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勇者「長老、なんかこの剣喋ってない?」長老「なんじゃと」聖剣「>>4」
- 1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:41:55.472 ID:rdBCRO4Y0.net
- 長老「いや剣が喋るわけがなかろうて……」
勇者「いや確かに何か言ってるって。この声聞こえてないのか?」
長老「……まあ聞くだけ聞いてやろう。何と言っておる」
聖剣「>>4」
- 2 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:42:34.360 ID:JB66UCEY0.net
- キルミーベイベー
- 3 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:42:43.784 ID:v1Qtmjbka.net
- kskst
- 4 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:42:45.872 ID:QTy1fJ250.net
- アバダケダブラ
- 5 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:42:46.820 ID:LbDjhsdx0.net
- ワシじゃよ
- 6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:45:25.753 ID:rdBCRO4Y0.net
- 勇者「アバダケダブラって言ってる」
長老「なんじゃそれは……古代の呪文か何かか……?」
勇者「俺に聞かれてもな」
長老「この剣が確かにそう言ったのじゃな?」
勇者「ああ」
長老「……少し文献を漁って調べてみる必要があるな」
勇者「さっきまで信じてなかったくせにわざわざ調べようとするとかどうしたんだよ」
長老「……」
- 7 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:46:25.356 ID:rdBCRO4Y0.net
- 長老「まあお前が聞こえたと言うのなら……つまりそう言うことなんじゃろな」
勇者「なんだよ、さっきまで信じてなかったくせに」
長老「実はこの村でも限られた者にしか聞かされないとある言い伝えがある」
長老「この台座に刺さった剣ははるか昔、古の魔王を倒した勇者が使ったとされる聖剣じゃ」
勇者「何でそんな剣がこんな田舎の村に刺さってるんだよ」
長老「まあ聞け」
- 8 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:47:38.309 ID:rdBCRO4Y0.net
- 長老「この剣はとてつもない斬れ味と頑丈さ、聖属性を備えたとんでもない名剣じゃが、その本質は別にあるという」
勇者「本質?」
長老「天界の女神の声を選ばれし者へと届けるという力じゃ。その声を聞けるのは聖剣に選ばれし真の勇者ただ一人という」
長老「古の勇者も、かつて魔王を葬る際にはこの聖剣の声……その勇者はアンカだかナンカだかとか言うとったな。その声に従い魔王を倒したとかなんとか」
勇者「なんか急にフワッとした話になってきたな」
長老「わしだって剣の声とか聞いたことないし」
- 9 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:48:33.125 ID:47a0DZ8Xr.net
- って安価取らないんかーいw
- 10 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:49:52.832 ID:rdBCRO4Y0.net
- 長老「とにかくそんな言い伝えから、真の勇者を騙る偽物が現れないように「剣の声」の話は限られた者にしか伝えられていなかった」
長老「しかしその言い伝えを知らないお前さんが声を聞いたと言うのなら騙りということはあるまい……お前さんが真の勇者なのやもしれぬ」
勇者「そんな大層な声だけど、何言ってるかわからないぞ。アバダケダブラってなんだよ」
長老「……やっぱりちょっと怪しいかも」
- 11 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:50:36.106 ID:rdBCRO4Y0.net
- 長老「いや、とにかく台座から剣を抜いてみろ。その剣が抜けたのならやっぱりお前さんが真の勇者じゃ」
勇者「えぇ……まあいいけど」
ズボッ
長老「ほら見ろ!! やっぱり抜けた!! やっぱりお前さんが勇者じゃん!!」
勇者「なんかその勝ち誇った顔すんのやめてくれないか」
- 12 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:51:52.422 ID:SupmYyg0a.net
- 何このスレ
- 13 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:53:07.768 ID:rdBCRO4Y0.net
- 長老「とにかく、聖剣に選ばれし者が現れたことを王宮に報告せねば」
勇者「そんなに一大事なのか?」
長老「最近魔物の動きが活発化しとるじゃろ。何か災いの前兆やもしれぬ。聖剣が勇者を選ぶことも何かの知らせと思う」
長老「今日はもう家に帰れ。これからわし忙しくなるから」
勇者「なんかよくわからないけどわかったぜ」
- 14 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:53:31.119 ID:rdBCRO4Y0.net
- 長老「あ、聖剣は持っていくんじゃぞ。聖剣に選ばれし者は常に肌身離さず聖剣を持っておく必要があるからな」
長老「聖剣がいつ天の声を届けるかわからん。声が聞こえたならば必ずその声に従うように」
長老「よいか。安価は絶対。これだけは覚えておくんじゃぞ」
勇者「はいはい」
- 15 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:53:51.092 ID:mjIjJGeEM.net
- 安価は?
