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津田「そろそろ三葉に性教育をするべき」(生徒会役員共)
- 1 :ケイキ:2017/08/22(火) 00:33:18.815 ID:QD4/ShZW0.net
- 津田「と、思うんですが、どうでしょう畑さん」
畑(ついに壊れたか)
畑「いやぁぁ、津田副会長とは思われない発言で。…そもそも、どうしてこの期に及んでそんなことを?」
津田「それは…」
──────────
或日、休み時間での廊下
ネネ「…ペチャクチャ」
ムツミ「…?」
津田(ん?二人で何か話してるぞ…?)
津田(何の話だろう…)
津田(大体察しはつくけど)
津田(話しかけてみるか…?)
ムツミ「ねぇ、そういえば…」
ムツミ「前教えてくれた奴、効果が無かったんだけど…」
ネネ「…?えっ…と、何か教えたっけ私?」
津田(…!?もしや…っ!?)
ムツミ「男子をオカズにしたら、満たされるってやつ!」クワッ
津田 ネネ「!?」
ザワ…ザワ…
ムツミ「あれ?なんだがざわついてるよ?」
津田「…これは…」
────────
津田「なんてことがありまして…」
畑「あらあらそれは…。記事に出来そうですねぇ」
津田「全力で阻止させてもらおう」
畑「…で、結局、件の教育はどの様にするおつもりで?」
津田「それなんですよね…最初は会長達女子に頼もうとも思ったんですが…」
畑「ですが…?」
津田「…間違った方向に行きそうだったので…」
畑「あぁ…なるほど。」
畑(私もさほど変わらないのでは…?)
- 2 :ケイキ:2017/08/22(火) 00:34:48.049 ID:QD4/ShZW0.net
- 畑「しかし、私が教える訳にはいきませんよ?」
津田(!?)
津田「え…何でですか…?」
畑(記事になるからに決まってるだろ鈍感)
畑「いえ、ねぇ、私は…その、あまり信用されていませんので」
津田「まぁ、確かに」
畑「それに比べれば、津田副会長はとても信頼されている様ですし」
津田「僕が…ですか?」
畑(…ハァ)
畑「はい。確かにです。やはり副会長は人が良いので、信頼されるのも当然かと」
津田(そうかなぁ…)
津田「でっ、でも、俺が教えて、何か間違いがあったら…」
畑『じゃかしぃわい』
津田「ひぇっ!?」
畑「いいですか?三葉さんのの様にピュアな人は、この学校には他にいないでしょう」
畑「そんな三葉さんがもしも、性的な部分に疎い事を利用されたら…?」
津田「それは…」
津田(1番恐れている事だ…)
畑「あなたが教えるんです。三葉さんのために。三葉さんを助けることに、躊躇していてどうするんです!」
畑(これ以上はキャラ崩壊ですね)
津田「…分かりました。ありがとうございます。やってみます」
畑「あら、やってみるだなんてそん…」
畑(行ってしまった…か)
畑(…なんだか撮る気にならないなぁ)
- 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/22(火) 00:39:10.989 ID:LHBiSiOY0.net
- ほう
- 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/22(火) 00:41:54.075 ID:1TOwxCzE0.net
- ここまでギャグゼロ
- 5 :ケイキ:2017/08/22(火) 00:59:20.470 ID:QD4/ShZW0.net
- ───
津田(自分で言ったものの…)
津田(どういう風に切り出せばいいんだ…?)
津田(考えろ俺!もし、選択肢を間違えたら、学校生活が終了してしまう!…)
津田(…一応、会長達にも意見を聞くか…)
──放課後
ガララッ
スズ「あ、津田じゃない。早いわね」
アリア「そうだねぇ〜」フフ
津田(七条先輩が考えてる意味合いが絶対違うのは措いておこう…)
津田「会長はまだなんですね」
スズ「今日は先生に資料届けてから来るらしいわよ」
津田(そうか…まぁ、スズは真面目に聞いてくれるかな…)
津田「あの…一つ話があるんですが…」
スズ「…どうしたの?」
アリア「遂にア〇ルに目覚めたのかな!?」
津田「突発にその単語を言う先輩には恐れ入るぜ!」
津田「…実は…」
津田『…三葉に性教育をしたいんです』
スズ「…」
アリア「…」
スズ(津田が…!?)
