日本の政治家がクソしかいない理由が判明「国民が実態に気づかずゴミ議員が跋扈」と専門家

――なぜ日本の政治家は国民の民意と乖離するのですか
多くの国民は東京首都圏のような大都市部に住んでいる。しかし大物議員ほど田舎選出の世襲政治家が多い。「一票の特権」で票が重い田舎の選挙民が先祖代々投票し、そのバーターで無駄な道路を建設したりする利益誘導を行うことが政治の目的となっいる。まるで江戸時代のお侍様と統治される藩民の百姓の関係そのもので、民度のレベルが未開から近代化されていない。また業界団体や労働組合・協同組合といった職業集団や宗教団体の組織候補も多く、特定の利益集団へ票と献金の見返りで利権を与えれば他は何をやっても何もしなくてもオーケーとなってしまう。繰り返すが多くの日本人は田舎ではなく東京に住んでいて、無宗教で、働く会社も政治的なつながりをもっていないから、増税でむしられ続けて政治の恩恵を得る実感がほとんどない。

――外交でも経済政策でも福祉でも欧米先進国と比べた日本の政治家の無能っぷりに呆れます
海外の政治家は、実力が選挙で評価されることで当選が決まり、その分野のプロフェッショナルが大臣になる。しかし日本では、実力どころか政策がそもそもない、その辺のおっさんレベルの脳みそしかない輩が、たまたま大物政治家家系に生まれただけで、職業・宗教団体の組織票を積んで議員になれてしまい、大臣の人事は当選回数の多さで年功序列的に決まる。パソコンが全く使えないお爺ちゃんがIT系の大臣になるのはポストを割り振られているだけだからだ。政治を実際に作っているのは官僚たちで、役人丸投げ。不祥事が起きて最初に首を射られるのも事務方だ。

――そんなゴミ議員たちが国会の会議中にグーグー寝ている姿を見るたびにはらわたが煮えくり返りそうになります
日本の政治家の最大の業務は既得権益への利益誘導だ。地元の利権団体を回ってあいさつし、帰京したら中央の連中相手に「越後屋お主も悪よのう」と利権確保をすることが本業で、その合間の休憩スペースが国会になっている。採決するときの立場は党議拘束で決まっているし、自分の所属政党が与党か野党かで法案が通るかどうかも分かりきっている。議会での話し合いは形式でしかない無駄な時間なので、貴重な睡眠時間を確保し、利権誘導に奔走しているのだ。

――与党議員は愛国者アピールをし、野党議員はリベラルアピールをしているのに、裏切られてばかりです
日本人の大多数は無宗教だが無政治（ノンポリ）でもある。右翼も左翼も、日本国民全体の少数でしかない。だがSNS上には数が多いので、媚を売れば話題作りになり、敵対政党攻撃に利用できる。与党議員が本当に愛国者なら、岸田文雄が首相になった時点で党を割って造反していなければおかしいし、野党議員がリベラルなら、維新にすり寄っている泉健太が立憲民主党の党首になった時点で党内抗争が起きるはずだ。厳密には、ネトウヨ・ヘサヨと呼ばれるSNS上の政治趣味者たちは「プロレスのダシ」に利用されているだけなのだ。ちなみに過激な思想や主張をする議員ほど、他党出身の外様だったり、利権と無縁なタレント議員だ。愛国者でも平和主義者でもなくすがるものがネット民しかない無能ほどそうなるのだ。

――政治を健全化させる方法はないのですか
海外では政治家がまともに仕事をしなければ街中に大規模なデモ隊が発生し、暴動みたいな風景になる。隙あらば卵を投げつけられたり、最悪安倍晋三みたいに暗殺されてしまう。民主主義とは本来そういう血なまぐさいものだ。国民に対して不誠実なふるまいをすれば、国民からボコボコにされてしまい、自分の身の安全が脅かされるという意識が当たり前なので、政治家には緊張感があり、右でも左でも建前だろうとちゃんと振舞おうという意識が働き、政治の高度なレベルを実現できている。日本人は投票所にも足を運ばないヘタレ民族なのでナメられてしまう。安倍元首相が暗殺されても与党はあの体たらくのままだし、野党はそれこそ自分たちは安全圏にいるという他人ごと意識だ。