- 16 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:53:53.189 ID:Y2OxG0Uh0.net
- ちょっと面白い
- 17 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:54:24.578 ID:rdBCRO4Y0.net
- 帰り道
勇者「なんか胡散臭い話に巻き込まれちまったな」
勇者「こんな古臭い剣が聖剣ねぇ……」
聖剣「……」
勇者「……」
勇者「よし、一丁試してやろうか」
- 18 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:55:20.625 ID:rdBCRO4Y0.net
- 勇者「聖剣よ。ここから俺の家に帰るまでに分かれ道がある」
勇者「右は遠回りで橋を渡っていく道」
勇者「左は教会とか畑とかがある道」
勇者「どっちから帰ればいいと思う?」
聖剣「>>21」
- 19 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:55:44.674 ID:Y2OxG0Uh0.net
- ksk
- 20 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:55:44.773 ID:grIy8oP3d.net
- kskst
- 21 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:55:46.965 ID:STPJIXPf0.net
- お前に帰る場所などない
- 22 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:55:54.093 ID:bttVP3sz0.net
- 後ろ
- 23 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:55:57.217 ID:WKG/q7Sa0.net
- 直進
- 24 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:56:14.162 ID:aqFZEp04d.net
- 可哀想
- 25 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:57:00.098 ID:w0Vp1EHY0.net
- 宿無しになったか
- 26 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:57:23.615 ID:ovhFYdUA0.net
- 勇者はホームレスみたいなもんだしな
- 27 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:57:58.389 ID:dQOdnGtE0.net
- いきなり重いわwwwww
- 28 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 19:58:58.089 ID:rdBCRO4Y0.net
- 聖剣「お前に帰る道などない」
勇者「何言ってんだこいつ」
勇者「……え? 帰るなってこと?」
勇者「日も暮れてるし腹減ったしここ何もないし、嫌だよ。帰るわ」
勇者「長老は安価は絶対とか言ってたけどな。俺はまだお前を信用してないんだぜ?」
勇者「いいか。お前が俺を試してるんじゃなくて、今は俺がお前を試しているんだ」
勇者「お前の声が本当に信用できるかどうかは俺が決めるからな」
- 29 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:00:18.887 ID:rdBCRO4Y0.net
- 勇者「じゃあそう言うわけだから」スタスタ
グチャッ
勇者「……ん?」
ニチャァ
勇者「犬のウンコ踏んだ……」
- 30 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:01:39.224 ID:BPnCdGGT0.net
- 帰っちゃいけない理由地味過ぎるだろ
- 31 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:03:04.786 ID:dQOdnGtE0.net
- 帰る場所無い=村が滅びた的な?