アリア(…。ついに目覚めたのね…!)
津田(やべえよ絶対誤解されてるよ…)
- 6 :ケイキ:2017/08/22(火) 01:00:53.378 ID:QD4/ShZW0.net
- 1カメ
バタンッ
2カメ
バタンッ
3カメ
バタンッ
シノ「津田ぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」
津田「か、会長!?」
シノ「…聞いていたぞ…お前はそんな奴じゃないと信じていたのに…!!!!」
津田「ち、違うんです!話を聞いてください!」
シノ「ええい!うるさい!そんな話など!エ口サイトの冒頭に連なる、明らかな詐欺広告と同じ位聞く価値がない!」
津田「何言ってんだ」
───────
──
≒かくかくしかじか≒
スズ「…そういう事だったの…」
シノ「……そうか。確かに、それは問題だな」
アリア「性知識の欠如は危ないよねぇ〜。私も子供の頃はア〇ルで…」
津田「その話はもう聞きました」
アリア「あら、そう?…でもそれなら、津田君が教えなくてもいい方法があるよ?」
津田「本当ですか!?」
アリア「うん。…そうだ!ちょっと呼んでくるからまっててねぇ〜」
津田(誰だろう…)
- 7 :ケイキ:2017/08/22(火) 01:28:06.234 ID:QD4/ShZW0.net
- ?「…ちょっと!何ですか!?」カベゴシ
津田(この声は…)
バタン
津田(五十嵐先輩!?)
アリア「はぁ〜い!問題解決に1番役立つ人を連れてきたよ〜」
カエデ「え?ちょっと本当に何なんですか?問題解決ってなんですかぁぁ!?」
津田(何の説明も無しに連れてきたのかよ…)
スズ「…五十嵐先輩…ですか…?」
シノ「なるほど…流石だなアリア!」
カエデ「え?え?どういう事ですか?」
≒かくかくしかじか≒
カエデ「あひゅぅ…」バタンッ
津田「あ、気絶した」
スズ「アンタの言葉で…よ?」
シノ「凄い言葉責めだったんだな!」
アリア「津田君興奮しちゃうね〜」
津田「しねぇよ」
シノ「津田!さあ!人工呼吸を!」
津田「呼吸はしてらっしゃいますよ?」
カエデ「…んっ。」ムクッ
シノ「おぉ、目が覚めたか」
アリア「立ったね〜」
津田「人の動作にその表現使いますか…」
カエデ「…っ」
カエデ「…津田副会長…」
津田「…はっ、はい…」
シノ(これはまずいな…)
スズ(流石に其儘伝えるのはまずかったんじゃ…)
アリア(どうなるかな〜)
- 8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/22(火) 01:35:45.249 ID:LHBiSiOY0.net
- ふんふむ
- 9 :ケイキ:2017/08/22(火) 01:46:09.728 ID:QD4/ShZW0.net
- 続きは明日にでも
- 10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/22(火) 05:47:19.297 ID:GlJ3//fO0.net
- たのむぞ・・・
- 11 :ケイキ:2017/08/22(火) 07:48:06.453 ID:QD4/ShZW0.net
- カエデ「…言いたいことは分かりました。そういう意味だったんですね…」
カエデ「…で、なぜ私を…?」
シノ「そりゃあまあ、」
アリア「性知識の豊富な人を選ぶよね〜」
カエデ「んな!?」
津田(五十嵐先輩が…?)
スズ(性知識が豊富…!?)
