■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
鮮花「これで私はファイアー鮮花!」
- 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 00:23:32.88 ID:O1HTtTlT0.net
- 鮮花『TYPE-MOON10周年記念オールキャラクター人気投票かー……』
鮮花『えーと何々、私は……31位で……あの女は……げっ、2位……!?』
鮮花『第16位遠野秋葉……第4位遠坂凛……むー、私と何が違うのかな……』
鮮花『こうしては、おられません』
橙子『ん、鮮花。おまえ何処行くんだ?』
鮮花『私とキャラが被ってる奴に会いに行きます……』
橙子『そうか。あ、さ、生きて帰れたらビール買ってきて。うん、ハイ、ヨロシクゥ!はい……』
…………
- 2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 00:26:11.61 ID:O1HTtTlT0.net
- ― ???、山中・村落 ―
鮮花『……ここね、私とキャラが被っている人が居るっていうのは……』
軋間『…………』
鮮花『たのもーー!!』
軋間『……笑い話で済めばいいがな』
…………
鮮花『兄さんごめーん!!』
(ばたんっ……)
軋間『やるな、気が向いたらまた喧嘩を売りに来てくれ。…………それと』
軋間『……おまえに似た人相の人間を探しているなら、人違いだ。他を当たれ』
鮮花『それ、早く言ってよぅ……』ガクッ
- 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 00:28:23.91 ID:O1HTtTlT0.net
- …………
― タイガー道場 ―
タイガ『みんな元気にしてたかなー!? 理不尽なバッドエンドを迎えたあなたを救う、タイガー道場の時間でーす!』
ブルマ『…………』キョロキョロ…
タイガ『あれ、どーしたのイリヤちゃん。何やら落ち着かぬ様子だけど』
ブルマ『あれ……今日はあのデカ尻女と化け猫は居ないの?』
タイガ『はっはっは、良くぞそこに気付いたな弟子一号』
タイガ『実は予めあの二人がここにこれないように仕掛けをしておいたのだー』
ブルマ『仕掛け……ってなんですか師しょー!? ちょー気になるっす!』
タイガ『ふっふっふ。あのカレー先生ちえべ〜は真ヒロインに招かれなかった腹いせに、アーネンエルベでやけ食いの真っ最中だし』
タイガ『ネコちゃんの方はギルガメッシュさんとDrアンバーがその殆どにトドメを刺しておいてくれたのである!』
- 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 00:30:01.49 ID:O1HTtTlT0.net
- ブルマ『すっ、すごい……すごいっす師しょー! でも師しょー本人は割りと何もしてない気がするんですけどー?』
タイガ『えーとそれはね、わたしくらいになると自ら手を下すまでもなくなるの。覚えておくといいわ、イリヤちゃん』
タイガ『さて、今回の黒桐さんの敗因だけど……』
ブルマ『あー……』
タイガ『これは相手が悪かったーと思うしかないかなー。正直、今の戦力じゃ逆立ちしたって勝ちっこないもの』
タイガ『幸いこの相手は自分からは何もしてこないから、今回みたいに遭遇したら大人しく立ち去るのが正解ね』
タイガ『どうしても戦いたいというのなら、各作品の主人公・ヒロイン、もしくは格闘ゲーム並の補正が必要なるのであーる』
ブルマ『簡単に言えばスピンオフ作品でのわたしのように、英霊とも戦える力を手に入れろって事ね』
ブルマ『まあ、貴女やタイガみたいな最初からボツになるルートすらないヒロインには関係のない話でしょうけど』
タイガ『YO!!』
(バチィィン!!)
ブルマ『あぁーあ、痛い痛い痛い!!』
- 5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 00:31:53.34 ID:O1HTtTlT0.net
- タイガ『怒らしちゃったねー? わたしのことねー? 藤村先生のこと本気で怒らしちゃったねー?』
ブルマ『タイガーやめちくりー……』
タイガ『タイガーだと!? ふざけるんじゃないわよオラァン! 綺麗で優しい冬木の美人教師藤村先生でしょう!?』
ブルマ『わ……わたしだけじゃなくてタイガにもちゃんと主役の作品があるからいいじゃない……』
タイガ『……今からでも遅くはないわ。プリズマ☆イリヤの主役をわたしに譲りなさい……』
ブルマ(……ノゥ!)
タイガ(イエスと言え!!)
ブルマ(絶対にノゥ!!!)
