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士郎「ライダー助けて!」
- 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 19:30:55.51 ID:j3WZ5y760.net
- ― アインツベルン城・敷地内 ―
士郎「やめろっ……遠坂っ……セイバーっ……!」
凛「暴れるな……暴れるなって……!」
セイバー「中々に強情ですね、シロウは……!」
桜「……先、輩……? 何、してるんですか……」
ライダー「見たところ、士郎はリンとセイバーに襲われているようですが」
士郎「……! この声、桜……とライダーか!」
凛「……! ――桜!」
桜「…………」
士郎「すまんライダー! 助けてくれ!」
凛「お願い、桜! 手を貸して!!」
- 2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 19:32:05.98 ID:TJPbaSp+0.net
- ライダーで士郎と言えば神崎士郎
- 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 19:32:11.09 ID:I7/yGah70.net
- ???「とぅあっ!」
- 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 19:32:55.03 ID:yPsWHVg00.net
- ただし日本じゃ二番目だ
- 5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 19:33:33.34 ID:eDUOxj9V0.net
- 良いセリフだ
- 6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 19:33:56.17 ID:ScvGHtGl0.net
- 感動的だな
- 7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 19:34:42.74 ID:ExNfaJa70.net
- ひでしね
- 8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 19:34:53.36 ID:j3WZ5y760.net
- 桜「――――」
ライダー「サクラ」
桜「……うん、お願いライダー」
ライダー「分かりました」スッ
士郎(よし、ライダーが助けに来てくれた……! これで……)
(がしっ…)
士郎「……え?」
凛「……ライダー!」
ライダー「微力ながら……力をお貸します、リン」
凛「――ええ、ありがとう! 貴女が手伝ってくれるなら、怖いものなんてないんだから!」
- 9 :Please Click Ad !!@Reproduction Prohibited:2014/07/13(日) 19:36:13.47 ID:26wH6ZIs0.net
- 良いぞその調子だ
士郎は痛い目見たほうが良い
正義の味方()
- 10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 19:36:52.33 ID:0V0TMktt0.net
- アァッ!ハァハァ、イキ 杉ィ!イクイクイクイク・・・アッ・・・ハァ、ンッ・・・ンアッー!!
- 11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 19:40:36.68 ID:j3WZ5y760.net
- 士郎「な、な、な、なんでさーっ!?」
凛「観念なさい士郎! 三人に勝てるわけないでしょ!」
士郎「ばっ、馬鹿モン遠坂! 俺は勝つぞおまえ!」
(じたばたじたばた)
ライダー「な――――信じられない……。強引に振り払おうというのですか、貴方は……!」
士郎「ああああああああああああああ!!!!!!!!」
凛「―――マズッ……! このままじゃ、抜けられる……!」
桜「……姉さんっ!」
(ポイッ)
凛「……桜!?」
桜「それ、使って!」
(パシッ)
凛「ええ。使わせてもらうわ、桜!」
- 12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 19:41:36.17 ID:7syV7q2e0.net
- 淫夢知らない人多いっすね
- 13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 19:44:15.64 ID:UPiuH5Ih0.net
- 期待あげ
- 14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 19:45:04.78 ID:W/Zw5/JE0.net
- 仮面ライダーとのクロスかと
- 15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 19:46:10.63 ID:j3WZ5y760.net
- (トントントントン……)
士郎「お、おい……何してるんだ遠坂……」
凛「暴れないでよ……暴れるな……!」
士郎「ちょっ……本当に……!」
凛「―――堕ちろ」
士郎「むぐ……う、うもう……」
セイバー「……」
ライダー「……」
士郎「………………っ、あ…………」
凛「堕ちたな」
士郎「…………」ガクッ
凛「三人には勝てても……四人には勝てなかったみたいね、士郎」
- 16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 19:53:35.16 ID:j3WZ5y760.net
- セイバー「桜、今のは……」
桜「媚薬、ですよ。こんな事もあろうかと持ち合わせていたんですけど……」
桜「本当に……間に合って、良かった……」
凛「……桜」
桜「……姉さん」
凛・桜「……」
凛・桜「……」フッ
凛「ナイスアシストだったわ、桜」
桜「姉さんの方こそ……最高の、抑え込みでした」
二人は爽やかな笑みを交わし終了……
……数分後
- 17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 19:56:25.57 ID:JbZEOXr10.net
- ライダーさんが一番可愛い
- 18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 19:58:17.08 ID:j3WZ5y760.net
- 士郎「ぅ……ぁ、ん―――ふ……」
セイバー・ライダー・桜・凛「………………」
(ゴクリ……)
凛「……さあ。衛宮士郎解体ショーの始まりよ……」
凛「皆、良く見ておきなさいよ……」
アーチャー「20代、英霊です」
http://viper.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1404571006/
の続きです
ホモ要素はありません
- 19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 20:00:08.33 ID:X9nWGGts0.net
- 見たことあると改行と淫夢ネタだと思ったらやはりお前か
- 20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 20:00:13.95 ID:dghkCGP00.net
- 士郎はひで
- 21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 20:01:07.46 ID:Hq+Un+lX0.net
- 戦え…!
