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アルマーさん「やっと捕まえた!」センちゃん「大人しく着いてきてくださいよ」キュルル「僕をどこに連れて行くつもりだよぉ!?」

1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/17(水) 10:42:22.506 ID:l5hHj9Q2a.net
オオアルマジロ「心配しなくてももうすぐ会えるよ〜」

オオセンザンコウ「ほら 着きました。ここです」ドンッ

キュルル「いてて…まったく、こんな乱暴な方法で連れてくるなんて。一体どんなフレンズが僕を…」

俺「やあ、会いたかったよキュルルちゃん」

キュルル「!?」

2 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/17(水) 10:42:53.253 ID:l5hHj9Q2a.net
キュルル「き、君は…もしかして 僕と同じヒト…?」

俺「ふふふ…」

オオアルマジロ「俺さん俺さん!このヒトを連れてきましたから…!」

オオセンザンコウ「約束は守っていただけるんですよね?」

俺「もちろんだよ。ただその前に僕とキュルルちゃんの結婚の立会人になってほしいんだ」

キュルル「け、結婚!?何言ってるんだよ!僕は男だよ?そんなことできるはずないじゃないか!」

俺「君こそ何を言っているんだ。忘れたのかい?ここはジャパリパーク。性別なんてどうとでもなる」キラキラ

キュルル「……!それは、サンドスター!」

3 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/17(水) 10:43:14.902 ID:l5hHj9Q2a.net
オオセンザンコウ「そうと決まればちゃっちゃとやってしまいましょう」

オオアルマジロ「ほら、さっさと立って。誓いの儀式を始めるよ!」

キュルル「くっ…こんなふざけたことに付き合ってられないよ!僕サーバルたちのところへ帰る!」ダッ

オオセンザンコウ「あっ!待ちなさい!!」

俺「いや、いいんだ。どうせ逃げられっこない。キュルルちゃんの方から戻ってくるのを待とう」

オオアルマジロ「……?」

4 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/17(水) 10:43:35.649 ID:l5hHj9Q2a.net
キュルル「はぁはぁ…ここまで走ってくればもう大丈夫かな。まったく結婚だなんて何を考えてるんだか。はやくサーバルたちの元へ帰ろう」

サーバル「……」カラカル「……」

キュルル「あっ、サーバル!よかった。ちょうど2人のところへ帰ろうとしてたんだ!助けに来てくれてありが…と…!?」

オレーバル「……」ギンッ オレカル「……」ギョロッ

キュルル「!? ひっ、ひぃぃ!!」ダッ

5 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/17(水) 10:43:56.146 ID:l5hHj9Q2a.net
キュルル「うわあああ!!!」ハァハァ

オオセンザンコウ「あっ、本当に戻ってきた…」

オオアルマジロ「すごい!どんな手を使ったんですか?」

俺「くくく…これだよ。セルリウムやサンドスター・ロウと呼ばれている物質に特殊な加工を施した…このオレリウム、別名サンドスター・オレを使ったのさ」キラキラ

オオセンザンコウ「サンドスター・オレ!?」

キュルル「やっぱりこのセルリアンは君の仕業か!こんなのに邪魔させるなんて酷いよ。僕をサーバルたちのところへ帰してよ!」

俺「セルリアンではなくオレリアンだ。そしてサーバルたちならもうにここにいるだろう」

キュルル「えっ…ま、まさか!」

俺「そう!その2人こそサンドスター・オレを浴びてオレリアンとなったサーバルとカラカルだ!」

キュルル「!?」

6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/17(水) 10:45:50.109 ID:l5hHj9Q2a.net
オレーバル「……」オレカル「……」

オオセンザンコウ「すごいですねー。まさかあちらのヒトに付き従っていたフレンズを、逆に自分の手下にしてしまうなんて…」

オオアルマジロ「それじゃあ私たちもう必要ないねー」

俺「そうだね。それじゃあ約束のオレリスティックだ」スッ

オオアルマジロ「わーいジャパリスティックだー!」サクッ

オオセンザンコウ「一仕事終えた後のおやつは最高ですねー」サクサク

キュルル「……!まって!今ジャパリじゃなくてオレリスティックって…」

7 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/17(水) 10:46:00.508 ID:IafllaZy0.net
キュルルって男なの?

