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【マギレコ】VIPでマギアレコード

333 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします :2021/07/19(月) 08:33:30.987 ID:+Qi73mQfM.net
「私は、ずっと雫ちゃんのそばにいるから。絶対に」
それでも、あやかは真っ直ぐとこちらを見据えて言い放った。その無責任な言葉が、今は無性に腹立たしくなった。
「馬鹿馬鹿しい……絶対なんて」
「絶対絶対絶対ぜーったい!消えたりしないよ!」
駄々をこねるように腕を振り回して叫ぶその姿に、少し前なら微笑ましさすら感じていただろう。だが今はただ神経を逆撫でするだけであり。
「……きゃっ!?」
気づけばあやかを突き飛ばしていた。あやかのその爆発的なパワーに似つかわしくない華奢な体がリノリウムの床に倒れ込む。
「……うるさい。私は何もかも捨てる。全て壊して、ずっと探し続けるだけの生き方をする。あやかにはきっとわからない」
頭に響く声のまま捲し立てる。それを悲しげな顔で聞いたあやかは、ただ一言「じゃあ壊してよ」と優しく言った。
「全て壊すならさ……雫ちゃんのその手で私も壊してみて。そしたら、どこでも好きに行っていいよ」
「……出来ないと思ってる?」
言うやいなや、あやかの細い首を右手で締め付けた。もうこれ以上あやかの声は聞きたくない。その一心だった。
ぐっ
力を入れると、くぐもった音が漏れる。あやかは抵抗しない。もう少し、床に押し付けるように体重をかけると、硬い骨の感触が掌に届いた。
「し……っくちゃ……」
必死に動くのを我慢するように、あやかの両手が強く握りしめられる。いつも感情をそのまま表現していた大きな瞳が、ただ苦しみから逃れる為だけに大きく見開かれる。
「あやかはさ……頭も良くないし、そんなに強くないし、きっと死んじゃうよ」
大人顔負けにしっかりしていた令さんも呆気なかった。優しさに溢れていた郁美さんは力が足りなかった。溢れんばかりの笑顔でいつも元気をくれたきっとあやかも消える。ならいっそ
どんっ
「……っ……げぇ!……!……!?」
一瞬力を弛め、続いてみぞおちをえぐるように殴りつけた。横隔膜が止まったのだろう、喉から息が絞り出されたがそのまま吸い込むこと無くパクパクと口を動かしている。
埃だらけの床をのたうち回り、綺麗な黒髪を汚すあやか。大粒の涙を浮かべ、焦点の合わないその目はいつものキラキラした輝きは見つけられない。
決して汚れるはずの無いものを汚してしまった、そんな暗い悦びが傍に佇むドッペルを通じて心の中に広がる。
もっともっと汚れてしまえ。そんな声に従い、私の手はあやかの乱れたスカートに伸b

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