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恒子「小鍛治プロってなんでインハイ三連覇出来なかったんですか?」

1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:06:39.04 ID:1+H2nV7+0.net
すこやん「えー……それ聞く?」

恒子「当然優勝経験はありますよね?」

すこやん「高1の時にね」

恒子「高2の時は?」

すこやん「高1の時、優勝してそのままプロに行ったから」

恒子「あー……なるほど」

すこやん「その年の夏の日本選手権で初タイトル取りました」

2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:08:35.70 ID:1+H2nV7+0.net
恒子「国内無敗、人類の到達点(Grandmaster)と呼び名が高い小鍛治プロですが、宮永照選手の事はどう思っていますか?」

すこやん「いい素材だな、と思ってるよ。今の女子高生の中じゃ頭二つ抜けているね」

恒子「当時の小鍛治プロと比べたらどうですか?」

すこやん「昔と今じゃ麻雀の技術も進化しているからね。単純に比較はできないけど。ただひとつ、言えるのは、今日の現代麻雀は、私の影響を色濃く受けています。それは宮永照にとっても例外じゃないはず。」

恒子「それはすごい(笑)若くして頂点に立たれた小鍛治プロですが、周囲の声に重圧を感じたことはありますか?」

すこやん「うーん……今の宮永照と同じじゃないかな?記者さんにも色々書かれたけれど、実績で黙らせて来たというか(笑)。さほど気になりませんでしたね。」

3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:10:26.49 ID:1+H2nV7+0.net
恒子「将来の進路が注目されている宮永照について、何かアドバイスはありますか?」

すこやん「若いうちに苦労した方がいい。卒業後は(進学せず)そのままプロに入るべき。寄り道ばかりしていたら(瑞原プロのように)年をとってから苦労することになるよ」

恒子「最年少で8冠を達成された小鍛治プロですが、そこに至る過程で苦労はありましたか?」

すこやん「(日本選手権でタイトルをとった)17歳の時から、戦いの舞台を世界に移していたら、あまり国内のタイトルに興味はありませんでした。
まあ、ただの通過点かな、と。」

恒子「世界ランキング2位、リオデジャネイロ大会で銀メダルという、世界でも輝かしい実績をお持ちですがーー」

すこやん「ちょっと。銀メダルは、東風フリースタイルだったから。(キング・オブ・マージャンといわれる)五種競技のうち、出場した3種で金メダルとってるからね。なんで銀メダルの話だけ取り出すかな?」

恒子「そうなのですか?」

すこやん「私が最後に三大大会(五輪、世界選手権、Wカップ)で人に敗けたのがその東風フリースタイルだっただけで、そればかり取り上げるマスコミは正直どうかと思ってます」

4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:12:53.07 ID:1+H2nV7+0.net
恒子「では、世界ランキングの話についてお聞かせ下さい。」

すこやん「昔の私のランキング、知ってる?」

恒子「はい。2位でしょ?小鍛治プロより強い人ってーー」

すこやん「勉強不足だなぁー、このアナウンサーさん。ランキング1位は20年前からコンピューターだよ。

各国の技術の粋を尽くしたスーパーコンピューター同士のリーグを1年かけてやって、その中で一番強いコンピューターを世界ランキングの一位においているの!

人間側の代表二人とコンピューターの1位と2位と卓を囲んで年3回戦って、人間とコンピュータで王座を取り合ってるけど、しばらく人間は1位になってません。

ただ、そこら辺のスパコンのソフトにすら勝てる人間なんて、世界に5人もいませんね。

というか、ここ数年、私以外の人はランキング一位のコンピューターに勝ってませんよ。ここ数年で、コンピューターと人間の雀力の差は容易には埋めがたいほど開いたと言えます。」

5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:14:18.40 ID:1+H2nV7+0.net
恒子「そうでしたね(笑)コンピューターと小鍛治プロの通算戦績をお聞かせ下さい」

すこやん「世界上位ランカーになる前の戦績も含めれば、49勝24敗だよ。2位なってから世界一の機械とは10回やったけど、3勝7敗でした。」


恒子「小鍛治プロでもコンピューターには勝てませんでしたか」

すこやん「有名な話かもしれませんがーー今の世界ランキング一位の機械には、私の思考プログラムと擬似能力を核に、歴代世界ランカーの牌譜と思考パターンが搭載されています。

