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虹夏「わたしの好きなのは、ぼっちちゃんだよ」ぼっち「はあ…、へ?」

1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2022/12/23(金) 21:55:14.014 ID:vmkUIaU10.net
自販機前

虹夏「今回のライブも大活躍だったね、ぼっちちゃん!」

ぼっち「え、いやそんな…、え、へへ」

虹夏「いや、最近のぼっちちゃんの演奏ほんとすごいよ…、みんな盛り上がってたし」

虹夏「最近、人気バンドになってスターリーを有名にするってわたしの夢に、一歩ずつ進んでるのを実感するんだ」

虹夏「つらいこともあったけど、いつも窮地を救ってくれたのはぼっちちゃんだったし、ほんと感謝してる」

虹夏「私にとっては、ぼっちちゃんはほんとヒーローだよ」

ぼっち「いい、いや…そんなぁ…あ、ありがとうございます、でへへ(今日の虹夏ちゃん、いつにもましてめちゃくちゃ褒めてくれる…ナニコレうれしい…)」デレデレ

虹夏「あ、それとさ、ぼっちちゃん。好きなんだけど」

ぼっち「え…へへ、そうなんですね、…、え?」

ぼっち「好きって…、虹夏ちゃん、何のこと…」

虹夏「だからさ…、わたしの好きなのは、ぼっちちゃんだよ」

ぼっち「はあ…」

ぼっち「え?」

2 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2022/12/23(金) 21:55:25.701 ID:vmkUIaU10.net
虹夏「っ…、あ、ああご、ごめんごめん、ど、どうしたんだろ
私、ライブが終わってテンション上がってつい言っちゃった…、ごめんね変なこと言って」

虹夏「い、今言ったことは忘れてっ!ほんとごめん、きょ、今日はわたしもう帰るねっ、
お疲れぼっちちゃんっ」


ぼっち「え…あ、あ、あの…虹夏ちゃ…、…」

ぼっち「……行っちゃった…」

ぼっち「……」

ぼっち「……え?」

3 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2022/12/23(金) 21:55:35.203 ID:vmkUIaU10.net
ぼっちの家

ふたり「おねーちゃん、おねーちゃん」

ぼっち「……」

ふたり「おかーさん、おねーちゃんがぼーっとしたまま
動かないよー」

ぼっち母「どうしたのかしら…、ご飯を食べる時も上の空だし」

ぼっち父「学校とかバンド内で何かあったのかな…」


高校

喜多「とーさん、後藤さんっ」

ぼっち「……え、あ…」

喜多「もう、今日はどうしたの?ぼっーとして」

ぼっち「え…、す、すみません…その…あの」

4 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2022/12/23(金) 21:56:00.467 ID:vmkUIaU10.net
喜多「んもう、どうしたの後藤さん、今日はなんだかおかしいわ」

ぼっち「そ、そうですかね、あ、はは…」

喜多「まあいいわ、ここなの後藤さん。手の押さえ方が難しくて
いつも遅れちゃって。いつも伊地知先輩のドラムの音から
ずれちゃうの」

ぼっち「虹夏…、ちゃん」

喜多「そう、伊地知先輩のドラムの…、きゃああ!ご、後藤さん
顔真っ赤よ、い、一体!?」

ぼっち「え、ええ、いや、…あのその…あいはは」ぐにゃあ

喜多「こ、今度は溶けだしたわ、だ、大丈夫!?ご、後藤さん、後藤さん!?」

5 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2022/12/23(金) 21:56:02.695 ID:6zDoXCXva.net
ぼっちちゃん異常に好きなの姉だろ

6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2022/12/23(金) 21:56:46.330 ID:vmkUIaU10.net
スターリー

ぼっち「あ、あ…」

リョウ「それで今もこの調子なんだ」

喜多「ええ、学校で溶けちゃったときはなんとか型にはめ込んで
固めたんですけど…、今も意識は戻んなくて」

リョウ「ぼっちがおかしいのはいつものことだけど…一体何が」

喜多「それが、全然わかんなくて…」

虹夏「はあ…」

虹夏「あーごめん、わたしその…、こ、心当たりあるからその…」

喜多「え?」

虹夏「ちょ、ちょっとぼっちちゃん、連れて行くね。ぼっちちゃん、ちょっとこっち来て…」

ぼっち「あ、あ…」

喜多「どうしたんでしょう、伊地知先輩」

リョウ「なんか、虹夏も顔赤かったような…」

7 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2022/12/23(金) 21:57:22.406 ID:vmkUIaU10.net
自販機前

虹夏「ほら、目ぇ覚まして、ぼっちちゃん。ほら、起きて、ほらっ」ゆさゆさ

虹夏「起きろ、ぼっちちゃんっ」びしっ

ぼっち「あ…あ…はっ!あ、あれは…こ、ここは…」

虹夏「はあ…、ほんとに今の今まで気絶してたんだ…ほんと、ぼっちちゃんらしい」

ぼっち「あっ…、ああその、虹…夏ちゃん。虹夏さん」

虹夏「いーよもう、そんな変にかしこまらなくて。ごめんね、ぼっちちゃんがそんなことになるなんて」

虹夏「前言ったように、あの日、私が言ったことことは忘れてっ!そ、その…わ、わたしも気持ちが
高ぶって言っただけで…、ぼっちちゃんを困らしたり、嫌な気にさせる意図は全然なくて…だからもう…いいからさ」

