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喪黒福造「何なら、中国で本格的な料理修業をしてみませんか?」 中国人料理人「えっ、私が中国に行くんですか!?」

1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/10/03(水) 21:24:24.226 ID:Ksf8+LbyD.net
喪黒「私の名は喪黒福造。人呼んで『笑ゥせぇるすまん』。

    ただの『せぇるすまん』じゃございません。私の取り扱う品物はココロ、人間のココロでございます。

    この世は、老いも若きも男も女も、ココロのさみしい人ばかり。

    そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。

    いいえ、お金は一銭もいただきません。お客様が満足されたら、それが何よりの報酬でございます。

    さて、今日のお客様は……。

    劉永漢(45) 料理人

    【料理修業】

    ホーッホッホッホ……。」


25 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/10/03(水) 21:59:39.956 ID:Ksf8+LbyD.net
呉「さあ、劉……。あなたも生身で虎と戦ってください」
  「自分の力で虎を倒し、これを料理して食べるのが今日の修業ですよ」

劉「ええっ!?さ、さすがの私も、そんなことは無理ですよ……」

呉「劉……。あなたは『どんなに厳しい修行であっても、やり抜く』と私に言いましたね?」
  「その言葉通り、ここにいる虎と戦いなさい。修行を成し遂げ、今以上の料理人になりたいでしょう?」

劉「……分かりました。こうなった以上、やるしかありません……。ウオオオオオオッ!!!」

叫び声を上げ、生身のまま虎に立ち向かう劉。劉の声を聞き、彼に襲いかかろうとする虎。


横浜中華街。善隣門の前にいる喪黒。

喪黒「そもそも、人間にはものを食べる機能が備わっていますが……。人間と動物は、食べることに対して決定的な違いがあります」
   「動物の食事は、本能のまま、ただ腹を満たすだけですが……。人間の食事は、作る方も食べる方も何かしらの形で頭を使います」
   「だから……。料理文化は、人間が長い歴史をかけて築いた知恵の蓄積であり、身近でありつつも貴重な宝と言えるかもしれません」
   「とはいえ、料理の修業は非常に厳しいものですから……。プロの料理人になるには、並大抵でない苦労を味わうのも確かです」
   「果たして、劉さんは2度目の料理修業を成し遂げて、日本へ帰って来れるでしょうか?彼が、無事に帰国できればいいですけどねぇ……」
   「オーホッホッホッホッホッホッホ……」

                   ―完―


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