自分自身と戦うという経験がなかった私は、他の対戦者はこんな気分で戦っていたんだと気がつけました。」

6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:16:21.22 ID:1+H2nV7+0.net
恒子「話は変わりますが、小鍛治プロの対人戦績を調べてみると、実に4敗しています。」

すこやん「初めて敗けたのは、19歳の時、Wカップの個人競技でした。世界の壁を感じましたね。

それまで国内では一度も敗けませんでしたから。

それでも気持ちを切り替えて、団体戦は(あわやメダルを逃すというところから)逆転優勝できた。とてもいい経験になった。」

恒子「敗戦率が歴代の世界ランカーと比較して1桁違う小鍛治プロですが、敗戦の記憶というのは強く残っているものでしょうか?」

すこやん「対人戦では片手で数えるほどしか敗けていませんから。相手の名前、顔、癖、その時の牌譜は今でも鮮明に頭の中に残っています。
ただ、(同じ相手には)二度と敗けない。それが私の矜持ですかね。」

7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:18:35.49 ID:1+H2nV7+0.net
恒子「勝った試合は数え切れないほどですが、それは覚えていますか?」

すこやん「印象深い試合はね。特に(相手が)満貫以上あがった場合はだいたい記憶に残っています」

恒子「この番組の冒頭のVTRでも流れましたが、小鍛治プロのインハイの時の映像といえば、跳満振込ーー」

すこやん「あー、あれね、あれは油断した。いや、予想以上に相手のーーええっと、奈良の赤土さん、が強かった。
人は予想を超えてくる(笑)あれ、赤土さん今何しているの?」

恒子「ええっと、資料によれば昨年まで実業団で活躍されていたそうですね。今年からは指導者となって、母校を夏のインターハイに導いています」

すこやん「そっか。10年前と同じ会場で、また会えるかもしれない。嬉しい事です」

8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:21:12.13 ID:aZ61fu510.net
この>>1どんな顔でこのスレ書きこんでんの?

9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:21:27.39 ID:1+H2nV7+0.net
恒子「小鍛治プロは引退後、指導者の道に?」

すこやん「人を指導する、ということは苦手です。

どうしてこんな簡単なことも出来ないのか?なぜこの局面でこの手が来ないのか、どうして逆転が必要なオーラスでこのクズ配牌なのか、理解できませんから。

ただ、これでも生涯現役のつもりですが、もしオファーがあれば、日本代表チームを率いて世界三大大会で優勝したい。

私が代表チームを退いてから、まだ日本は優勝できていませんからね。」

恒子「現在の小鍛治プロのランキングは973位、地元のクラブチームに引きこもって第一線から退いたとの声もあります」

すこやん「それって、もう現役を引退したおばさんって言いたいの?」

恒子「いえ、そんなつもりはありません」

すこやん「1位になれない以上、人間相手の世界大会に出る意味はあまりないよ。

私が世界大会に出ることで、日本の枠が一つなくなる。それは後進の育成の邪魔になると私は思っている。

地元のクラブチームで活躍することは、幼いころの私の夢の一つだった。

今はその夢を達成しながら、新しい自分を作っている。全盛期の私の能力をも凌駕する世界ランキング1位に勝つために、日々鍛錬は怠っていない。

準備が出来たら、もう一度世界ランキングに挑戦する。今は、ただ、ランキング外にならないように、二年に一度世界戦に出て、優勝しているだけ十分」

10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:24:18.71 ID:1+H2nV7+0.net
恒子「それでもクラブチームの関係者からは、絶大な人気を誇るこんな小鍛治プロですが、それでは地元関係者への取材ビデオを御覧ください」