- 32 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:03:52.104 ID:rdBCRO4Y0.net
- 翌朝
勇者「結局あの後は犬のウンコ踏んだ以外に特に何も起こらなかったな」
勇者「……別に、ウンコ踏んだのだってただの偶然だろうし。気にしてねえし」
勇者「今日はとりあえず村の広場にでも行ってみるかな」
- 33 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:04:55.588 ID:A2KbmhIga.net
- クソスレ
- 34 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:06:30.688 ID:w0Vp1EHY0.net
- 中身の無い振り大杉内
- 35 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:06:35.987 ID:rdBCRO4Y0.net
- 広場
ワイワイガヤガヤ
勇者「……なんか騒がしいな。何が起こった?」
勇者「おーい。どうしたんだよこの騒ぎは」
村人A「ゆ、勇者……!!」
村人B「あれを見るんだ」
勇者「ん? 領主の娘の美少女ちゃんとブサメンくんじゃん」
- 36 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:09:50.302 ID:rdBCRO4Y0.net
- 勇者「……あれ? なんか二人、距離近くね?」
勇者「つーか、なんか、美少女ちゃん。顔赤くね」
村人A「あの二人、付き合い始めたらしいぜ」
勇者「……は?」
- 37 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:13:28.329 ID:rdBCRO4Y0.net
- 勇者「ど、どういうことだよ。美少女ちゃんが? あのブサメンくんと!?」
村人A「俺らに聞かれても困る」
勇者「なあ二人とも、一体何があったんだ?」
ブサメン「あ、勇者くん」
美少女「実はね。昨日の夕方、わたし、あの分かれ道のある池の前で盗賊に誘拐されそうになったの」
勇者(俺が聖剣に問いかけた道のことか)
- 38 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:13:34.739 ID:w2SpbLIia.net
- 俺達は起き上がり、うしろを振り向く。
ひしゃげた車が壁につっこんで、煙を上げている……。
……ふと気付くと、車と壁の間に、なにか変な形の固まりが、押し付けられたみたいにつぶれてる。
その変な固まりを中心に、壁にびっしゃりと、赤い液体が飛び散ってる。
まるで、大きな赤い花柄みたいに。
……耳につき刺さる高い音が、唯子の悲鳴だって気付くまで、ずいぶん時間がかかった。
唯子は、なんで叫んでるんだろ……?
俺は、ぼんやりと壁を見詰めていた。
変な固まりは壁でつぶれたトマトみたいに、微動だにしない。
あれがもし生き物なら、間違いなく死んでる。
……あれがもし、人間だとしたら、顔を壁に向けて、ちょうど背中の当たりで車に挟まれている形になる。
唯子はその変な固まりに駆けよって、車を必死にどかそうとしている。
……馬鹿だなぁ……。いくら唯子が力持ちでも、車は動かせないよ……。
ああ、唯子、だめだよ。手が汚れるからその変な固まりに触るなよ……。
車と壁の間から、唯子が変な固まりを引っ張り出そうとするたび、それはぶらぶらと力なく揺れる。
唯子の制服は真っ赤に染まってる。
……あーあ、後で洗うの、大変だぞ……。 小鳥に手伝ってもらわなきゃ……。
そう言えば小鳥は、どこに行ったんだろう?
小鳥は、ほら、もうすぐ車の下の方から、『いたーい……』なんて言いながら出てくるに決まってる……。
あはは、唯子、まわりの大人に叱られてる。
……あのオトナ達がいなくなったら、きっと、小鳥は車の下あたりから、『いたーい……』なんて、笑いながら出てくる。
そうに決まってる。
そうに決まってる。
絶対に。絶対に絶対に……。
気がついたら、俺も、変な固まりに駆け寄っていた。
鉄と、生肉の匂い。
ねえ、小鳥。
家に帰るから、そこから出て来てよ。
……うちに帰って、ごはん作って、ずっと、楽しく幸せに暮らすんだからさ。
3人でずっと仲良く。
ねえ。動いてよ、ねえ、小鳥……。
ねえ……………………。
- 39 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:14:12.374 ID:rdBCRO4Y0.net
- 勇者「領主の娘だもんな……危ないよな」
美少女「それで、たまたまその場に居合わせたブサメンくんがわたしを助けてくれて……」ポッ
ブサメン「そんな、僕はただ……」
美少女「いいのよブサメンくん。あのとき、とってもかっこよかったわ」
ブサメン「美少女ちゃん……」
勇者「…………」
勇者「まさか……」
- 40 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:15:06.972 ID:9fwJQStM0.net
- なるほど
- 41 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:15:38.392 ID:lkSLZsmG0.net
- NTRさせまくる事が出来るわけか
- 42 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:17:37.473 ID:rdBCRO4Y0.net
- その夜
勇者「なあ聖剣。俺がもしお前の言う通り、あのとき帰らずにあの場に留まり続けていたのなら」
勇者「もしかして、ブサメンくんの代わりに俺が美少女ちゃんを助けて、その、いろいろと……?」
聖剣「……」
勇者「……」
聖剣「……」
勇者「…………うそだろ」
勇者「ぐあああああああああああああ!! 美少女ちゃん、密かに憧れていたのにいいいいいい!!」ゴロゴロゴロゴロ
- 43 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:20:16.354 ID:rdBCRO4Y0.net
- 回想
長老『よいか。安価は絶対じゃぞ』
勇者「……ハッ!」
勇者「安価は……絶対……」
勇者「安価は絶対だったんだ」
勇者「そうすれば美少女ちゃんのときだってそうだし、あのとき犬のウンコも踏まなかったんだ」
勇者「安価は絶対……」
- 44 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:26:37.621 ID:Vut1cpmFd.net
- その安価は?