戦え…!
最後の一人になるまで戦い続けろ…
- 22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 20:06:27.38 ID:j3WZ5y760.net
- 少し遡って……アインツベルン城・敷地内
アーチャー「……着いたか。恐らくこの先に目当ての人物が居る筈だが」
桜「先輩っ……」
ライダー「……」
(ぺっ……)
ギルガメッシュ「ぐはぁっ……」
ギル「はぁ……はぁ……」ゼー、ゼー、ゼー…
ギル「ク――フハハハ! 何やら途中で邪魔が入ったお陰で命拾いしたな、アーチャー!」
ギル「だが幸運は二度も続かん――最終ラウンドだ、行くぞぉ!!」
アーチャー「……何があっても決してへこたれないその精神力には純粋に敬意を表するべきかもしれない」
アーチャー「――いや、お互い生き汚さは折り紙つきという訳か……全く」
- 23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 20:07:41.51 ID:QqkhDACU0.net
- 続きとかきっしょ
- 24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 20:14:32.16 ID:j3WZ5y760.net
- アーチャー「……二つだけ聞くことがあって、一つだけ教えてやることがある」
ギル「……ん? どこぞの殺人鬼の真似事か、それは」
アーチャー「オレを贋作(フェイカー)と呼んだのはおまえだろう? なに、発言者が異なれば趣も異なるのが道理さ」
アーチャー「―――なあ、ギルガメッシュ。おまえ、何でセイバーに固執するんだ」
ギル「…………」
アーチャー「あの少女は決しておまえのモノにはならない。セイバーの心の大半を占めているのは、あの小僧だからな」
ギル「be quiet。――おまえの口からはもはや有益な情報も。カタルシスにいたる逸話も出てこない」
(おおっ、すげぇ……おぉう……うわぉ……)←セイバー達の声
アーチャー「あの少女の心は衛宮士郎にあると分かっていても、それでもおまえはセイバーを選ぶっていうのか?」
ギル「くどい!! だれを愛そうがどんな汚れようがかまわぬ」
ギル「最後にこの我の横におればよい」
- 25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 20:21:42.16 ID:j3WZ5y760.net
- アーチャー「嘘つけおまえ絶対手に入れば飽きるタイプだろう」
ギル「……ぬ」
アーチャー「もしもだ。もしもの話だぞ? 仮にセイバーがおまえの求婚を受け入れ……」
アーチャー「ああ、この場合逆かな。むしろセイバーの方からおまえに激しい求婚をしてきたとしよう」
アーチャー「その場合……おまえどうする」
ギル「どうするって……」
ギル「………………その、困る」
ギル「セイバーは我に刃向かうからこそ輝いて見えるのであって……」
ギル「向こうからあっさりと手元に入ってくるのは、何かこう……なぁ」
ギル「手に入らぬからこそ美しいものもあるというか……」
- 26 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 20:25:02.10 ID:8hrIU96V0.net
- 流行らせコラ!
- 27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 20:29:09.75 ID:j3WZ5y760.net
- アーチャー「……おまえも中々面倒な男だな、ギルガメッシュ」
ギル「やかましいぞアーチャー! 貴様にだけは言われたくないわ!」
アーチャー「それじゃあもう一つ聞くけど。おまえ、どうしてエアを抜かないんだ」
アーチャー「あれを使えば圧勝……とまでは行かせないが、勝敗は分からなくなるはずだが」
ギル「……阿呆。眼作者の貴様なんぞに我が至高の剣を抜いてはセイバーに合わせる顔がないわ」
ギル「よほど興の乗った時でなければ貴様などに見せてやらぬわ、ばーか」
アーチャー(さっきおまえが慎二を連れて行った出て行った後、エアの音が聞こえたんだが……)
アーチャー「ああ、そういえば。さっき、一つだけ教えてやるといったな。ギルガメッシュ」
ギル「……ふむ?」
- 28 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 20:37:40.50 ID:j3WZ5y760.net
- アーチャー「あれは嘘だ」
ギル「……な……に……?」
『So as I pray,unlimited blade works』
(ゴウッ……!)