カエデ「ど、どういう事ですか!納得いきません!」
シノ「これな〜んだ!」
カエデ「…こ、れ、は…!?」
津田(うわぁ…卵形のオ〇ホだ…)
カエデ「ぼっ、没収です!こんな不健全な…」
アリア「何で不健全なのかな〜?」
カエデ「…え?」
シノ「そうだな。私には卵のおもちゃにしか見えないが…どこが不健全なんだ?」
カエデ「えっ…と、そのぉ…」
アリア「理由がわからないとね〜」
スズ(鬼だ…)
津田(確かに…そういうものを理解している仕草は今までもあったけど…)
カエデ「…」
シノ「…まぁ、こういう訳だ。」
カエデ「…分かりました。認めます…」
カエデ(死にたい…)
アリア「…でも、五十嵐さんは悪くないよ?知識があること自体は変態でも何でもないよ〜」
カエデ「…ぇ?」
シノ「そうだな。変態なんて言われるのは、知識を公に晒す者だ。私みたいな」
アリア「私みたいな!」
アリア「……」
アリア「…津田君?」
津田「のらねぇよ?」
- 12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/22(火) 09:28:36.265 ID:otqLb3ni0.net
- おっいいね!
朝おきてすぐ書いてるとこも素晴らしい
見てるからつづけてー
- 13 :ケイキ:2017/08/22(火) 10:32:54.468 ID:QD4/ShZW0.net
- ≒
カエデ「…私はどうすれば…」
シノ「五十嵐、私達は性教育を健全な意味で言ってるんだ」
アリア「無知から来る様々な危険を無くしてあげる意味でも、こっちの世界も教えてあげなくちゃ」
津田(こっちって…)
スズ(五十嵐先輩…可哀想…)
カエデ「…」
──
津田「まさか…五十嵐先輩が…」
≒≒
カエデ「…」
カエデ「…分かりました。意図は至って健全なものですし…筋が通ってます…」
アリア「私はスジ、綺麗にしてるよ〜」
シノ「は!やっぱり確りと洗った方がいいのだろうか…!?」
津田「五十嵐先輩の覚悟を打ち消すなよ」
スズ「…」
カエデ「…」
アリア「あら?なんだか反応がおかし…」
シノ「だ、大丈夫か?流石に過ぎたか?」
カエデ「私が男性恐怖症なのはご存知ですよね…」
津田「あぁ、はい」
カエデ「理由も以前お教えしましたよね?」
津田「は、はい。ノートの件ですよね?」
カエデ「…私はそれに伴って、男性から遠ざかり、詰まりは異性から遠ざかりました。性的なものから遠ざかりました…」
津田「…」
カエデ「だから…異性同士の触れ合い等にだって、女子の方に自分を重ねて物事を考えていました…」
カエデ「だから、注意だって厳しくしてきたんです…相手を思って…」
津田「…それは…」
- 14 :ケイキ:2017/08/22(火) 10:48:47.740 ID:QD4/ShZW0.net
- カエデ「…でもっ!私だって高校生です。決して興味が無いわけでもありません…ですが、そこに、男性恐怖症が立ちはだかるんです。だから、とても…空しかったんです。二つの自分が矛盾していたんです…」
カエデ「だから…今の様なことになってしまっている…」
津田「…」
カエデ「…今回の件で…少し、その、性的な面での恐怖を和らげればいいと思って…」
津田スズシノアリア「…」
津田「無理しないで…くださいね」
─
津田「先輩…大丈夫だろうか…」
畑「これはこれは…」
津田「は、畑さんっ!?」
畑「私が言ったことから繋がって、なぜなにどうして五十嵐さんが…」
畑(面白そうじゃないの…)
畑「いいスクープになりそうね」
津田「…でも、特に何も起きないと思いますよ。教えて、終わりかと」
畑『おめえはよお、考えが甘いんだよ!』
津田「…え?」
畑(ハァ)
畑「五十嵐さんは男性恐怖症です」
津田「はい」
畑「そして放課後呼び出して、性知識を付与する」
津田「…はい」
畑「百合確定でしょ」
津田「…はい?」
畑「普通そうでしょう?ム〇ックスというやつですよ…」
津田(うわぁ、つっこむ気が失せた)
津田「…い、五十嵐先輩はそんなこと…」
畑「する筈がないと?…果たして本当にそうでしょうか…」
畑「五十嵐さんの本性がどれ程なのか、まだ分かりませんよ…」
津田「…たしかに」
津田(…五十嵐先輩と話そう。万が一にも間違えないように。無理そうなら俺が代わりに…)
