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俺、この事件の子供やけど というスレを拝見された皆様へ
- 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/16(土) 18:56:55.483 ID:Inqstficr.net
- まず、俺は
俺、この事件の子供やけど http://itest.2ch.net/hebi/test/read.cgi/news4vip/1505124226
のスレの人やということを知ってもらいたいです。
覚えてもらってるかな?
これから書くことは、嘘かホンマかの判断は皆さんの自由です。
俺も一つの「作品」を作るつもりで臨みます。
全部が全部書くとあんまりにも膨大や量になりすぎるので、結構かいつまんで書いていきます。
俺の中では笑い話で昇華できてるので、できるだけおもしろく笑えるようには書いていきたいと思ってますが、つまらなければごめんなさい。(笑)
波乱万丈は言いすぎかもですが、なかなか他の人にはない人生やと自分では思ってるんで、読んでもらえるとうれしいです。
では、どうかひとつ、よろしく。
- 499 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/17(日) 23:40:38.479 ID:TXiHbN0Gr.net
- 受験前日
放課後はシャバ僧くんの家でゲームをしていた。
シャバ「ビーっクリするくらい余裕やな俺ら」
俺「焦ってもしゃーない、らしくいこや。」
帰ったあとは次の日に備えて全力で寝た。
受験当日
うちの学校からは底辺高校には6人が願書を出していた。
底辺高校にいくだけあって、6人とも勉強はゴミレベル。
その中でもダントツで勉強できない俺とシャバ僧くん。
受験が始まる。
国語は結構それなりに解けた。
数学…ゴミ…
英語もカス…
社会はできるとことできないところがはっきり別れた。
理科も数学ほどではないが、ほとんど分からなかった…
一番やばいのはやはり数学だった。
回答欄にかろうじて答えを書けたのはたった2問。
それすらも間違えてたら、と思うと、俺は頭を抱えるしかなかった。
- 500 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/17(日) 23:48:14.758 ID:TXiHbN0Gr.net
- 結果発表
やるだけはやったから、結果なんかどうでも良かった。
結果は、定員割れで合格。
俺は高校生への切符を手に入れた。
他の同じ中学のみんなも当然合格。
風の噂で聞いただけなので、真偽は定かではないが、定員割れにも関わらず、一名だけ不合格者がいた、ってのを知ってるが、それについてはわからないままだった。
なんにせよ、4月から高校生だ。
- 501 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/17(日) 23:50:02.752 ID:CufHRA8d0.net
- 見てるぞ
- 502 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/17(日) 23:59:49.354 ID:TXiHbN0Gr.net
- 真新しい制服に身を包む。
ネクタイはゆるんゆるん。
学ランだって第二ボタンまで開けて着てたのに、ネクタイなんか無理だった。
3年間、ネクタイをきっちり巻いたのなんか多分数える程度だろう。
実際登下校の時ははずしていた。
さすが底辺高校だけあって、それなりにイキがった奴が結構いた。
俺とシャバ僧くんはクラスが別々になった。
うちの中学のやつは、ナマグチが俺と同じクラスだった。
- 503 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/18(月) 00:00:45.569 ID:gd9gACqUr.net
- >>501
だいぶ現代まで近づいてきたね…
でも高校もそれなりに長いんや…
- 504 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 00:11:36.399 ID:gd9gACqUr.net
- 高校での部活もバスケをやることに決めた。
中3で転校した中学では数ヶ月だけなら、と、部活はやらなかった。
シャバ僧くんは弓道部、ナマグチは空手部、俺と同じ分家の一軒家で生活する林ちゃん(女)は陸上部、同じ中学のアゴと俺はバスケ部に入った。
一年ぶりにやるバスケだが、それなりに動けた。
一年やらないと上手くなるのか、中2のときよりも多分上手かった。
あれからバスケなんかほとんどしてなかったのに。
うちの高校のバスケ部はビビるほどに弱かった。
中学のとき、1番ドヘタだった俺だが、俺より下手な人もいた…
