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【エスパー魔美】魔美「今日は高畑さんと映画ね!」
- 1 :以下、VIPがお送りします:2020/03/21(土) 22:43:03.12 ID:D271VapH+
- 魔美「いつもねぼすけなアタシが、今日は早く起きちゃったわ」
魔美「天気もいいし、いい気持ち。あ、おはようコンポコ」
コンポコ「アン!」
- 2 :以下、VIPがお送りします:2020/03/21(土) 22:46:44.54 ID:D271VapH+
- 設定変かもしれないけど、宜しく。
- 3 :以下、VIPがお送りします:2020/03/21(土) 22:50:14.94 ID:D271VapH+
- 魔美「おはよう」
ママ「おはよう魔美」
パパ「お、魔美公、今朝は早いな」
魔美「アタシだって、たまには早起きするわよ。もう」
パパ「そっかそっか、それは失礼しました」
- 4 :以下、VIPがお送りします:2020/03/21(土) 22:55:53.36 ID:D271VapH+
- パパ「そう言えば魔美、さっきママと話していたんだけど、今度の連休に旅行に行こうかって話をしていたんだけど、どうかな?」
魔美「まぁ素敵。それで、どこに行くの?」
パパ「箱根なんかどうかなって」
魔美「まあ、良いわね。ゆっくり温泉に浸かりたいわ。ママも行けるの?」
ママ「ええ。私も有給が貯まってきたから、上司からそろそろ使いなさいって言われていてね」
魔美「やったー」
- 5 :以下、VIPがお送りします:2020/03/21(土) 23:06:30.42 ID:D271VapH+
- 魔美起きる
魔美「…うわ!」
魔美「何だ夢か」
コンポコ「アン!アン!」
魔美「おはようコンポコ。今日もギリギリに…」
(時計の時刻は6時30分)
魔美「…って、あれ?!アタシ、早起きしてる!」
- 6 :以下、VIPがお送りします:2020/03/21(土) 23:08:40.24 ID:D271VapH+
- 魔美「おはよう」
ママ「おはよう魔美」
パパ「お、魔美公、今朝は早いな」
魔美「アタシだって、たまには早起きするわよ。もう」
パパ「そっかそっか、それは失礼しました」
魔美(あら?これって夢で見た内容とおんなじ)
- 7 :以下、VIPがお送りします:2020/03/21(土) 23:13:54.99 ID:D271VapH+
- パパ「そう言えば魔美、さっきママと話していたんだけど、今度の連休に旅行に行こうかって話をしていたんだけど、どうかな?」
魔美(これもおんなじ!)
魔美「もしかして…箱根?」
パパ「おー、よく分かったね。どうだい?魔美」
魔美「ええ、いいと思う。折角だからゆっくり温泉に浸かりたいわ。ママも行けるの?」
ママ「ええ。私も有給が貯まってきたから、上司からそろそろ使いなさいって言われていてね」
魔美「そうなのね。」
魔美(これもおんなじ…)
- 8 :以下、VIPがお送りします:2020/03/21(土) 23:27:25.99 ID:D271VapH+
- 【学校】
魔美「あー、今日は早起きしたから、午後の授業はキツイわ〜」
魔美「…zzz」
水谷先生「今日はみんなに良いものを配るぞ。佐倉、何か分かるか?」
魔美「えー、何でしょう?」
水谷先生「ジャーン、期末テストの範囲表だ」
生徒たち「あぁ…」
魔美「全然よくなーい」
魔美「ムニャムニャ…」
水谷先生「佐倉、佐倉」
魔美「全然よくなーい…」
水谷先生「佐倉!」
魔美「はい!」
- 9 :以下、VIPがお送りします:2020/03/21(土) 23:32:11.32 ID:D271VapH+
- 水谷先生「何が全然よくないんだ?」
番野「居眠りは全然よくなーい」