8 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/17(水) 10:47:23.372 ID:l5hHj9Q2a.net
ドクンッ

オレセンザンコウ「ウ…ア、オレェェェ!!!!」

オレアルマジロ「オレェェェ!!!!」

俺「くくく!これで5対1だ!もう逃げ場はないぞ!!」

キュルル「くそう!」ダッ

オレーバル「……」ザッ

オレカル「ココハ…トオサナイ!」バッ

キュルル「あぁっ!」

俺「さあフレンズのみんなを助けたいのなら、大人しく俺と結婚しろ!」

キュルル「うぅ…サーバル、カラカル…」

オレーバル「……」オレカル「……」

キュルル「……(サーバル、カラカル。2人とも僕のせいで…ごめん!)」

9 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/17(水) 10:48:50.497 ID:l5hHj9Q2a.net
キュルル「……」

俺「どうした?さっきから黙りこくって…そろそろ腹は決まったか?」

キュルル「酷いよ。フレンズのみんなをこんな姿に変えるなんて…」

俺「大丈夫だ。誓いの儀式が済んだら元の姿に戻してやる」

キュルル「そういう問題じゃない…!みんなの意思を無視して自分の思い通りに動かすなんて、たとえ一時の間であっても許されるはずないよ!」

俺「……!」

キュルル「サーバル!カラカル!しっかりして!2人はオレリアンなんかじゃない。僕の…僕の大切な友達だ!」

キュルル「起きて!起きてよ!僕は…2人のこと。いや…2人だけじゃない!この旅で出会ったみんなのことが…フレンズのことが、大好きなんだぁー!!!」カァァッ

俺「!?」

オレーバル「……キュルル ちゃ…ん?」

オレカル「ウ…ア…オレ…いや、私…は!」

俺「そんな…!キュルルの強い想いにサンドスターが反応して…オレリアンが自我を取り戻しかけている…!?」

10 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/17(水) 10:50:50.335 ID:l5hHj9Q2a.net
キュルル「サーバル!カラカル!しっかり!」

サーバル「キュルルちゃん…!キュルルちゃん!ごめんね?私…操られていたとはいえキュルルちゃんに酷いこと…」

カラカル「まったく、キュルルが頑張ってるのに私が操られたままなんて格好がつかないじゃない!」

俺「く…クソ…!だがまだ探偵コンビがいる!2人いれば結婚の立ち会いはできる!」

オレセンザンコウ「……」オレアルマジロ「……」

カラカル「仕方ないわね。サーバル!」

サーバル「うん!いくよカラカル!」

キュルル「待って…!ここは僕に任せて」

カラカル「ちょっと!何言ってんのよキュルル!」

キュルル「僕もパークのみんなの役に立ちたいんだ。だから…」

サーバル「カラカル…心配なのはわかるけど、ここはキュルルちゃんに任せてみよう?」

カラカル「フン、仕方ないわね。別にキュルルを心配してたわけじゃないけど、ここはアンタに任せてあげる!」

キュルル「2人とも、ありがとう!」ニコッ

11 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/17(水) 10:53:03.217 ID:l5hHj9Q2a.net
俺「ふん、自分から来てくれるとはありがたい!いけオレリアン!キュルルを捕縛するんだ!!」