タイガ『早くわたしが主役の『魔法少女プリズマ☆タイガ』を始めて……全国に藤ねえファンを増やすのよ……!』
ブルマ『そんなこと……できるわけ……』
(ギリギリ……)
ブルマ『ごけっ!?』
タイガ『オラオラ……イっちゃうわよ、オラオラ……』
- 6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 00:33:33.00 ID:O1HTtTlT0.net
- ブルマ『わ……わかったわ……言うこと聞くから止めて……』
タイガ『……本当ね……?』
(スッ……)
ブルマ『―――バーサーカー助けてっ!!』
タイガ『オラァッ!!』
(バチンッ)
ブルマ『ああぁぁぁ、もうっ!!』
タイガ『聞くって言ったのに聞かないのはおかしいでしょう!? ねえ、聞くって言ったのに!?』
ブルマ『―――もう……痛いんだってばぁぁぁ!!!』
タイガ『痛いの分かってんのよオイオラァァ!! YO!!』
(バチンッ)
- 7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 00:35:11.38 ID:O1HTtTlT0.net
- ブルマ『ああぁ、もう! 言うこと聞くから叩かないでよ!!』
タイガ『聞かないでしょう!? さっきから言うこと聞くって言ってんのに!!』
バーサーカー『■■■■■■■■ーーー!!』
ブルマ『痛いって言ってるのにその人おかしい……バーサーカー、やっちゃって!!』
バーサーカー『■■■■ーーー!!!!』
(ブオンッッ!!!)
タイガ『オラァッ!』
(ガキィンッ!)
ブルマ『嘘っ、弾いたっ!?』
タイガ『この道場の中でわたしに勝てるわけないでしょ!!』
イリヤ『バカタイガ、バーサーカーは絶対に勝つもんっ!!』
- 8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 00:37:33.56 ID:oJ0F3i8H0.net
- 鮮花関係ねぇ
- 9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 00:37:48.94 ID:O1HTtTlT0.net
- (ガキン!! ガキン!! ガキン!!)
…………
鮮花「ヌッ!?」
鮮花「………………ゆ、夢……?」
鮮花(…………そうよね……あんなのが、現実のはずないもの……)
「返事ぃ! しっかり返事をしろう弟子一号!!」
「師しょーだからって弟子に虐待していいと思ってんの!?」
(ガキン! ガキン!)
鮮花「近頃の幻聴はえらくリアルね……」
鮮花(身体……は動く。何とか……)
鮮花「なら……立って、自分の足で帰らなきゃ……」
- 10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 00:39:49.25 ID:O1HTtTlT0.net
- 軋間『…………』
鮮花(目的の相手とは違ったけど……さっきの人も、相当な発火能力の使い手だった……)
鮮花「これで私はファイアー鮮花! ……になれたら、いいんだけどなぁ……」
この後鮮花は自分の足で観布子市に帰還し終了。
……タイガー道場、虐待虎さん編―――完
士郎「ライダー助けて!」
http://viper.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1405247455/
の続きです
ホモ要素はありません
- 11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 00:47:38.02 ID:O1HTtTlT0.net
- ― カラオケボックス ―
黒桐「――――」ボエー
黒桐「ふぅ。どうだった?」
式「……ノーコメント」
黒桐「むぅ……あ、採点が出るな……何々」
黒桐「36……普通かな」
式(満点は40点じゃなくて100点って事教えた方が良いのかな……)
- 12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 00:58:14.12 ID:O1HTtTlT0.net
- …………
黒桐「カラオケ、どんな感じだった?」
式「うん、良いんじゃないの。少なくともさっき観たネコ何とかって映画よりは楽しめたよ」
黒桐「そう。なら良かった」
式「…………」
黒桐(映画とかカラオケとか……今日は普段式と行かない所も回ってみたけど、案外楽しんでくれたみたいだな)
…………
― 両儀家所有のアパート ―
式「え? 今日は泊まっていかないのか」
黒桐「うん、橙子さんにお土産頼まれてるからね。買って帰らないと、明日何言われるか分からないし……」
- 13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 01:07:52.91 ID:O1HTtTlT0.net
- 式「それ、どうしても買わないといけないものなのかな」
黒桐「来月からも滞りなくお給料を受け取りたいならそうだろうね」
式「じゃあ仕方ないか。……今日は、楽しかったよコクトー」
黒桐「良かった。そういって貰えると、こっちも助かる」
黒桐「じゃあ僕は行くから。あ、鍵はちゃんと閉めて寝ること。暑いからってドアや窓を全開にして寝ちゃ駄目だよ」