- 45 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:27:12.578 ID:rdBCRO4Y0.net
- 翌日、長老の家
勇者「長老!」
長老「おお、どうした勇者よ」
勇者「長老……俺、俺……!」
長老「……いや、皆まで言うな。顔を見ればわかる。安価を守らず、何か痛い目にあったな?」
勇者「!」
長老「よい。過ちは誰にでもある。大事なのはそれを次にどう活かすかじゃ」
長老「して、どうやらハラは括ったみたいじゃの」
勇者「……」
長老「勇者よ。まずは王都へ向かうのじゃ。そして、選ばれし勇者として、その使命を果たしてくるのじゃ」
勇者「ああ。わかった。俺、行ってくるよ長老」
- 46 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:30:07.964 ID:rdBCRO4Y0.net
- 勇者「ところで俺、まだ何すればいいのかわかってないんだけど、王都に行って何をすればいいんだ?」
長老「……ん?」
勇者「いや、俺に何か使命があるのはわかったけどさ。別に昔の魔王が復活したとか何か急な用事があるわけでもないし。王都に行って何をすればいいんだ?」
長老「……」
勇者「……」
長老「……ふむ」
長老「聖剣の声に従い、使命を果たすがよい。迷ったときは聖剣に頼るのじゃ」
勇者(長老もよくわかってなかったんだな)
- 47 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:34:06.860 ID:rdBCRO4Y0.net
- 旅立ちの日
勇者「じゃあ俺、行ってくるよ」
長老「気をつけるんじゃぞ。わしは王都に手紙出しとくからの」
- 48 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:35:26.429 ID:rdBCRO4Y0.net
- 勇者「旅立ちはいいけど、徒歩なんだよなあ」
勇者「田舎すぎて馬車とか通ってないし。貧乏な村だから馬すらねえし」
勇者「あ、そもそも馬買うお金もなかったわ」
勇者「……」テクテク
勇者「そうだ、困った時の聖剣頼りだ」
勇者「聖剣よ。俺は今から王都へ向かう。せっかくだし何か修行っぽいことしながら行きたいんだが、何か良い案はないか?」
聖剣「>>51」
- 49 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:36:49.398 ID:Kof/d8lud.net
- 愛を叫びながら走れ
- 50 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:36:55.442 ID:Ct1bVb/z0.net
- レッグランジ
- 51 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:36:59.123 ID:q97vmVIc0.net
- ラブライブ板にクソつまんねえ安価スレ立ててたやつに似てるな
- 52 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:39:37.936 ID:e/Pc/YQKM.net
- この剣異次元とつながってんなst
- 53 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:41:26.470 ID:rdBCRO4Y0.net
- 聖剣「>>56」
- 54 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:43:18.806 ID:Y2OxG0Uh0.net
- 両手を広げて上下に動かしてみろ
- 55 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:43:42.067 ID:YfjgM8ala.net
- 逆立ちで行け
- 56 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:44:48.071 ID:Ct1bVb/z0.net
- 野盗や雑魚モンスターで実戦訓練
- 57 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:45:38.149 ID:T8c0txK10.net
- 安価なしかよw
- 58 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:49:04.910 ID:I1kpLYM90.net
- おっも
- 59 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:49:59.847 ID:rdBCRO4Y0.net
- 勇者「野盗やモンスターで実戦訓練しながら行け、か」
勇者「俺はまだお前を振るうのには未熟だってことかよ」
勇者「まあ確かにその通りだがな」
勇者「いいさ、やってやる。実戦訓練だ!」
- 60 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:50:35.996 ID:rdBCRO4Y0.net
- 一時間後
勇者「この辺、モンスターとかいなくない?」
- 61 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:52:04.778 ID:rdBCRO4Y0.net
- 勇者「まあ、ここ田舎だし。魔物が活発に動いてるのももうちょい栄えた街の周辺らしいし」
勇者「村の周りが平和なのはいいことだけどさ」
勇者「なんというか、拍子抜けだ」
勇者「……」テクテク
勇者「……」テクテク
勇者(……あれ、これこのままだと安価達成できなくないか?)
