、連絡ついたみたいですし私は帰りますね!」

タプリス「はやく帰らないと脚解けちゃうのでっ」

ガヴリール「ああ……」

シュンッ

ガヴリール「……」

ヴィーネ『ガヴ?どうしたの?ほんとに大丈夫?』

ガヴリール「あ、ああ……ほんとなんでもないから……」

ガヴリール「と、とりあえず切るわ。じゃあな……」

ピッ

26 :天使は可愛い ◆cP6UxEXDMA :2017/05/14(日) 18:06:41.275 ID:6C68t0MPd.net


27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:06:59.034 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「はぁ……言えるわけないよな……右脚を後輩に奪われるとか……」

ガヴリール「しかも相手はタプリス……冗談としか思えないよなぁ……」

ガヴリール「でも……でも現に私の脚は……脚は……」ポロポロ

ガヴリール「くっ……ネガティブになるのはやめよう。そうだ、前向きに考えるんだ」

ガヴリール「ヴィーネは助かった!腕はあるからゲームもできる!それに片足ない人だって探せばいるだろう」

ガヴリール「それに脚一本だけで済んでない人だっている……そういう人たちからしたら私はまだ恵まれてる」

ガヴリール「そうだ……だから大丈夫……大丈夫……っ」

ピンポーン

ガヴリール「……?」

28 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:09:42.545 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「こんな状態で誰かに会いたくないんだが……まあ、居留守すればいいか……」

ピンポーン ピンポーン

ガヴリール「しつこいな……新聞勧誘か?それともN○Kか……?」

ガチャッ

ガヴリール「!?ま、さか……」

ヴィーネ「ガヴリールーなんだやっぱりいるじゃない」

ガヴリール(いや……どうせいつかはバレるんだ。どうせバレるなら早くバレたほうがいいか……)

29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:13:36.807 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「ど、どうしたんだよ〜いきなり。まさかさっきの電話で心配とかしてくれたり?」

ヴィーネ「それ……」

ガヴリール「いや、まあ……大したこと……」

ヴィーネ「大したことおおありでしょ!!どうしたの!?」

ガヴリール(ヴィーネを守るために犠牲にした、なんて言ったらヴィーネはどう思うかな……)

ガヴリール「その……事故にあっちゃってさー」

30 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:14:13.969 ID:CkDrLa/I0.net
嫌な予感しかしない

31 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:14:48.827 ID:qlZvKpu9d.net
まああの足は魅力的だからな

32 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:17:03.186 ID:+csUYeny0.net
ヴィーネ「何強がってるのよ……!脚なくなってるのよ!?」

ガヴリール「でも片足だけだよ」

ヴィーネ「大問題でしょ!!」

ガヴリール「まあ……そうかもだけど……ほら、ゲームはできるし!」

ガヴリール「まあ……なんだ。私は大丈夫だから……」

ヴィーネ「ならなんで泣いてるのよ……」ギュッ

ガヴリール「ヴィーネぇ……」

33 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:18:54.346 ID:iTzQWCqI0.net
ふとももってことは結構根元からいってるよね

34 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:21:23.187 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「大丈夫、大丈夫だからっ……」

ガヴリール「心配はいらないから……」

ガヴリール「大丈夫だからっ……」

ヴィーネ「何言ってんのよ……片足なくして大丈夫なわけ無いでしょ……」

ヴィーネ「一人暮らしなんて無理よ……」

ガヴリール「でも……」

ヴィーネ「もうっ!私を頼りなさいって言ってるの!!」

35 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:21:53.435 ID:RvXq1JIy0.net
パンツはけるのかな
あんまり切りすぎると引っかからなくなりそう

36 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:22:21.147 ID:zv8m1cut0.net
あとヴィーネ、サターニャラフィエルが一本づつ持って行けば達磨だな

37 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:22:51.898 ID:iTzQWCqI0.net
なんだヴィーネもグルか

38 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:24:01.397 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「ヴィーネ……」