ぼっち「い、いえ…その…いや…、じゃないです…その…む、むしろ…その…、う、うれしい…というか」

虹夏「…え?」

8 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2022/12/23(金) 21:57:29.116 ID:NHQnAFRb0.net
再放送か

9 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2022/12/23(金) 21:58:30.166 ID:PcPebEa40.net
あと2時間で最終回だぞ寝とけ

10 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2022/12/23(金) 21:58:50.498 ID:vmkUIaU10.net
ぼっち「そ、その…あのとき。こ、公園にいる、わ、わたしなんかに声かけてくれて…、
結束バンドに誘ってくれたのも…全然、曲に合わせられなかったり…バイトの仕事も全然ダメなわたしのこと…
優しくフォローしてくれたのは…虹夏ちゃんでしたよね…」

ぼっち「そ、それだけじゃなくて…いつも、わ、わたしにいろいろなこと…気を使ってくれて…、いつも
優しく…気にかけてくれたのも虹夏ちゃん…、そんな虹夏ちゃんに…す、好きとか言われて…、嫌な
はず…ないです…、と、とととてもうれしいですっ」

虹夏「ぼ、ぼっちちゃん…、え、や、やだ、い、い、いいってそんなっ…そういうの…わたしその」

ぼっち「そ、それにわ、わたしも…その…に、虹夏ちゃんのこと…、す、好きなんですっ」

虹夏「っ…!や、ぼ、ぼっちちゃ…、あ、あのその」

ぼっち「もちろん、リョウさんもっ…喜多さんっ…!それに店長さんもっ…」

虹夏「…、あ?」

ぼっち「結束バンドのメンバーや、スターリーの人たち…あ、それにおねーさんも、わ、わ、わたし、み、みんな大好き…ですっ!!」

虹夏「……」

11 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2022/12/23(金) 21:59:55.193 ID:M8HWwOBEa.net
はよ

12 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2022/12/23(金) 22:03:54.836 ID:vmkUIaU10.net
ぼっち「(よ、よ、よかった…、何とか…じ、自分の思いを言うことができて…こんなに人に思いを
伝えることができるなんて…ほんと成長したな、わたし)…え?」

虹夏「ふーん…、あ、そ」

ぼっち「あ、あれ…に、虹夏ちゃん…、な、ななんか…お、お、怒ってま、ませんか…え?」

虹夏「別に?怒ってないよ?ただ、ぼっちちゃんがアホだな、っておもってるだけで」

ぼっち「ひ!??やや、やっぱり怒ってますよね!?そ、そそれって、ど、どういう…」

虹夏「知りたいんだ。じゃ、こっち向いて」

ぼっち「え?に、虹夏ちゃ…、一体…、んんっ♡」グイッ

虹夏「…ん…ん…♡」

ぼっち「んん…、虹夏ちゃ…、んっ…ちゅっ…、はあ…、え、に、虹かちゃ…んんっ♡」グイイイッ

虹夏「ちゅ…ちゅう……、はあ…、はあ…♡んっ…、レロ…レロォ…♡」

ぼっち「〜〜〜〜っ!!」

ちゅ…ちゅ…ちゅ…♡

……

13 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2022/12/23(金) 22:07:10.904 ID:vmkUIaU10.net
ぼっち「はあっ…、はあ…はあ…、え?え?え?」

ぼっち「…え?」

虹夏「はあ…、はあ……、…あのさ、ぼっちちゃん。わたしがぼっちちゃんに言った「好き」はそういうんじゃないから」

ぼっち「え…え…?ひゃっ」ギュウウ

ぼっち「に、虹夏ちゃ…、急に…え?え?え?」

虹夏「私の好きは…、ぼっちちゃんと…恋人同士になってこんな感じで抱き合ったりとか…、今みたいにキスしたりとか…」

虹夏「え、…エッチなこととか…」

虹夏「そういうことをしたい、好きだから。勘違いしないで」

ぼっち「……、え」

14 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2022/12/23(金) 22:07:49.828 ID:vmkUIaU10.net
虹夏「それと前言撤回ね。ムカついたから、もう忘れなくていいから。しっかり頭に刻み付けて。
わたしがぼっちちゃんのことどう思ってるか。
そのうえで私のことよく考えて。よくみて」

ぼっち「あ…あの…に」

虹夏「…ぼっちちゃん」

虹夏「…大好き」

虹夏「………じゃ、練習室、戻ってるから。落ち着いたら来てね」

ぼっち「…………」

ぼっち「………へあ?」


……

スターリー
練習室

喜多「後藤さん、後藤さんっ」ユサユサ

ぼっち「…………」プシュー

リョウ「虹夏、ぼっちが戻ってきてからさらにおかしいんだけど、何したの?」

虹夏「えー?さあ、しらなーい。そのまましばらくほっといて考えさせたらー?」


おわり

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