〜〜〜〜〜〜〜〜

すこやん「(私がこのチームに来てから)何かが変わった。私は半分くらいコーチみたいなこともやっている。

厳しい指導で、同僚選手たちからの評判は良くないかもしれないけれども、国内のトップチームと戦っても敗けないくらいの戦力が育っていると自負している。

あ、私は当然出ないとしてですが。

加えて、ローカルなリーグ内の他チームの実力も、私たちのチームの刺激を受けてか、確実に向上している。

育った選手はトップリーグや、世界リーグに移籍してしまう場合もあるが、それが逆に他の選手達の刺激になっている。」

恒子「場違い、という批判もありますが」

すこやん「え?今のビデオで誰かそんなこと言ってた?」

恒子「いえ、インターネットの声です(笑)」

すこやん「もう、無責任だなぁ。(私がこのチームに来たことで)チームの戦績だけじゃなく、慢性的な赤字を抱えていたチームの経営も改善された。

グッズ収入に、放映権、私は金の成る木。親会社からは役員の席を用意すると言われた。

当然、断りましたけどね。私が役員なんて場違いですから(笑)。」

11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:25:57.09 ID:1+H2nV7+0.net
恒子「最後に、今年のインターハイについていくつかお聞かせ下さい。まず、冒頭でも尋ねた宮永選手についてですが、今年団体戦で優勝すれば、三連覇となります。」

すこやん「すごいよね、三連覇。しかも、他のチームメイトに左右される団体戦で、中々達成できることじゃない。宮永照のワンマンチームと見る向きもありますが。」

恒子「宮永選手のライバルが不在との声もありますが、宮永照の三連覇を阻止する上で、小鍛治プロが注目する選手は他にいますか?」

すこやん「うーん……ちょっと検討がつかない。ただ、何かあるとすれば、去年は出ていない1年生かな。才能は彗星のように突然現れるものです。」

恒子「注目の1年生といえば、やはり、昨年度ミドルチャンピオン、原村和選手ですが、彼女も長野代表として出場します。彼女は宮永照のライバル足り得ますか?」

すこやん「先鋒だったっけ、あの子」

恒子「ええっと、確か副将です」

すこやん「えー……宮永照と戦わないじゃん。テレビ局的にはつまらないんじゃない?(笑)」

12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:28:00.42 ID:1+H2nV7+0.net
恒子「そうですねー。ただ、アイドル的に騒がれる選手はインハイで敗けるというジンクスもあるそうです」

すこやん「なにそれ、私がアイドルじゃないって言いたいわけ(笑)」

恒子「いえいえ、そんなつもりじゃ」

すこやん「確かに、瑞原さんも優勝できませんでしたね。

これはオフレコだけど、はやりちゃん、昔飲み会で愚痴ってたよ。あんまりアイドル扱いしないで欲しい、プロ雀士としての自分を見て欲しいって。

でも今は牌のお姉さんとして私よりお金稼いでいるんだから(笑)」

恒子「すこやんの年収っていくら?」

すこやん「チームからは年俸600万円とグッズ収入の5%を貰ってるよ。

ローカルチームにしては破格の待遇なのはわかるけどね、前のチームは5年で20億だったし、FAの時アメリカの名門から7年180億で誘われたよ。

私が欲しいんじゃなくて、他のチームに行かれたら困るからって理由が見え見えだったし断ったけどね」

恒子「ひえぇ〜〜〜、生放送で言っていいの、これ!」

13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:29:18.24 ID:1+H2nV7+0.net
恒子「さて、気を取り直して最後の質問です。今年初めて解説を務める小鍛治プロの、試合の見どころを教えてください!」

すこやん「インハイの醍醐味は大将戦の逆転劇。特に、団体戦は、大将の責任が大きいから、代表戦じゃ強豪国ほど一番強い奴を置く。

先鋒がエースなんて言われているけど、はっきり言って大将に一番強い選手を置かない采配は血迷っているとしか思えないし、その重責の中で力を出せない選手は本当に強い選手とは言えない。

先鋒なんて、大崩しない選手を置いておけばいいだけ。

私も代表チームの大将を務めて日の丸を背負ってきたからわかる。

だから、特に場が煮詰まった大将戦のオーラス、ここでどんな苦境でも諦めずに戦う選手、彼女たちに注目してあげて欲しいですね」

恒子「小鍛治プロ、ありがとうございました。」


すこやん「こーこちゃん、おつかれさまー。これから一杯行く?まだまだ話し足りないことあるし」

恒子「いいですねぇ、美味しい店連れってってくださいよ(笑)」

14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:31:03.38 ID:1+H2nV7+0.net
〜〜〜〜〜〜〜

