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(リーガルハイ)^2

1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/17(土) 04:15:52.43 ID:5CUYPDqO0.net
書き溜めてないから遅いけど

2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/17(土) 04:16:11.48 ID:zvsd24br0.net
どうぞ

3 :1:2014/05/17(土) 04:24:24.93 ID:5CUYPDqO0.net
黛「先生!そんなとこで寝てたら体痛めますよ!
起きてください!先生!」

服部「黛先生、古美門先生は昨晩からずっと、そこにおいでなのです。」

黛「え、あの先生が!?」

古美門「ふあ〜なんだようるさいなあ あ、服部さん、紅茶をお願いします」

服部「御意。」

黛「もう!今日は羽生君が帰国する日なんですよ!いつまでも寝てないでください!」

古美門「朝から高い声でうるさいぞ朝ドラ!いつからお前には人の眠りを邪魔する権限があったというのだ?
それに 羽 生 だ〜?あー思い出したよあのゆとりの国の王子様か
帰国早々私のもとへ来るなんて、彼はよっぽどドMなんだろうねえ」

黛「先生そんなこと言いながら、今朝は床で寝てたじゃないですか!もしかして、緊張でもなさっているのではぁ?」

古美門「緊張? 私が緊張などするものか、くだらんことを考える暇があったら、仕事のひとつでもとってこいポンコツ!」ビシッ

4 :1:2014/05/17(土) 04:30:13.70 ID:5CUYPDqO0.net
ピンポーン

「すいませーん」

黛「あ!この声は〜!」キャピ

蘭丸「じゃじゃーん!忍の蘭丸、ただいま見参!」

黛「なんだ蘭丸くんか」

服部「やや、これは蘭丸さん、朝食はお済みですか?」

蘭丸「うっひょー!うっまっそ〜いっただっきま〜す」

古美門「まったく朝からズケズケと、少しは遠慮するということも覚えたらどうなんだ?それにキミに頼む仕事はないぞ、帰りたまえ」

蘭丸「ん〜だって、ハルキが帰ってくるの、今日でしょ?俺、いてもたってもいられなくってさ!」

黛「へ〜、蘭丸くんにも連絡きてたんだ」

蘭丸「先生から誘われたんだも

古美門「蘭丸くん、余計なことは言わないでいいんだよ?ささ、朝食でもどうだい?」

黛「先生だったんですね、誘ったの
って!先生が一番楽しみにしてるじゃないですか!」

ピンポーン

服部「お客様がお見えです」

5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/05/17(土) 04:32:12.86 ID:n9N8rhJd0.net
ええな

6 :1:2014/05/17(土) 04:36:27.56 ID:5CUYPDqO0.net
三木「おい、入るぞ」

古美門「これはこれは三木先生〜お元気そうで何よりですぅ〜あ、沢地さんも」

三木「わざわざ古美門法律事務所に来てやったんだ、貴様が茶のひとつでも出したらどうなんだ、古美門」

古美門「その必要はございませ〜ん私には優秀な、」

服部 (胸ドン)

古美門「服部さんがおりますので〜ねー、服部さ〜ん」

服部「ローズヒップティーは、お嫌いでしょうか」

三木「フン、なんでもいいよ、とにかく座るぞ古美門」




黛「三木先生を呼んだのも、先生なんですか?」ヒソヒソ

古美門「そんなわけないだろう、きっとウィンウィン教の仕業だ」

黛「そう…ですよね」
(なんかおかしいな〜?)


ピンポーン

7 :1:2014/05/17(土) 04:47:03.50 ID:5CUYPDqO0.net
羽生「エブリバディ!お久しぶりです!」

黛「…羽生くん!」

蘭丸「ハルキ!おかえり!」

羽生「ワァ〜オただいま蘭丸!アハハ」

羽生「古美門先生…!僕…」

古美門「 少 し は 自分というものがわかったのか?世界を変えたいウィンウィン教のゆとり王子」

羽生「先生…、やっぱり僕は、この世から争いを無くします。」

古美門「バカもここまで突き抜けると天才のようだ、まったく変わらないね〜キミは」 ニッコリ

羽生「僕は先生に出会えて、本当に良かったと思えています。ぜひ、今後ともご指導お願いします」

古美門「…」シタリ顔


三木「よし…全員揃ったようだな、ここで俺から話がある」

黛「…?」 ピヨピヨピヨ

8 :1 ◆hl85H1wsCw :2014/05/17(土) 05:19:18.08 ID:5CUYPDqO0.net
※ID変わったけど1


――――― 2か月前の話だ

三木「…以上から私は、古美門を推薦いたします。」

堤「古美門…?確か彼は…
金さえつめば有罪も無罪にする男…。」

三木「ええ。評判は確かに悪いですね。さらに性格も悪く、髪の毛もアホならつま先までバカ一色な奴です。
が、腕は確かなんですねミトメタクナイケド」

堤「本当に彼で大丈夫なんでしょうか…。」

三木「ええ、もちろんです。 最善の結果にしましょう。」


三木「―――――というわけだ。」

黛「え、ちょっと待ってください、モロヘイヤHD(ホールディングス)って、あの超有名企業じゃないですか」

服部「私も存じ上げておりますぞ、確か先日、上場を果たしまして、ニュースにもなっておりました。」

黛「私、その企業の人事サービス頻繁に見てますよ…転職するために」

服部「やや、黛先生…。」

9 :1 ◆hl85H1wsCw :2014/05/17(土) 05:25:24.39 ID:5CUYPDqO0.net
黛「あの、三木先生。その堤って方は、なんの訴訟をお受けになったんです?」