生徒たち「ハハハハハハ」
水谷先生「まったく、いつから寝ていたんだ?もう帰りの会だぞ」
魔美「すみません」
水谷先生「じゃあこれから、みんなに良いものを配るぞ。佐倉、何か分かるか?」
魔美「はい、期末テストの範囲表ですよね?」
水谷先生「あ、ああ。そうだ。よく分かったな」
魔美「あ、いえ。アハハハ…」
生徒A「なんだ範囲表か」
生徒B「期待はしてなかったけどな」
高畑「…」
水谷先生「じゃあ配るぞ」
- 10 :以下、VIPがお送りします:2020/03/21(土) 23:43:06.61 ID:D271VapH+
- 【帰り道】
魔美「ふわぁ〜…」
高畑「あれだけ寝てたのに、まだ眠たいの?」
魔美「ええ、何だかポカポカして気持ち良くってね」
高畑「そう。しかし寝ぼけていたわりには、水谷先生が配るものがテストの範囲表だってよく分かったね」
魔美「ま、まあね」
高畑「ま、時期的に分かりそうな気もするけど」
魔美「実はねアタシ、五時間目に居眠りしてるときに水谷先生がテストの範囲表を配る夢を見たの」
高畑「正夢ってことかい?」
魔美「ええ、そうね」
- 11 :以下、VIPがお送りします:2020/03/21(土) 23:53:01.85 ID:D271VapH+
- 魔美「しかも、それだけじゃないわ」
高畑「え?」
魔美「夕べ見た夢と同じシチュエーションが、今朝実際に出てきたのよ」
高畑「へぇ〜、それはすごいね」
魔美「1日で2回も正夢を見るなんてビックリ。しかも似ているだけじゃなくて、周りの景色や人物から出る言葉も話し方もおんなじだったわ…」
高畑「もしかすると、それはただの正夢じゃなくて、予知夢じゃないのかもしれないよ?」
魔美「え?」
高畑「君はエスパーで、テレポーテーションやテレキネシスなどの超能力が使える。そして、予知能力も使えるときもあった」
魔美「あ、竹長さんの事故の時ね?」
高畑「うん。今回はその時とは少し違うけど、夢という場所で予め未来を見ることが出来ても不思議じゃない」
魔美「なるほど、言われて見たらそうなのかも…」
- 12 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 00:07:14.45 ID:quQWJSigy
- 高畑「まあ、あくまでも可能性の話だけどね」
魔美「でも、もしも高畑さんの言うように、予知夢を見ることが出来たら…」
高畑さん「うん、未然に事故や事件を防ぐことが出来るね」
魔美「素敵!あ、どうせならテストの問題も予知夢で見られたらいいのにな。1回くらい高得点をとってみたいわ」
高畑「おいおい、予知夢で高得点をとっても何の意味ないよ」
魔美「分かってるわ。冗談よ冗談」
高畑「そんなに高得点をとりたいなら、今からなら間に合うと思うよ。まだ二週間もあるしさ」
魔美「アタシには無理よ無理」
高畑「やってみなきゃ分からないって、よく言うわりには諦めが早くないかい?」
魔美「だって、テストで良い点だなんて」
- 13 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 00:11:09.48 ID:quQWJSigy
- 高畑「じゃあ一緒に勉強するかい?分からないところは僕が教えるよ」
魔美「そうね。人生で一回くらい良い点をとって、パパとママを驚かせてみたいわ」
高畑「うん、その粋だよ」
魔美「じゃあ、早速高畑さんのお宅にお邪魔しても良いかしら?」
高畑さん「うん、いいよ。いつでも暇だから」
- 14 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 00:15:33.08 ID:quQWJSigy
- >>11の高畑さんの台詞間違ってた。
誤:予知夢じゃないのかもしれないよ?
正:予知夢かもしれないよ?
