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王様「よくぞ参った勇者の末裔!名はなんと言う」勇者「ああああです」

1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 07:30:56 ID:YcmrrgmsM.net
王様「うむ、勇者らしい勇ましい名だな!早速本題を話したい!」

勇者(ぷっ…勇ましい名前だって…。早く旅に出たいから5秒で付けたのに…)

王様「我が国は、いや、この世界は突如現れた魔族の王に襲撃されている!伝説によれば世界を救うのは勇者の末裔!」

王様「そこで!お前の力を借りたいのだ、協力してくれるな?」

勇者「いいえ」

王様「今なんと……?もう一度聞くぞ、協力してくれないな?」

勇者「いいえ」

王様「良い返事だ!魔王を倒した暁には我が国の姫をお前の妻として差し出そう!健闘を祈るぞ!」

勇者(あっ、引っ掛けだ……こういうの4度目くらいからパターン変えてくるんじゃないの…!?クソゥ…)

勇者「あ、そもそもボク女の子なんですけど!…って言っても無駄か、どうせNPCだし」

2 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 07:31:48.569 .net
面白い

3 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 07:34:05.975 ID:ayTNGabf0.net
>>2
そうか?もう一度読み直してよく考えてみろ

4 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 07:36:34 ID:YcmrrgmsM.net
酒場の店主「言われた通り、戦士に魔法使いに僧侶を連れてきたよ」

勇者「ありがとうございます!わー、みんなビジュアル可愛いなー」

女戦士「よろしくな!一緒にいけ好かない魔王の野郎をぶっ倒そうぜ!」

女僧侶「よろしくお願いします、勇者様。我々の旅に神の御加護がありますように」

女魔法使い「禁断の呪文の秘密を解き明かすのが私の目的よ!魔王の呪文だって、そのうちモノにしてやるんだから!」

勇者「わー、みんなコッテコテのテンプレだー。じゃあ、女戦士ちゃんはおっぱい、女僧侶ちゃんはタイツ、女魔法使いちゃんは〜……ビッチでいいや」

女魔法使い「は?」 女僧侶「…はい?」 女戦士「何言ってんだお前」

勇者「何って名前だよ、名前。もう決めちゃったから。ほら、もうメッセージウィンドウにはボクの付けた名前が表示されてるでしょ」

女僧侶「メッセージ…なんです?お気は確かですか?勇者様」

勇者「あー、君らには言っても分かんないか。とりあえず、しゅっぱーつ!いくぞ!タイツ、おっぱい、ビッチ!」

5 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 07:42:09 ID:YcmrrgmsM.net
勇者弟「はぁ!?なんで旅に行かせたんだよ、姉さんは病人だぞ!」

母「行かせるわよ、勇者なんだから。うちは勇者を輩出する為にお国から安定した補助金をいただいてるのよ?」

勇者弟「いや、だから!最近になって姉さんの様子がおかしくなっただろ!魔物を見かけたら『わー、最近のはグラフィック細かいなー』とかブツブツと!」

母「呪文の専門用語か何かでしょ?あなたのお父さんも、私には分からないことをブツブツ呟いてたわよ?」

勇者弟「父さんと会ったことないから反論し切れないのが辛い…!」

勇者弟「とにかく!あんな状態の姉さんに世界の命運を託すのは無茶だ!俺も冒険に出る!」

母「あなたはお姉ちゃんが消息を断った場合、子孫を残す役目があるのよ。一人っ子のお父さんは、あなたとお姉ちゃんをこしらえてから旅立ったのよ」

母「双子というのはラッキーだったわね、補助金も倍よ!倍!あなたがいてくれるだけで安定した裕福な暮らしが出来るんだから!」

勇者弟「母さんも姉さんとは別の意味でおかしいよ!俺、旅に出るから!」

母「待ちなさい!お姉ちゃんの方が強いから旅に行かせたのよ!戻りなさい、犬死は1ゴールドの得にもならないんだから!」

6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 07:44:06 ID:YcmrrgmsM.net
とりあえず

7 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 07:44:20 ID:YcmrrgmsM.net
8レスないとら

8 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 07:45:26 ID:Q8uEB9Pnd.net
面白い

