実況「デスファイト　開幕ッ！！」

1 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/07/11(金) 17:30:51.19 ID:QKl84Nml0.net

「おうおう　集まってるじゃねぇか　自称最強共が」

沈着な狂獣　関節愛好家　ストリート最強の米人　アフリカ最強の傭兵
残虐な狂人　カポエイラの達人　荒くれた力士　攻撃を受けきるプロレスラー
首の太い男　合気を極めた男　アラブの旋風　間合いの支配者
暗殺者　喰らう男　神の目を持つ男　熱く冷たい男

最強を名乗る者16名　ここに見参ッ！

2 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/07/11(金) 17:37:47.00 ID:QKl84Nml0.net

実況「金的あり　目潰しありのこのトーナメント　なにが起こるか全く想像つきません！」

実況「第一試合！身長182cm　体重　85kg　沈着な狂獣　男選手！」

実況「バーサス！身長185cm　体重79kg　間合いの支配者ロン毛男選手！」
男「久々に本当の俺が出せる」

ロン毛男「はっきり言って手を抜ける暇はない　本気でいかせてもらう」

実況「二人の闘技者をそびえ立つ壁が囲んでいます」

3 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/07/11(金) 17:39:40.00 ID:QKl84Nml0.net

レフェリー「位置についてッ！！」

男「ｽｰｰｰﾊｰｰｰｽｰｰｰﾊｰｰｰ｣

レフェリー「始めッ！！！」

実況「先に動いたのは男選手　右ストレートで仕留めに行く！」

男「シャアッ！」ﾋｭﾝｯ

ロン毛男「・・・」ｽｻｻ

男(確実に捕らえたと思ったのに・・・一瞬で間合いから数ミリ数センチ出やがった・・・)

4 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/07/11(金) 17:40:55.20 ID:QKl84Nml0.net

男(さすがは間合いの支配者といったところか・・・)

ロン毛男「さあ！いくぞ！」ﾋｭﾝ!

男「なっ！」

実況「ロン毛男選手！一瞬で間合いを詰めるーー！！」

男(近っ)

ロン毛男「せい！」ﾄﾞｶﾞｯ

男「ぐふぅ！！」

実況「おっとお！ロン毛男選手のアッパーが直撃ィィ！！」

男(速いとかそういうのじゃねぇ・・・並外れた空間認識能力だ)

男(そっちには疎い俺じゃあ相手の真似事をしても付け焼刃にしかならねぇ)

5 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/07/11(金) 17:53:35.29 ID:QKl84Nml0.net

男「うおお！」(奴は自分の攻撃のタイミングの時に近寄ってくる　その時を狙う)

実況「ロン毛選手がまたもや殴りかかるー！」

ロン毛男「何度やっても無駄なんだよ」ｽｻｻｯ

実況「しかし空振りー！！」

ロン毛男「終わらせるか」ｽｻｻ

実況「男選手に擦り寄るー！」

6 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/07/11(金) 17:59:23.35 ID:QKl84Nml0.net

男「ワンパターンなんだよお前」ﾌﾞﾝｯ

実況「男選手　余った左手でロン毛男選手の顔を殴った！」

ロン毛男「この距離での打撃は悪手だ」ﾍﾞﾁｯ

男「なっ・・・」

ロン毛男「お前　本当に戦ったことがあるのか？」

実況「距離が密着するほど近すぎて　攻撃時の腕の加速ができなかったようです」

ロン毛男「これで終わりだ！」ｶﾞﾁｯ ｽﾙｽﾙ

実況「ロン毛男選手　男選手の左手を掴み後ろに回って組み付いたー！」

男「くそっ！」ｸﾞｸﾞｸﾞ

実況「首を締め上げるー！」

ロン毛男「この組み技を解ける技は皆無！さっさと降伏しろ」

7 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/07/11(金) 18:03:14.19 ID:QKl84Nml0.net

男「こ、こう・・・s」

ロン毛男「素晴らしい！それでいい」

男「なんてな」

ロン毛男「？なnﾊﾞﾁｨｨｨｨｨｨﾝ!!

ロン毛男「あぐぅ！！？」ﾋｭｰ

実況「！？な、なんと　圧倒的優勢のロン毛男選手が後方へ吹き飛んだー！」

男「・・・」

ロン毛男「貴様　何をした？」

8 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/07/11(金) 18:10:15.63 ID:QKl84Nml0.net

ロン毛男「く、くそ・・・」

実況「ロン毛男選手　腹と左腕を痛めたようです」

実況「お　よくみるとー左腕に数箇所の切り傷がー！！！」

実況「切り傷というよりは抉られたような傷ですが・・・」

ロン毛男「お前　組み技専門だったのかよ・・・」

男「いやぁ　技じゃない」

実況「かなり重症のようだー！　このままでは抉り傷からの大量出血は免れないーー！！」

ロン毛男(早く終わらせたいところなのだが・・・　この殺気！異臭！)

ロン毛男(逆にこっちがやられかねん！頭も回らなくなってきた　こんなところで！俺が負けるのか？)

ロン毛男「うおおおおおおお！」ｽｻｻｻｻｯ

男「シャアッ！！」ｻﾞﾋｭﾝ!