ギル「貴様……我がわざわざ質問に答えてやっている隙に……!!」
アーチャー「悪いな。こうでもしないと話にならないんでな」
ギル「その不敬千万、もはや許さん! 覚悟しろよフェイカァーー!!」
ギル「行くぞフェイカー! 模倣の準備は十分かぁ!」
アーチャー(ぬ、セリフは取られたか……)
…………
「ゆけ!躱せるか!ゆけ!躱せるか!」
(ガキンガキン!)
ギル「おのれ、調子に―――――」
- 29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 20:43:19.67 ID:j3WZ5y760.net
- 「躱せるか!躱せるか!躱せるか!躱せるか!」
(ガキンガキンガキン!)
ギル「ちょっ……! 待てい! 待て待て! 少しは遠慮というものをだな―――!?」
ギル(このまま反撃もさせないつもりか……!)
アーチャー「―――教えてやる。これが、剣を造るっていうことだ――!」
ギル「待―――」
士郎「アァァァチャァァァーーッ!!」
(ズドドドドッ)
アーチャー「……えっ?」
士郎「ふっ――――!」
(ドゴッ――)
- 30 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 20:47:44.53 ID:j3WZ5y760.net
- アーチャー「ぐえっ……!」
ギル「…………!? ―――服が汚れる。命拾いしたな、アーチャー」
アーチャー「貴様、何をっ……!」
士郎「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
ライダー「士郎、落ち着いてください……気を確かに……!」
アーチャー「ええい、離れろというんだ貴様!」
士郎「暴れるなよっ……! 暴れるなっ……!!」
(さわさわ……)
アーチャー「貴様っ、何処を触っている! ――ライダー、これは一体どういう事だ!?」
凛「アーチャー。その説明はわたしからするわ」
アーチャー「…………凛?」
- 31 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 20:55:16.50 ID:j3WZ5y760.net
- 凛「わたし、頑張ったから」
アーチャー「……は?」
凛「そいつが自分を好きになれるように頑張ったから……!」
士郎「認めたくないけど。俺、おまえの事が好きだったんだよ……!」
アーチャー「『好き』の意味が違うっ!!」
凛「……見たーい、見たーい。士郎とアーチャーの絡みが見たーい……」
アーチャー「――――――――」
「見たーい、見たーい」
「見たーい、見たーい」
「見たーい、見たーい」
アーチャー「………………」
- 32 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 21:02:23.70 ID:j3WZ5y760.net
- 士郎「ア…………チャ…………」ハァ…ハァ…
アーチャー「……………………」
アーチャー「―――期待に応えるとしよう」
結局女性陣には逆らえないアーチャーだった。
アーチャー「……で。話は聞いていただろう、衛宮士郎。とりあえず、退け」
士郎「あ……あぁ……」スッ…
アーチャー「…………」
(スッ……)
アーチャー「顔を見ていては、おまえもやりづらいだろう」
士郎「あ……え……」
- 33 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 21:04:01.07 ID:CLIHe04g0.net
- これってホモじゃん!
- 34 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 21:07:45.39 ID:Hh5Gl48i0.net
- 結局ホモじゃないですかー
- 35 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 21:08:19.91 ID:j3WZ5y760.net
- 士郎(赤い騎士は俺など眼中にない)
士郎(わずかに振り向いた貌は厳しく、もはや辛抱堪らん俺に何の関心もない)
士郎(だというのに、ヤツの背中は)
アーチャー“――――突いてこれるか”
士郎(蔑むように、信じるように。俺の到達を待っていた)
士郎「 突いてこれるか、じゃねえ」
士郎「てめえの方こそ、突いてきやがれ――――!」
赤い背中が、ただ、来いと告げていた。
凛(……結局どっちが受けなんだろう)
- 36 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 21:08:50.69 ID:OqIwEAr80.net
- ホモは嘘つき
- 37 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 21:18:29.02 ID:j3WZ5y760.net
- …………
― 遠野家・地下帝国 ―
七夜(気が付けば……オレは地の獄……! どこかわからぬ……地中の底……)
七夜(亡者巣食う地下王国に居たっ……!)