9 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 07:45:27 ID:xPNzjLT3d.net
これ続くのか

10 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 07:53:07 ID:YcmrrgmsM.net
勇者「めいれいさせろ」

女戦士「おい、勇者!つったってないで構えろ!魔物がいるんだぞ!」

勇者「大丈夫、大丈夫。私たちが攻撃するまでは襲ってこないから。そういうシステムだから」

女魔法使い「システム〜?私と戦士が牽制してるからひるんでるだけだけどね〜」

勇者「違うでしょビッチ!女戦士はおっぱい!女僧侶はタイツだって!よし決めた!ビッチは魔法!おっぱいとタイツは攻撃!」

女「それ、ぼけーっと何もせず突っ足ってまで捻り出す命令か…?」

勇者「序盤すぎてみんなろくなコマンド用意されてないんだもん!そりゃ私もド派手で戦略的なバトルを繰り広げたいよ、でも仕方ないよ。みんなレベル低いから」

女僧侶「言ってることはよく分かりませんが、無性に腹が立ちますね。ああああ様の言動は」

勇者「ぷっ…大真面目に呼んでやんの〜…」

女魔法使い(私たちは命をかけて戦ってるっていうのに、変な名前を私たちに付けたり、変な名前を名乗ったり、戦闘でふざけたり……馬鹿にしてるのかな〜)

11 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 08:00:47 ID:YcmrrgmsM.net
王様「お前か?勇者を詐称する不届き者は。残念だったな、本物の勇者が先程参ったところだ。わしを騙せはせん、帰れ」

勇者弟「俺も勇者の末裔です!勇者の証は……姉が持っていってしまいましたが……。俺にも勇者としての義務があります、協力させてください!」

王様「義務な…。我が国は疲弊している、偽の勇者に渡す援助品などない。第一、本当に使命感があると言うなら勝手に旅立てばよかろう」

兵士長「王の言葉を聞いたか!お前のような、身分のはっきりしないならず者を相手にする気などない!立ち去れ!」

勇者弟「分かりました、旅だたせていただきます。ここへ来たのは、母からまず王へ許可を承るように幼い頃から聞かされていたからです」

勇者弟「俺が必ず世界を救ってみせます。だから、王は安心して国を治めてください。……失礼しました」

姫「…綺麗な目をしているんですね、あなた。お父様、あなたの目にはこの方が勇者を騙る卑怯者にうつっているのですか?」

姫「私の目には、とてもそうは見えません。国の助けなどなくとも、たった1人で魔王に立ち向かう姿、まさに勇ましい者、勇者ではありませんか」

王様「……。兵士長。棒切れと小銭をくれてやれ。それと酒場にも仲間になる者を紹介する様伝えろ。最低限の手助けではあるが、この男を試して見たくなった」

12 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 08:02:35.399 ID:ja64mctl0.net
夕方までやれ

13 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 08:12:46 ID:YcmrrgmsM.net
勇者「あー!ダメだダメだー!なんかバグとかないのかなー!装備品の順番次第でスロットがバグって大当たり出すとかさー!1文無しだよ、これじゃあ!」

女僧侶「あ……あの、ああああ様……お願いですから、何か着るものを……」

勇者「パーティーの所持金、道具、装備品の管理権はボクにある!だいじょーぶだいじょーぶ!そのうち大当たりで危なげな水着と交換できるから!」

女戦士「人の装備を売ってまでギャンブルにのめり込むなんてな…。私は宿に戻らせてもらう、疲れた…」

女魔法使い「私たち、勇者ちゃんに何もかも搾り取られて1文無しだけど、どうするの?」

女戦士「金くらい、魔物を倒してその死骸を売れば用意できるさ。私は素手でも戦えるからな」

女魔法使い「私は無理…。もう魔力が底をついて、休んで魔力を蓄えなきゃ戦力になれない…。けど、何か出来ることがあるなら手伝うよ」

女戦士「助かる!数は力だ!やばそうなら私が盾になってやるから安心しろ!」

勇者「ビッチちゃん、その格好で外をふらふら歩いてたら本当にビッチじゃん。ぷっ」

女僧侶「か、神よ〜……こ、これも何かの試練なのですか〜…!?本当にこの方はあなたの御加護を受ける勇者様なのでしょうか!?」

14 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 08:21:54 ID:EvtPRmOQM.net
魔王「ふーっ、気分が良い!気分が良い!これであと1000年は魔族が安泰だって言うんだからちょろいよね、人間って!」

