名門貴族(♀)「おやぁ？誰かと思えば、貴殿でしたか…。」

以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします

貴族「フフフ、これはこれは……気づかなかったとはいえ挨拶もせず、大変ご無礼をいたしましたぁ。」

貴族「たしか貴殿は先の遠征で負傷したと聞いたのですが、傷の具合はもうよろしいのですかな？」

貴族「あまりご無理をなさってはお身体に障ります。貴殿はあまり外を出歩かず、お屋敷でゆっくりと安静なさっているといい……クククッ。」

貴族「王は討伐軍の指揮を私に命じられた。……ご安心召されよ、貴殿の後釜はきっちりとこの私がこなしてご覧に入れる。」

貴族「そうだ……たしか貴殿は編み物がご趣味だとか…。フフ、私が武功を挙げているあいだ、存分に編み物をしておられるとよろしい。フフッ、フハハハハッ！！」

貴族「おやぁ？お気に障りましたかな？いやぁこれは失敬、若輩の身ゆえどうも気が回らず……どうか世間知らずの小娘の戯言とお聞き流しくだされ。」

貴族「さて……それでは私はこれから軍議がありますのでな。これで失礼させていただきます。…………ああ、そうそう。」

貴族「無事に賊を討伐し、凱旋した暁には……貴殿にはゆっくりと土産話をご披露したいと思うのだが、いかがかな…？」

貴族「まあ指折り数えて待っていてくだされ。じっくりゆっくり、楽しい話をさせていただきますよ……フフッ、フハハハハハッ！！」