すまんこの俳句の意味わかる奴おる？w

以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします

ちくわ工場で働き始めた年の離れたお兄ちゃん
今まで迷惑かけてごめんと母に謝る兄と兄弟を女手ひとつで育てた母の涙
いつも優しく明るい兄が帰ってきたと弟はとても喜んだ
しかし兄は日に日に弱っていった
夕食をこぼすようになり夜中には小さな物音で飛び起きた
そして少しずつ少しずつ家に帰ることも減っていった
兄が家に帰らない日が二週間と続いたある日、弟はお小遣いと兄の職場の住所を書いたメモをにぎりしめて兄のもとへと向かう
たった駅ふたつとはいえ弟には大冒険だった
はやく兄に会いたい一心で人見知りな弟は道行く他人に道を聞きながら走った
やっとたどりついた兄の職場
勝手にきてよかったのだろうか？兄の迷惑にならないだろうか？
弟はふいに怖くなって帰ろうかと今きた道を振りかえる
いやせっかくここまで来たのだ兄の顔をひと目見るだけなら
そっと忍び足で開いていた窓から様子を伺う
怒鳴りちらす怖い大人と項垂れる兄の姿が見えた
初めて聞くようなひどい言葉
どこか朦朧として生気のない兄の顔
大きな機械の音で全ては聞き取れないがはしばしからでも耳を覆いたくなるような罵詈雑言だとわかる
反応のない兄に痺れをきらしてか大人が手をあげた
そのままふらりと機械に吸い込まれていく兄
大人は慌てて兄の名を呼ぶが兄の返事はない
やがて大人は放心したように立ちすくむ
大きな音をたてる機械だけが変わらず動いていた
ゴウンゴウン
どうすればいいのかわからず夢中で逃げ出した弟は警察に保護され家に帰った
後日、不幸な仕事中の事故で兄が亡くなったと母から聞いた

おでんの日
ちくわの中に
おにいちゃん