- 62 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:52:58.191 ID:w0Vp1EHY0.net
- 再安価とか全然安価が絶対じゃないやん
- 63 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:55:04.764 ID:rdBCRO4Y0.net
- 勇者「……」
勇者「……」
勇者「……」チラッ
聖剣「……」シーーーーン
勇者「ま、魔物とか野盗に遭遇しないのは別に俺のせいじゃないからなっ」
聖剣「……」
勇者「こんな安価だしたお前が悪いんだからな」
聖剣「……」
勇者「……」
勇者「…………………」ガタガタガタガタ
- 64 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:56:37.217 ID:Y2OxG0Uh0.net
- >>62
聖剣「ラブライブ板にクソつまんねえ安価スレ立ててたやつに似てるな」
勇者「は?いきなり何言ってるんだ?」
聖剣「すまない独り言だ、 >>56」
と、脳内変換すればいいじゃないか
- 65 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 20:56:39.493 ID:eA0EAPnF0.net
- 初っ端物騒な呪文唱えてやがるな
- 66 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 21:03:25.457 ID:rdBCRO4Y0.net
- 勇者「嘘だろおい、こんな初っ端からつまづくって言うのかよ」
勇者「な、なにか別の安価を……」
聖剣「……」
勇者「一度出したものは取り下げないのか」
勇者「このままだと、また何かペナルティが……!?」
勇者「いや、落ち着こう。一度出したものを取り下げることは出来なくても、また追加で出したものを達成すれば1-1交換で帳消しにならないか?」
勇者「いや、なるだろ。多分」
勇者「追加安価をくれ」
聖剣「……」
勇者「……」
聖剣「……」
勇者「ああいや、別に一度目のやつを諦めたわけじゃないから。念のためのあれだから。一度目のやつも絶対達成するつもりで頑張るから。あくまでも追加だから」
聖剣「…………>>69」
- 67 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 21:05:10.951 ID:0YLC/f9R0.net
- ksk
- 68 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 21:06:35.569 ID:STPJIXPf0.net
- ……
- 69 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 21:06:46.804 ID:STPJIXPf0.net
- ……
- 70 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 21:16:45.726 ID:ll36dPyaa.net
- 更新も出来んくらい重かったのにどうやったら安価取れんのよ……
- 71 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 21:17:52.988 ID:gyRBtFied.net
- 安価取るために重くしたんだろ
- 72 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 21:18:07.077 ID:STPJIXPf0.net
- 重いから書き込みボタン二回おしたらとっちゃったのよ
- 73 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 21:18:08.695 ID:BxAfxtjBd.net
- 確かに安価取りたいがくそ重たいな
- 74 :なんか重くね:2018/11/02(金) 21:24:55.353 ID:rdBCRO4Y0.net
- 聖剣「……………………」
勇者「駄目かぁーー!!駄目なのかよ!!」
勇者「こうなったら王都への回り道になってでも野盗やモンスターを探さなければ」
勇者「野盗、モンスター、野盗、モンスター……!!」ダダダダダッ!
