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安価でハルヒSSを書く
- 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 23:24:34.07 ID:ZJMRGLvV0.net
- 安価>>3
まったりなのを頼む
- 2 :草壁美鈴:2014/05/04(日) 23:24:45.43 ID:GENiY83Z0.net
- 国
- 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 23:24:50.03 ID:2/cFr4/Q0.net
- 焼き土下座
- 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 23:25:00.87 ID:Ik54cvb30.net
- えらいまったりだな
- 5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 23:25:10.12 ID:+wJv9DIZ0.net
- ハルヒ×キョン
- 6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 23:25:13.01 ID:9d2hZRPZ0.net
- カイジか・・・
- 7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 23:25:51.14 ID:+8fUbyL/0.net
- ハルヒと朝比奈さんが入れ替わるやつで頼む
- 8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 23:26:37.88 ID:+8fUbyL/0.net
- マジで頼む
- 9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 23:31:13.42 ID:n1A76Nuu0.net
- 久しぶりにみてくか
- 10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 23:33:15.82 ID:ZJMRGLvV0.net
- >>3
現状を把握しよう。
現在、俺がいるのは部室である。普段なら定位置に座るのだが、今日は少しばかり視線が低い。
端的に言うなれば、床に正座しているというわけである。
そのせいで、他の団員達はそんな俺を見下ろす形になってしまう。
おろおろとする朝比奈さん。困ったような古泉。少しだけで普段とは違う表情の長門。
「で、どういうことよ?」
そんな団員たちとは打って変わって鬼の形相のハルヒ。一体全体何だっていうんだ。
「1から10まで、全部話してもらうからね。判決はそれからよ」
どうしてこうなったのだろう。
実際、心当たりがないのである。
- 11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 23:37:13.96 ID:n1A76Nuu0.net
- うむ
- 12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 23:37:59.68 ID:ZJMRGLvV0.net
- 朝から機嫌の悪かったハルヒに、放課後になった途端首根っこを捕まれ、そのまま引きずられて部室へ到着。
そして、そのまま床に正座というわけだ。
5月に入り、気温は上昇したわけだが、それでも床は冷たい。出来ることなら座布団でも頂きたい。
「あら、余裕じゃない。そんなに床が冷たいなら、熱々の鉄板でも用意するわよ?」
巷で噂の焼き土下座というわけか。流石にそれは勘弁願いたい。
「なら、さっさと吐いて楽になることね」
どんな凶悪犯だ俺は。
- 13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 23:43:18.25 ID:FkSGw0eo0.net
- 昨日書いてた人か
- 14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 23:43:23.47 ID:ZJMRGLvV0.net
- 「で、なんでこの間の日曜日にアイツらと歩いてたのよ」
先日の日曜日のことを思い返す。
橘のやつに強引に連れ出され、佐々木を含む4人組と行動をともにすることとなった。
別に、何かされたわけでもなく、単に遊んだというわけである。
佐々木も当初は困り顔を見せていたが、昼をすぎる頃にはいつもの調子で俺をからかっていた。
つまり、そんなところをハルヒに見られたというわけか。
「俺は何もやってないぞ」
「犯罪者はみんな決まってそう言うものよ」
にべもない。言い訳すらさせてもらえない。
- 15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 23:44:41.99 ID:9d2hZRPZ0.net
- 脳内再生余裕
- 16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 23:50:00.65 ID:ZJMRGLvV0.net
- 「で、SOS団を裏切ってあいつらにつくってわけ?」
「は?」
素っ頓狂な声が出た。
ハルヒの顔をマジマジと見てしまう。冗談で言っているわけではなさそうだ。
「待て待て、何でそうなるんだ」
確かに、佐々木とは親友と呼べるような関係でもあるが、橘たちは別である。
橘には「こっちについて欲しい」とは言われたが、それははっきりと断わった。
日曜日も、それについての話題はまったく触れられなかった。
「だって、あんなに楽しそうにしてたじゃない。あたしと居てもキョンつまらなそうだし……」
「……は?」
再び素っ頓狂な声が出た。今度は間抜け面もセットである。
- 17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/04(日) 23:54:06.63 ID:ZJMRGLvV0.net
- 目を伏せ、寂しそうなハルヒ。
「佐々木さんとは楽しそうに話すのに、あたしにはちっとも構ってくれないし、笑いかけてもくれないじゃない!」
何なんだこれは。誰なんだコイツは。
ハルヒの言っていることが、あまりにアホ過ぎて理解がまっまく追いつかない。
「焼き土下座したって絶対にあいつらの下に行かさないんだからね!」
「……アホか」
やれやれと肩を竦めそうになる。
「あ、アホって何よ!アホって言ったそうがアホなんだから!バカキョン!」
子供か。
- 18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 00:02:30.92 ID:iRSILCfG0.net
- 「……あのなぁ。いつ俺がSOS団を辞めるなんて言ったんだ?」
「それは……」
言葉に詰まるハルヒ。
1年以上一緒に活動してきた仲間を、そう簡単に見限るとでも思われていたことはそれなりにショックである。
そりゃあ、ハルヒの馬鹿な発言に関してげんなりすることはある。
しかしながら、SOS団を辞めようなんて思ったことなぞない。
「……それ、ホント?」
「当たり前だ、バカハルヒ」
ハルヒが安堵の息を漏らす。
「なんだ、ヤキモチでも焼いたのか?」
「そんなわけないじゃない!バカキョンの癖に調子に乗るな!」
うがーっと吠えるハルヒ。
「古泉くん!熱々の鉄板用意して!
