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15歳。僕はもう大人になったんだ。

1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 09:06:08.07 ID:RXhQd1Mz0.net
わらい声が、聞こえる。
どこか遠くで、遠くで。
この距離が、みんなとぼくの、こころが離れていく距離。

2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 09:07:08.05 ID:2dxK7y/00.net
〜Evangelion 新章〜

3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 09:07:52.69 ID:BwKeqW390.net
めでたいな

4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 09:09:04.57 ID:KbOt7ayR0.net
ムイたのか

5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 09:10:13.38 ID:RXhQd1Mz0.net
15歳。16歳。
みんなが高校へ進学する中、僕はひとり、違う道を歩んだ。
卒業式。
みんな、中学三年間添い続けた仲間との別れを惜しんだ。

6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 09:11:38.22 ID:KbOt7ayR0.net
なるほど
ひとつ上野オトコか

7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 09:13:15.31 ID:RXhQd1Mz0.net
いろいろな感情が、混ざり合っていた。
けど最終的には、皆、幸せの感情を、抱いた。
ふわふわ。ふわふわ。
僕も。

8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 09:16:23.78 ID:RXhQd1Mz0.net
四月。
皆は高校へ入学し、新たなる学生生活が幕をあげただろうときに、僕は、職人と言われる人の家を目指していた。

9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 09:19:14.06 ID:7qu5NUWE0.net
ちんちん擦るとドピュドピュって出るもんね?

10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 09:21:39.82 ID:RXhQd1Mz0.net
みんな、今頃どうしてるかな。
なんて、それほど自分がさも緊張してないかのように、思ってみる。
冷静に。
冷静に。
深呼吸を、してみる。
それでも、心臓が、バクバクとうるさい。
「あっ」
自分に気をとっていたら、足元の木の根っこに気づかず、こけてしまった。
しかも前の日は、雨が降っていたから、服がどろんこだ。汚い。
なぜか涙が出てきた。
なんでなく。僕はいつもいつも、こうだったじゃないか。
泣くな、泣くな。

11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 09:22:33.86 ID:TijsSgoA0.net
どんな顔してこんな文書いてんだ陰キャラ

12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 09:26:38.37 ID:RXhQd1Mz0.net
遠足。
僕が転校してきてから、イベントごとは何かと雨が降った。
そして、遠足の日は、必ず雨が降った。
「お前が来てから、毎回雨だ!」
「疫病神!」
「疫病神!」
疫病神。

13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 09:26:44.92 ID:PPiKp3p10.net
目に睫毛が2本も入ってた!

14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 09:31:34.44 ID:RXhQd1Mz0.net
「こら!あんたたち何言ってんのよ!」
同じ学年で、一際背の高い女の子。
「うわ!デカ女が出た!」
「わーーー!」
助けてくれたのかな。
「ちょっと、あんた!」
女の子なのに、背が、高い。それに、強い。

目の前が、真っ暗になった。

15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 09:36:33.38 ID:RXhQd1Mz0.net
腕時計を見た。
もう職人との約束の時間が、過ぎていた。
急がなきゃ。

山小屋のような家が、見えてきた。一気に緊張してきた。
「はあっはあっ」
やっと、ついた。
バスから降りて、徒歩で一時間半ぐらいかかったんじゃないのか。と思うぐらい、遠かった。
「こんにちはー!ごめんくださいー!」
大声を出してみる。
返事は、ない。

16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 09:40:17.06 ID:RXhQd1Mz0.net
しょうがない、待っていよう。

周りを見渡す。
竹しかない。
さわさわさわ。さわさわさわ。
心地よい風が、吹く。
笹の葉同士がぶつかり合い、さわさわと、音がした。
こころが、安らぐ。

17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 09:43:35.97 ID:RXhQd1Mz0.net
「ねえ、なんで君はいつも喋らないの?」

知らないよ。
僕だって、喋りたくなくて喋っていない訳じゃないんだ。

「ふてくされてんのかよ、疫病神。もっと不細工な顔になっちまうぜ」

「キャハはー!あんたそれ言っちゃかわいそうよー!」

「事実だからー!」

キャハハ。

甲高い笑い声が、頭に響いて。
宙が、周り、ひっくり返る。

18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 09:50:13.74 ID:RXhQd1Mz0.net
はっ、と気づいた。
ここは、どこだろう。
知らない天井だ。

「あ、大丈夫でしたか。良かったです!」

女の子の声がする。

声の方向を見てみると、あのときの背が高くて強い、僕を助けてくれた女の子と重なった。

19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 09:57:56.15 ID:7LvkcJci0.net
続き

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