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狼耳娘「……はぁ?私と付き合いたいとかふざけるな、私をそんなに軽い奴と思うなよ?」

1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/02/24(日) 20:44:53.342 ID:jW99dgDH0.net
狼耳娘「……え?本気?ふんっ、馬鹿にするなよ、私のどこが良いんだよ。」

狼耳娘「獣耳だとか言ったらぶっ飛ばすからな?これさえなかったら普通に生活出来てたのに……。」

狼耳娘「これがあるからって言って、子供のころから虐められたり疎外されたし。」

狼耳娘「……成長したら成長したで、男は言い寄って来るし、女はこの耳を触ろうとして……」

狼耳娘「って、お前には関係ない。ほらほら、私のどこが好きなのか言ってみろよ。どーせ私はお前らとは外見が違うんですよーだ。」

狼耳娘「笑顔?……って、今考えただろ、それ。私は学校ではずーっとしかめっ面なんですけどー?」

狼耳娘「ん?……うん、確かに一年くらい前に阿蘇山に家族で旅行に行ったけど……。」

狼耳娘「な、何で知ってるんだよ、……た、確かに家族旅行の先では笑顔だったかもしれないけど、それはあそこにいたからだからな?」

狼耳娘「いくら出先でお前と旅行にぶつかったからって言って、そこだけでお前に好かれたりする覚えはないんだけど?」

狼耳娘「……ま、まぁ確かに暇なときはどんくさい奴の掃除の手伝い位したことがあったかもしれないけど……。」

狼耳娘「う、確かに調理実習では周りの奴が不器用だったから頑張ったりはしたけど……。」

狼耳娘「だ、だけどな、ちょっと話したくらいのお前に好かれたりする覚えは無いんだからな。うるさい!私は帰るっ!さよならっ!」バタンッ

狼耳娘「……う、朝から声かけてくるんじゃねえ、昨日の事があったばっかりだぞっ!」

狼耳娘「お前が私の事好きなのは昨日も聞いたっつって!一々言われると照れるからやめろよっ!」

狼耳娘「あーもう!お前の事なんて好きでもなんでもないんだからな、それでも関わって来るってんなら知らないからな!」

狼耳娘「……今日も声かけてきたのか、お前も暇な奴だな、私なんてほっといて他の奴の尻でも追っかけてろよ。」

狼耳娘「……ふーん、お前って妹が居るんだ。……や、実は私にも弟が居るんだ、最近ちょっと反抗期だけど……。」

狼耳娘「へー、そういう風に対応すればいいのか、ありがとな。」

狼耳娘「……今日は来るの遅かったな。どうかしたのか?……へー、お前でも寝坊することがあるんだ。珍しいな。」

狼耳娘「明日からはちゃんと来るんだぞ、今日は割と心配したんだからな?」

狼耳娘「……あ、今のは取り消しだ、お前の事なんか全然心配してないんだから。」

狼耳娘「あいつ、最近話しかけてこないなー。」

狼耳娘「……むぅ、他の奴と話してる。あいつぅ……。私を好きとか言ってたのに、すぐそうなんだから……。やっぱり人間なんて信用出来ない、1人が一番。」

狼耳娘「……なんだよ改まって。最近ずっと朝私に話しかけてこなかったのに。飽きたのか?」

狼耳娘「なんだよその箱は。……開ければ良いの?……って、何だこれ。時計じゃん、お前の?」

狼耳娘「ふーん、プレゼントか。……って、まさか私にか?……えーっと、そのなんだ、ありがとう、で良いのか?」

狼耳娘「確かに今日は誕生日だけど……。……なんで私が覚えてない私の誕生日を、お前が知ってるんだよ。ストーカーかよっ!」

狼耳娘「……まぁ、プレゼントを相談してたんなら仕方ないよな、朝話しかけなかったことを許してやるっ!」

狼耳娘「えーっと、あの、……その、なんと言うか、ありがとう。」

狼耳娘「……べ、べつにお前の事は好きでは無いけど、嬉しいから。」

16 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/02/24(日) 20:57:07.166 ID:VrHk1ua00.net
漫 画 化 決 定

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