- 15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/22(火) 14:31:04.216 ID:HkQfg3dH0.net
- \4
- 16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/22(火) 15:25:13.993 ID:QD4/ShZW0.net
- 保守age
- 17 :ケイキ:2017/08/22(火) 15:46:25.239 ID:QD4/ShZW0.net
- カエデ「…」
津田「五十嵐先輩…」
カエデ「ひっ!?」
津田「あ、すいません急に…」
カエデ「…いえ大丈夫です。…ご用件は?」
津田(…)
津田「こんなことを言うのは失礼ですが…」
津田「やっぱり、無理…してますよね?」
カエデ「…」
津田「性的なものが苦手なら、別に克服なんて…」
カエデ「私、会長達の言うとおり。知識は人並み…もしかしたら以上はあるの…」
津田「…」
カエデ「だけど私は、一切それを発散できずに居た…」
津田「…それは」
カエデ「だから。自分がどんな人間なのかが、わからなくなってきてる。どっちも本当の自分」
カエデ(…)
カエデ「…報告も兼ねて、あさっての朝一人で風紀委員会室にきてくれる?」
カエデ「伝えたいこと。決めておくから…」
津田「…?」
畑(これはいいものを見た)
- 18 :ケイキ:2017/08/22(火) 16:07:51.506 ID:QD4/ShZW0.net
- ついにスレタイ回収 │
──────────┘
=放課後「実行」=
ネネ「ねぇ、今日家これる?新しいおもちゃが…」
ムツミ「ごめん…なんか、風紀委員に呼び出されてて?」
ネネ「え?なんでだろ…」
ムツミ「わからないよ…」
────────
=風紀委員会室=
ガララッ
ムツミ「失礼しまぁす」
カエデ「ごめんね急に呼び出しちゃって…」
ムツミ「いえ、大丈夫です」
カエデ「…あなたに重要な話があるの…」
─津田家
コトミ「津田兄ぃ、どうしたの?賢者に転職した?」
津田「ツッコミ放棄していい?」
津田(心配だ…)
─
カエデ「…んっ。性的なものに関するんだけど…」
ムツミ「…え?」
カエデ「三葉さん…あなたは自分で、性的な知識が異常に無い事を理解してる?」
ムツミ「た…たまに、言葉の意味がわからないときはありますが…」
ムツミ「えっと…エッチな知識…ですよね?」
カエデ「うん…」
カエデ「あなたはなさすぎる。だから、襲われたりしてしまうかも…」
ムツミ「…?」
カエデ(しまった…あんな表現じゃ伝わらないのか…)
カエデ「えっと…エッチなことをされちゃうって意味だったんだけど…」
ムツミ「お…、胸を触られたりだとかですか…?」
カエデ(…チャンス!)
- 19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/22(火) 18:16:47.184 ID:GlJ3//fO0.net
- 乙
- 20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/22(火) 22:33:11.587 ID:tQDsrDQXd.net
- みてる
- 21 :ケイキ:2017/08/22(火) 23:49:10.483 ID:QD4/ShZW0.net
- R18にさせない方法を模索中
- 22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/22(火) 23:52:00.824 ID:fzNzHFvr0.net
- ほほう
- 23 :ケイキ:2017/08/23(水) 00:10:29.307 ID:CKIYnsLO0.net
- ムツミ「…?」
カエデ(これをしたら…でも…、いや、じゃあ…)
ムツミ「あの…先輩?」
ガタッ
ムツミ「せん…ぱい?」
──
シノ「ほほぉー!これはいいなぁ!」
アリア「興奮してきたね〜」
畑「満足頂けて何よりです」
シノ「流石だな畑。カメラとマイクを予めセットしておくとは!」
アリア「飽迄、五十嵐さんを見守ってるんだよ〜」
シノ「しかし…この展開は百合なのでは…」
アリア「女の悦びを教えるんだね!」
!ツッコミ不在!