七夜(くそっ……! 悪夢だ……悪夢……これが悪夢でなくてなんだ……っ!?)ハァ…ハァ…
七夜「……なんてことを志貴なら言うんだろうが」
七夜「あいつが賭博黙示録・志貴なら、オレは闇に降り立った七夜ってところかな」
七夜「…………」
七夜(ああ……それにしても金が欲しいっ…………!!)
- 38 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 21:25:29.56 ID:j3WZ5y760.net
- 七夜「……馬鹿な事を言ってる場合か。秋葉から逃げないと……」タタタッ
…………
秋葉「…………」タタタッ
七夜「なあ秋葉。さっきの事まだ怒っているのか」タタタッ
秋葉「……なぜ怒っていないと思うんです?」タタタッ
七夜「待て待て。オマエは志貴の女だが、オレの妹だろう?」
七夜「なら、兄貴に下着を見られたからって、そう怒るコトじゃない……違うか?」
秋葉「そんな理屈、通ると思います?」
七夜「はは、思わない」
秋葉「―――」カッ
七夜「うぉっ!?」タンッ
七夜(今のはヤバかった……オレは秋葉の異能を殺せないから一度囚われたらもうアウツっ……!)
- 39 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 21:34:30.48 ID:j3WZ5y760.net
- 七夜「仕方ない。そっちに有利すぎる気がしないでもないが……昔、良く四人でおいかけっこをやったよな。秋葉」
七夜「さあ―――本気で、鬼ごっこを始めよう」タタタッ
秋葉「……逃げてるだけじゃないですか」タタタッ
…………
― 学校・地下 ―
七夜「……アンタは」
ロア「オマエは……志貴の悪夢か?」
七夜「確か路地裏同盟期待の新人……だったか」
七夜「ご主人さまがいつもお世話になっています」
ロア「ああいえ、こちらこそ……」
- 40 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 21:41:52.36 ID:j3WZ5y760.net
- 七夜「その誼でアンタに一つ頼み事が有るんだけど、いいかな」
ロア「何かね? 言ってみたまえ」
七夜「あれの……」チラッ
秋葉「…………」ズドドドド
七夜「……足止めを頼む」
ロア「…………」
ロア「……いや、無理だ」
七夜「じゃあな、頼んだぜ」タタタッ
ロア「ちょ、待―――――」
七夜「さて、鬼が勝つか蛇が勝つか……」
- 41 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 21:49:47.51 ID:j3WZ5y760.net
- 「邪魔ァッ!!」カッ
「ぎ―――――いあああ!?」ジュゥゥゥ
七夜「考えるまでもなかったな」タタタッ
ロア「…………、どうも……最近の、私は……こういうイロモノ扱いになる事が……多い気がする……」ガクッ
七夜「気にするな、元からさ」
ネコアルク「ロアは遠野兄妹に酷いことされる運命なんだにゃー……合掌」
(ちーん)
…………
― アーネンエルベ ―
(からんからーん)
橙子「どうも」
ネコカオス「あらいらっしゃい。ご無沙汰じゃないっすか!」
- 42 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 21:58:21.39 ID:j3WZ5y760.net
- 橙子「あれ、ジョージ店長は?」
ネコカオス「あっ、店長? 今日はね、買ってる骨董品の……蒐集作戦とかで、自宅に居んのよね」
橙子「ふむ。―――今日はどんな子が居るんだ?」
ネコカオス「今日すか。良いの若い奴見つかったんですよー」
橙子「ほほう……それは楽しみだ」
― アーネンエルベ・地下 ―
シキ「いやもう牢屋とか本当無理なんで……」
織「座敷牢だけは……勘弁してくれ本当……」
橙子「名前は?」
ネコカオス「シキーズって言うんですよ。代金払えないーなんて言うから捕獲したんですけどね」
- 43 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 22:06:20.02 ID:j3WZ5y760.net
- 織「おまえが馬鹿みたいにコーヒーを注文するから……」
シキ「オマエこそ山ほどストロベリーアイス頼んでただろ……」
橙子「とりあえず首輪してもらおうかな……おい、中田……じゃなくて店長代理、首輪貸してくれ」
ネコカオス「ほい……」
シキ「…………」
織「…………」
橙子「……そう怯えなくてもいいだろうに。痛いことはしないよ。――ただね」