恒子「おっ、さっそくインターネットの掲示板で炎上してるよ、すこやん!」

すこやん「えー、こーこちゃんが失礼な質問しまくるからでしょ」

恒子「いやいや、それもあるけど、すこやんに対して特に批判殺到だよ!」

すこやん「まあ、思いっきり煽ったからね、仕方ないね、あ、火」

恒子「はい、火」

すこやん「はー……」

恒子「最強は憎まれるのも仕事の内なんでしょ」

すこやん「不甲斐ない日本の選手に喝だ、喝!」

15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:32:38.40 ID:1+H2nV7+0.net
恒子「最後のあれ、試合の見どころに見えて、日本代表をディスってたでしょ」

すこやん「うん……咏ちゃんが現役で一番爆発力あるんだから。はやりちゃんを大将において安定感を〜〜とか言っている監督も頭どうかしてるよ」

恒子「じゃあ、咏ちゃんが大将ってのがすこやんの采配?」

すこやん「うーん、あの娘、勢いはあるけど、経験が足りないからね。大将で一回負けたらポシャっちゃうって監督は思って大事にしていると思うんだけど、だからって負け慣れているはやりちゃんを大将におくってどうなの?

一回敗けて駄目になるくらいなら、最初から駄目なんだよ、そんなこともわからないかなぁ」

恒子「すこやんってまともに敗けたことないじゃん」

すこやん「いや、初めて世界で敗けた時は悔しかったよ。マスコミに叩かれまくったしね。

でも、ほんと、あそこで敗けたから、その後の団体戦で逆転優勝できた。

あの時のメンバーとはまだたまに一緒に飲みに行く仲だよ?」

恒子「人に歴史ありだねぇ」

すこやん「そうだ、咏ちゃんにも喝いれなきゃ。電話するね」

16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:35:28.87 ID:1+H2nV7+0.net
咏「もしもーし」

すこやん「あ、咏ちゃん、電話大丈夫?」

咏「ウチは大丈夫だけど、小鍛治さん大丈夫なん?協会に苦情来ててんやわんやって聞くよ」

すこやん「あー、いいのいいの、暇なら今、その炎上したアナウンサーさんと飲んでるんだけど、来ない?」

咏「いや、ごめんよ、これからインハイ実況解説の打ち合わせ」

すこやん「暇だなぁー、代表の先鋒!そんなことやってる暇あったら国のために頑張りなよ」

咏「荒ぶってるねぇ、小鍛治さん。いや、本当に申し訳ない……」

すこやん「監督も監督だよ、代表戦、勝つ気あったの?」

咏「いや、上の事情はわっかんねー……そんなに気になるなら、小鍛治さんがやればいいじゃん、誰も文句言わんと思うよ、しらんけど」

17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:37:04.59 ID:1+H2nV7+0.net
すこやん「いや、本気で優勝する気なら私が出るよ、連盟からの出場自粛要請さえなければね!」

咏「あんたがガチになると、自国の選手が壊れるから、大国も困ってるんでしょ」

すこやん「だから私は、今出てないじゃん!それに、次は大将で出なよ、咏ちゃん、それで一度負ければいい」

咏「それは私がやりたくても、ねぇ」

すこやん「だいたい、はやりちゃんは大将の器じゃないよ、ああいうタイプは無難に副将させとけばいい」

咏「まあ、色々事情が……」

すこやん「……咏ちゃん、今やれば私に勝てると思っている?」

咏「小鍛治さんに?勝てたら今ごろこうやって先の敗戦のことであんたにとやかく……」

すこやん「はぁ……そんなんじゃ、一生、世界で勝てないだろうね!じゃあね!」

18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:40:11.05 ID:1+H2nV7+0.net
恒子「生二つ〜」

すこやん「そんなにビールのんで、よく太らないね、アナウンサーさん」

恒子「すこやんっていっつもそうだよね」

すこやん「……」

恒子「本当は、三尋木プロのこと、一番心配しているのはあなただって。わかるよ」

すこやん「……あなたに何がわかるの。」

恒子「すこやん……」

19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:41:19.81 ID:1+H2nV7+0.net
恒子「あ、すこやん、ガラケー光ってるよ」