- 15 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 00:37:51.87 ID:quQWJSigy
- 【高畑さんの部屋】
高畑「ここはまずこっちの式にそれぞれ7倍したら、7xと7xで引くことができて、一次方程式になるだろ?だからこの後」
魔美「あ、そっか。このyの値を代入すれば良いのね?」
高畑「そういうこと。」
魔美「流石高畑さん、あったまいい!」
高畑「この2ページは似た問題ばかりだから、全部解けると思うよ」
魔美「分かったわ」
高畑「じゃあ、僕は何か飲み物を持ってくるね」
魔美「ええ」
魔美「高畑さんってホントに頼りになるわ」
魔美「ふわぁ〜、やっぱり数字ばっかり見ていると眠たくなるのよね…」
- 16 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 00:39:46.25 ID:lBya3HLHM
- 懐かしいなw
コンポコが可愛くて好きだった
- 17 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 00:43:07.74 ID:quQWJSigy
- 【夢の中、映画館】
高畑「ねえ、どれにしよっか?」
魔美「じゃあ、これ」
(映画を鑑賞)
魔美「うわぁ…」
(高畑が手を握る)
魔美「高畑さんったら」
魔美「ムニャムニャ、高畑さんったら」
高畑「魔美くん、魔美くん」
魔美「高畑さん…」
高畑「魔美くんったら!」
魔美「あ」
- 18 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 00:45:32.85 ID:tihq+ZU/S
- つづけたまえ
- 19 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 00:48:35.96 ID:quQWJSigy
- 魔美「いっけない」
高畑「ひどいな、教えてもらってる立場で居眠りはないんじゃないの」
魔美「ごめんなさい」
高畑「もう、本当にテストで良い点をとる気あるの?」
魔美「あるけど…やっぱりアタシ元々勉強好きじゃないから、どうも集中力が続かなくて…。何か賞金でもあれば頑張れるのに」
高畑「お金のために勉強するのは違うと思うけど」
魔美「そうだけど。何かささやかなご褒美というか、何か頑張ったっていう証みたいのが欲しいのよ」
高畑「さっきと言ってることが、似てる気もするけど」
魔美「もちろん勉強は自分のためにするものだけど、やっぱりやる気になる何かが欲しいわ」
高畑「うーん」
- 20 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 00:58:48.09 ID:quQWJSigy
- 高畑「じゃあさ、賞金やご褒美じゃなくて、期末テストが終わったあとに何か予定をたてたらどうかな?」
魔美「予定?」
高畑「うん。どこかへ出掛けるとか、遊びにいくとか。テストが終わったら楽しいことが待ってるって思えば頑張れるかもしれないよ?」
魔美「なるほど、名案だわ」
高畑「確かに魔美くんの言うように、勉強が好きじゃない子には勉強をするきっかけが必要なのかもしれないし」
魔美「そうそう、それよ」
高畑「じゃあ、テスト終わったら何する?どこか行きたいところとかあるかい?」
魔美「そうねー」
【回想(映画を鑑賞)】
魔美「うわぁ…」
(高畑が手を握る)
魔美「高畑さんったら」
- 21 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 01:06:25.04 ID:quQWJSigy
- 魔美「映画館…」
高畑「え?」
魔美「一緒に映画を見に行きましょうよ!高畑さん」
高畑「うん、分かった!そうしよう!」
魔美「やったー!」
高畑「じゃあ、目標を決めようか」
魔美「目標?」
高畑「そりゃあ、全然頑張らなかったのに楽しいことだけしたら本末転倒だろ?だから具体的に何点以上って決めないと。目標を達成できなかったら、映画は中止」
魔美「えー」
高畑「こうでもしないと、魔美くん勉強しないだろ?」
魔美「それもそうね」
- 22 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 01:15:58.91 ID:quQWJSigy
- 高畑「じゃあさ、5教科全て90点以上っていうのはどう?」
魔美「えー?!ムリムリ」
高畑「魔美くん!」
魔美「高畑さん、アタシの今までの点数を知ってて言ってるの?それ」
高畑さん「え…?何点なの?」
高畑「え、260点?三教科じゃなくて?」
魔美「そうよ、五教科よ」
高畑「うーん、確かにそれは少し難しいかもしれない…」
魔美「でしょ?」
- 23 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 01:24:27.41 ID:quQWJSigy
- 高畑「魔美くん、五教科の中で得意な科目は?」
魔美「そんなもの無いわよ」
高畑「じゃあ、魔美くんの中で1番点数が高いの?」
魔美「そうねえ…。ま、五教科でマシなのは国語か社会かしら」
高畑「分かった。じゃあ国語と社会で…待てよ。国語は記述で結構減点される可能性があるからな…。」