橙子「私はね、君たちみたいな可愛いね、美少年を囲って地下で飼うのが大っ好きなんだよ!!」(公式設定)
シキ「なんだこのおばさんっ!?」
織「おじいちゃん助けて!」
- 44 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 22:15:44.00 ID:j3WZ5y760.net
- 橙子「おば、さんだと? お姉さまだろう!?」
ネコカオス「おまえたちは今日から、喫茶店『アーネンエルベ』の従業員だろう!?」
ネコカオス「お客さまの言うことには絶対服従なんだよ! お手って言われたら……猫みてえに、お手すんだよ分かったかぁ!」
七夜「……一体どうなってるんだよ、これは……」
シキ「……! おまえ、志貴か……?」
七夜「どちらさまでしたっけ」
シキ「……おい、嘘だろ……おまえまで……俺の事を、忘れちまったのか……」
七夜「無銭飲食なんて理由で捕まってる奴を兄弟とは思いたくねえな……」
シキ「…………。なあ志貴。おまえ、ここの代金立て替えといてくれないか」
七夜「断る。こっちだって金欠なんだ」
- 45 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 22:25:37.88 ID:j3WZ5y760.net
- シキ「そこをなんとかしろよ。兄弟ってのは支えあうモンだろ」
七夜「前に出した分もまだ返してもらってないんだが。ああ、オレじゃなくて志貴に返せよ」
織「へぇ。あんたもシキって言うのか。珍しいこともあるもんだ」
七夜「あんたとは初めまして……かな。……ヘンだな、あんたの顔には見覚えがあるんだが」
織「ああ、きっとそれは式だよ。オレが織で、あんたが会った方が式」
ネコカオス(傍から聞いてるとこれもうわかんねえな……)
織「名前なんていうの?」
七夜「志貴」
織「いや、上」
七夜「……七夜」
織「七夜……ああ――。いいカラダしてると思ったら……どおりでねぇ」
- 46 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 22:34:35.87 ID:j3WZ5y760.net
- 織「ねえ七夜さん。ここは一つ話なんだけどさ……オレたちをここから出してくれない?」
七夜「なんでオレが」
織「そこを頼むよ。名前のよしみだと思って……」
七夜(……名前、か)
七夜「ここで会ったのも何かの縁か……分かった、交渉してみよう」
七夜「なあ、店長代理。話があるんだけど」
ネコカオス「……なんだね少年。暴力はなしの方向でお願いします」
七夜(安心して働くがいい、志貴。おまえの給料は―――)
―――オレが、ちゃんと使ってやるから。
- 47 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 22:43:56.65 ID:j3WZ5y760.net
- その頃、自分とキャラの被った相手を倒しに行った鮮花は……
…………
鮮花「兄さんごめーん!!」
(ばたんっ……)
軋間「…………」
鮮花「…………」ピクッ…ピクッ…
軋間「やるな、気が向いたらまた喧嘩を売りに来てくれ。…………それと」
鮮花「…………?」
軋間「……おまえに似た人相の人間を探しているなら、人違いだ。他を当たれ」
鮮花「…………」
鮮花「それ、早く言ってよぅ……」ガクッ
…………
- 48 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 22:56:00.92 ID:j3WZ5y760.net
- ― タイガー道場 ―
タイガ「みんな元気にしてたかなー!? 理不尽なバッドエンドを迎えたあなたを救う、タイガー道場の時間でーす!」
ブルマ「…………」キョロキョロ…
タイガ「あれ、どーしたのイリヤちゃん。何やら落ち着かぬ様子だけど」
ブルマ「あれ……今日はあのデカ尻女と化け猫は居ないの?」
タイガ「はっはっは、良くぞそこに気付いたな弟子一号」
タイガ「実は予めあの二人がここにこれないように仕掛けをしておいたのだー」
ブルマ「仕掛け……ってなんですか師しょー!? ちょー気になるっす!」
タイガ「ふっふっふ。あのカレー先生ちえべ〜は真ヒロインに招かれなかった腹いせに、アーネンエルベでやけ食いの真っ最中だし」
タイガ「ネコちゃんの方はギルガメッシュさんとDrアンバーがその殆どにトドメを刺しておいてくれたのである!」
- 49 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 22:58:04.13 ID:EIHAz/yc0.net
- イリヤハアハア
