Gメン「ガサだガサ！ｶﾞｻｶﾞｻｶﾞｻｶﾞｻｶﾞｻｶﾞｻ」 >(:|三)

1 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/06/21(土) 11:42:10.44 ID:nr+j3SEu0.net

Gメン「ゴキジェットプロ…違法薬物所持の疑いで逮捕する！」

Gメン「チャーさん！　こっちきてください。泡のやつあるっす」

Gメン「ほいほーい」

2 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/06/21(土) 11:46:24.12 ID:nr+j3SEu0.net

Gメン「家長！　家主が逃げました！」

Gメン「追え！　逃がすな！！　通りを塞げ」

ｶｻｶｻｶｻｶｻ

3 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/06/21(土) 11:51:43.54 ID:nr+j3SEu0.net

時は2114年。先の大戦、すなわち"核の夏"により人類の半数は死滅していた。
放射汚染による突然変異で人格を所持したゴキブリによって人類が
統治されはじめて11年後経とうとしている。

4 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/06/21(土) 11:58:13.24 ID:nr+j3SEu0.net

G「112円のお返しでぃーっ　ｼｬｼｬｰｯｽ」

G「G君お疲れー。タンクが給油に来るから今日はもう上がっていいよ。」

G「ｳｨｰｯｽ　ｼｬｼｬｰｯｽ」

ここは都内にある給油スタンド。丁寧なサービスがウリだ。
(ガソリンは資源枯渇とゴキブリが降れるとまずいので全店水素化されている)

5 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/06/21(土) 12:03:59.04 ID:nr+j3SEu0.net

G店長「あいあいお疲れ。来月のシフト明日出すからよろしくー」
Gくん「ういー？　ういー！　ｵﾂｶｼｭｼｭ」ｶｻｶｻｶｻｶｻ
G店長「ふう。………で、何の用だい？」

Gメン「ああ。いやなに。もうすぐ夏だからな。」
G店長「何にも変わったことはないよ。大丈夫だ」
Gメン「そうか。まあ何かあったら言ってくれ。去年みたいなホロコーストは避けたいからな」
G店長「……」

6 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/06/21(土) 12:05:23.55 ID:t9rGZjnd0.net

見てるぞ

7 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/06/21(土) 12:09:34.06 ID:nr+j3SEu0.net

去年の7月。忘れもしない。人類が催したラード祭。
我々との交流をはかる目的で行われた。旧政府と現GHQの掲げる
差別と偏見の撤廃を体現する文化イベントになるはずだった。

クライマックスに"泡"が撒かれるまでは。
悲惨というほかなかった。女子供や老人までもが見動きのとれない中で
焼かれた。
泡ごと焼かれたのだ。

8 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/06/21(土) 12:11:42.18 ID:nr+j3SEu0.net

G店長「一年、、、か。早いものだな」

私は妻を失った。45匹の命を身ごもっていた。

9 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/06/21(土) 12:14:14.41 ID:nr+j3SEu0.net

私は人類の反乱を取り締まる仕事をしていた。
あいつは同僚だ。いや同僚だった、と言うべきか。
もううんざりだ。命を奪うのも。奪われるのも。
それをただ観てるのも。

10 ：寝る　落とすか任せた：2014/06/21(土) 12:17:47.58 ID:nr+j3SEu0.net

今の仕事だってなんとなくやっているだけだ。
家に居ると妻を思い出してしまうから。
なんとなくだって　何かやっている方が気が紛れる。

しかしあいつが訪ねてきたってことは。何かあるのだろうな。
ゴキブリステーション店長の自分が知ったことではないが。

11 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/06/21(土) 12:19:04.30 ID:t9rGZjnd0.net

おつ