式「はいはい、分かってるよ。あっ、そうだ」(唐突)
式「ねえ、コクトー」
黒桐「え、なに?」
式「――――」
- 14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 01:15:03.72 ID:O1HTtTlT0.net
- 「………、んっ…………」「…………むぐっ…………」
秋隆「…………」
式「…………」フゥ…
黒桐「―――――――――」
黒桐「今の、は―――何?」
式「何って……あれ、映画で見たんだけど。寝る前にこうするの、外国だと普通なんだろ?」
黒桐「…………」
黒桐「え―――あ、そうだね。他の国だと普通かもしれないな」
式「お休み、コクトー」クスッ
(ぎいっ……ガチャッ)
- 15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 01:20:11.22 ID:v6Oj6PFSO.net
- さるさん
- 16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 01:22:39.08 ID:O1HTtTlT0.net
- 黒桐「…………お休み」
黒桐「…………」ハァ…
秋隆「…………」
黒桐「――――うわっ、あっ、秋隆さんっ!? いつそこに……」
秋隆「先ほどからです。―――黒桐様」
(ぎゅっ……)
秋隆「どうか、お嬢様の事をお願いいたします……」
黒桐「へ…………あ、はい」
秋隆「では」シュバババ
黒桐「…………(……どこから見ていたんだろう……)」
…………
- 17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 01:32:49.89 ID:O1HTtTlT0.net
- …………
(ポツポツポツ……)
黒桐「……雨か」
黒桐「…………」
黒桐(式の方からあんな大胆な事をしてきてくれるなんてなぁ……)
黒桐「……………………」
黒桐(あ―――嬉しすぎて、大分ハイになってきてるな。何か、歌の一つでも歌いたくなってきた)
(ザーッ!)
黒桐(大分本降りになってきたな。こりゃ傘を差さないと、全身ずぶ濡れ間違いなしだ)
黒桐「……でも、いいか。雨の中、傘も差さずに踊る事も自由って誰かが言ってたし」
黒桐「――――――――」フンフーンフフーン
…………
- 18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 01:45:12.39 ID:O1HTtTlT0.net
- 黒桐(四年前からどうにも雨は苦手なんだけどな……不思議と、今日は嫌じゃない)
その後、コクトーくんは五分ほど雨の中で踊った。
…………
黒桐「あー、楽しかった」
黒桐「さて、どこかでお土産買って家に帰ろうか……?」
大輔「…………幹也。……何やってんだ、おまえ……」
黒桐「」
黒桐「だ……大輔、兄さん……?」
大輔「―――幹也、話がある。ちょっとこっちに来い……」
黒桐「…………」
- 19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 01:55:56.36 ID:O1HTtTlT0.net
- …………
大輔「なあ、幹也。……おまえ、今年でいくつだ」
黒桐「……二十歳です……」
大輔「そうか……なあ、幹也」
大輔「二十歳っていったらもう分別の付く大人だ。社会からはそう見られる。それは、分かるな」
黒桐「はい……」
大輔「たまたま見つけたのが俺だったから良かったようなものの……これが他のお巡りさんだったら、そのまましょっ引かれてる」
大輔「おまえくらいの歳だと、少し羽目を外したくなる気持ちも分かるんだが……」
大輔「あんまり兄貴とおばさんを心配させるような真似はするなよ。約束だ」
黒桐「はい、すみませんでした。……ところで、大輔兄さんはどうしてここに……?」
大輔「俺か? 今日は非番なんで橙子さんを食事にでも誘おうかと予定していたんだが……」
大輔「あとは……まあ、言わなくても分かるよな」ハハハ
- 20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 02:04:14.61 ID:O1HTtTlT0.net
- 黒桐「それは、何ていうか……ご愁傷様でした」
大輔「良いんだよ。まあ説教はこのくらいにしておいて……さ、早く行ってこい」
大輔「帰るんだろ。おまえは家に」
黒桐「―――うん」
…………
― マンション・式の部屋 ―
式「…………」ハァ…
式「あそこまでしたのに、手を出してこないか」
式「……ちぇっ、根性なし」
(がちゃがちゃ……)
式「―――――」
- 21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 02:12:12.26 ID:O1HTtTlT0.net
- 式「―――――」
(きい…………)
黒桐「お邪魔するけど……あー、寒い寒い……」ブルブル…
式「…………」
黒桐「あれ。式、もう寝てる。……疲れてたのかな」
式「…………」
黒桐「―――いけない、夏だからって濡れっぱなしはまずい。早くお風呂入ってさっぱりしなきゃ」ガタガタ
式(―――――! 風呂……?)