- 50 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 23:06:27.75 ID:j3WZ5y760.net
- ブルマ「すっ、すごい……すごいっす師しょー! でも師しょー本人は割りと何もしてない気がするんですけどー?」
タイガ「えーとそれはね、わたしくらいになると自ら手を下すまでもなくなるの。覚えておくといいわ、イリヤちゃん」
タイガ「さて、今回の黒桐さんの敗因だけど……」
ブルマ「あー……」
タイガ「これは相手が悪かったーと思うしかないかなー。正直、今の戦力じゃ逆立ちしたって勝ちっこないもの」
タイガ「幸いこの相手は自分からは何もしてこないから、今回みたいに遭遇したら大人しく立ち去るのが正解ね」
タイガ「どうしても戦いたいというのなら、各作品の主人公・ヒロイン、もしくは格闘ゲーム並の補正が必要なるのであーる」
ブルマ「簡単に言えばスピンオフ作品でのわたしのように、英霊とも戦える力を手に入れろって事ね」
ブルマ「まあ、貴女やタイガみたいな最初からボツになるルートすらないヒロインには関係のない話でしょうけど」
- 51 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 23:15:12.73 ID:JbZEOXr10.net
- タイガー道場やりたくなってきた
- 52 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 23:16:09.59 ID:j3WZ5y760.net
- タイガ「YO!!」
(バチィィン!!)
ブルマ「あぁーあ、痛い痛い痛い!!」
タイガ「怒らしちゃったねー? わたしのことねー? 藤村先生のこと本気で怒らしちゃったねー?」
ブルマ「タイガーやめちくりー……」
タイガ「タイガーだと!? ふざけるんじゃないわよオラァン! 綺麗で優しい冬木の美人教師藤村先生でしょう!?」
ブルマ「わ……わたしだけじゃなくてタイガにもちゃんと主役の作品があるからいいじゃない……」
タイガ「……今からでも遅くはないわ。プリズマ☆イリヤの主役をわたしに譲りなさい……」
ブルマ(……ノゥ!)
タイガ(イエスと言え!!)
ブルマ(絶対にノゥ!!!)
- 53 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 23:26:27.04 ID:j3WZ5y760.net
- タイガ「早くわたしが主役の『魔法少女プリズマ☆タイガ』を始めて……全国に藤ねえファンを増やすのよ……!」
ブルマ「そんなこと……できるわけ……」
(ギリギリ……)
ブルマ「ごけっ!?」
タイガ「オラオラ……イっちゃうわよ、オラオラ……」
ブルマ「わ……わかったわ……言うこと聞くから止めて……」
タイガ「……本当ね……?」
(スッ……)
ブルマ「―――バーサーカー助けてっ!!」
タイガ「オラァッ!!」
(バチンッ)
- 54 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 23:36:51.41 ID:j3WZ5y760.net
- ブルマ「ああぁぁぁ、もうっ!!」
タイガ「聞くって言ったのに聞かないのはおかしいでしょう!? ねえ、聞くって言ったのに!?」
ブルマ「―――もう……痛いんだってばぁぁぁ!!!」
タイガ「痛いの分かってんのよオイオラァァ!! YO!!」
(バチンッ)
ブルマ「ああぁ、もう! 言うこと聞くから叩かないでよ!!」
タイガ「聞かないでしょう!? さっきから言うこと聞くって言ってんのに!!」
バーサーカー「■■■■■■■■ーーー!!」
ブルマ「痛いって言ってるのにその人おかしい……バーサーカー、やっちゃって!!」
バーサーカー「■■■■ーーー!!!!」
(ブオンッッ!!!)
- 55 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/13(日) 23:44:25.21 ID:j3WZ5y760.net
- タイガ「オラァッ!」
(ガキィンッ!)
ブルマ「嘘っ、弾いたっ!?」
タイガ「この道場の中でわたしに勝てるわけないでしょ!!」
イリヤ「バカタイガ、バーサーカーは絶対に勝つもんっ!!」
(ガキン!! ガキン!! ガキン!!)
…………
鮮花「ヌッ!?」
鮮花「………………ゆ、夢……?」
鮮花(…………そうよね……あんなのが、現実のはずないもの……)
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