体験入部一日目は、一年ぶりのバスケが懐かしくて楽しくて、ついついはしゃぎすぎた。
金曜日で良かった。
土曜、日曜は筋肉痛で家の階段すら登れなかった。
- 505 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 00:19:04.208 ID:gd9gACqUr.net
- 一年生は入学から一週間で、野外学習と呼ばれる2泊3日の山での研修みたいなのがあった。
ここでこれからこの高校でやっていくためのルールなんかを説明され、その後は整列や前へならえやらの練習、校歌の練習なんかをやらされる。
これでキレて指導になる者もいれば、タバコがバレた奴もいた。
そして野外学習から帰ってきて、次の月曜日には、早くも不登校、中退者が出始めた。
- 506 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/18(月) 00:20:36.241 ID:CmqmYf0j0.net
- 林ちゃんとのエロ展開はよ
- 507 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/18(月) 00:20:42.531 ID:G5duhQBaa.net
- やっと追い付いた…
- 508 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 00:27:23.593 ID:gd9gACqUr.net
- 部活を頑張ってみたり、試合に出て見たり、ボロ負けしたりして、あっという間に中間テストも来て、数学は変わらずカス以下で、アゴに至っては全教科赤点という伝説を叩き出した。
アゴはこの直後に不登校になり、1学期の終わりには中退していた。
期末テストも結構やばかった。
やっぱり数学がだめだった。
夏休みの補習は、3教科喰らった。
まだマシな方だったけど、数学が補習なのはきつかった。
補習の後に再テストをするわけだが、これも正直ギリギリだった。
シャバ僧は6教科も補習を喰らっていた。
中には全教科補習というツワモノもいた。
- 509 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/18(月) 00:29:07.140 ID:gd9gACqUr.net
- >>506
すまん、ないんや。
分家で生活してた2つ年上の神ちゃんならすこーーーーしだけあったけどそこはカットや。
- 510 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/18(月) 00:41:57.285 ID:RBlnj45t0.net
- 追いついた
読んでるぞ
- 511 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 00:42:14.310 ID:gd9gACqUr.net
- さて、夏休み。
ずっとバスケやってだけだったんだが、ちょっとしたエピソードもある。
同じクラスで、あとからバスケ部に入ってきた女の子、トモちゃんが、6月真ん中あたりから学校に来なくなっていた。
俺はこの時、まだケータイは持ってなかったし、何があったのかは分からなかったが、でも俺に連絡手段はなかった。
どーしてんやろ?とか思っていた8月真ん中。
部屋でゲームしてると、俺に電話だと呼ばれた。
わざわざ家電にかけてくるような友達を作った覚えはない。
もしもし、と受話器を取ると、電話をかけてきたのはトモちゃんだった。
トモ「明日ひま?」
俺「ひま」
トモ「相談乗ってほしい…」
俺「その前に、お前今どこで何してんの?」
トモ「それも明日話すから、明日何時にどこにする?」
俺「好きにして」
トモ「ほんなら12時にうちの最寄り駅で」
相談、とはなんのことかわからんが、とりあえず行くことにした。
- 512 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 00:52:55.568 ID:gd9gACqUr.net
- 次の日約束の時間、トモちゃんと会うと、駅から近くの公園のベンチに腰を下ろす。
トモ「いやー、ごめんなーわざわざ」
俺「ガッコ来てへんだ割には元気やん。何しとったんな?」
トモ「まぁ、ちっと色々あってなー」
俺「その色々を聞かんな俺何にも相談乗ってあげれんけどな…」
トモちゃんはどことなくそわそわした感じで、俺に話を始めた。
「お母さんガンなってさー、まぁ全然助かるんやけど、うちそんなにお金ないから、毎日バイトしよったんよ。」
おーおー、またえらいハードな話を…
トモ「多分、ガッコやめると思うねん」
俺「………あー…さよか……」
こういう相談はどう聞いてあげればいいのか分からなかった。
ただ、高校に行ってる余裕はないんだろうという予想はついた。