ヴィーネ「どうせ普段からガヴの家に通ってるんだし……一緒に住む程度なんてことないわ。むしろ通う手間が省けるくらいよ」

ヴィーネ「それに……シェアハウスって結構憧れだったしね!」

ガヴリール「ヴィーネっ……!」ギュッ

ヴィーネ「大丈夫……ガヴは一人じゃないわ……」

ヴィーネ「私がついてる……だから安心してね」

39 :天使は可愛い ◆cP6UxEXDMA :2017/05/14(日) 18:25:11.517 ID:6C68t0MPd.net
なんだ皆グルか

40 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:27:38.820 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(ヴィーネは優しかった。障害者の私と一緒に暮らしてくれて日常生活から様々な手助けをしてくれた)

ガヴリール(朝起きてから登校、そして学校での生活、下校、家に帰り寝るまで……ヴィーネとは四六時中共に生活した)

ヴィーネ「ガヴ、学校にいきましょ?」

ガヴリール「ああ」

ガヴリール(朝食を食べ終えたら私はヴィーネに車椅子に乗せてもらい学校へ向かう。そしてサターニャやラフィといつもの日常を過ごす)

ガヴリール(一部の生徒は私の失った脚を気味悪がっているが……それがなんだ。私には友だちがいる)

ガヴリール(それだけで……十分だ……)

ガヴリール(十分……)

41 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:27:42.978 ID:RvXq1JIy0.net
いや、回想前タプリスだけだったからヴィーネ死にそう

42 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:31:23.802 ID:+csUYeny0.net
数週間後

ヴィーネ「じゃあ私は買い物に行ってくるから」

ガヴリール「ん」

ヴィーネ「トイレは……」

ガヴリール「大丈夫。もうひとりで行ける」

ヴィーネ「そう?じゃあ行ってくるわね。なにかあったらすぐ連絡してね」

ガヴリール「ああ」

ヴィーネ「じゃあ、行ってきます」

43 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:32:24.643 ID:oL29NH4X0.net
>>39
いいからおまえは自分の書け。

44 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:35:06.426 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「今日のイベントはなんだったかな」カタカタ

ピンポーン

ガヴリール「アポなしでくるとは……サターニャか?」

ガヴリール「っと……杖杖……」

ピンポーン

ガヴリール「はいはーい」

ガチャッ

タプリス「お久しぶりですっ天真先輩♪」

ガヴリール「ひぃっ!?」

45 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:38:16.295 ID:+csUYeny0.net
タプリス「そんなに驚くことないじゃないですかぁ」

ガヴリール「や、やめろっ……来るなっ……!!」

タプリス「あ、もしかしてまた脚もってくと思ってます?」

タプリス「大丈夫ですよ〜今回はそういうことしません!」

ガヴリール「信用できるか!!」

タプリス「今日はただ天真先輩に防腐処理を施した脚をお見せしようと……」

ガヴリール「あっ……か、返せ!!」

46 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:40:55.599 ID:+csUYeny0.net
タプリス「どうしてですか?」

ガヴリール「私の足だぞ!!」

タプリス「でも天真先輩にこれって必要ですか?これ以上腐らないとはいえこの足を元に戻すことなんて不可能ですよ?」

ガヴリール「う……」

タプリス「そんなことよりっ!ほらっ触ってみてください!体温はまだ再現できてませんが……これはこれでもちもちしてていいと思いませんか」スリスリ

ガヴリール「私の足……私の……」

タプリス「先輩の足はとてもいい抱きまくらになるんです……♪」ギューッ

47 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:44:29.089 ID:+P/Ue/2S0.net
俺もガヴリーヌの脚欲しい

48 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:45:04.455 ID:+csUYeny0.net
タプリス「あ、あとですね」スリスリ

ガヴリール「さ、触んな!!」

タプリス「いえ、こっちの生きた足の感触ももう一度味わいたいなと……」

ガヴリール「やめて……やめてくれ……」プルプル

タプリス「んー……思った以上にトラウマみたいですねー……」

タプリス「月乃瀬先輩ももう少し働いて欲しいところです‥…」

タプリス「さて、そろそろ時間ですし……帰りますね。また今度遊びに来ます♪」

ガヴリール「もう来るなぁ……」

49 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:49:17.836 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「……」

ガヴリール「帰ったか……」

ガチャッ

ガヴリール「ヴィーネ……」

ヴィーネ「ただいまー。どうしたの?」

ガヴリール「いや、なんでも……」

ガヴリール「ん……?」

(タプリス「月乃瀬先輩ももう少し働いて欲しいところです……」)

ガヴリール(……え)

50 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:51:12.151 ID:wSHgx8iv0.net
名作の予感

51 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:51:52.420 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(どういうことだ……?意味深すぎるぞあの言葉……)

ガヴリール(まさか……ヴィーネはタプリスと繋がってる……?)