魔王「ったく!あんなチートアイテムあるなら早く教えてよ!あとちょっとで大真面目にラスボスやる羽目になってたじゃん!あはははは!」

側近(我が魔族に伝わる秘法、ポンコツニナールは伝承通り強力な魔道具でした……。勇者を偵察したところバッチリと呪いを受け精神的、万年遊び人に……)

側近(その強力な効力とは裏腹に反動も凄まじく、使用された対象だけでなく使用した者までもがその呪いを受けポンコツ化してしまうのですが……)

魔王「あはははっ!この魔ンガおもしろーい!もっと魔王の使いに描かせるのだー!あいつめっちゃ手あるから執筆早いじゃん!2回行動、2回行動!」ゲラゲラ

側近(ま、うちのバカお嬢様は元からこうなので実質ノーリスクですね。ご愁傷さまです、当代の勇者)

側近(どうせお嬢様は使い物にならないので勇者を実質的に処理する私の手間が省けて助かります)

側近(ご先祖さま、お父様、よくぞ私の為になる魔道具を残しておいてくれました。あなたの隠し子は不出来な妹に仕え、頭を悩まされストレスの溜まる毎日ですが、元気です)

魔王「第一、女の子がムキムキマッチョの勇者と強制的に戦わされるとかパワハラじゃん!魔王城、ブラック企業じゃん!トップ誰だよ!私だった!あはははは!」

側近(うちのお嬢様のこのおバカっぷりも呪いの反動のせいにしたいのですが、本当に以前とまったく変わってないのが胃が痛いです…お父様……)

15 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 08:23:26 ID:f92OHIE40.net
おもしろい
支援

16 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 08:30:21 ID:EvtPRmOQM.net
武器屋「勇者だとォ!?てめぇ、この野郎!俺の売り物を盗んでいきやがった奴の仲間だな!許さねえ!」

盗賊「またこの誤解かよ!いや、俺はそういう職業なんだけどさ!あくまで盗むのは魔物に対してであって!」

武道家「お前の姉さんとやら、お前の推測通り相当な問題児と見た!冒険に出ておいて正解だったな!」

勇者弟「俺たちは売り物を買いに来たんです……何があったのか聞かせてもらえないでしょうか?」

武器屋「突然、裏口から店に入ってきたと思ったら売り物を入れて置いた箱を勝手に開けてもっていきやがったんだよ!おまけにタンスの物も盗んでいきやがって!」

僧侶「ひどい……商品だけでなく、日用品にまで手を付けるなんて……。君のお姉さん、前世では[ピーーーー]に[ピーーーー]して、その罰に脳みそに[ピーーーー]でも詰まってるんじゃ……」

盗賊「神様が隠したくなるほどの聖職者が言っちゃいけないワード連発するのはやめろよ、加護の無駄遣いだ」

勇者弟「足しになるかは分かりませんが、少し食料があります。それと、残っている武器を定価より高くでもいいのでお譲りいただけないでしょうか」

盗賊「はぁ!?勿体ねえ!金勘定がなってないぜ、勇者様!俺らは関係ないんだ、揉め事に巻き込まれる筋合いはないね」

武道家「いや、勇者が正しい。この様子じゃ、ここら一体の店は勇者の姉に荒らされ尽くした後だろう。情けは人の為ならず。勉強だぞ、盗賊」

17 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 08:44:25 ID:EvtPRmOQM.net
側近「はぁ…?今なんと…?もう一度ゆっくりと言っていただけますか?」