こうなったら意地でも土下座させてやるんだから!」
物騒なことこの上ない。古泉も「かしこまりました」なんかいわないでさっさと止めろ。
朝比奈さん、そんな微笑ましい顔しないでください。長門も黙って読書を再開するな。
まったく、愉快な仲間たちである。
終わり
- 19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 00:04:12.12 ID:iRSILCfG0.net
- やはり安価から脱線してしまうな。
次安価>>23
- 20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 00:11:43.01 ID:Avt2nDqy0.net
- kskst
- 21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 00:12:09.66 ID:CtqreP/Xi.net
- キョン子
- 22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 00:13:17.44 ID:KGuRoAs90.net
- オラが紫
- 23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 00:14:57.76 ID:xH7wlWPn0.net
- 微笑
- 24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 00:21:13.45 ID:HvLaix3I0.net
- 現状を把握しよう。
現在、俺がいるのは部室である。普段なら定位置に座るのだが、今日は少しばかり視線が低い。
端的に言うなれば、ある鉄板に正座しているというわけである
おろおろとする朝比奈さん。困ったような古泉。少しだけで普段とは違う表情の長門。
「で、どういうことよ?」
そんな団員たちとは打って変わって鬼の形相のハルヒ。一体全体何だっていうんだ。
「極刑よ!」
どうしてこうなったのだろう、熱し始める鉄板。
容赦なく俺を焼き始める、苦痛に苦しむ俺を見下ろし、正確に言えば見下しだ
頭を踏む付け焼ける鉄板に俺の顔面を容赦なく突きつける
ああ、焼肉の肉の気分とは多分、こういうことだろう
もし俺がここに座っていなければ、タレにつけて美味しく頂くとこrd
- 25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 00:21:54.65 ID:iRSILCfG0.net
- >>23
不思議探索午後の部。俺は長門とペアを組むこととなった。
長門とペアになった際は、図書館で本を読むというのが恒例であった。
そんなわけで、今日も図書館へとやってきたわけである。
窓際の陽当りの良い席に陣取り、読書を開始する。
普段は本を読まない俺ではあるが、こうして長門図書館に来るとオススメを紹介してもらい本を読む。
長門にオススメさせる本はジャンルは様々で、今日は恋愛小説を勧められた。
こんなものも読むんだなと、少しばかり驚いた。
「……」
「……」
対面に座る長門。そんな長門を見て、ふと頭に浮かんだことがある。
- 26 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 00:27:05.89 ID:iRSILCfG0.net
- >>24
続けてどうぞ
- 27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 00:29:52.12 ID:iRSILCfG0.net
- 昨年のクリスマスのことである。長門にエラーが溜まったせいで、世界を改変するという出来事があった。
その時に改変された世界の長門と出会った場所も図書館であったそうだ。
その出会いに関しては、長門と初めて不思議探索でペアになった時と状況が酷似している。
そのことをなんの気まぐれであろうか、思い出した。
そして、思い出すのはそれだけではない。入部届けを受け取った際に見せた長門の微笑み。
あの世界の長門も、この世界の長門もまったくの別物であるというわけではない。
では、今目の前に座っている長門もそんな風に微笑むのだろうか。
- 28 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 00:54:05.24 ID:iRSILCfG0.net
- 「……どうかした?」
俺の視線に気がついたのか、本を読む手を止め俺の顔をじっと見る。
なんと言えばいいかわからず、視線を外してしまう。
「いや、まぁ、何でもない」
結局言えずじまい。
「そう」
長門は読書に戻るかと思いきや、それでも俺の顔をじっと見つめてくる。
それがなんとも気恥ずかしくて、落ち着かない。
出会った頃に比べ、ずっと感情豊かになった。これも、そのおかげと言うわけか。
- 29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 00:54:53.63 ID:xH7wlWPn0.net
- まだかなまだかな
- 30 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 00:59:25.65 ID:iRSILCfG0.net