ガヴリール(思えばタプリスに捕まってた記憶がないのも不自然だ……)

ガヴリール(だがタプリスと協力してるというのならむしろ合点がいく……)

ガヴリール(それに今ちょうどタプリスとヴィーネが入れ替わるように出入りしたのも……)

ガヴリール(いやっいやいやいや!ヴィーネが……まさかそんなことするわけ……)

ガヴリール(でもそれを言ったらタプリスだって……あのタプリスに私は足を切られたわけで……)

52 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:55:45.561 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(いや、よく考えろよ!ヴィーネが私のお世話をしてなんのメリットが有るんだ!)

ガヴリール(タプリスは足が欲しいとかいうとんでもない嗜好をもっていただけ……ヴィーネは違うだろ……?)

ガヴリール(……違うよな?タプリスみたいな頭のおかしい嗜好で……例えば足がない女の子と同棲したいとか……)

ガヴリール(でも……いや……)

ヴィーネ「ガヴ?」

ガヴリール「ひぃっ!?」

ヴィーネ「どうしたの……?もしかして怖い夢でもみた……?」

53 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:57:33.121 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(大丈夫だっ……ヴィーネはこんなにも優しいじゃないかっ……!)

ガヴリール(ヴィーネが変なことするわけがないっ……そうだ、そうに決まってるっ……!)

ガヴリール(こんなに優しいヴィーネが……そんなこと……するわけが……)

ガヴリール「あ、ああ……ちょっとね……」

ヴィーネ「そう……何か力になれることがあったらなんでも言ってね……」ナデナデ

ガヴリール「うん……」

ガヴリール(怖い……)ゾワッ

54 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:01:50.919 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(それからというもの……私はわかりやすいくらいにヴィーネに対し恐怖心を抱くようになった)

ガヴリール(ヴィーネ自体はなにも変わってない。変わったのは私の捉え方だけ……)

ガヴリール(でも……ヴィーネの腹の底には何か……どす黒いものがあるのかもしれない……その考えが私の頭のなかから離れない)

ヴィーネ「ガヴーご飯……」

ガヴリール「いい……これ食べる……」

ヴィーネ「またカップ麺……身体に悪いわよ」

ガヴリール「これがいい……」

ガヴリール(ヴィーネが作るご飯が受け入れられなくなってきた……)

55 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:04:57.114 ID:sV6CpueV0.net
ゼルエルさん早く来てくれー!

56 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:08:43.312 ID:aDQUsTgzF.net
エロゲか何かで似たような展開を見たような気もするが思い出せん

57 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:12:12.731 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(まだヴィーネがタプリスと協力して私に何かしようとしてるという確信は得られていない)

ガヴリール(だが、もしかしたら何らかの薬が入っているかもしれない。それで私を徐々に蝕むつもりなのかもしれない)

ガヴリール(あるいは睡眠薬などが混ぜられていて起きた頃にはもう片方の足が、あるいは腕がなくなっているのかもしれない)

ガヴリール(もちろん、そんなことしないだろうとヴィーネを信じる気持ちは完全に死んではいない)

ガヴリール(だが……その気持ちは明らかに日を追うごとに衰弱していた……。私は食事だけでなく睡眠まで拒絶するようになっていた)

ガヴリール(ヴィーネは徐々にやつれていく私の姿をみて心配してくれているが……それすらもヴィーネが図ったことなんじゃないかと思うようになっていた)

58 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:14:45.412 ID:R/fhzQwC0.net
ガヴちゃん……

59 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:17:08.738 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(まだヴィーネがタプリスと協力して私に何かしようとしてるという確信は得られていない)

ガヴリール(だが、もしかしたら何らかの薬が入っているかもしれない。それで私を徐々に蝕むつもりなのかもしれない)

ガヴリール(あるいは睡眠薬などが混ぜられていて起きた頃にはもう片方の足が、あるいは腕がなくなっているのかもしれない)

ガヴリール(もちろん、そんなことしないだろうとヴィーネを信じる気持ちは完全に死んではいない)

ガヴリール(だが……その気持ちは明らかに日を追うごとに衰弱していた……。私は食事だけでなく睡眠まで拒絶するようになっていた)

