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コテのサボテンがサボってん
- 961 : :2018/09/19(水) 05:06:39.075 ID:4k+DUz2P0.net
- その魔物、危険につき斬るべからず
『スライム討伐、報酬10万メダ』
ギルド会館の依頼掲示板で俺たちは硬直していた。
スライム討伐なんて珍しくもないが問題は報酬の高さと紙の色だ。
「おい、レイヴン。これどう思う?」
俺は横に立つ細目の男に意見を求める。
「スライムに赤紙依頼とかろくなハンターいねえんじゃねえの?ただ単に。」
それはないだろう……初心者でも難なく倒せる魔物が倒せないハンターばかりの町などあるわけがない。
「これは単純にミスですねぇー!こんな美味しい依頼他に取られるわけにはいきませんねぇー!」
女性用の踊り子衣装をまとった少し太めのおっさんがその紙を取ってカウンターに走っていく。
「おいっ!まて!ムチボ!」
ほら……受付の女の子がドン引きじゃん……
いやいやそんな事よりこの仕事なんかある、絶対普通じゃない。
俺の勘がそう警告していた。
「えーっと……どちら様でしょうか?」
受付の女の子が5歩ぐらい下がったところから青い顔で聞いてくる。
「こちらは赤紙依頼となりますのでBクラスパーティ以上の受付が可能です。念のため身分証明お願いします」
定形のセリフを言っている間も震えている。
「失礼しました。私たちは旅の途中のAクラスパーティ『輝ける反射光』です。こちらがライセンスです。確認お願いします」
レイヴンに手続きをお願いして、俺はムチボを引きずりだす。
ムチボにおすわりを命じて中に戻るとレイヴンがなにやら説明を受けている。
どうやら無事手続き完了のようだが気乗りはしないなあ……ムチボのアホがっ
「ではこちらへどうぞ」
奥の部屋に通される……ガチでやばい依頼のギルドマスター説明じゃんこれ……
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