すこやん「ん?あ、はやりちゃんからだ」

すこやん「はーい、もしもし」

はやり「おいこら、小鍛治ィー!!」

すこやん「ど、どうしたの?」

はやり「放送見たぞ、何、さり気なく私の事バカにしてるんだよ」

すこやん「えー、さり気なく馬鹿にしたつもりはないけどなぁ」

はやり「こんな年になっても、まだ代表戦に出てる私を労ってよ、もう」

すこやん「はやりちゃんはもう降りなよ、勝てない年寄りは老害だよ?」

はやり「いや、あんたも老害だよ、もう。いい加減、地元のクラブチーム……あれ、なんて言ったっけ?とっととやめて、早く世界戦に戻りなよ」

20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:42:36.77 ID:1+H2nV7+0.net
すこやん「……今年の夏、終わったらやめるつもりだから」

はやり「自覚あったんだ」

すこやん「アメリカンリーグからの誘いがあってね、来年の今ごろは長者番付載るからね」

はやり「……そう」

すこやん「また頂点を目指すよ、だから……」

はやり「煮え切らないねぇ、あんたも私も」

すこやん「また誘ってよ……あの時のメンバーで、また」

はやり「……そうだね、私が降りたら、もう日本の最強メンバーは」

すこやん「最後に咏ちゃんたちに伝えられた?」

はやり「みんなあんたみたく強くないんだから、なかなか難しいけどね」

21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:44:00.50 ID:1+H2nV7+0.net
恒子「……もう2時だね」

すこやん「飲み過ぎたね」

恒子「……すこやんが電話魔だって、初めて知ったよ。酔ったら手当たり次第に電話、かけるんだね。」

すこやん「結局誘っても誰も来なかったけどね」

恒子「いいじゃんいいじゃん、二人っきりってのも」

すこやん「そだね。こーこちゃんも、インハイの仕事、大変だろうけど、よろしくね。」

恒子「うん。そろそろ店、閉まるみたいだから、もう」

すこやん「うん。明日も早いし。こーこちゃん、先に帰りなよ。店の前にタクシーあると思うから、これで」

恒子「……じゃあね、すこやん」

22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:46:01.38 ID:1+H2nV7+0.net
赤阪「あれ〜〜〜おひとり様〜〜?」

すこやん「……あ、郁乃ちゃんか」

赤阪「すこやんイェーィ」

すこやん「こんな遅くに?」

赤阪「トーキョーの下見や〜〜ウチの教え子たちもインハイ出るからなぁ〜〜」

すこやん「善野さんのところだっけ。大阪姫松高校」

赤阪「せやで〜善野さんも最近少し良くなったみたいやし、見に来てもらえるかもなぁ」

すこやん「誰か強い子いるの?」

赤阪「中堅の愛宕洋榎ちゃ〜ん、愛宕プロの娘さん、これが下馬評じゃダントツやな〜」

23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:46:58.74 ID:Mzz6OFNL0.net
いいぞ

24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:48:03.81 ID:1+H2nV7+0.net
すこやん「あ、愛宕さんから聞いたことあるよ。」

赤阪「ウチのエースオブエースやなぁ〜能力なしでよーやっとるよ、善野さんの教え通り」

すこやん「古い考えだね。インハイで勝つ気なら、とっとと発現させた方がいいのに」

赤阪「ま、あの大会レベルで能力なしで勝てんようじゃ、とてもウチらの域まで遠い遠い、見どころなしやな

……でも、ウチは善野さんと違うで。勝つためなら能力者を使うことも厭わんよ、で、すこやん、握らんか?どこが勝つか?」

すこやん「うーん、この前の代表戦じゃ大損こいたからね……それに郁乃ちゃんは関係者でしょ?」

赤阪「情で日本に賭けるアンタがドアホウなんやで。でも、まあ、ウチは姫松に賭けるよ」

すこやん「実はほとんど地方戦見てないんだよね、これってハンデ大きすぎじゃない?。」

赤阪「テレビで注目選手は見てるんやろ?それで十分やん。ま、ウチの大将に勝てるチームはおらんけど」

すこやん「なら、阿知賀女子かな」

25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:52:18.55 ID:1+H2nV7+0.net
赤阪「お、渋いねぇ。協会のオッズも確か、かなり高いで。赤土さんか?」