- 513 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/18(月) 00:59:17.814 ID:w3YBsPUs0.net
- ほしゅ
- 514 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 01:01:17.187 ID:gd9gACqUr.net
- 俺にはどうすることもできなかった。
俺は友達は少ないし、トモちゃんがいなくなると友達が減るから、とは思っていたが、トモちゃんからすればそういう問題ではない。
俺には当然だが金もない。
何もしてやれなかった。
ただ、誰かにこうやって吐き出したかったであろうトモちゃんについててやって、話を聞いてやることしかできなかった。
林ちゃんに連絡するか、家電にかけてきたら何かあれば話くらいは聞きに来る、とだけ言った。
トモちゃんは「ホンマにありがと」と何度も言ったけど、俺は何もしてやれないのがすごくむず痒く感じた。
- 515 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 01:13:32.624 ID:gd9gACqUr.net
- 2学期が始まっても、トモちゃんはやっぱり登校してこなかった。
あれからどうしてるのかは誰も知らなかった。
体育祭と文化祭も終わり、少しするとテストが近づいてきた。
放課後、俺は提出物のノートを仕上げていた。
ノートはしっかり授業を受けてるやつから借りるに限る。
ナマグチのノートは、本人は自信満々に「貸したるわ」とか言いながら渡してくれたが、字が汚いし、多分ノート書いてないところもちょくちょくあると思う。
俺が持ってるのにナマグチが持ってないプリントなんかもあって、ノートはマトモな人から借りようと思った。
教室にマトモな人、風子が入ってきた。
俺「風子、ノート貸してくれへん?」
ちなみに、俺と風子は多分この時はじめて喋った。
風子「おぅ、ええぞー。」
渡されたノートは、さすがは女の子と感心する程度にはまとめてあった。
- 516 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 01:23:49.931 ID:gd9gACqUr.net
- 風子は男っぽい感じがあるようなタイプ。
はじめて喋ったけど、普通に30秒で仲良くなれた。
カリカリ提出物を仕上げると、ノートを風子に返した。
俺「また貸してくれ」
風子「まずノートは授業中にとろうね…」
そりゃそうだ。
ノートを借りただけだが、次の日からはすっかりお友達になっていた。
トモちゃんがいなくなって喋る人があんまりいなかったから、これは助かった。
風子は同じクラスのゼンちゃんと付き合っていた。
ゼンちゃんは、俺と同じく車が好きで、前からちょくちょく話はしていたが、風子と付き合ってることは知らなかった。
この日から、一人で食べてた弁当は、風子とゼンちゃんと3人で食べるようになった。
しばらくすると、風子の友達ののんちゃんも混じって4人で食べるようになった。
- 517 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 01:33:06.531 ID:gd9gACqUr.net
- そんな感じでなんとかクラスの中でようやく話し相手ができた頃、ある日の金曜の晩、忘れた頃に、トモちゃんから家電に電話があった。
トモ「おっす」
俺「元気してんけ?」
トモ「まぁぼちぼちやな。あんさー、明日暇?」
俺「んー、午前中部活」
トモ「ほんならちょっとした会おうよ」
俺「あいよー、一時半頃にお前の最寄りでかめへんやろ?」
トモ「おっけ。んじゃ」
午前中の部活を終わらせて、昼にトモちゃんに会いに行った。
トモちゃんの髪の毛は茶髪になっていた。
上は高校のブラウスに黒のパーカー、下は高校のスカートを履いていた。
- 518 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 01:40:46.073 ID:gd9gACqUr.net
- 本人の言うことが本当か嘘かは分からないから、これは聞いた話を書くだけになるが、
トモちゃんはどこかのヌキ店で働いていたらしい。
俺「その顔でヌキ店なんかできんのか?」
トモ「デブスでもできひんことはないよ」
俺「へー、俺ならお金払いたくないわー…」
トモ「デブスも一定の需要があるんやで」
俺「人それぞれやねー…で、本日のお話は?」
トモ「特に何もない。暇やったからお前なら来てくれるやろうと思って呼んだ」
俺「まぁ暇やからええけども…」
- 519 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/18(月) 01:41:02.381 ID:zCsff3IgM.net
- ふぇ〜やっと追いついた…
最後まで見てるからね!