部下「ですから!勇者は健在です、側近様!あちこちで人間を救い、揉め事すら解決し人間の士気は高まりつつあります!現在は極小規模ですが…!」

側近「そんなはずありません!たしかに勇者は役立たずのポンコツと化したはず!うちのお嬢様を見てください、これと同レベルですよ!?」

「わっはははー!このゲームを開発した者は暗黒二重丸の大満点!四天王の1人に命ずるー!えっ、もう23人いる?じゃあ、裏四天王だ!とにかく任命ー!」

部下「で、ですが!事実は事実!報告が挙がっているのです!子供さらいの魔物が襲撃され、生き延びたものが報告に参ったのです!」

側近「ぐぬぬぬ……。いけない、私の胃が……。どうしてこんな朝っぱらから魔薬を飲まないといけないんですか…!」ゴクゴクゴクゴク

側近「私の計算では、ポンコツと化した勇者は人に希望をもたらすどころか、ありとあらゆる場所に迷惑をかけ、人々は疑心暗鬼に陥り、そのまま魔族の進行に耐えきれず…彼女に一体何が……」

部下「彼女……?報告によりますと、勇者は男だったかと。仲間の者も全員男であり、そこに女の姿は…」

側近「男……?私の把握している情報と随分と違いますね……。よく報告してくれました、私が対応します。下がりなさい」

部下「はっ!ご苦労様です、側近様!」

側近(この側近様、と言うの違和感凄いんですよね…。まぁ、うちのお嬢様が呼ばせているわけですからどうしようもないんですけどね…)

18 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 09:04:19 ID:EvtPRmOQM.net
道具屋「おおおお!こんなに買ってもらえるとは!沢山作ったかいがあったよ!勇者様の旅に役立ててくれよ!」

勇者「いいかい、みんな!ここで買った特性薬草は5Gだが、隣町の道具屋に上薬草として売ればバカだから7Gで買い取ってもらえる!これを延々と続ければボク達は大富豪だ!」

僧侶様「ああああ様……それは詐欺なのでは……?」

勇者「いいかい、タイツちゃん。バレなきゃ罪じゃないんだよ。この特性薬草を見てごらん、神様だって騙されて上薬草と勘違いするよ」

魔法使い「呆れた……。私たちが稼いだお金まで没収して何に使うかと思ったらこんな怪しい商売だなんて」

戦士「私はもう、なんか色々と諦めつつあるぞ。パフパフ屋で金儲けをさせられた時点でコイツに期待するのはやめた」

僧侶「神よ……魔王討伐は一体いつの事になるんでしょうか…」

勇者「大丈夫大丈夫。その気になったらメタルな奴探してぶっ倒せばすぐに強くなれるから。世の中はそういう風にできてるから」

戦士「1番大丈夫じゃないお前に言われると、私たち全員がダメになるんじゃないかと心配になる」

魔法使い「結局、私たちが別行動してこの子に好き勝手やらせるよりそばにいてあれこれ文句言った方がある程度マシって言うね…」

19 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 09:10:07 ID:YvhIzs070.net
はよ

20 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 09:17:43 ID:9yqj1y7jd.net
支援

21 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 09:25:10 ID:EvtPRmOQM.net
側近(勇者に弟がいたのはしっていましたが、姉の行動を不審に思い独断で冒険に出ていたなんて……)

側近(あの金に目が眩んだ母親では、後継者に選んだ1人しかマトモに勇者として育てないと踏んでいたのですが……自ら道を選びましたか……)

側近(見たところ幼い頃から何の訓練も受けていないので、苦戦の連続の様ですが、着実に堅実に実力を付けていますね…)

側近(旅路も姉のポンコツ勇者が荒らし回ったあとの地域ばかり…国からの限られた支援物資も姉が独占してしまっています。それなのに、問題なく進んでいく…)

側近(真に警戒すべきはこちらでしたか…。コレと私が戦うんですよね…あぁぁぁ、魔王にはなれなかったのに結局魔王の業務だけこなしちゃうんだ、私……)

側近(マンガだの、ゲームだのの制作を命令し娯楽で私欲を満たし、主に魔界に混乱をもたらしたお嬢様のフォローをかれこれ付きっきりでやらされ続け)

側近(せっかく、私の為にあるかの様な魔道具まで使ったというのに、その果てには真の勇者との対決……どうして私ばかり……)

側近「はぁ……。仕方ないので、最終形態習得に備え、第三形態の変身を練習しますか……。辛い辛いと言いながら、魔王の業務をこなせてしまう私の身体が憎いです、お父様……」