一週間後
勇者「野盗……モンスター……」ハァハァ…
- 75 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 21:26:26.913 ID:rdBCRO4Y0.net
- 勇者「やばい。一度王都が見えるところまで辿り着いたけど、王都近くの魔物とか騎士団に駆除され尽くしてたし」
勇者「王都近辺とか治安良すぎて野盗とか全然出ないし」
勇者「ついには王都西門にまで来たけど、まだ入るわけにはいかないから、結局一旦離れて南の方に向かって二日経ったけど未だ何とも出くわしてないし」
勇者「なんかもう水とか食料とか尽きそうだし」
勇者「……」
勇者「誰か……助けて……野盗……モンスター……」
- 76 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 21:28:14.128 ID:rdBCRO4Y0.net
- 南の平原
商人の荷馬車
商人A「さて、次の取引は王都だったか」
商人B「しっかし、平和ですなあ。せっかく高い金を払って護衛さんを雇ったって言うのに特に何とも出くわさないときたもんだ」
商人A「ははっ。まあ平和なのは良いことじゃないですか」
商人B「北や東の方ともなるとモンスターやらが活発に動いてると聞いたが、西と南は平和そのものですな。こちらに来るのに護衛なんて不要だったかもしれませんねぇ」
- 77 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 21:37:38.158 ID:rdBCRO4Y0.net
- 護衛の傭兵「……」
商人B「よう、傭兵さん。良い天気だな。こうも平和だとその立派な武器も泣いてるんじゃないかね」
傭兵「……」
商人A「Bさん、傭兵さんに当たるのはやめましょうや。出番がないとは言え、こっちのお願いを聞いてもらってついてきてもらってるんだ。失礼なこと言っちゃいけないよ」
商人B「ちっ、まあいいや」
護衛「……」
- 78 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 21:38:24.472 ID:rdBCRO4Y0.net
- 商人B「さぁて、川もあるしこの辺りで休憩としましょうや」
傭兵「……商人、あまり気を抜くな」
商人A「ん?」
傭兵「この辺りは新興の盗賊団が現れたという。金を貰っているからにはこちらも尽くすが、護衛対象に気を抜かれすぎるとこちらも困る」
商人A「へぇ」
商人B「なに言ってんだか。俺はそんな話聞いたこともありませんぜ」
商人B「Aさん、こいつ、仕事が回ってこないからってとりあえずそれっぽいこと言ってるだけだから、あまり間に受けちゃいけませんよ」
商人A「はぁ」
傭兵「……」
- 79 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 21:44:44.245 ID:I1kpLYM90.net
- 安価出すならまた重くなる前にさっさとやっちまえよ
- 80 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 21:45:11.689 ID:rdBCRO4Y0.net
- 物陰
盗賊「お頭、商人らしき一団を発見しやした。荷馬車三つ。王都の方に向かってるんじゃないですかね」
お頭「護衛は?」
盗賊「さあ。特に目立った奴がいるわけでもねえし、いたとしても少数でしょう」
お頭「南の方の治安の良さに油断してるのか。この辺にアジトを作ったのは正解だったかもしれんな」
盗賊「おっと。一団、休憩に入ったようで」
お頭「荷を降ろして全員が出るまで待ってろ」
お頭「了解でさぁ」
- 81 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 21:51:42.872 ID:rdBCRO4Y0.net
- 商人C「と、盗賊だぁーー!!」
商人A「なんだって!」
商人B「ひ、ひぃ! この辺りに出るなんて聞いてないぞ!」
商人A「さっき傭兵さんが言ってたじゃないですか!」
商人B「傭兵! 傭兵! くそっ、あのやろう肝心な時にぃ!」
盗賊「あん? 傭兵雇ってんのかよ」
商人B「ひっ」
盗賊「まあ留守みたいだしさっさと終わらせてズラかるとするか」シャキン
商人B「ひゃあーー!!」
- 82 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 21:54:29.200 ID:rdBCRO4Y0.net
- ズバッ!