- 520 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/18(月) 01:42:07.807 ID:98dmCfWO0.net
- ではでは物語スタートがキモくて読む気がうせた
- 521 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 01:46:00.317 ID:gd9gACqUr.net
- 色々聞いてると、お金が結構大変らしい。
家庭事情もそれなりにヤバイらしく、働くしかないらしかった。
トモちゃんは、この日は普通にいつもの感じだったが、問題は次の日だった。
- 522 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/18(月) 01:47:28.400 ID:gd9gACqUr.net
- >>519
サンキュー!
今現在まで書くとなると結構大変や…
- 523 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 01:58:29.029 ID:gd9gACqUr.net
- 朝9時。
日曜日は部活は一日休みだが、この日はゆっくりもしてられなかった。
トモちゃんから家に電話がかかってきた。
トモ「来てや〜。あー、寒っ。」
俺「いやいや、どこおんねんおまえ…」
聞くと、分家からちょっと歩いた最寄りの駅にいるらしかった。
チャリンコでシャーっと10分、呼ばれた場所に行くと、トモちゃんはいた。
俺「服、昨日のままやんか」
トモ「仕事終わってそのまま来たからな」
俺「今日寒いの。お前それでいけん?」
トモ「寒い」
俺「俺今着てるパーカー貸したら半袖やしなー…」
トモ「お前の汚れてそうやからいらん」
俺「あー、さよですか…」
トモ「どこ行くー?」
俺「せめてそれくらい考えといてほしいわ…」
トモ「あっ、林ちゃんに会いたい」
ってなわけで分家まで重たい女乗っけて戻った。
- 524 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/18(月) 01:58:42.971 ID:Mzuv813r0.net
- はよ続き
- 525 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 02:10:17.736 ID:gd9gACqUr.net
- 分家に戻る途中に図書館があるが、トモちゃんがちょっとだけ図書館に寄ろうと言い出した。
図書館でテキトーに本をガサガサすると、トモちゃんはテキトーな本を取ってきて俺の横に座った。
「図書館てあったかいねんなー」
トモちゃんは言うと、本を読み出した。
20分くらいした頃、俺は読んでた本を閉じて横を見た。
トモちゃん爆睡。
トモちゃんは結構、思ってることや悩んでることは自分から言ってくれるタイプで、大体の話は先日に聞いていた。
家族のこととか、仕事の事、お金のこと。
全部本当のことなら、トモちゃんはなかなかハードだ。
金もないし、ましてや施設の子の俺には、できることは限りなくないような問題ばかりだった。
どうしてやるのがいいのか分からず、とりあえずトモちゃんの気が済むまでは一緒にいてやるしかないと思った。
少しずつ俺の方にもたれかかってくる。
顔を俺の肩にくっつけるようにして爆睡していた。
肩はちょっとよだれで汚れた。
- 526 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 02:22:11.019 ID:gd9gACqUr.net
- なんだかんだ本を読みながらトモちゃんを寝かすこと2時間。
トモ「ふぉー、よぉー寝た〜〜」
俺「おは」
トモ「暖かいと眠なるなー。」
俺「林ちゃんに会わんでええんかー?」
トモ「外出たら寒いがな…」
外は結構寒かった。
寒いだ出たくなかっただ言いながらタバコを吸うトモちゃん。
くれと言われたから1本あげたら、まずいと30秒で捨てた。
分家まで戻ってきたはいいが、ここに来たところで何もできない事は分かっていた。
分家の向かいの公園のベンチに林ちゃんも呼んできて、しばらくは三人で話をしていた。