探偵コンビ「「オレェェェ!!!!」」

キュルル「もう僕を連れてくるって仕事は終わったんでしょ?君たちがあのヒトの言うことを聞く必要はないんだよ」パァァ

オオセンザンコウ「ア…キュルル…さん」

オオアルマジロ「うぅ…センちゃん、私たち一体何を…」

俺「バカな!?オレリウムを浄化して元のサンドスターに戻しただと!」

12 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/17(水) 10:53:36.731 ID:lHNVgm6W0.net
これをアニメ化しろ

13 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/17(水) 10:54:32.134 ID:ay6bGlHz0.net
本編より面白い

14 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/17(水) 10:56:14.168 ID:l5hHj9Q2a.net
キュルル「これで…形勢逆転だよ!もうフレンズたちを利用して僕と結婚しようだなんて諦めるんだ!!」

俺「クソ…クソぉ!!俺はただ!キュルルちゃんのことが好きで好きで、大好きなんだ!それだけ…なのに…」

キュルル「だったら…フレンズのみんなをオレリアンに変えたりしないで、自分の言葉でそれを伝えればいいじゃないか」

俺「えっ…」

キュルル「僕はフレンズを利用して結婚するのを諦めろって言ったんだよ?」ニコッ

俺「キュルルちゃん…!」

15 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/17(水) 10:59:07.059 ID:l5hHj9Q2a.net
俺「俺…俺は…」

俺「キュルルちゃんのテカったおでこが好き!舐め回したい!」

キュルル「うん…」

俺「生意気そうな表情が好き!屈服させたくなる!」

キュルル「うん…!」

俺「いろんな事情で歪んだ脚本で、見ててイライラする視聴者からも嫌われた存在だけど…俺はそんなキュルルちゃんのことが大好きなんだ!」

キュルル「僕も俺さんのこと大好きだ!」

俺「帰ろうキュルルちゃん!僕たちのお家に!」

キュルル「うん!」

16 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/17(水) 11:02:54.534 ID:l5hHj9Q2a.net
キラキラキラ…

サーバル「キュルルちゃんが浄化したサンドスターが光って…2人の旅立ちを祝ってくれてるみたい…!」

カラカル「行っちゃったわね…あの子…」

サーバル「でも、きっとこれでよかったんだよ。あんなにもキュルルちゃんのことを愛してくれてるんだもの。あのヒトの隣がキュルルちゃんのお家なんだよ!」

カラカル「そう…ね。きっとそうよね!それじゃあ私たちも元いた場所へ帰りましょうか!」

サーバル「うん!(……あれ、そういえば私にもあんな風に想ってくれる人がいたような…)」

「さ…バル………ん!サーバ…ち…ん!サーバルちゃん!」

かばん「サーバル!よかった、無事だった!」

サーバル「……!」ハッ

17 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/17(水) 11:09:13.957 ID:l5hHj9Q2a.net
かばん「異様なセルリウムの数値を検出したから、すぐに駆けつけたんだけど…PPPのみんなに聞いたらサーバルちゃんたちもここにいるって聞いて心配してたんだ!」

サーバル「かばん…ちゃん?」ポロポロ

かばん「えっ…どうしたのサーバル?まさか怪我でもした!?大丈夫?」

サーバル「あれ…おかしいな。早起きしたからかな…あれ?」

かばん「まさか…記憶が…このサンドスターの影響で?」

サーバル「かばんちゃん…!かばんちゃん!」ダキッ

かばん「サーバル…ちゃん!食べないで…食べないでください!」

サーバル「食べないよぉ!!」ギュウウッ

カラカル「(そっか…前にサーバルが言ってた一緒に旅をしたフレンズってかばんさんのことだったのね。けど…少し妬けちゃうじゃない!)」

かばん「あはは!そんなに強く抱きしめられたら少し痛いよ〜!」

サーバル「うぅ…そんなこと言ってると本当に食べちゃうんだから!」ガオ-ッ

かばん「あはははは!食べないでくださーい!」


HAPPY END!

18 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/04/17(水) 11:11:45.161 ID:ay6bGlHz0.net
カラカル…

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