黒桐「じゃあ式……といっても、寝てるけど。ちょっとお風呂借りるね」
式(……自分から入っていくのか……)
………
……………
- 22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 02:28:06.18 ID:O1HTtTlT0.net
- ………
……………
黒桐「あー、さっぱりした」
式「…………」
黒桐「僕も寝るか……」
式「…………」
秋隆『当然の事ながら、一人暮らしの式お嬢様のお部屋には、ベッドは一つしかありません』
黒桐「…………」
(スッ……)
秋隆『―――では。もし黒桐様がこのお部屋で寝ると言った場合、その時使える寝具は――――』
式(―――――!)
(がばっ)
- 23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 02:28:43.62 ID:z+4DVoCd0.net
- また君か嬉しいなあ
- 24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 02:37:32.63 ID:O1HTtTlT0.net
- 式「―――おまえ、何やってんだおいっ」
黒桐「あれ?君起きてたの」
式「あれ、じゃないっ。なに普通に布団の中に入ってこようとしてるんだ、おまえ。……身体目当てなんだろっ」
黒桐「え…………ち、違うよ!」
式「どうだか……」
(がしっ……)
黒桐「ちょっ、なに、何するのさ」
式「―――じっとしてろおまえ。もう、逃げられねえからな……」
式「あ、もしもし、もしもし?あ、すいません。自分の部屋に今……変態建設屋が入り込んでるんですけど」
式「不法侵入ですよ不法侵入。あ、今すぐ来てください、お願いします……」
黒桐「えっ、ええっ!?」
- 25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 02:39:00.18 ID:EPnSkGY80.net
- 久しぶりにVIP覗いたらこのスレだよ
眠れないじゃんアゼルバイジャン(激寒)
- 26 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 02:47:22.56 ID:O1HTtTlT0.net
- …………数十秒後
大輔「警察だっ!」
黒桐「大輔兄さんっ!?」
大輔「…………またかよ幹也。で、何が目的だ? 物か? 金か?」
黒桐「違うっ!」
大輔「特に部屋に異常か何かは……ありませんでしたか?」
式「異常はないですけど……こいつ、布団の中で私を抱きしめようと……」
大輔「布団の中で貴女を!? 抱えて……!?」
式「……はい」
大輔「ちょっ、署まで連れて行きますっ! 立て、幹也」
黒桐「何だか知らないけどすいません許してください! 何でもしますからっ!」
- 27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 03:01:31.00 ID:O1HTtTlT0.net
- 大輔「……む。やけに潔いな、幹也」
大輔「金が目的で入ったんじゃないのか?」
黒桐「…………」フルフル
大輔「じゃあ……何が目的で入ったんだ」
黒桐「…………」
式「多分、変態だと思うんですけど……」(侍探偵)
大輔「………………あっ。おまえ、もしかしてあの子のことが好きなのか?」ボソボソ
黒桐「…………」コクリ
式「…………」プイッ
大輔(なるほどな……よくある話だ。大方こいつが何かやって、それに照れたあの子がつい……って感じか)
大輔「こんな事が職場にバレたらまずいだろ。―――今ならまだ間に合う、謝って許してもらえ」
黒桐「……はい。ご迷惑をおかけしました」
- 28 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 03:20:35.78 ID:O1HTtTlT0.net
- …………
式「…………」ハァ…
黒桐「ごめんなさい」
式「……困るよコクトー。誰だって寝てる所に急に人が来たら驚くだろ。何でか知らないけどそっちは風呂上りだし」
黒桐「うん」
式「……コクトーお得意の一般論なんだぜ、これ」
黒桐「―――ああ。式がそういう事言うの、珍しいね」
式「オレにまで一般論言わせるって大したもんだよ、おまえ。……まあ良いや……」スッ
黒桐「あれ、どこか行くの」
式「散歩。今ので目が覚めちまった」
黒桐「…………」
式「…………付いてきたかったら付いてくれば? 別に怒ってる訳じゃないし」
黒桐「うん、行きます、行く行く」
- 29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 03:39:07.43 ID:O1HTtTlT0.net
- 式「…………」
…………
……………
………………
― 幹也のアパート ―
式(立ち寄るのが遅いか早いかの差で……結局、ここに帰って来ちゃうんだな)
式「まあ、分かっていた事だけどさ」
黒桐「?」
式「さあ、入ろうか。幹也早くしろ」
黒桐「うん。じゃあ開けるよ」
(がちゃ……きい……)
…………
- 30 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 03:44:21.80 ID:O1HTtTlT0.net