林ちゃんがいるときのトモちゃんは、変にアホ女っぽい話し方だった。
女が正確を使い分ける瞬間を始めてみた。
- 527 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 02:32:55.134 ID:gd9gACqUr.net
- 林ちゃんはしばらくすると分家に戻って、またトモちゃんと二人になった。
トモ「お前はええよなー、家にはみんなおんねやし」
俺「半ホームレスのお前よりはええな」
トモ「うちも施設に入れたらなー」
俺「まぁ今よりはマシやろうけど。お前晩はどすんの?」
トモ「先輩に車で迎えに来てもらう」
俺「いま先輩呼んで帰ってくれ……」
トモ「お前ってたまにひどいよな」
特に何を話すわけでもなく、ポロポロと出て来る愚痴に付き合いながら、喋ってたら、気がつけば夕方になっていた。
トモ「じゃ、また連絡するわ」
そう言ってトモちゃんは先輩の車に乗った。
その後、トモちゃんとは一年以上、連絡も取れなかった。
- 528 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 02:37:25.850 ID:gd9gACqUr.net
- 冬休み前のテストは惨敗。
数学は奇跡の0点を記録した。
俺もシャバ僧も相変わらず冬休みも補習。
今回はナマグチも補習待機室にいた。
数学の補習を受けてもさっぱり。
追試すらもおとして、
- 529 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 02:46:58.247 ID:gd9gACqUr.net
- ミスった…
追試すらも落として、2年への進級が危ぶまれた。
冬休みは短く、3学期がすぐに始まる。
年明けちょっとしてから、バスケ部は新人戦があった。
新人戦は3年生は試合に出れず、1、2年生だけで編成されたチームで戦う。
118ー8で負けた。
スコアだけ見たら別のスポーツみたいだ。
- 530 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 03:01:23.769 ID:gd9gACqUr.net
- 3学期は特に特筆するべきこともないが、かっちゃん(女)と不二子(女)がちょくちょくツルむようになったくらいで、それ以外はあんまり記憶がない。
2年への進級はむちゃくちゃギリギリだった。
もちろんシャバ僧くんはもっとギリギリだった。
なんとか2年には進級できるようにはなった。
ここで多分俺らの学年からは5人ほど消えた。
進級できなかったようだ…
2年になると、クラス替えがあった。
2年はシャバ僧くんと同じクラスだった。
風子、ゼンちゃん、のんちゃん、林ちゃんはA組、
俺、シャバ僧くん、かっちゃん、不二子はB組、
ナマグチはC組だった。
2年に上がると、キー坊とも仲良くなった。
一年のときはいい印象は持ってなかったが、話してみるとおもしろいやつだった。
- 531 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 03:09:54.966 ID:gd9gACqUr.net
- 人生に少なからず影響を与えた人#5
キー坊
高2からツルみだした、腐れ縁の一人。
男前。
女の扱いが雑い。
俺と同じく、周りからどことなく浮いてる。
俺の五分の兄弟分。
壁を殴る癖を持ってる。
桐生一馬を尊敬している。
- 532 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 03:23:29.895 ID:gd9gACqUr.net
- キー坊は弓道部で、シャバ僧くんと同じ部活だった。
パッと見ると、何か変な人な雰囲気が出てるやつだが、喋ると俺と似た考えを持ってる数少ない奴だった。
でもこのときはまだそこまで深くツルみだしたわけではなかった。
俺は俺で、休み時間はゼンちゃんたちがいるクラスに遊びに行っていた。
進級したあたりから、ゼンちゃんと風子カップルが少しずつ仲が悪くなりだした。
と言うか、ゼンちゃんが風子と距離を取っているような気がした。
俺「最近仲悪いがな?」
風子「仲悪い言うか、あいつがあんま喋らんねんな」
俺「?? 帰りとかゼンちゃん家行くんやろ?何してんの?
