広瀬すず、尿検査する

以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします

　朝ドラ収録の直前、広瀬すずはプロデューサーに検尿カップを手渡された。
「尿検査……ですか？」
「そうだよ。君もピエール瀧の件は知ってるだろ？」
「私、薬物なんかやってません！」
　毅然とした態度ですずは身の潔白を訴えるが、プロデューサーもそう簡単には引き下がらない。
「そんなことは分かっている。ただ、これから朝ドラの主演を務めるんだから、完全に潔白だと証明してもらわないと」
　ピエール瀧の一件でコンプライアンスが厳しくなったのだろう。覚悟を決めたすずは、手にしたカップをキュッと握った。
「……わかりました。それじゃ、これからお手洗いに行ってきます」
「なに言ってるんだすず君！　尿はここで出してもらわないと！」
　すずはプロデューサーの言葉に驚きの声を上げた。
「えっ！　ここでですか？」
「当然じゃないか！　皆の見てる前で出さないと、君の尿だと証明できないだろ！」
「で……でも……」
　困惑するすずを見下ろしながら、プロデューサーは冷徹な言葉を投げつけた。
「安藤サクラ君なんか小道具の丼を持ってきて、丼が溢れるまで尿を注いだぞ！　君には女優としての覚悟が足りないんじゃないのか？」
「まさか、サクラさんがそんなことを……」
　驚きと戸惑いですずの声は徐々に小さくなってゆく。、
「永野芽郁君と葵わかな君は、皆の前で大便もするから朝ドラをやり直してくれと直訴してきたぞ！」
「えっ！　あの二人が！」
　この一言で、すずの瞳に炎が灯った。それは、激しく燃えさかる紅蓮の炎だった。
「分かりました。私、出します！」
「さすが若手女優のトップを張るだけのことはある。良い度胸だ！」
　賞賛するプロデューサーを尻目に、すずはセットの一角を指さした。
「あそこのバケツを貸してください！　私、あれいっぱいに尿を出します！」