- 「……気になる」
たっぷり1分は見つめ合っただろうか。長門がぽつりとそう零した。
「あー、その、なんだ。ちょっと笑ってみてくれないか?」
「……」
沈黙が痛い。そりゃそうだろ。急に笑ってくれないかと言われたらそうなる。
誰だってそうなる。俺だってそうなる。
「すまん、忘れてくれ」
どこかであの世界の長門にしてもらったことを、この世界の長門に求めてしまっていた。
先程も言ったように、まったくの別物ってわけではないのだろうが、少し浅はかであった。
「悪かった。気にしないでくれ」
- 31 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 01:00:47.58 ID:iRSILCfG0.net
- ふるふると長門が首を振る。気を遣わせてしまっているみたいで、申し訳ない。
「……こう?」
少しはぎこち無い長門の微笑み。それでも、いつぞや見た長門の微笑みと重なる。
「……変だった?」
何も言わない俺に、心配になったのか長門がそう尋ねる。
「いや、そんなことはない」
辛うじてそれだけが絞り出せた。
「そう。良かった」
それだけを言って読書に戻ると長門。
そんな長門を、俺は眺め続けるのであった。
終わり
- 32 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 01:02:08.83 ID:iRSILCfG0.net
- >>29
遅くなってすまん
何故かやたら重くて……
次安価>>35
- 33 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 01:05:28.55 ID:KGuRoAs90.net
- ksk
- 34 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 01:32:59.22 ID:iRSILCfG0.net
- 人いないな……
- 35 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 01:35:42.32 ID:qiLfOghaI.net
- 見とるで
- 36 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 01:45:27.16 ID:iRSILCfG0.net
- キョン「可愛い?」
「キョン、あたしって可愛い?」
それは突然のことであった。今日も今日とて団活に勤しむために、SOS団の部室を訪れた俺に対しての第一声がこれである。
全く脳みその処理が間に合わず、とりあえず扉をそっと閉める。
「ちょっと! 何フェードアウトしてんのよ!」
ギャーギャーと騒ぎ出したハルヒに頭痛を覚えつつ、俺は再び扉を開けた。
「やかましい。いきなり変な質問をされる身にもなってみろ」
嘆息しながらいつもの席へ。ここ最近何事もなく平穏な日々が続いていたのは、やはり嵐の前の静けさだったというわけか。
とりあえず、不幸中の幸いなのは、今の馬鹿げた問いを他の連中に聞かれなかったということである。
長門は関心をあまり示さないだろうが、古泉はおそらくにやにやと生暖かい視線を送ってくるだろう。
ここ最近気づいたというか、気づかされたというか、それは朝比奈さんも同じである。
というか、朝比奈さんには強く出れないので、古泉よりもたちが悪いように思える。
この前、不思議探索で二人っきりになった時のことである。急に神妙な顔をし、こんなことを尋ねてきた。
- 37 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 01:48:38.74 ID:iRSILCfG0.net
- 「ねぇねぇ、キョンくん。涼宮さんとはどうですか?」
「どう、とは?」
「涼宮さんとは付き合っているんじゃないんですか?」
思わず俺はその場に立ち止まり、朝比奈さんの御尊顔をしげしげと眺めることとなった。
きっと間抜けな顔だったろうな恥ずかしくなる。
「いやいや、そんな事実はいっさいありません」
「本当ですか? 最近、涼宮さんとキョンくんが二人っきりでいることが多いから勘違いしちゃいました」
「勘違いもなにも、俺とハルヒはそんなんじゃないですよ」
恋愛は精神病とまで豪語しているハルヒが、そんな愉快な感情を俺に対して抱いているとは思えませんがね。
どういった考察でそのような結果に行き着くのか、甚だ疑問である。
「乙女の感です」
そういってウインクされ、はぐらかされたような気がしないでもないが、朝比奈さんが可愛らしいので問題など無い。
こんな可愛いらしいウインクをされて、文句があるやつがいたら説教をされても、それこそ文句などないだろう。
谷口辺りなら泣き出して拝むくらいの可愛さだぞ。
- 38 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 01:50:07.76 ID:iRSILCfG0.net
- 「それで、実際のところはどうなんですか?」
普段あまり見ない、いたずらっ子のような表情を朝比奈さんは浮かべ、根ほり葉ほり俺に尋問を開始したのだった。
さてさて、現在。俺とハルヒの間には妙な空気が流れている。
重苦しいとは言えないが、何とも気まずい。
「で、どうなのよ?」
何がだ?