ガヴリール(ヴィーネは徐々にやつれていく私の姿をみて心配してくれているが……それすらもヴィーネが図ったことなんじゃないかと思うようになっていた)

60 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:17:40.215 ID:+csUYeny0.net
ミス

ヴィーネ「ガヴ……今日は学校休んだほうがいいって…‥」

ガヴリール(学校にいけば少なくともヴィーネは手出しできないだろう。大勢の生徒や先生の目がある)

ガヴリール(もしかしたらサターニャやラフィエルもグルかも知れないが……)

ガヴリール(例えそうだとしても他の生徒たち全員がグルということはないだろう)

ガヴリール(学校なら……ゆっくり休むことができる……)

ガヴリール(私はもう、ヴィーネと一緒の空間で寝ることすらできなくなっていた)

ガヴリール(ヴィーネのことをまるで信用できなくなっていた……)

61 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:22:09.379 ID:+csUYeny0.net
ヴィーネ「ガヴが言ってたもの買ってきたわよ」

ガヴリール(私の食事は主にコンビニ弁当やスーパーの惣菜、菓子パン……とにかくヴィーネが作ったもの以外になっていた)

ガヴリール「……」

ヴィーネ「もう……お腹すいてるなら早く食べちゃえばいいのに……」

ガヴリール(だが例えヴィーネが作ったものじゃなかったとしても私は疑う)

ガヴリール(微小でも開封した箇所があるかないか……穴が空いてないか……何か異物を混入したような跡がないか……)

ガヴリール(ヴィーネが早く食べれば、と急かすのも私に毒を盛るためかもしれない……そう思ったりもして……)

ガヴリール「……いただきます」

62 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:26:31.132 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(気がつけば私はいつでも抵抗できる準備をしていた)

ガヴリール(成功するかどうかわからない神足通、光の矢も常時懐に忍ばせるようにしていた)

ヴィーネ「ガヴ、お風呂はいっちゃって」

ガヴリール「うん……」

ガヴリール(毎日毎日罠が貼られてないか確認して……風呂に入っていう間は扉に向けて常に矢を構え……)

ガヴリール(ヴィーネが近づいてくるか、感覚を研ぎ澄まして足音や気配を気にするようになっていた)

63 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:29:37.948 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「はぁ……はぁ……」

ヴィーネ「ねえガヴ……今日は学校に休んで……」

ガヴリール「いやだ……」

ガヴリール(家で一人で寝てたらまたタプリスが来るかもしれない……)

ガヴリール(起きたら手足がないなんてごめんだ……)

ガヴリール(学校なら人の目がある以上そこまでの行動はできないはずだ……もう学校しか私の心休まる場所はないんだ……)

64 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:32:31.966 ID:+csUYeny0.net
学校

ガヴリール「保健室行ってくる……」

ヴィーネ「ついていくわ」

ガヴリール「いや、一人でいけるから……」

ヴィーネ「でもそんなふらついて」

ガヴリール「大丈夫だから!」

ヴィーネ「そ、そう……?」

ガヴリール(この土日はヴィーネもずっといて一睡もできなかったから……ぐっすり眠れそうだ)

65 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:36:43.046 ID:JqFjcjChd.net
俺もガブの足欲しい

66 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:37:24.761 ID:+csUYeny0.net
ヴィーネ「……」

ラフィエル「やっぱり……元気なくなってきてますよね……?」

ヴィーネ「うん……警戒されてるみたいで……」

サターニャ「家でもあんな感じなの?」

ヴィーネ「ええ……」

ラフィエル「そうなんですか……あの、何か力になれることがあったら言ってくださいね」

ヴィーネ「ありがとう、ラフィ」

サターニャ「わ、私も協力してあげなくもないわよ!」

ヴィーネ「サターニャもありがとね」

67 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:38:23.643 ID:+csUYeny0.net
放課後

ヴィーネ「ガヴ、帰るわよ」

ガヴリール「……zzz」

ヴィーネ「一睡もしてなかったから無理もない、か……」

ユサユサ

ヴィーネ「ほら、ガヴ。起きて。もう放課後よ」

ガヴリール「んぁ……?」

ガヴリール(ヴィーネ……!保健室の先生は……いない!!)

