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厨二妄想サラスヴァティ

449 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/08(日) 21:59:50.637 ID:VAApiQgt0.net
ちょっと前、仕事中に拵えたフェイズシフト装甲に関する妄想考察晒すぬ
(※フェイズシフト装甲:『機動戦士ガンダムSEED』に登場する架空の装甲。
 未視聴者のためにざっくり言うと「通電するとクッソ硬くなる装甲」。
 実弾に対するほとんど完全な防御力を得る。ついでに分子構造の変化により装甲色が変わる。
 被弾しただけ余分に電力を消費する。また粒子ビームへの耐性は限定的)

【妄想考察・PS装甲について】その1
 PS装甲は多くの場合、「通電すると硬くなる装甲」と理解されている。実在の技術として
圧電素子を利用した導電変形素材などが知られているため、そのアナロジーで
PS装甲の特質を捉えようとしたものと思われる。が、この表現は正確ではない。

 ただ単に「硬くなる(分子結合の強化)」だけであれば、衝撃にはむしろ弱いはずである。
装甲材そのものが変形しないということは、一切の緩衝効果が得られないということでもある。
運動エネルギーは装甲材を素通りし、内部の精密機器やパイロットといったソフトターゲットを直撃する。

 しかし実際には、PS装甲はある程度の衝撃吸収能力をも発揮する。
GAT-X105“ストライク”が、徹甲弾や大型ミサイルの乱打を受けても
内部機器等に致命的なダメージを負わなかったことなどは実戦における好例と言える。
問題は、“何故そうなるのか”原理的な部分が広く知られていないことである。

 PS装甲の本質を説明する鍵は、被弾時の余剰電力消費にある。
 そもそも、受けた衝撃に応じて電源から追加のエネルギーを引き出す装甲とは何であるか?
言い換えれば、それは装甲材をインターフェースとして、突入してくる弾体のエネルギーを
“電圧で相殺する”システムである、と表現することができる。
 PS装甲の正体は「硬くなる金属」ではない。
 プログラミング可能な金属粒子を、電圧によって支えられる格子状のエネルギー・フィールド内に
整列させ続けることで成立する、特殊金属を触媒とした“実体式電磁バリア”なのである。

 なぜ実体弾に無敵の防御力を発揮するのか。通電によって変性した装甲材そのものの
物性で受け止めているのではないからだ。実際に弾体を受け止めるのは、分子構造の隙間に
形成された電磁反発力場のクッションである。これは触媒粒子の間で相互にエネルギーを融通し、
電源からの電子供給ある限り、あらかじめプログラムされた構造を再帰的に形成し続ける。
電圧が一定以下になると相転移状態を保てなくなるが、それまでは電源からエネルギーを補充して
所定の構造を維持しようとする修正力が持続する。
 瞬間的にはフィールドもろとも装甲材が変形するものの、衝撃は装甲全体に拡散吸収され、
のちフィールドが電子の追加供給を受けて再形成するとともに、装甲材の金属粒子も再配置される。
このプロセスは亜光速で行われるため、あたかもPS装甲は実弾に対して傷一つつかぬ
無敵の防御力を誇っているかのように見える。
 静的な物性としての超強度の獲得ではなく、より動的な、衝撃の分散吸収と超高速の形状復帰。
これこそがPS装甲の真価、無敵の鎧のカラクリである。
(2へ続く)

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