魔美「何ブツブツ言ってるの?」
高畑「よし、魔美くんは国語か社会のどちらかで90点以上を取ること」
魔美「ええ90点?!」
高畑「あのねえ、一般的に中学校のテストで高得点って言われるのは、90点以上だと思うけど?1科目なら魔美くんも頑張れば取れるよ。僕も協力するから。一緒に頑張ろう」
魔美「分かったわ。頑張ってみるわ」
魔美(高畑さんって、厳しいことも言うけど、やっぱり優しいわよねー)
- 24 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 01:29:19.09 ID:quQWJSigy
- 高畑「あ、それと残りの科目は、最低70点以上ね」
魔美「えええええええ?!」
高畑「そんなに驚くことないだろ」
魔美「だって70点?理科ならともかく、英語と特に数学は無理よ!」
高畑「国語と社会だけ頑張ったって仕方ないよ。苦手な教科も頑張って点数を上げないと」
魔美「鬼!悪魔!」
高畑「もしも目標を達成できたら、最低でも370だから、前回よりも100点以上上がるよ」
魔美「そうだけど。あ!そうだ」
- 25 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 01:35:59.69 ID:quQWJSigy
- 高畑「?」
魔美「アタシだけ、目標を決めるのはズルくないかしら?」
高畑「別に僕も目標きめてもらっても良いけど」
魔美「あ、そうだった。高畑さんは、毎回わざと2、3問間違えているんだった。体調悪いときですら100点取っちゃうくらいだから、アタシが全教科100点取ってって言っても簡単に取っちゃうわよね」
高畑「魔美くん?」
魔美「ねえ、アタシが指定した点数を取ることって出来るかしら?」
高畑「うん、出来ると思うけど。あ、でも通信簿の評定が下がるのは嫌だから、低い点数にはしないで欲しいな」
魔美「じゃあ全部99点は?」
- 26 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 01:40:52.45 ID:quQWJSigy
- 高畑「全教科99点か…。全教科100点よりは難しいけど、出来なくもないかな」
魔美「決まりね!」
高畑「え」
魔美「もし、アタシが目標を達成して、高畑さんが達成できなかったらチケット代は高畑さんのおごりね!」
高畑「えー?ま、魔美くんがそれでやる気を出してくれるなら、今回はそうしよっか」
魔美「そうこなくっちゃ。あぁ、テスト明けが楽しみ」
高畑「そうだね。映画に行けるように、まずはしっかり勉強だよ」
魔美「はーい」
- 27 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 01:42:01.78 ID:quQWJSigy
- また後で続きを書きます。
一先ずお休みなさい。
- 28 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 10:03:59.29 ID:quQWJSigy
- ピピピピピピピピピ
魔美「あら?誰かが…」
高畑「もしかして、ベルの音かい?」
魔美「ええ、誰かが助けを求めてる」
高畑「分かった。早く行っておいで」
魔美「でも、テスト勉強が…」
高畑「勉強は後でも出来るよ。それより早く助けにいかないと。」
魔美「分かったわ。それじゃあ、早めに片付けて戻ってくるわね」
高畑「うん」
魔美、ブローチのボタンを押す。
高畑「行っちゃった…」(部屋に落ちたビーズを見ながら)
高畑「魔美くんも大変だな」
- 29 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 10:11:00.43 ID:quQWJSigy
- 魔美が道端にテレポート
魔美「この辺だったと思うけど」
女性「引ったくりよー!」
魔美「まあ、引ったくり?!」
男性が走って逃げている
女性「あの人を捕まえて!」
魔美「よーし。えい!」
魔美のテレキネシスでら男性が動かなくなる
男性「あれ?あれ?」
お巡りさん「何しているんだ?」
男性「え?!」
お巡りさん「ちょっと来てもらおうか」
男性「そんなー!」
魔美「うんうん、これにて一件落着」
魔美テレポートする。
- 30 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 10:14:35.75 ID:quQWJSigy
- 【高畑の部屋】
高畑が何かを書いている。
魔美がテレポートしてくる。
高畑「やあ、おかえり」
魔美「ただいま戻りました」
高畑「大丈夫だったかい?」
魔美「ええ、引ったくりをチョイチョイっとね」
高畑「そっか。それは御苦労様」
魔美「それにしても、高畑さん、何してるの?」
- 31 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 10:25:51.71 ID:quQWJSigy
- 高畑「あ、これかい?問題を作ってみたんだ」
魔美「え、私に?」
高畑「魔美くんが数学が苦手なのは、単に問題を解いた数が少ないからなんじゃないかと思ってね」
魔美「確かに苦手だから、今までのテスト勉強も後回しにしていたかも」