ガヴリール「ひぃっ!?」ガタッ

68 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:41:07.652 ID:+csUYeny0.net
ヴィーネ「ガヴ……?」

ガヴリール(な、なにもされてない……か?ヴィーネも何かする気配はなさそうだ……)ガタガタ

ヴィーネ「どうしたの……?怖い夢でもみた……?)

ガヴリール(魔力の類は感じられないし……結界が張られた雰囲気もない……)

ガヴリール(いざとなれば矢を……)ゴクリ

ヴィーネ「ガヴっ!!もう放課後だから帰るわよ」

ガヴリール「あ、ああ……」

69 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:44:05.796 ID:SbRR7UY60.net
ガヴちゃんかわいそうなんだが

70 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:45:42.103 ID:+csUYeny0.net
ヴィーネ「ただいまー」

ガヴリール「ただいま……」

ヴィーネ「じゃあご飯にするわね。ガヴは……また?」

ガヴリール「うん……」

ヴィーネ「そう……たまには手料理も食べてほしいんだけど……」

ガヴリール(この言葉にどす黒いなにかを感じざるをえない……)

71 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:49:02.896 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(それから少しヴィーネとの共同生活が進む……やはり私の心は荒んでいった)

ガヴリール(もはやヴィーネが私に何かする機会を伺っているようにしか見えなくなっていた)

ガヴリール(今思えば、そう思うことで心の安寧を保っていたような気もした。ヴィーネを敵視することで)

ガヴリール(まだ、引き下がれそうな気がした。でも……でも……止まれなかった……)

ガヴリール(ヴィーネと一緒に暮らしてから二ヶ月と少しくらい経った頃か……。ヴィーネがいないある日にまたあいつはやってきた)

72 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:52:36.159 ID:+csUYeny0.net
ピンポーン

タプリス「こんにちは〜」

ガヴリール「タプリス……」

タプリス「あ、別にまだ足を取るつもりはないですよ!?」

ガヴリール「まだ……?」

タプリス「あ、今のところは予定はありませんのでっ」

ガヴリール「どういうことだ……」

タプリス「今はそんな気はないということですっ」

73 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:54:57.686 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(やっぱりこいつ……おかしい……ッ)

タプリス「あ、見てください!今度は体温を再現できるようになったんですよ!」

ガヴリール「うるさい……」

タプリス「ほら、ぬくぬくですよ〜やっぱり暖かくなるとむちむち感増しますね♪」

ガヴリール「うるさい……!」

タプリス「ほらせんぱ」

ガヴリール「うるさいって言ってるだろ!!でてけよ!!!」

74 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:58:09.841 ID:+csUYeny0.net
タプリス「……あと5分くらいは余裕あるんですが」

タプリス「わかりました。帰りますね」

ガヴリール「……」

タプリス「あ、もしよかったら私も下界の学校に通うときには」

タプリス「一緒に暮らしましょうね♪」

ガヴリール「……」ギリッ

タプリス「あ、はいはい帰ります帰りますっ」

バタンッ

75 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:01:56.584 ID:+csUYeny0.net
タプリス「……あと5分くらいは余裕あるんですが」

タプリス「わかりました。帰りますね」

ガヴリール「……」

タプリス「あ、もしよかったら私も下界の学校に通うときには」

タプリス「一緒に暮らしましょうね♪」

ガヴリール「……」ギリッ

タプリス「あ、はいはい帰ります帰りますっ」

バタンッ

76 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:02:28.762 ID:+csUYeny0.net
ミス


ヴィーネ「ただいまー」

ガヴリール「ヴィーネ……」

ガヴリール(本当に5分で来た……やっぱり裏で時間合わせを……)

ヴィーネ「どうしたの?」

ガヴリール「なんでもない……」

ガヴリール(タプリスの顔を見たからか?それがトリガーになったのか?)