畑「…」
畑「売れるわね…」
──
ムツミ「えっ…と…」
カエデ(御両親の教育理念がこの無知さを招いたのかもしれない…だけど、これは三葉さんの為…!)
カエデ「…これ、何だと思う?」
─シノ「…!?ローターじゃないか!」
─アリア「…没収されてたやつだよね…」
─シノ「もしかして…あれを使って悦びを…」
─アリア「いやいや、流石にそこまでは…」
ムツミ「えぇ…と…前見た気が…なんだっけ」
ムツミ「…、すみません。わかりません…」
─アリア「ああ!遂に純白が穢されるのね!」
カエデ「…これはローターって言うの…或事に使う道具よ…」
ムツミ「道具…?」
- 24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/23(水) 00:21:26.229 ID:CKIYnsLO0.net
- ─畑「はいここまでぇ〜」
─シノ「な!なんでだ!?」
─畑「ここからは、私の編集を加えてから後日お送り致します…」
─畑(五十嵐さんに悪いわ…)
─アリア「ん〜、仕方ないね」
─シノ「トイレ行ってくる」
─アリア「あっ!私もいく!」
─シノ「どっちだ?」
ムツミ「道具…?何に使うんですか?この話となにか関係が?」
カエデ「…」
カエデ(覚悟を決めろ…!)
カエデ「…これは、性玩具よ」
ムツミ「せいがんぐ?」
カエデ「性別の性に、おもちゃの玩具で性玩具…」
ムツミ「…で、何に使うんですか…?」
カエデ「…」
カエデ「一番普通の使い方はね…」
────────────────
──────────
は!
まずい。
これ以上は三葉さんを穢すことになる…
それはしてはいけない
こういう事は
意味を理解して、行うべ…
…
『私の中で』
『何かが壊れた』
───
─────────────
カエデ「…フフッ」
- 25 :ケイキ:2017/08/23(水) 00:32:15.598 ID:CKIYnsLO0.net
- ムツミ「五十嵐先輩…?」
カエデ(いい。これよ。私が欲しかったのはこういう事…!)
カエデ(…欲望の儘に。躊躇いなく。全てを)
ムツミ「先輩…だいじょっ…ンッ!」
それはムツミの目から見ても明らかな、接吻であった。
しかし、ムツミの知っているそれでは無かった。
ムツミの知る限り、聞いたことがない。舌を入れるなど。
ムツミの目は、多くの判断によって成り立っている者のそれでは無かった。
本能に、生殖本能に。
身を任せていた。
ムツミ(なぁ、にこれ…舌?…蒟蒻みたい…)
プハッ
ムツミ「せ、先輩!!落ち着いて話を…」
カエデ「大丈夫。さっきの話は続いてる」
ムツミ「…え?」
カエデ「教えてあげる…」
カエデ「気持ちいい事…!」
ムツミ(先輩おかしい…こんなんじゃない…間違ってる…!)
