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ガヴリール「反転世界?」
- 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/03(日) 19:11:41.321 ID:wPia1xpt0.net
- ガヴ(あれ?私いつの間に寝てたんだ…? ここは…私の家か?)
ガヴ「ん? なんか隣にいる…」クルッ
聖ガヴ「……」スヤスヤ
ガヴ「…へ?」
ガヴ「ええええええええぇええええええぇぇぇぇぇ!?」
聖ガヴ「ひゃああ!?何ですか誰ですか!?」
聖ガヴ「え!?私!?」
- 2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/03(日) 19:12:29.516 ID:wPia1xpt0.net
- ガヴ「お前誰だ!?なんで私の家にいるんだ!?」
聖ガヴ「あなたこそ誰ですか!?ここは私の家ですよ!?」
ガヴ「え?」
ガヴ「言われてみれば…私の家こんなに片付いてないな…」
聖ガヴ「分かってくれたようでなによりです…で、あなたは誰ですか?」
ガヴ「私はガヴリールっていう…」
聖ガヴ「え?私もガヴリールって名前なんですけど…」
ガヴ「は?」
ガヴ「…お前は天使か?」
聖ガヴ「はい」
ガヴ「じゃあ、通ってる高校は…」
………
ガヴ「どうやら私たちは同一人物らしいな…」
聖ガヴ「でもどうしてこんなことに…分裂か…別世界とかでしょうか?」
ガヴ「別世界…あっ!」
- 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/03(日) 19:13:15.980 ID:wPia1xpt0.net
- 数刻前
サターニャ「今こそこの魔界通販で買ったアイテムを試す時!ガヴリール!勝負しなさい!」
ガヴ「お前まだあそこ使ってるのか…」
ヴィーネ「サターニャも懲りないわよね…」
ラフィ「そこがサターニャさんの面白…いいところでもあるんですけどね」
ラフィ「さて、今日はどんな面白いものをみせてくれるのでしょう?」
サターニャ「そう言っていられるのも今のうちよ!今日のは本当にすごいんだから!」
サターニャ「なんと!別世界の自分を呼ぶことが出来るのよ!私と別世界の私でコテンパンにしてあげるわ!なーはっはっはっは!!」
ガヴ「…どうやって?」
サターニャ「それはもちろん…あれ?どう勝負すればいいの?」
ガヴ「お前…勝負仕掛けるなら方法ぐらい考えてこいよ…」
サターニャ「ううう…とにかく!別世界の私!カモン!」
ポチッ
- 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/03(日) 19:14:21.799 ID:wPia1xpt0.net
- バチバチバチッ
サターニャ「あれ?なんか様子が…」
ガヴ「!? サターニャ!危ない!!」
ドンッ
サターニャ「へっ?」
ガヴ「うわあああああああ!!」バチバチバチ
シュン
サターニャ「嘘…そんな…」
ヴィーネ「ガヴが…」
ラフィ「消えてしまいました…」
- 5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/03(日) 19:15:25.817 ID:wPia1xpt0.net
- 聖ガヴ「つまり…あなたはその機械の故障に巻き込まれてこっちに来てしまったということですか?」
ガヴ「ああ、思い出した。ショックで記憶が飛んでたみたいだ…」
ガヴ(ここは…私が駄天しなかった世界ってことか?)
ガヴ「ああでもどうするかな…これ帰れるのか私?」
ガヴ(魔界通販で同じアイテムを頼んでもらうか…? いや、それでも元の世界に戻れる保証が…)
聖ガヴ「元の世界に戻る方法なら、多分ありますよ」
ガヴ「本当か!?」
聖ガヴ「はい、少々大変ですが…」
ガヴ「大変?」
- 6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/03(日) 19:16:27.047 ID:wPia1xpt0.net
- ピピピピピピ
聖ガヴ「あ、もうこんな時間ですね…学校に行く準備をしないと…」
聖ガヴ「あ、あなたも来てくださいね」
ガヴ「は? 学校にか!?」
聖ガヴ「はい、あなたを元の世界に戻せそうな方が学校にいるので…これをどうぞ」
ガヴ「これは?」
聖ガヴ「認識阻害装置です!これを持っておけばあなたは人間には存在を確認することが出来なくなるんですよ」
ガヴ「へぇ、こっちの世界には便利なものがあるんだな」
………
聖ガヴ「さて、準備もできましたし、学校へ行きましょう!」
ガヴ(しかし…私を元の世界に戻せそうな奴って誰だ…?)
