ボス「ドッピォよ・・・渾身エピタフで見えた馬にその資金を全額賭けるのだ・・・それで組織の運営はなんとかなる」

以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします

ドッピォ「了解しましたボス！・・・・・・・いや、待てよ？」

ボス「どうしたドッピォ・・・・・・？・・・・・何をしているドッピォ・・・！！待てドッピォ！
本当に何をしているっ！？ドッピォ！！買うのは単勝だぞっ！？ドッピォ！！なぜマークシートの馬連を塗り潰している！！ドッピォォッ！！？」

ドッピォ「大丈夫です任せてくださいボス！エピタフにはなんと二着の馬もハッキリ見えてたんですよ！！
ついてますボス！こりゃあ単勝なんかとは比較にならないですよ！ハハッ！！」

ボス「待て待て待て待て！やめろドッピォ！！その欲はよくない！単勝でいい！単勝で十分なのだよドッピォ！！余計な欲をかくんじゃあないっ！！」

ドッピォ「何言ってんですかぁボス！！ハッキリ二着の馬が見えたんだ！見間違いじゃあない！
ハッキリと！確かにだ！しかもこの新聞じゃあこいつは穴馬だ！！こんなチャンス逃す手はないでしょっ！？
どうして目の前にただ転がってる無防備な好機を掴もうとしないんですっ！？ボス！！」

ボス「ダメなのだドッピォ！！お前はなにも分かっちゃあいない！！その好機は好機などではない！！
それは落とし穴なのだ！ドッピォッ！！私には分かる！！それは手を伸ばしてはならない！脚を踏み出してはならない機会なのだよっ！！
もういい今から私がそっちへ行く！お前はもう何もするな！！」

ドッピォ「ダメだボス！！そうこうしていうちに締め切り間近になっちまってる！！くそっ！！ボスを待ってられる時間はないっ！！
ボスッ！このまま受付に向かいますっ！！」

ボス「待て！やめろドッピォーーー！！もういい！！それならもう買わなくていいっ！このレースは諦めるのだ！ドッピォッ！！」

ドッピォ「うぉぉぉあーーーーーーーーーー間に合えぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーー！！！」

ボス「やめろぉぉぉぉおぉーーーーーーーーーー！！！！！」

おばちゃん「ギリギリだったねぇ～はい、どうぞ」

ドッピォ「ぃいぃやったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！フォウ！！！」

ボス「ドッピォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ！！！！！」

そして無事、二着入選馬は進路妨害により降着しました

(完)