ムツミ「お、おかしいです…考え直してください!先輩!」
カエデ「…考えた結果よ。これが」
ムツミ「せんぱ…」
カエデ「これから何されるか…分からないでしょ?」
ムツミ「…わかりません」
カエデ「これは知っておくべき事なの…こうするしかないの。私には、皆には…」
ムツミ「なにを…」
カエデ「…」
カエデ「…ごめんね、優しくするから」
- 26 :ケイキ:2017/08/23(水) 00:52:59.371 ID:CKIYnsLO0.net
- ガララッ
カエデ「!?」
ムツミ「……た、」
ムツミ「…タカトシ君…」
津田「…それ以上はダメです。五十嵐先輩」
カエデ「…なんで」
津田「会長達から連絡があったんですよ、展開が凄いことになってるって。心配になってきてみたら…」
カエデ「これはっ…!」
津田「先輩。それは間違ってます」
カエデ「……」
カエデ(………)
カエデ「なんで…?私は私なりに覚悟を持って…」
津田「欲望に飲まれたって言いたいんですか?口だけの説明じゃダメでしたか?本当に?」
津田「抑々俺が持ち込んだ話で、それを先輩に任してしまったのは俺の責任です…でも」
津田「それ以上されたら、俺、先輩の事嫌いになっちゃいます」
カエデ「…」
カエデ「……」
カエデ「ごめ、…ごめんな…さい」
カエデ「私…自分が怖くて…」ウルウル
津田「大丈夫ですよ…誰だって一度はそういう事を考えたりするんです…」
カエデ「ごめんなさ…い。三葉さんも…」
五十嵐は走った。教室から、校舎から、この世から、消えて居なくなってしまいたかった。
だが、扉の前に立ちはだかった。壁。津田だ。
その時不思議な事が起こった。カエデは自然と、立ち塞がる津田に体重をかけた。男性恐怖症がありながら、涙を流しながらも津田の制服に顔を擦っていたのだ。
津田「…」
津田「五十嵐先輩…」
津田「大丈夫ですよ」
- 27 :ケイキ:2017/08/23(水) 00:54:56.211 ID:CKIYnsLO0.net
- エロ回避であります。
次投稿は明日の朝になるかと思われます。
- 28 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/23(水) 00:58:05.733 ID:bMDYx8Uk0.net
- 待ってる
- 29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/23(水) 01:02:56.487 ID:DgEl/wB+0.net
- 回避出来てなくね?
- 30 :ケイキ:2017/08/23(水) 01:06:58.693 ID:CKIYnsLO0.net
- >>29
ギリセーフだよギリセーフ
- 31 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/23(水) 04:04:32.438 ID:U72ksYwn0.net
- 保守
- 32 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/23(水) 04:10:19.042 ID:Jclou4Y1a.net
- 生徒会役員共、4話までしかみてないんだけどこんなキャラ増えるんか
- 33 :ケイキ:2017/08/23(水) 09:24:20.533 ID:CKIYnsLO0.net
- ───
津田「…五十嵐先輩…」
津田(俺が…無理させてたんだ…、今迄かけていたリミッターを…無理矢理外したんだ…)
津田(俺の所為…)
津田(…)
─
カエデ「ごめんなさい…本当に…」
ムツミ「ああ、もういいですよ。タカトシ君が止めてくれたし、先輩だって、少しその、おかしくなっていたでしょう?」
カエデ「うん…ほんとにごめん…」
ムツミ「いつか、ちゃんと、教えてください!あの話」
カエデ「…うん」
─
コトミ「津田兄ぃ、今日も様子が変だよ?どうしたの?」
津田「いや…五十嵐先輩が心配で…」
コトミ「…昨日は?」
津田「同じく…」
コトミ「それって…」
コトミ(…)
津田「…?」
津田(あぁ、そういえば、明日の朝呼ばれてたな…)
津田(五十嵐先輩…来るかな…)
- 34 :ケイキ:2017/08/23(水) 09:36:01.303 ID:CKIYnsLO0.net
- ───
津田「…五十嵐先輩…」
津田(俺が…無理させてたんだ…、今迄かけていたリミッターを…無理矢理外したんだ…)
津田(俺の所為…)
津田(…)
─
カエデ「ごめんなさい…本当に…」
ムツミ「ああ、もういいですよ。タカトシ君が止めてくれたし、先輩だって、少しその、おかしくなっていたでしょう?」
カエデ「うん…ほんとにごめん…」
ムツミ「いつか、ちゃんと、教えてください!あの話」
カエデ「…うん」
─
コトミ「津田兄ぃ、今日も様子が変だよ?どうしたの?」
津田「いや…五十嵐先輩が心配で…」
コトミ「…昨日は?」
津田「同じく…」
コトミ「それって…」
コトミ(…)
津田「…?」
津田(あぁ、そういえば、明日の朝呼ばれてたな…)
津田(五十嵐先輩…来るかな…)
─
次の日 朝 風紀委員会室
カエデ「はぁ…」
カエデ(昨日はあんなこと…もう津田君に会う勇気が無い…呼び出したけど…あんな事した私には、…来る筈も無い…)
ガララッ
津田「失礼します」
カエデ(津田…君…?)