- 式「……蒸し暑い。やっぱり夜といっても夏ってことか」
黒桐「さっき通り雨が降ったしね。蒸すのは仕方ないよ」
式「……はぁ。コクトー、喉渇いたな、喉渇かないか?」
黒桐「言われてみると。ああ、渇いてる」
式「何か飲み物持って来るから、ちょっと待ってろ」
式「勝手に見るぞ?」
(がちゃっ)
黒桐「見ても良いけど、何もないだろ? 橙子さんが今日の今日まで給料くれなかったから」
式(……いや、こっちとしては……何か味の付いた飲み物なら、何でも良い)
式(この……トウコがいつの間にかジャンパーに仕込んだ粉薬を……)
(サーッ)
- 31 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 03:52:31.93 ID:O1HTtTlT0.net
- 式「…………」
式「……お待たせ。コーヒーしかなかったけど、良いよな」
黒桐「うん、ありがとう。いただきまーす」
(ゴクゴクゴク……)
式「…………」
黒桐「…………っ、……」
(ゴク……グビッ……)
黒桐「……はぁ」
式「あっ、そうだ。なー、コクトー」
式「……おまえさ、最近ちょっと疲れてないか」
黒桐「……ん、そうだね」
黒桐「給料は出ないのに仕事の量は多かったからな、今月……」
- 32 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 04:02:45.87 ID:O1HTtTlT0.net
- 式(…………)
式「マッサージ、してあげようか。幹也」
黒桐「えっ。君、マッサージなんて出来るの」
式「ああ。といっても、柔軟体操の延長みたいなもんだからな。あんまり期待はしないでくれ」
黒桐(柔軟体操……そうか、武道は身体の柔らかさも重要って聞いた事がある)
式「どうする? 人にするのは初めてだから、痛いかもしれないぞ」
黒桐「お願いしまーす」
…………
式「じゃあ、オレやる。まず肩から……」
(ゴリゴリ)
黒桐「ぐおっ……」
式「硬くなってるぞ。疲れ溜まってんな、おい」
- 33 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 04:27:54.39 ID:O1HTtTlT0.net
- 黒桐「そうかな」
式「どれくらい給料貰ってないの」
(グリグリ……)
黒桐「ごっ……」
黒桐「……もう、二ヶ月分くらいかな」
式「大分支払い溜まってんじゃん」
式「…………」
式「ねえコクトー。前にオレのおじい……祖父のことを話したの、覚えてる?」
黒桐「うん…………覚えてる…………」
式「そう。じゃあ、その祖父が剣術の天才だったって事も知ってる?」
黒桐「……聞いたような、そうでもないような……。そうだったんだ」
- 34 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 04:28:38.22 ID:vnbmvWOT0.net
- 覚悟スレじゃないのかよ
- 35 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 04:35:53.80 ID:uCb18WXj0.net
- 巧妙な式スレ
- 36 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 04:55:40.55 ID:O1HTtTlT0.net
- 式「うん。自己が曖昧だったその祖父は式が六つの時に死んだけど、祖父の考案した型は今でも家でやるんだ」
黒桐「ふーん……武道の事はよく分からないけど、とにかく凄い人だったんだね」
式「ああ。よくお父さ……親父や、兄……ニートとその型をやらされたよ」
黒桐(……今のは言い直さなくても良かったんじゃないかな……)
式「昨日も、久々に実家に顔を出したと思ったらニートとやらされた」
黒桐「……怪我とかしなかった? 君の家って、真剣で稽古をするんだろ」
式「こっちはもう十年以上前からその真剣で鍛錬してるから、昔ならともかく今は下手をしない限り怪我はしないよ」
黒桐「良かった……」
式「―――大体さ。昨日家に顔を出したのだって、コクトーが最近相手をしてくれなかったからだぞ」
黒桐「……ごめん。反省してます」
式「いいよ。トウコが給料を払わないのが悪いって、分かってるから」
黒桐(……昼から思ってた事だけど……今日の式は、やけに素直だな……)
- 37 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 05:13:15.65 ID:O1HTtTlT0.net
- 式「その祖父が考案した型――――二輪、って言うんだけどな」
式「正直、あれは……困るな。色々手間も掛かるし」
黒桐「―――君ん家の流派、虎眼流!?」
式「―――あれ、知ってるのか。祖父のオリジナルだと思ってたんだけど」
黒桐「いや……名前だけ同じで、実際は全く異なる物かもしれないし……」
黒桐(孤高の剣士同士、何か通じる物があったのかな……)
式「まあいいや。剣術の話はここまで」
式「ここからはちょっと強めに行くぞ」
(ぐりっ、ごきっ、ばきっ)
黒桐「ぐえっ、ぐあっ、ごぼっ」
黒桐(痛い……けど、痛い分気持ちがいい―――気もする)
手負いの方が強いんだ!