三木「黛くん、君は人の話をちゃんと聞いていたのか?」

古美門「まったくしょうがないポンコツですみません三木先生。
そして黛君、この件は君に一任することにする。いいでしょう三木先生?」

三木「…まあ、いいだろう。話は以上だ。失礼するよ」

羽生 (モロヘイヤHD…? 確か…。)

古美門「…。」

黛「やったじゃないですか先生!仕事、とれましたね」

古美門「黛君、キミがバカでマヌケなのは前々から知っていたが、ここまでくると呆れるよ。
キミは あの三木が何も仕掛けずに仕事を依頼すると思っているのか?
断言する、これは何かの罠だ。」

黛「そんなこと…以前、フットサルのチームを三木法律事務所内に作っていたみたいですよ、
しかも今日の三木先生はいつもと違って穏やかでした!
それに先生と三木先生は さおりさんの件も解消したじゃないですか!」

古美門「フン、まあ精々バカなりに頑張るんだな!
服部さん、僕お風呂入ってくる」

服部「御意」

10 :1 ◆hl85H1wsCw :2014/05/17(土) 05:31:20.96 ID:5CUYPDqO0.net
黛「あれ?蘭丸君は?」

羽生「ああ、ちょっと前に帰っちゃったよ。彼らしいね」

黛「本当に存在感ないね、蘭丸君は。
ところで、三木先生を呼んだのって羽生君でしょう?」

羽生「ノ〜。僕はてっきりマチコか先生が呼んだんだと思ってたよ。
そういえば…三木先生が言ってたモロヘイヤHDなんだけど、気になることがあるんだ。」

黛「何?」

羽生「実は、僕はこれから検察庁に戻る予定なんだけど、
その最初の仕事がモロヘイヤHDに関連するものなんだ。」

黛「え、それってどんなの?」

羽生「まだ詳しくはわからないんだけど、醍醐検事からの情報で。インサイダー取引みたい。」

黛「インサイダー取引…。」

11 :1 ◆hl85H1wsCw :2014/05/17(土) 05:40:10.93 ID:5CUYPDqO0.net
服部「インサイダー取引でございますか。
企業が上場するタイミングでそのような疑惑がかけられるとは…」

黛「裏のニオイがプンップンしますね。」

羽生「もし、また法廷で会うことがあれば、そのときは…」

黛「わかってる。お互いが妥協しあい、みんなが幸せになれる道を探す。だよね?」

羽生「(パチーン!シュッ) ザツグー! その通り!」

黛「いつか、本当にこの世から争いがなくなるといいね!」

服部「私も陰ながら、羽生先生のご活躍、(パチーン!シュッ) 大いに期待しておりますぞ」

羽生「服部さんまで。ありがとう、本当に。
じゃあ、僕はこれからやることがあるから。」

黛「え、もう帰っちゃうの?もっと先生と話したりしないの?」

羽生「だって、古美門先生お風呂入っちゃうんだもん。一緒に入れるなら入りたいけど」 ニッコリ

黛「え…。え…!?」

羽生「ノ〜冗談、だよマチコ!それじゃ!」 

12 :1 ◆hl85H1wsCw :2014/05/17(土) 06:01:39.54 ID:5CUYPDqO0.net
―――――モロヘイヤHD

三木「…というわけで、古美門の一番弟子である『黛』が。」

堤「ふうん…そいつは、大丈夫なの?」

三木「御心配なく。私たちが求める、 最 ッ 高 の結末になります。」

堤「なら、そいつでいいや。」

三木 ( ニ ヤ リ )

13 :1 ◆hl85H1wsCw :2014/05/17(土) 06:02:48.10 ID:5CUYPDqO0.net
――――― 古美門法律事務所
黛「先生、明日ですよ、モロヘイヤHDにご挨拶するの」

古美門「なんのことだ〜キミ1人で行ってくればいいことだろう」

黛「先生も来なきゃだめですよ!最初に推薦されたのは先生なんですから!ちゃんとお断りと代役紹介のご挨拶ぐらいしてください!」

古美門「知ったことか〜キミの案件だ、自分一人で行ってこい」

黛「…モロヘイヤHDといえば、人事の採用基準が【顔】で決まると噂ですよ。ね?服部さん。」

古美門「…」

服部「それに加えて、女性の積極的社会進出を旗に掲げる、社会派な採用基準でも有名でありますね!」

古美門「…!」

黛「はぁ〜きっとOLもベッピンさんが多いんだろうなあ〜」

古美門「服部さん、私の明日の予定はもう埋まってしまっていますか?」

服部「いえ、ガラッガラでございます。」

古美門「仕方がない! では 開戦の幕開けをお伝えしに
いざ ま い ら ん !」


チャチャチャ〜 チャチャチャチャ‐チャチャ〜 チャチャチャ〜
モイッカイ イイカナ モウコワガッタリ シナイヨ

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