カエデ「なんで…来てくれたの…!?」
津田「呼ばれたからですよ。昨日の事は五十嵐先輩に押し付けた俺の責任です。先輩が今迄抑えて居たものを壞してしまった…」
- 35 :ケイキ:2017/08/23(水) 09:36:41.330 ID:CKIYnsLO0.net
- 津田「だから、来るのは当たり前です」
カエデ「…」
津田「な、泣かないでください。落ち着いて…」
カエデ「……うん。ありがとう」
津田「それで…話したい事って…」
カエデ「うん。さっき迄は言える気がしなかったけど…」
カエデ「今なら言える気がする…!」
津田「…はい」
カエデ「私は…その…」
カエデ「…」
カエデ「…津田君に助けられた。津田君に止めてもらった。津田君には感謝してる。でも、」
津田「…」
カエデ「それよりも前から…好きだったのよ。津田君の事…」
津田「…!?」
カエデ「お願い。答え…聞かせて?」
津田(…)
突然の告白
津田(急に…)
津田(俺はこれに、どう答えればいいんだ…?)
想ってくれている
津田(想ってくれている)
津田(俺の気持ちは…)
津田「…先輩…俺も…」
───
- 36 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/23(水) 11:43:29.164 ID:MPEfbAAe0.net
- がんばえ!
- 37 :ケイキ:2017/08/23(水) 15:35:44.817 ID:CKIYnsLO0.net
- ───
畑「あら津田副会長、風紀委員会室前で一体ナニを…?」
津田「別に…」
畑「つっこんでくださいよ…」
シノ「な…なっ…!?」
畑「あら天草会長」
シノ「つ、つっこんでくれとはどういう事だぁぁ!?」
津田「はぁ…」
津田(日常は変わらないな…)
─
津田(五十嵐先輩とは学校外で交際してる。だけど、本番は封印している。何が起きてしまうか分からないから。)
カエデ「…こら、津田副会長!ポケットに手をいれない!」
津田「あぁ…すいません…」
カエデ「…今日の放課後空いてるかな…?」
津田「…はい」ニコッ
カエデ「それじゃぁ、家で…」
津田(周りには伝えてないし、伝えるつもりもない…だけど、どうやら何人かにはバレてるようだ)
畑「…グッ」
津田「…はぁ」
今日も明日も変わらない、変わった日々が流れる。
- 38 :ケイキ:2017/08/23(水) 15:37:32.706 ID:CKIYnsLO0.net
- これで一旦おしまいです。
低品質SSに付き合ってくださりありがとうございました。
次回は安価でもやって、vip民に罵倒でもされようかと思います。
ほんとに、中1男子の低級SS、読んでくださった方々、ありがとうございました。
- 39 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/23(水) 15:37:50.050 ID:Av/rilvs0.net
- 乙
- 40 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/23(水) 15:44:46.484 ID:davxGOcg0.net
- 乙
- 41 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/23(水) 20:34:06.887 ID:dkL2IH+P0.net
- 乙
まさかカエデルートだとは思わなかった
- 42 :ケイキ:2017/08/23(水) 23:31:47.470 ID:CKIYnsLO0.net
- 三葉ファンを強制的にカエデファンにする罠
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