盗賊「……がふっ」ドサッ
傭兵「だから言っただろうに」
商人A「傭兵さん!!」
商人B「傭兵! このやろ……! 出番だ! 高い金払ってんだからさっさとこいつらを追い払え! お前の仕事だろうが!」
傭兵「……」
- 83 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 21:55:40.892 ID:jgrFKvCRa.net
- ヨウヘイヘーイ
- 84 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 21:58:25.864 ID:rdBCRO4Y0.net
- ズバッ! ズバッ!
傭兵「……数が多いな」
盗賊「ちっ、あいつ鬼のように強いぜ!」
盗賊「一人で挑むな! 囲め!」
傭兵(一人ひとりは大したことはなくてもこの人数は厳しいな。私一人ならまだしも、休憩でこうも無防備に広がった荷馬車や商人たちを守り切るのは……)
??「おい!! あんたら!!」
傭兵「!」
商人AB「!!?」
- 85 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 22:01:21.467 ID:I1kpLYM90.net
- 傭兵すき
- 86 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 22:03:17.534 ID:rdBCRO4Y0.net
- 傭兵「新手か……?」
勇者「なあ、あんたら、野盗だよな? どう見ても野盗だよな!?」
商人A「な、なんだあの男は……」
商人B「ボロボロの身なりに、痩けた頬……剣で武装している……その上、あの血走った目……!」
商人C「きっとやばい奴に違いない」
勇者「お前らには聞いてねえ! 俺はそこのやばそうな奴らに聞いてるんだ。野盗だよな?」
盗賊「お前にやばい奴とか言われたくないんだが」
- 87 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 22:04:25.346 ID:e/Pc/YQKM.net
- 勇者がんばえー
- 88 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 22:10:36.430 ID:rdBCRO4Y0.net
- 傭兵「奴らは最近ここらを荒らしている盗賊団だ。商団の荷を狙い襲撃してきた」
勇者「盗賊団……?」
傭兵「ああ。そしてお前は何者だ?」
勇者「盗賊って野盗だよな。通行人を狙って追い剥ぎやら何やらしてくる奴らは野盗と呼んでいいはず。
盗賊に野盗は含まれないけど野盗に盗賊は含まれるわけだからつまりこいつらを倒せば安価である野盗や
モンスターを倒しながら実戦練習を達成できるはず。数は指定していないよな?だから一人でも倒せれば
俺は王都に入る権利を手に入れられるはずなんだよ。安価は「野盗やモンスターを」であって「野盗と
モンスターを」ではないのだからこいつらさえ倒せれば万事解決というわけだ」ブツブツブツブツ
傭兵「なんだこいつは……」
- 89 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 22:14:20.422 ID:I1kpLYM90.net
- 狂ってやがる、遅すぎたんだ……
- 90 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 22:20:29.972 ID:rdBCRO4Y0.net
- 盗賊A「一人で何をゴチャゴチャ言ってやがる、キモいんだよ、死ねぇ!」
勇者「うるさい!!!」ズバッ!
盗賊A「ぐわぁ!」
傭兵「!」
勇者「あ。ノルマ達成?」
盗賊B「こいつ、Aの剣をまっぷたつにしながら斬りやがった!」
- 91 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 22:20:52.719 ID:rdBCRO4Y0.net
- 勇者「お前ら……」
勇者「ありがとう!!」
盗賊B「おんっ!!」ズバッ!