- 38 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 05:21:49.00 ID:iFRqb1lA0.net
- 4
- 39 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 05:31:15.32 ID:O1HTtTlT0.net
- 黒桐(ああ、そうか……つまりこれは)
式「やっぱり痛かったかコクトー」
黒桐「うん、痛いね……痛い」
黒桐「でも不思議と……痛いのが心地良い、痛いほど気持ちが良い……っていうか」
式「……え、おまえ…………M? 幹也だけに」
黒桐「そりゃ痛さを通り越して快感に変わる人だよ。流石に、そこまで行ってない」
式「似たようなものだと思うけどな。―――まあ、つまりは気持ち良いってこと?」
黒桐「うん……」
式「じゃあ気持ち良かったら『気持ち良い』って言ってくれる?」
黒桐「…………」コクリ
式「……これは?」
- 40 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 05:39:16.89 ID:O1HTtTlT0.net
- 黒桐「あー、気持ちいい…………――――」
式「…………」
黒桐「………………」
黒桐「ぐう………………」
式「……堕ちたな……」
黒桐「ごうごう…………」
式「縛らなくっちゃ……」
…………
黒桐「……うーん……うーん……」
「あ。やっと起きたな、こいつめ」
- 41 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 06:13:55.31 ID:O1HTtTlT0.net
- 式「―――――」
黒桐「……式?……あ。眠っちゃってたのか、僕……」
式「…………」
黒桐「……ん、手が縛られてる……え?」
式「コクトー。さっきは、言おうとしたのに言えなかったね。今日はありがとう、って」
式「だから……そのお詫びと今日のお礼を兼ねて、楽しませてくれたコクトーに……今から、ご褒美をあげようと思う」
黒桐「ご褒美って…………なんだろう」
式「――ああ、でもさっき寝ている人間に手を出そうとしたから……やっぱり、お仕置きじゃないと駄目なのかな」
黒桐「ちょっと待った―――誤解だよ、あれは」
式「そう? じゃあ、選ばせてあげようか。ご褒美とお仕置き、コクトーは選ぶならどっちが良いのかって」
- 42 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 06:29:24.40 ID:O1HTtTlT0.net
- 黒桐「…………」
黒桐「じゃあ……ご褒美?」
式「じゃあ、ご褒美をあげるよ。昼間はコクトーが式を楽しませてくれたから、今度は……式がコクトーを、楽しませる番かな」
黒桐「手はその為に縛ったの?」
式「そうだよ。せっかく気が乗ってるんだから、だから逃げられても困るし」
黒桐「……しまった、先手を打たれたか……」
式「……先手ってなんだよ」
黒桐「ん? いやね……実を言うと、僕も同じことを考えていたんだ」
黒桐「今日は式のお陰で楽しかったから……今度は、僕が式を楽しませてあげようかなーって……」
式「―――初めからそのつもりだったのか、おまえ」
式「………………。まあ、縛ったのはこっちが先だから……今回は我慢しろよ、コクトー」
そしてやっとネタが切れてしまった…
- 43 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 06:36:55.87 ID:O1HTtTlT0.net
- このままらっきょか、賭博黙示録・志貴か、士郎とアーチャーか…
飯食ってきます
- 44 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 06:44:16.75 ID:PYx8/fA60.net
- ネタの貯蔵は充分か?