高畑「それに魔美くんは、超能力を上手く使いこなせるようになったから、学習能力が低いわけではない。ご家族も画家且つ高校教員のお父さんと、新聞記者のお母さんを持つんだから、遺伝的にも頭が悪いわけではないしね」
魔美「そうかしら?」
高畑「だから家に帰ったらやってごらんよ。さっきの連立方程式の基本問題から応用問題まで、いろんな問題を混ぜてみたから。解き終わったら丸つけしてあげるよ」
魔美「ありがとう、高畑さん」
高畑「じゃあもう少し頑張ろうか」
魔美「ええ」
- 32 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 10:30:47.26 ID:quQWJSigy
- 【魔美の家】
魔美「ただいま」
パパ「おかえり、遅かったな」
魔美「ええ、高畑さんに勉強を教えてもらっていたの」
パパ「ほお、じゃあ次のテストは期待できそうだな。ハハハハハハ」
魔美「ええ、期待しててね」
(自分の部屋に行く)
パパ「え、ええええ?!」
ママ「どうしたの?あなた」
パパ「ま、いつまで続くかな?」
ママ「ん?」
- 33 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 10:35:12.17 ID:quQWJSigy
- 魔美「ただいまコンポコ」
コンポコ「アン!」
魔美「よし、勉強勉強」
コンポコ「アン!アン!」
魔美「悪いわね。今日はあなたと遊んでる暇はないのよ。一生懸命勉強しないと」
コンポコ「アン?」
魔美「ジャーン。高畑さんがアタシのために問題集を作ってくれたのよ。高畑さんの努力を無駄にしない為にも頑張らなくっちゃ」
コンポコ「アン!アン!」
魔美「応援してくれるのね?ありがとう。よーし」
- 34 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 10:38:31.39 ID:quQWJSigy
- 勉強中、魔美がウトウトする。
コンポコ「アン!アン!」
魔美「…」
コンポコ「アン!アン!アン!」
魔美「あ!眠っちゃダメよ。ありがとうコンポコ」
コンポコ「アン(やれやれ…)」
パパ「魔美、ご飯だぞ」
魔美「はーい。じゃあ行きましょコンポコ」
- 35 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 10:41:21.08 ID:quQWJSigy
- 高畑「魔美くん、昨日はよく頑張ったね」
魔美「え、ええ」
高畑「僕も楽しみにしてるから。一緒に映画行こうね」
魔美「ええ!」
高畑「じゃあ今日もプレゼント」
魔美「まあ、今日は理科ね」
- 36 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 10:44:43.02 ID:quQWJSigy
- 魔美「…ハッ!」(ベッドから起きる)
魔美「また夢か…。もしかしてこれも予知夢なんじゃないかしら?」
(時刻は6時)
魔美「まだ6時じゃない。もう一眠りしようっと」
魔美「待って!夢ってことは…!」
(机の上の問題集をチェックする)
魔美「あ、良かった。夢じゃなかった」(数学の問題は全て終わってる)
魔美「そういえば、理科って言ってたわね」
- 37 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 10:48:26.09 ID:quQWJSigy
- ママ「魔美?魔美?朝ごはんできたわよ。早く起きなきゃ遅刻しちゃうわよ」
ガチャ
ママ「あら?魔美何してるの?」
魔美「あ、おはようママ」
ママ「まあ、勉強してたの?」
魔美「う、うん」
ママ「へえ。パパから聞いたわよ。今回は期待しててって言ったんですって?」
魔美「あ、まあ…」
ママ「どうやら口だけじゃないみたいね。頑張ってねママも応援してるから。」
魔美「ありがとうママ」
ママ「さあ、朝ごはんにしましょう」
魔美「ええ」
- 38 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 21:10:07.66 ID:quQWJSigy
- 【通学路】
高畑「おはよう、魔美くん」
魔美「あら、おはよう高畑さん」
高畑「昨日はあれから勉強は捗ったかい?」
魔美「ええ、まあね。高畑さんが作ってくれた問題も解き終わったわ」
高畑「そっか。じゃあ、後でチェックするね。実はね、昨日次の問題プリントを作ったんだ」
魔美「そうなの?」
魔美(これって夕べの夢の…)
- 39 :以下、VIPがお送りします:2020/03/22(日) 21:14:23.51 ID:quQWJSigy
- 魔美「もしかして、理科かしら?」
高畑「うん、そうだけど…あ!もしかして」
魔美「ええ、夕べ見たの。高畑さんが理科の問題を作ってくれる夢」
高畑「これは、本当に魔美くんの中に眠っていた予知能力が目覚めかけているのかもしれないな」
魔美「どうなんだろう?」
高畑「とにかく今日も僕の家に寄ってよ」
魔美「うん、分かったわ」
ノン「よっ、今日も大変仲がよろしいようで」
幸子「お熱いでんなー」
高畑「やあ」
魔美「あらおはよう」
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