- 7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/03(日) 19:17:25.321 ID:wPia1xpt0.net
- 通学路
ガヴ「なぁ…こっちの道って学校には遠回りになるんじゃないか?」
ガヴ(というよりこの道って…)
聖ガヴ「あっ!すいません…ちょっと寄らなければいけない所がありまして…」
………
聖ガヴ「ここのアパートに用があるので、ちょっと待ってていただけますか?」
ガヴ「ここって…」
- 8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/03(日) 19:18:29.413 ID:wPia1xpt0.net
- ピンポーン
聖ガヴ「ヴィーネさーん、学校行きますよー」
ガヴ(やっぱりヴィーネが住んでたか…)
ガヴ「しかし…私がヴィーネを迎えに行くとか新鮮だな」
聖ガヴ「あなたの世界では迎えに行ってないんですか?」
ガヴ「だってあいつ朝6時とかに起きるだろ、あいつが迎えに来ることはしょっちょうだけど、私から迎えにいくことなんて…」
聖ガヴ「…今、なんと?」
ガヴ「いやだから、あいつ朝6時に起きてしっかり準備してるから私が迎えにいくことなんてほとんどないって」
聖ガヴ「…別世界の私、今から見るものは信じられないものかもしれませんが…ショックを受けないでくださいね」
ガヴ「え?なにかあんの?」
聖ガヴ「…見ればわかります」
ガチャ
ガヴ「…なっ!?」
私が見たもの…それは…
- 9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/03(日) 19:20:57.729 ID:wPia1xpt0.net
- ヴィーネ「ぐがー、ぐがー」
私の家並みに散らかっている部屋の真ん中で、腹を出しながら床で寝ているジャージ姿のヴィーネだった…
ガヴ「なんじゃこりゃあああああああああああああああ!!」
ヴィーネ「んあ?」
聖ガヴ「ヴィーネさん、学校行きますよ?」
ヴィーネ「んあー、ガヴ…?」ポヘー
ヴィーネ「今日…学校休む…おやすみ…」グダッ
聖ガヴ「駄目ですよ!起きてください!」ユサユサ
ヴィーネ「うあー」ユサユサ
ガヴ「これ本当にヴィーネ?」
聖ガヴ「はい…こちらの世界の」
ガヴ(ものすごくシンパシーを感じる…)
- 10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/03(日) 19:23:14.001 ID:wPia1xpt0.net
- ヴィーネ「あれ? ガヴいつの間に二人に増えたの?」
聖ガヴ「違いますよ、こちらは別世界のわたしです。詳しい説明は後で…」
ヴィーネ「あー今度はそうきたか…」
ガヴ(今度?)
聖ガヴ「ところでヴィーネさん…また夜遅くまでゲームしてたんですか?…この前ほどほどにするって言ったのに…」
ヴィーネ「いやーなんかボス倒したら興奮しちゃってさ…で、この興奮が冷めないうちに次のステージをやりたくって…」
ガヴ「あー、わかるわそれ…次はどんなのがあるか気になってついつい続けちゃうんだよな」
ヴィーネ「話が分かるじゃない別世界のガヴ!良かったら次のステージ協力プレイでやらない?」
ガヴ「おっ!いいねえ私もちょうどこのステージ前だったし」
ヴィーネ「ならぜひ…」
聖ガヴ「はいはい続きは学校終わってからですよー」
ヴィーネ「…こっちのガヴのいじわる」グスン
ガヴ(なんかすっげえ違和感…)
- 11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/03(日) 19:27:36.338 ID:eAOmo3j1a.net
- 見てるよ
続けて
- 12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/03(日) 19:28:08.820 ID:wPia1xpt0.net
- 学校
ガヴ「で、学校来たけど…元の世界に戻せる奴っていうのは…」
聖ガヴ「もうすぐ来ると思うんですけど…」
ヴィーネ「あっ、来たわ」
サターニャ「ガヴリール!ヴィネット!おはよう!」
ガヴ「は? サターニャ?」
聖ガヴ「はい! サターニャさんならあなたを元の世界に戻せると思います!」
ガヴ「…まじで?」
- 13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/03(日) 19:29:09.580 ID:wPia1xpt0.net
- サターニャ「話はこっちの世界のガヴリールから聞いてるわ!この大悪魔、胡桃沢=サタニキア=マクドウェルに任せなさい!」ドヤァ
ガヴ(…おいおいすごい不安になってきたんだが)
サターニャ「じゃあまずこの世界に来た時に使った機械の特徴と、起きた現象について教えてもらえる?」
ガヴ「え? ああ…確か…」
………
サターニャ「よし、方法は特定できたわ!」
サターニャ「おそらくその機械はこちらで言うサタニキアの第7世界線移動式を技術に用いたものね!」
ガヴ「…今なんと?サタニキアの?移動式?」
聖ガヴ「サターニャさんは魔界でも有名な天才学者で、いくつもの法則と魔術式を導き出しているんですよ」
サターニャ「世界線移動もその一つよ!ちなみにその認識阻害装置も私が作ったのよ!」
ガヴ(まじかよ!学校のテストすら危うい あ の サターニャが!?)
- 14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/03(日) 19:30:17.279 ID:wPia1xpt0.net
- ヴィーネ「その分色々やらかしてるんだけどね…この前はガヴが分裂したり私が100体に増えたり」
ガヴ(それで妙に対応が慣れてたのか…)
サターニャ「実験に失敗はつきものよ!」
聖ガヴ「この前バルバトスとか3柱の悪魔を同時召喚した時は世界が終わるかと思いました…」
ガヴ「それ魔界すら追放されるレベルじゃ…」
ヴィーネ「事の発端もサターニャだけど、解決できるのもサターニャなのよ…」
ガヴ「よりタチが悪いな…」
サターニャ「あの時はさすがに悪いと思ったわよ!」
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