「はぐらかすな、馬鹿。あたしは可愛いかどうかって話よ」
誤魔化そうとしたのが気に入らなかっのか、ハルヒはむっとした表情で口を尖らしている。
「一体全体、どういう意図でその質問をしているのかわからないんだが……」
「みくるちゃんって可愛いわよね」
ふむ、と肯定。小一時間ぐらいその可愛さについて語るぐらいのことはできる。
- 39 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 01:51:38.02 ID:Jy2bLtu50.net
- 安価機能しないだろコレ
- 40 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 01:52:40.99 ID:iRSILCfG0.net
- 「みくるちゃんに変なことしたらねじ切るわよ」
「何を!?」
身の危険を感じるので自重する。いや、別に今まで朝比奈さんに何かしたことがあるというわけではない。
「有希も可愛いわよね?」
長門は何というか、朝比奈さんとは違った可愛さがある。
朝比奈さんは、その柔らかな微笑みと、甲斐甲斐しく身の回りの世話をしてくれる健気さを兼ね備えた、
天使ような可愛さである。一方、長門はというと、儚げで、誰かがそばに居てやらないといけないような、
父性を感じさせる可愛さだ。
「……エロキョン」
ボソッと呟き、ハルヒがジトっとした視線を送ってくる。
質問に答えただけだというのに、そんなことを言われるのに遺憾の意を示したい。
「で、あたしはどうなのよ」
これは何て拷問だ? 何故俺は本人を目の前にして、そんなこっぱずかしいことを言わなきゃならんのだ。
誰かしらの陰謀やら悪意やらを疑ってしまいそうだ。
- 41 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 01:55:14.11 ID:iRSILCfG0.net
- 「あー……まぁ、その、可愛いんじゃないか?」
「具体的には?」
一体これは何の罰ゲームだ。今のだけでも充分に恥ずかしい思いはしたというのに、
ハルヒは追い討ちなんてものをかけてきた。
出来ることならこのままにげだしたいのだが、そんなことでもしてみろ。
特大の閉鎖空間が発生するのは受け合いである。そもそも、ハルヒから逃げ切れる自信がない。
「その、だな。なんというか……」
あー、暑い。もう本格的な冬だというのに真夏のような暑さを感じる。主に顔面が、だ。
「……その笑顔とか、傍若無人なところとか?」
あとは、ポニーテールがよく似合う。
「ふーん。あんたって本当にポニーテールが好きね。ポニーテールにしてあげよっか?」
ハルヒがニヤリと不敵に笑う。一年の四月にバッサリと切ってから一年と半年ちょっと。
ハルヒ髪は随分と伸び、いつぞやのポニーテールとは言えないようなちょんまげもどきの時とは違い、
ポニーテールらしいポニーテールが作れそうである。
「おいおい、俺は何も言ってないだろうが」
- 42 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 01:56:38.31 ID:iRSILCfG0.net
- 「あんたのその間抜けな顔に好きですって書いてあるわよ」
思わず頬に手をあてる。ハルヒがほらねとニヤニヤした笑みを浮かべた。
心を見透かされたようで少し癪なのと、図星だっということもあり気恥ずかしく感じる。
「……はい、出来あがり!」
そうこうしているうちにポニーテールの完成。これがまた見事に似合っている。
「どう、可愛い?」
肯定。
「じゃあ、好きになった?」
質問の意味も意図もわからず混乱する頭で、ハルヒの言葉を反芻する。誰が誰を好きになっただって?
「キョンが、あたしのこと」
カラスがカーカーと鳴く声だけが虚しく響く。
「もしキョンがあたしのことを好きになるんだったら、毎日ポニーテールにしてあげるわよ」
大変魅力的な条件である。さてさて、どうしたもんかね……。
- 43 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 01:58:04.78 ID:iRSILCfG0.net
- 帰り道のことである。
ひょこひょことポニーテールを揺らしながら、ハルヒは俺の前を歩いている。
俺の手を握り締め、どんどん前に進んでいく。
我ながらひねくれた考えだとは思うが、こうやってハルヒに引っ張られることは嫌いじゃない。
「キョンのこと捕まえた!」
急にハルヒは俺のほうに振り返り、そう宣言した。
俺は苦笑いを浮かべ、少しだけ強くハルヒのその手を握り返すのであった。
終わり
- 44 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/05(月) 01:59:56.71 ID:iRSILCfG0.net
- >>39
安価無視申し訳ないな
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