- 45 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 06:47:38.65 ID:L8gnoJHA0.net
- 支援戦闘機
- 46 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 07:20:19.50 ID:O1HTtTlT0.net
- ― アインツベルン城・敷地内 ―
セイバー「あぁ……はああぁぁ!! あぁぁっ、もっと強くしてください凛ァ!おぉ!っスー……オゥゥゥ!」
セイバー「今の指遣いをもっと強く―――もっと強くしてくだウァ! んあああ、ぁぁあああ……」
凛「やだ……セイバーったら、凄いことになってるわよ……」
アルトリア「オッス! オァーッス!! スーッ……うぁ、うああぁ、あーっ気持ちいいっ……」
アルトリア「あぁぁぁっ、桜ぁっ、もっと早くしてくださいルァッ、Oh!すごぃっ、おおおぉぉぉぁっ!」
桜「す、ごい……あのセイバーさんが――――こんな……」
- 47 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 07:34:55.05 ID:z+4DVoCd0.net
- アルトリアペンドラゴン田中
- 48 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 07:44:19.97 ID:O1HTtTlT0.net
- ライダー「……流石にセイバーを完全に乗りこなす事は、私の手には余りそうですね」
アルトリア「あぁぁぁ……う、うぅぅぁ……Ohhスッゲ! おああぁ……ああぁー、ンオルァッ!」
アルトリア「もっと突いてくださいウルルァライダァ!ああぁぁ……、スーッ!アアァ!ヴォウ!オウ……」
ドラゴンアルトリア「――――ウェアッ!Ahhh!オォゥッ!」
凛「……はぁ。……本っ当に……凄い、体力ね……」
アルトリア「あぁぁぁ……?あぁぁっ、何でやめるぅんです……!もっとうあっ!もっとしてくださいぁ!」
アルトリア「アァァー!早くしてください!もぅ……おねがいしまぁーす!はやくしてくださいぁ!」
ネタを使いきってしまったのでとりあえず士郎とアーチャーから行きます
>>47
先に言われた……
- 49 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 08:08:31.49 ID:O1HTtTlT0.net
- …………
「そおら!小手調べだ!」
(ガキンガキン!)
「―――くそっ……ああっ、くぅ……!」
「てやあ!くらえ!一撃ィ!」
(ガキンガキン!)
「やってくれる……ここからだ!」
士郎「ぐ、っ―――――…………!」
士郎「っ――――、あ―――――!」
士郎「は――――はあ、はあ、はあ、は――――!」
アーチャー「―――計算違いか。前世の自分を降霊、憑依させることで、かつての技術を習得する魔術があると聞くか……」
アーチャー「オレと突き合う度に、おまえの技術は鍛えられていくようだな」
士郎「は―――あ、はあ、はあ、は――――」
- 50 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 08:38:06.02 ID:O1HTtTlT0.net
- アーチャー「……しかしだ」
(スッ……サワサワ)
士郎「あっ、ばかっ、おまえっ! どこ触ってんでい! どこ触ってんでい!」
アーチャー「―――ほう。中々良い干将しているじゃないか……」
士郎「おっ、おまえなんだおまえ人の投影品触って喜んでんじゃねえよ!」(歓喜)
アーチャー「……硬度が足りんな。……これでオーバーエッジのつもりか?」
士郎「な――――」
アーチャー「仕方あるまい、オレがオーバーエッジさせてやるか……しょうがないな……」
アーチャー「トレース、オン……」
士郎「ば…………はあっ……く、……ア……チャ……ぁ……!」
- 51 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 09:00:49.76 ID:O1HTtTlT0.net
- アーチャー「どうした? 私はおまえの干将を強化してやっただけだが」
士郎「っ、っ…………ば、か……やろっ…………そこ……は、弱……点っ……!」
士郎「っ、あ……はあ、アっ……アーチャー……もう―――ッ」
アーチャー「不思議そうな顔だな。何故オレが、おまえ自身すら知らぬおまえの弱点を知るのか……知りたいか」
士郎「……なん、で……だ……?」
アーチャー「今こそ教えようか。オレがおまえの弱点を知り尽くしているわけを」
アーチャー『今となっては磨耗して殆ど覚えていないが……オレはおまえと同じ歳の頃、聖杯戦争に参戦していた』
アーチャー『17歳の私はこの地冬木で童貞を失った』
アーチャー『私は知った。女という名の美酒』
アーチャー『義姉、義妹、同級生』
アーチャー『習い覚えた技術を思うさま使用(つか)える歓喜! 私は美酒に酔いしれた―――』
- 52 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 09:27:49.87 ID:O1HTtTlT0.net
- アーチャー『いつしか私は、この美酒のため危険を犯すようにさえなっていた』