ガヴリール(ついに、やってしまった……)

77 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:06:23.158 ID:+csUYeny0.net
ヴィーネ「ガヴ!いい加減にしなさい!!」

ガヴリール「嫌だ!!」

ヴィーネ「毎日毎日コンビニ弁当やカップ麺なんて……!!」

ガヴリール「そんなこと言って……だまされないぞ……!!」

ヴィーネ「ガヴ!!」

ガヴリール「こんなものっ……!!」

ガヴリール(ヴィーネは毎日不健康な食事を取る私についに耐えきれなくなったのか無理やりにでも料理を食べさせようとしてきた)

ガヴリール(思わずヴィーネの手料理をひっくり返してしまった……)

78 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:08:01.206 ID:zv8m1cut0.net
支援

79 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:11:08.342 ID:+csUYeny0.net
ヴィーネ「あ……な、なんてこと……」

ガヴリール「もう……いい……私は一人で暮らす……!」

ヴィーネ「なんで……どうして……」

ガヴリール「どうだっていいだろ……」

ヴィーネ「無理よ……だって一人じゃまともに歩けないじゃない」

ガヴリール「杖使えば歩けるし、車椅子だってもうひとりで乗れる。もうヴィーネの手助けなんて必要ないんだよ!!」

ガヴリール(あー……止まれないなこれは)

80 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:14:27.059 ID:Vr23uMpN0.net
ヴィーネがかわいそう

81 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:14:47.224 ID:+csUYeny0.net
ヴィーネ「ガヴ……そんなに強がらなくたって」

ガヴリール「そうやって……そうやって私を見下してるんだろ……」

ガヴリール「五体満足な奴はいいな!?私を支配できる気分はさぞかしい心地いいだろうな……!」

ヴィーネ「ガヴ……私はガヴのためを思って……」

ガヴリール「もううんざりなんだよ……こんな生活ッ……!!」

ヴィーネ「ガヴ!!」ガシッ

ガヴリール(腕を掴まれた瞬間、ついにやってしまった)

ガヴリール(ヴィーネの肩に天使の、それも殺傷力を持つ矢が突き刺さる。血が流れてる……完全に無意識だった)

82 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:17:47.596 ID:+csUYeny0.net
ヴィーネ「い゛っ……たぁ……っ!!」プルプル

ガヴリール「あ……」

ガヴリール(私に方が……おかしくなっていたんだ……)

ガヴリール(よく考えたらヴィーネを攻撃する理由を探して正当化しようとしていたんだな……私)

ガヴリール「でてけ……でてけでてけでてけぇえええええ!!!」

ガヴリール(なんでかな……まだ引き返せる……そう思ってるはずなのに……)

ガヴリール(口が、手が、止まらない……)

83 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:20:17.191 ID:+csUYeny0.net
翌日

ガヴリール「……」

ヴィーネ「ガヴ……」

ガヴリール「……」

ヴィーネ「学校……」

ガンッ

ヴィーネ「っ……さ、先にいってるわね……?」

ガヴリール「……」

ガヴリール(あぁ……もう……ダメなのかな……どうすればいいのか全然わかんない……)

84 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:22:59.348 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(あれから何日経ったっだっけ……)

ガヴリール(ずっと誰とも会ってないから考えてすらいないや……)

ガヴリール(なんというか……どうすればいいとか……もうどうでも良くなってきちゃった……)

ガヴリール(ヴィーネに怪我させちゃった……あんなに私のために頑張ってくれてたのに……あんなひどいことしちゃった……)

ガヴリール(できることならまた学校に通いたいとは思うけど……)

ガヴリール(もう二度とみんなと関わらないのならそれはそれで楽だなぁ……って気もするんだよね……)

ガヴリール「ふふ……このまま引きこもりになっちゃうのも……いいかもね」

シュンッ

ガヴリール「……え」

85 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:26:13.057 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「ね、姉さん……」

ゼルエル「ガヴリール……今日も学校を休むみたいだな」

ガヴリール「……見てたんだ」

ゼルエル「ああ。お前が大怪我をしてから心配でな……」

ガヴリール「……」

ゼルエル「ヴィネットといったか。彼女にならガヴリールを任せられる……と思っていたんだが」

ゼルエル「どうやら……ダメだったようだな」

ガヴリール「姉さんも……私を学校に連れていくつもりなの……?」

ゼルエル「できれば、な。だが……どうしても行きたくないというのなら……それでもいい」

86 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:29:25.630 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「え……?」

ゼルエル「私もガヴリールと同じ障害を背負ったら……私もお前と同じ状態になるかもしれない」

ゼルエル「健常な身体を持つ私に……お前に強く当たることなんてできない……」

ガヴリール「姉さん……」

ゼルエル「辛いなら休め……家に帰ろう」

ガヴリール「姉さんっ……」

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