実況「男選手が攻撃をかける直前にロン毛男選手　ストップしたぁ！」

ロン毛男「ふっ！」ｼｭｼｭ!

実況「顔にジャブが二発！モロ入ったー！」

9 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/07/11(金) 18:13:29.85 ID:QKl84Nml0.net

男「おっと！・・・」ﾌﾗﾌﾗ

男「ああああくそっ！」

男「出し惜しみできるわけねぇよなぁ・・・」

ロン毛男「・・・？」

ロン毛男(組み技はまずい！適切な距離からの打撃で仕留める！)

ロン毛男「底晒せェ！！」ﾌﾞﾝｯ

実況「ロン毛男選手　ストレートで仕留めにいくー！」

10 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/07/11(金) 18:19:02.01 ID:QKl84Nml0.net

男「・・・」ｶﾞﾁｯ

実況「おっと！男選手！紙一重でロン毛男選手の右腕を掴んだー！」

実況「・・・え？・・・」

ロン毛男「き、貴様！何をやっている！？」

実況「な・・・なんと！男選手　左手の人差し指で自分のこめかみから脳を貫いています！」

実況「この男！正気ではない！」

男「おう　いつまでやってんだ」ｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬ

ロン毛男「うぐぐ！うあああああああ！！！！」

実況「男選手！　ロン毛男選手の右手首を握りつぶしたァァ！！」

ロン毛男「あぐ・・・ぐああああっ！」

11 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/07/11(金) 18:24:58.17 ID:QKl84Nml0.net

男「よっと！」ﾋｭﾙﾝ!

実況「潰した方の腕を掴みそのまま肘を極めたーーー！」

実況「強靭な握力だーーー！」

男「やり返してこいよ！やりがいがねぇじゃねぇか！」ﾈｼﾞﾈｼﾞ

実況「捻る捻る！右腕を反時計周りへ捻る！！」

ロン毛男「くそ！」(さっきまでとは別人じゃないか！この男！)

男「どうしたどうしたァ！？」ﾄﾞｶﾞｯﾄﾞｶﾞｯ

実況「さらに追撃を加えんと！ロン毛男選手の顔面を上から蹴りまくるー！」

グキンッ！

男「外れちまったじゃねぇか　肘」

ロン毛男「ッッ！！！・・・」

12 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/07/11(金) 18:31:57.25 ID:QKl84Nml0.net

男「すまねぇな！ハッハッハ！」ｻｯ

実況「男選手　ロン毛男選手の腕を掴んだ手を外しました！」

ロン毛男(大量出血で気絶しそうだ・・・)ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞ

男「ヒャッハァ！！」ﾄﾞｶﾞｯ

実況「男選手！一瞬で間合いを詰め　負傷したロン毛男選手の腕を蹴るー！」

ロン毛男「ぐがあぁ！」(くそっ！陣取りで俺が劣るとは！なんという反応速度だ・・・)

ロン毛男(このままでは・・・)

ロン毛男「負けるじゃないかァ！！！」

実況「お、おっと！これはァ！！」

13 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/07/11(金) 18:41:03.14 ID:QKl84Nml0.net

実況「千切れた右手を投げたー！！」

男「ッ！・・・」ﾍﾞﾀｯ

実況「男選手の顔に直撃ーーー！！」

男「てめぇ」ｶﾞﾁｯ

男「なめてんのか？」

ロン毛男「あぁ・・・　俺は君をおちょくってるんだよ　わかるかい？」

男「はぁ・・・」

ロン毛男「わからないだろうねッ！！」ﾋｭﾝ

実況「間合いを詰める！」

ロン毛男「死ね！・・・・ゴフッ！」

実況「な、なんと！ロン毛男選手が直前でストップ！」

ロン毛男「足刀・・・かっ・・・」ﾊﾞﾀｯ

実況「男選手！ロン毛男選手の鳩尾に足刀を叩き込んだ！」

男「伸びきった足は腕より断然長いからな　この状態にしとくだけであんたの突っ込んでくるスピードが鳩尾への力の掛け算になる」

14 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/07/11(金) 18:52:44.34 ID:QKl84Nml0.net

