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喪黒福造「マグロ漁船に乗って、遠洋漁業を体験してみるのはどうです?」 演歌歌手「仕方ありませんね……」
- 1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/09/12(水) 00:01:10.739 ID:SbBbnvZTD.net
- 喪黒「私の名は喪黒福造。人呼んで『笑ゥせぇるすまん』。
ただの『せぇるすまん』じゃございません。私の取り扱う品物はココロ、人間のココロでございます。
この世は、老いも若きも男も女も、ココロのさみしい人ばかり。
そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。
いいえ、お金は一銭もいただきません。お客様が満足されたら、それが何よりの報酬でございます。
さて、今日のお客様は……。
鮫島まもる(40) 演歌歌手
【海の男】
ホーッホッホッホ……。」
- 19 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/09/12(水) 00:43:00.800 ID:SbBbnvZTD.net
- テロップ「数年後――」
北海道のある漁師町。芸能記者が鮫島にインタビューをしている。日焼けした顔で無精ひげを生やした鮫島。
記者「鮫島さん……。演歌歌手として復帰したいという気持ちはありますか?」
鮫島「その気持ちは全くないです。僕は歌手としてけじめをつけましたから、思い残したことは何もありません」
港を出発する漁船。漁師となった鮫島が、漁船を運転している。吹っ切れた表情で、海の彼方を見つめる鮫島。
鮫島のモノローグ「僕は父の後を継いで、地元で海の男として生きることを決めた。これが、今後の僕の余生だ」
港の前に立ち、遠くの海へ向かう鮫島の漁船を見つめる喪黒。
喪黒「普段はなかなか気づきにくいですが……。人々は常に、何かと海の恵みの恩恵を受けながら暮らしてきました」
「そもそも、海は多種多様な海洋生物の宝庫ですし……。人々が暮らす地球は、惑星の7割が海で占められています」
「何よりも、人類の先祖は海の中の生物だったのですから……。海がなかったら、人間は生まれてこなかったのかもしれません」
「だから、人間が海に憧れを持つのはある意味当然ですし……。海と人間は今後も共存共栄を続けていくでしょう」
港を立ち去る喪黒。
喪黒「とはいえ、海も大自然である以上……。時として、危険がつきものなのもまた事実ですから……」
「海の男となった鮫島まもるさんが、父親と同じく海難事故で命を落とさないことを祈るばかりですよ……」
「オーホッホッホッホッホッホッホ……」
―完―
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