盗賊C「ひぃっ、こいつやべぇよ! 目とか頭とか!」
傭兵「……」サササッ
- 92 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 22:24:45.907 ID:rdBCRO4Y0.net
- お頭「何をちんたらやってやがる。護衛は一人じゃなかったのかよ」
盗賊「お頭……それが、その一人が相当腕の立つ奴でして」
お頭「それでも一人だろうが!」
盗賊「そ、その上、なんだか頭のおかしい奴が加勢に来たみたいでして」
お頭「はぁ?」
盗賊「おかしいのは頭だけじゃなくて、どうやら俺らの鉄の剣ごとまっぷたつに切り裂いてくるようで、どうにも手が付けられず……」
お頭「一人だか二人だかにいちいち手こずりやがって……もういい! 俺が出てやる!」
傭兵「その必要は無い」
お頭「!」
盗賊「ひっ、出た!!」
- 93 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 22:30:53.794 ID:rdBCRO4Y0.net
- 盗賊「あ。でもこいつ、頭のおかしい奴じゃないですぜ。もともといた普通に強い奴でさぁ」
お頭「普通に強い、ねぇ」
傭兵「彼の目的が何かはわからないが、狙いはお前達のようだからな。彼が暴れている隙に頭を叩かせてもらおう」
お頭「けっ、普通に強い程度の奴が俺に勝てると思うのか?」
お頭「俺はこれでも昔は王都の騎士団に所属してたんだ。そんじょそこらの奴に負けはしねえよ」
傭兵「盗賊に堕ちた騎士崩れか。よほどの落ちこぼれだったのだな」
お頭「てめぇ……!」
傭兵「昔話はいい。手短に済ませよう」
お頭「っ! うおおおおおお!!」
- 94 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 22:31:17.126 ID:rdBCRO4Y0.net
- ズバッ
お頭「……バカな……」ドサッ
盗賊「お頭ぁ!!」
傭兵「お前も余所見している暇があるのか?」
盗賊「……あ?」
ズバッ
- 95 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 22:37:40.765 ID:rdBCRO4Y0.net
- その後
商人A「いやぁ、助かりました! ありがとうございます傭兵さん。あんたを雇って良かったですよ」
商人B「へっ、高い金払ってんだからこれくらい当然だろうぜ」
商人A「……お礼くらい素直に言いましょうよ」
傭兵「いや、その男の言う通りだ。仕事だからな。礼はいらない。報酬さえきっちり貰えればな」
商人A「それと、そこのあなたも」
勇者「いやなに、当然のことをしたまでです。むしろこっちがお礼を言いたいくらいで」
商人B(なんでスッキリしたような顔をしているんだ……)
商人A(まるで憑き物が落ちたかのようですね)
- 96 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 22:39:07.243 ID:gyRBtFied.net
- 聖剣に呪われた勇者か
- 97 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 22:40:12.082 ID:I1kpLYM90.net
- そもそも初っ端から死の呪い呟く奴だぞ
- 98 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 22:44:04.472 ID:rdBCRO4Y0.net
- 傭兵「……その剣」
勇者「ん?」
傭兵「……」
勇者「……な、なんだよ」
傭兵「いや。良い剣だと思ってな」
勇者「あ、ありがとう?」
傭兵「だが、技が拙い。盗賊どもの安物の剣だったから良かったものの、強者と戦うには使い手が幼すぎる」
勇者「……褒めるか貶すかどっちかにしろと言いたいけど、これは俺が貶されてるんだよな」
傭兵「ほう。怒らないのだな。戦士が技を貶されているというのに」
勇者「まあ、事実だからいいよ。これから強くなればいいんだし」
勇者「安価達成して気分がいいし」
傭兵(安価……?)
- 99 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 22:47:23.315 ID:rdBCRO4Y0.net
- 商人A「少ないですけど、謝礼を支払わせていただきたく」
勇者「謝礼? あぁ、いいですよそんなの。何度も言うけどこっちがお礼を言いたいくらいなんだ。困った時はお互いさまってことで……」
グギュルルルルル
勇者「……」
商人A「……おなか、空きませんか?」
勇者「はい」
- 100 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/11/02(金) 22:50:34.614 ID:rdBCRO4Y0.net
- 商人A「ほう、勇者さんは王都へ向かっているのですな」
勇者「はい。一度王都の西門についたんですけど安価ができてないので王都に入れないくて南に行ったんです」ムシャムシャ
商人A(安価……?)
商人A「ええと、安価というのは通行証とかのことですかな?」
勇者「ああいえ、安価はもう達成したので王都に入れます。バッチリです」
商人A「???」
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