風子「無言でゲームしてんな」
俺「何も喋らんの?」
風子「っっんっなーーーんもしゃべらん」
廊下で二人で話してるけど、ゼンちゃんも廊下にいるのに、こっちの話には一切入ってこようとしなかった。
「別れよかな」
風子がふと小さい声で言った。
- 533 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 03:28:55.194 ID:gd9gACqUr.net
- 風子はこの頃、よくゼンちゃんの愚痴を言っていた。
一緒にいて楽しくないなら別れるのも一つの手では?と提案したが、それはゼンちゃんが許さないらしく、話を聞けば聞くほどよく分からなかった。
ゼンちゃんに聞いても、「別に普通やがな」としか返ってこなくて、風子に何か不満や文句があるのかどうかすら分からなかった。
- 534 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 03:46:38.884 ID:gd9gACqUr.net
- ゼンちゃん風子カップルもそれなりに問題だったが、俺はもう一つ問題を抱えていた。
バリちゃんという女の子の相談も聞いていた。
バリちゃんはなかなかめんどくさかった。
話を聞いてると、何をどうしたいのか、どうしてほしいのかが分からないことが多かった。
そして、聞いてる話が嘘か本当かも分からないこともあった。
メンヘラの気があるようにも思う。
バリちゃんはまず話を聞き出すまでが大変で、ちょっとずつ侵入していって、少しずつ、根気よくガードを壊して行かないと、なかなか心を開いて話をしてくれなかった。
やたら悩んでる素振りは見せるけど、一気に聞き出そうとしても答えてくれず、やっと話を聞き出すとすごくくだらないことで悩んでたりする。
それでも根気よく話し合うと、結構色々喋ってくれるようにはなった。
ただ、色々話してくれるようになった代わりに、信用した人間は容赦なく切り捨ててしまうような面も持っていた。
- 535 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 03:56:45.578 ID:gd9gACqUr.net
- バリちゃんにはとにかくよく振り回された。
1時に○○に集合
と約束しても、まずほとんど1時には来ない。
そして約束の時間の15分程前からは連絡も取れなくなる。
30分も来なければ「帰るぞー」と連絡だけ入れて帰ったことが何度かある。
数時間後に、「ごめん、寝てた」とメールが入る。
ぜーったい嘘やん…
一度は来るまで待っといてやろうと思ってずっと待ってたこともある。
4時間半くらい待って、連絡が来て、相変わらず言い訳は「ごめん、寝てた」。
「まだ待ってるからおいで」とメールすると、返信には「また今度にしよ、ゴメンな」と返ってくる。
何をどうしたいんだろう?
色々考えて、俺はひとつの結論にたどり着いた。
こいつ、俺が離れていくやつかを試してるのか?
- 536 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 04:08:47.982 ID:gd9gACqUr.net
- 話しててなんとなく分かるんだが、お世辞にもバリちゃんは万人受けするタイプではない。
周りの人から話を聞いても、あまりいい話は聞かない。
正直、バリちゃんを好いてる人っていない。
ある程度仲良くなっても、多分振るい落としてきたんだろうと思う。
そして、振るい落とそうとしても落とせない、良く言えば裏切らない人間、悪く言えば都合の良い人間を探してるんだと思った。
過去に何があったかまでは分からないし、今でも知らない。
ただ、誰かに見捨てられたとか、裏切られたとか、何かしらの原因があるのかな?と考えた。
でも、色々話してると、何となくみんなから好かれない理由が分かってきた。
こいつは気分屋とか言うレベルではなく、ただの感情の生き物って感じだった。
- 537 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/18(月) 04:12:47.694 ID:neh2e770H.net
- 保守
- 538 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/18(月) 04:13:02.234 ID:lVnx/eVq0.net
- お前の話まとめでみたわ
あれでオチついたのになんで改めて?