男「聞いちゃいねぇだろうがな」

実況「こ　これはぁ！間合いの支配者敗れたりです！！」

男「安眠してる場合じゃねぇぜ　ロン毛野郎」ｶﾞﾁｯ

実況「男選手！？ロン毛男選手の頭を掴んだァ！」

男「・・・」ｽｰｯ

実況「そ、そのまま持ち上げるゥ！？」

ロン毛男「うぐぐ・・・」

男「この汚い手のお礼をしなくちゃあなぁ・・・」

男「オラァ！」ﾄﾞｸﾞｯ

15 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/07/11(金) 18:54:16.78 ID:QKl84Nml0.net

実況「な・・・なんと！！男選手　ロン毛男選手の右手を口へ突っ込んだ！！」

ロン毛男「うぐぐぐあああ」ｵｴｴｴｴ

男「やりきったみてぇな顔で寝てんじゃねぇぞ！」ﾄﾞｶﾞｯｺﾞｷﾞﾊﾞｷﾞｯ｣

実況「顔を殴る！殴る！殴りまくるー！」

ロン毛男(やっぱりだ・・・こいつ　あの時からパワーが断然上がってる・・・)

レフェリー「ストップ！男！ストップだ！！」

男「オラオラオラオラ！」ﾄﾞｶﾞﾄﾞｶﾞｯ ﾊﾞｷﾞ ｸﾞﾁｬ ｸﾞﾁｬ ｸﾞﾁｬｯ

レフェリー「ストーーップ！」

カンカンカーーーン

実況「しょ、勝者！男選手！！！」

実況「し、しかし　幕開けから悲惨な試合となってしまいました」

ロン毛男「あ・・・・あぐ・・・・」

男(悲惨・・・だぁ？一命を取り留めただけありがたく思えよ　これはデスファイト　なんだぜ？)

16 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/07/11(金) 19:03:00.75 ID:QKl84Nml0.net

実況「さ、さぁ！気を取り直して　第二試合いきましょう！」

実況「第二試合！身長188cm　体重94kg！残虐な狂人！イカレ男選手！！」

実況「バーサス！身長155cm　体重62kg！暗殺者！　超ロン毛男選手！！」

実況「入場です！」

超ロン毛男「・・・」ﾌｧｻｱ

イカレ男「ヒャッハ嗚呼！こいつは驚いたぜおい　暗殺者ともあろう者がこんなチビだとはよお！」

超ロン毛男「・・・」

イカレ男「楽に勝てそうだぜ！つまんねぇな！俺は一回戦から修羅場を期待してたんだがよお！」

17 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/07/11(金) 19:07:25.16 ID:QKl84Nml0.net

レフェリー「位置について」

超ロン毛男「・・・」

イカレ男「ヒャッハァ・・・」ﾆﾔﾆﾔ

レフェリー「始めイィィ！！」

イカレ男「アアアアアアアアアアッァァァァ！！！」

実況「イカレ男選手が先に仕掛けるー！！」

超ロン毛男「・・・ッ！」

イカレ男「アアッ　おっ・・・ッ！」ﾄﾞｯﾃﾝ

実況「な！？・・・　イカレ男選手　躓いたのか？滑ったのか？こけました」

イカレ男「・・・グアアアアア！！てめぇ！！ぶっ殺す！」

18 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/07/11(金) 19:11:58.10 ID:QKl84Nml0.net

〜〜〜観客席〜〜〜

関節愛好家と呼ばれる男「こけた？違うな　こかされたんだ　何らかの方法でな」

関節愛好家と呼ばれる男「間合いを支配する男とは真逆　間合いに入った者を潰している」

〜〜〜闘技場〜〜〜

イカレ男「小細工かましやがってぇぇ！！！」ﾋｭｰｰ

実況「イカレ男選手　またしかけましたーー！！！」

超ロン毛男「・・・ッ！」

イカレ男「おっ・・・と！」ｶﾞｼｯ

実況「イカレ男選手！またこけそうになりましたが片手で支えたァ！」

19 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/07/11(金) 19:16:08.82 ID:QKl84Nml0.net

超ロン毛男「・・・ッ！」

イカレ男「うおおおっ！」ｽﾙﾙﾙ

実況「イカレ男選手！片手がまた滑ってこけた！このこけ方は異常だァ！」

イカレ男「・・・」

実況「イカレ男選手　心が折れたかァ！？」

イカレ男「・・・くっくっくっ」

超ロン毛男「・・・？」

イカレ男「ヒャッハッハッハァ！！！嗚呼！！！！嬉しすぎて腹が痛いぜェェッ！！！！！」