側近「第一、あなたが許嫁との結婚を破棄し、お母様との身分を超えた純愛にのみ徹していれば私を隠す必要はなかったのに……」

22 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 09:25:45 ID:EvtPRmOQM.net
ダメだ、どんどんテンポが落ちていく
ちょいと休憩する

23 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 10:18:00 ID:4LchtLTR0.net
「おい、どうなってやがる!この薬草、上薬草にしちゃ効きが悪いんじゃないか!」「そうだそうだ!不良品掴ませやがったな!」

道具屋B「そんなはずは……。うちはちゃんと目利きをして商品を選んでます!これは間違いなく上質な薬草ですよ!」

盗賊「騒がしいな、またお前の姉の案件なんじゃないか?」

僧侶「魔物の起こした揉め事1、勇者くんのお姉さんの揉め事9の割合だもんね。そのへんの魔物よりよっぽど凶悪だよね」

武道家「どうしたんだ、オヤジさん。事情を聞かせてくれないか」

道具屋B「それがですね…うちの商品の質が他の店より悪いと急に文句が殺到し初めまして…ですが、これは確実に普通の薬草より上質なんですよ」

勇者弟「正直、見た目だけじゃどうにも判別が付かないですね…」

道具屋B「最近仕入れたばかりで傷んだともとても思えないですし、見た目もそんな様子はなくて……。同じ人から大量に仕入れたので在庫だけは沢山あるんですよ…」

盗賊「そいつはどんな特徴だった?勇者と名乗ってただろ?」

道具屋B「いえ…そんなことは聞かされていません。ただ、女性でしたよ。4人組でした。ただ、また売りに来ると」

24 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 10:29:05 ID:EvtPRmOQM.net
勇者弟「あ、これだ!このお店だ!店主、この商品の話をきかせてもらえませんか!」

道具屋「うちの特性薬草はお得だよ!なんと!他の店屋の普通の薬草と変わらない5Gでそれ以上の性能ときた!勇者様もお墨付きの薬草だよ!買った買った!」

僧侶「出処は間違いなくここだね。だけど見たところ、店主は悪徳というより……」

武道家「真っ当な商売、というのがややこしい話だな。そのうち、他の奴が出処を掴めばとばっちりは免れないぞ」

勇者弟「あなたの店の特性薬草が上薬草として隣町で高値で売られてます。そのせいで、隣町は大混乱です。いずれ、この町に文句を言いにやってくるかもしれません…」

道具屋「そんな!うちはこれを上薬草として売ったことは1度もないよ!あくまでコレは普通の薬草をうちの秘伝の調合で作り上げたもので!」

盗賊「アンタの店から買ったものを上薬草だと嘘ついて高値で売りさばいて私腹を肥やしてる奴がいるんだよ」

道具屋「そんな、どうしたら…!そんなことをしたのは誰だよ!教えてくれ、そんな奴にはもう俺は何も売らない!」

僧侶「いえ、むしろ売って欲しいんです。そこを捕らえたい」

盗賊「そうすれば悪用されない、アンタも金が入る。WINWINじゃねえか」

25 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 10:42:01 ID:EvtPRmOQM.net
僧侶「勇者くんのお姉さん、どんな人なの?やっぱり昔からよく問題を起こす人だった?」

勇者弟「いや、そんなことはないよ。つい最近までは優しくて立派な人だった」

勇者弟「俺が性に興味を示して女の子のことを無意識に考えるようになった時も、迷わずおっぱいを見せてくれる様な人だった」

盗賊「いや、お前それは教育としては違うんじゃ……」

武道家「…御本人が来たぞ。出番だな」


勇者「うん!今ある分全部売って!100個でも千個でも65535個でも!」

道具屋「そんな大量にはないが……毎度あり……。全部持って行ってくれ……」

女僧侶「うぅ……心が痛みます……神よ、申し訳ありません…懺悔します…」

「姉さん、何やってるんだよ!」

26 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 10:43:31 ID:EvtPRmOQM.net
体力の限界が来てしまった、すまねえ…ありがとうみんな

27 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 10:44:30 ID:ZEjBPRgQd.net
最後にエロ書いてから消えて

28 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 10:54:19 ID:fFi0FnPzd.net
限界突破するんだ

29 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/03/30(月) 10:59:57.202 ID:/9H2bvEEa.net
面白かったのに

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