- 539 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 04:21:27.693 ID:gd9gACqUr.net
- コロコロ変わる気分に振り回される側の気持ちを考えると、そりゃ離れていくよな、とも思った。
そして、俺はどんなことがあっても離れないようにした。
そしたら、今度はこいつ、自分から離れていく。
どうするのが一番ベストなのかが分からず、しかも結局最後は自分の意志で決定してしまう。
そしてしばらくしたら、また面倒ごとを持ってくる。
俺自身、何でこいつにこんなにめちゃくちゃにされてもなお、こいつの友達でいられるのかが不思議でしかたなかった。
- 540 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/18(月) 04:23:01.230 ID:gd9gACqUr.net
- >>538
そりゃいつか書きたかったからやろ。
- 541 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 04:33:39.071 ID:gd9gACqUr.net
- こんなに振り回されて、それでもこいつのことを許せる理由は何なのか…
自分でも全く理解できなかった。
そして間違った答えにたどり着く。
これが恋…?
そしてそう思ってしまうと、ここから抜け出せなくなった。
こんだけ振り回されても許せるってことは、俺はバリちゃんに惚れてるんだ。
もうこうなったら色々おかしくなってくる。
とにかく心配になる。
なんでもいいから話したくなる。
用もないのに連絡してみる。
そして連絡が帰ってくるとやたらマッハで返信するようになる。
この頃にはすっかりバリちゃんにハマっていった。
実際はバリちゃんを心配して、放っとけなくなってるだけだが、俺はそれに気が付かなかった。
- 542 :\(^o^)/!虐待された人:2017/09/18(月) 04:53:04.497 ID:gd9gACqUr.net
- バリちゃんに告白されて、俺はあっさりOKして付き合い始めた。
でも、付き合い始めてからは、何故か急によそよそしくなって、まともに会話さえできなくなった。
話を振っても空返事が返ってくるだけ。
それまで色々話してたのが嘘のように、付き合いだしてからは会話がなくなった。
風子はゼンちゃんとの問題は解決していなかったが、たまらず風子に相談した。
でも、風子にもバリちゃんがなぜ話さなくなったのかは分からないと言われた。
バリちゃんと同じクラスの女の子にも話を聞いてみたが、こちらでは面白い話が聞けた。
バリちゃん、俺のこと惚気まくってるらしい…
温度差がすごすぎて、どういうことなのか全くわからなかった。
風子にこのことを話してみると風子は「恥ずかしい…の…かなぁ…?」と言ってきた。
友達から彼氏に変わっただけで、そこまでなるもんか?とも思ったが、単純に考えればそうかもしれない。
ゼンちゃんたちと昼飯食いながら色々考えてると、バリちゃんがメモ用紙に書いた手紙を渡してきた。
わざわざ手紙にしなくても、口で言えばいいとは思ったが、バリちゃんは手紙だけ渡すと、スタスタと教室へ帰っていった。
- 543 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/18(月) 05:43:56.759 ID:zPzReO2j0.net
- 追いついてしまった
おい時間返せ
支援
ちなみに俺ももちろんお前ほどじゃないが色々あって四国から大阪出てきて結婚して今幸せだ
お互い頑張ろう
あと大阪の女は辞めとけ気が強すぎるわ
- 544 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/18(月) 05:53:31.847 ID:yWxjIe6r0.net
- またまたまた追いついた
続きはよ
- 545 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/18(月) 06:32:54.279 ID:FRI6yDpy0.net
- 寝落ち保守
- 546 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/18(月) 07:12:44.432 ID:h0I1bIuW0.net
- まだ残ってた
- 547 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/18(月) 07:44:57.183 ID:FRI6yDpy0.net
- ほ
- 548 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/09/18(月) 07:46:25.529 ID:8EyyxqmR0.net
- ビップラ行けよゴミ
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