すこやん「それもあるけどね」

赤阪「ほな、よろしく〜相変わらずすこやんは、他人の見立ては甘い甘い、いい鴨や〜」

すこやん「ねえ、郁乃ちゃん、どうして指導者になったの?一番似合ってないじゃん」

赤阪「何かを残す、伝えるってのは、素晴らしいことやん。それが、金から遠いもの、形のないものならなおのことや」

すこやん「それって、遠回しに私を否定している?」

赤阪「せやで〜あんたは、いくら勝ってもタイトルに名前を刻んでいるだけやからな。何が楽しい、すこやん?」

すこやん「最初のインハイ優勝は嬉しかったんだけどなぁ」

26 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:55:14.73 ID:1+H2nV7+0.net
赤阪「でも聞いたで〜すこやん、アメリカ行くんやろ?アメリカンリーグって、確かコンピューターリーグやろ?」

すこやん「相変わらず耳が早いね」

赤阪「いくらすこやんでも、常に成長し続けるスーパーコンピューター相手に、今までのように勝ち続けるってのは至難やなぁ〜

ま、人類代表として挑む、その心意気やよし、ってところやろか?……今の軟弱なトッププロ共は、負ける姿を見せるのが怖くて、あんまり戦いたくないそうやん。

それに、ランキングからコンピューターを外そうっちゅう意見も世界で強いしなぁ。」

すこやん「その時は、人類の敗北。そして次第に麻雀という競技はこの世界から力を失っていくよ。

そして、私がコンピューターに負けて終わる、この事が持つ意味を私はわかっている。」

27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 22:59:17.30 ID:1+H2nV7+0.net
赤阪「しかし、無敵でいつも上から目線のあんたが、機械相手に負けまくって、ズタボロになる姿ってのは興行になるな〜ほんま、金になるで。最近下がり気味やった、麻雀関連の放映権の値段、跳ね上がるなぁ〜

そこを突いて、トッププロのコンピューターリーグ参戦に対する連盟の反対の声を黙らせたんやろ?機が熟すのを待っとったんか?

それに、もし負け続けても、ランキング973位、全盛期の力が落ちた小鍛治健夜が敗けても、人類の敗北にはならないという言い訳で、老人どもを誑かしたんやろ〜?アホやな。あんたの負けは、人類の敗北そのものなのに。

そして知っとるよなぁ〜16体のスーパーコンピューター同士で1年間リーグを通して序列を付けて、一番上は世界ランキング1位、信じられない額の賞金、アメリカンドリームや。でも一番下は、スクラップにされる契約らしいやん。

一台で小国の国家予算がパーや、パー!それでもアンタ、コンピューターと同じ契約でやるんやろ?それが興行やろ?

小鍛治健夜が最下位になったら、どうなるんやろ〜〜?

でも、友として聞くんやけど、なんでまたそんな苦しい戦いをやるんや?」


すこやん「……もう一度、10年前の夏に戻りたい。ただそれだけだよ。」

28 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 23:01:13.75 ID:1+H2nV7+0.net
恒子「宮永選手はどうしてプロに?」

照「はい。私の尊敬する人が、プロに来いって」

恒子「それって……」

照「小鍛治プロです。最近、色々言われていますが、私が子供の頃、テレビでいつも勝っていたのは小鍛治プロでした。
私たちの世代にとって彼女はヒーローです。画面越しに、世界で戦い続ける彼女を見て、私は勇気を沢山頂きました。」

恒子「そうですか」

照「あれ?アナウンサーさん、どうして」

恒子「いえ、すみません、なんでもないんです」

照「彼女が戦っている舞台に近づけるよう、今は、精一杯頑張りたいです」

カン!

29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 23:10:30.11 ID:Ghj+qYEG0.net
インタビューのてるてるだと猫かぶってるからリップサービスだなw

30 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 23:29:52.81 ID:w9QQenvn0.net
半分読んだところで疲れた

31 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 23:37:51.42 ID:/YXVe/YW0.net


32 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/07(水) 23:41:12.25 ID:EEHssMGO0.net
おいはやりんのキャラ素じゃなかったのか

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