…………
タイガ『ァ……んッ、……駄目よ、シロウ……わたしたち、こん、なっ……』
シロウ『どうして?』
ブルマ『…………っ、ぁ…………っ』
タイガ『だって……わた、したち……ルートがない、ヒロイン、で……』
シロウ『それで』
タイガ『――ッ、あっ、……やっ―――ふ、あ……ッ!それだけじゃ、なくてッ……」
タイガ『今の、わたしたちは……本来、攻略、してはいけな――――ッ!?』
タイガ『―――ッ! ダ、ダメ、いや、シ、ロ、ウ―――! ん、ふ―――っ、ぁ――――』
ブルマ『…………あ。師しょーばっかり、ずるい…………』
- 53 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 09:44:04.24 ID:O1HTtTlT0.net
- シロウ『俺は皆を幸せにしたいんだよ』
シロウ『頑張った奴が頑張った分だけ認められないなんて、そんなの悲しすぎるじゃないか』
シロウ『だから……藤ねえとイリヤがサブヒロインかどうかなんて関係ない』
シロウ『そういうの抜きで、俺は二人としたいんだ』
タイガ『……シロウ』
ブルマ『……シロウ』
リン『――シロウ?』
シロウ『さあ、しよう! 今日は足腰立たなくな
アーチャー『処刑は即刻決定した!』
- 54 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 10:19:06.41 ID:O1HTtTlT0.net
- …………
シロウ『―――――――』
リン『サクラ、お願いね……』
サクラ『ええ、分かってます……姉さん……』
(ゆらぁ……)
シロウ(これは…………死んだかもしれない)
サクラ『大丈夫ですよ、先輩。別に……命までは、獲りませんから』
…………
アーチャー『まあ、確かに命は獲られなかった。それ以外のものは根こそぎ獲られてしまったが』
アーチャー『……この時、私は自分の肉体から感じられる大よそ全ての感覚を味わった』
アーチャー『この事件をきっかけに、私は自分の肉体の弱点……と呼べる箇所を正確に把握出来るようになった』
100kb超えたのに終わらないって…
- 55 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 10:21:51.97 ID:kpWryO1+O.net
- 淫夢ネタで読む気なくす
- 56 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 10:45:47.86 ID:O1HTtTlT0.net
- …………
アーチャー「理解できたかね。私がおまえの弱点を全て把握している訳が……」
アーチャー「おまえがこれから味わう全ての感覚など、私は既に体験済みというワケだ」
士郎(終わりだッ。こんな男にッ……こんな俺が…………ッッ、勝てるワケがない!!)
士郎「というか、おまえの生前酷いよ……何も、藤ねえとイリヤにまで手を出す事ないじゃないか……!」ボロ‥ボロ‥
士郎「俺にとって正に家族……姉と妹のような存在なのにっ……!」ボロ‥ボロ‥
アーチャー「仕方あるまい。元々、義理の姉や妹なんていうのは、いつ一線を越えてもおかしくない存在なのだ」
アーチャー「一体何人の藤ね――藤村教諭とイリヤのファンが、この二人に専用ルートがない事を嘆いたものか……」
アーチャー「話が長くなったが……まあ、私がおまえに対して絶対的に有利な理由とはこんなものだ」
士郎「…………」
- 57 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 10:48:54.85 ID:xRQOVlv30.net
- 式まだ?
- 58 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 11:10:30.02 ID:O1HTtTlT0.net
- アーチャー「それにな……おまえだって少しは理解しているんだろう」
アーチャー「いくら血が繋がってないからといって、義姉と義妹の両方に手をつける」
アーチャー「―――そら。そんな男は、今のうちに女への興味などなくした方が良いと思わないか?」
士郎「……いや、それは俺じゃなくておまえの過去だし……」
アーチャー「凛の指導の成果か、間桐家秘蔵の媚薬の効果か、それともライダーの宝具による強化か……」
アーチャー「いずれにせよ、今のおまえは気がふれている。未来の自分に対して大胆な告白をする程度にはな」
士郎「っ………………」
アーチャー「―――なら、いっその事最期まで気がふれていた方が良い。その方が、周りも幸せだろうさ」
士郎「……え?」
アーチャー「今から私がッ…………ッ貴様の肉体を解放してやろうッ」
弓士パート意外と長い…
- 59 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 11:42:33.53 ID:O1HTtTlT0.net
- 「それ、如何かな?」
士郎「っ……ふ……ぁ、く、そ…………」
士郎(……ッ、効いてるッッッ)
士郎(俺の肉体が解放されたがってるのか?)
士郎(自分の身体とはいえ……こいつらにはムリさせてるよなぁ…………)
あん時も……
士郎『そんな訳あるかーーーっっ!!!』
あん時も……
士郎『遠坂とはそういうのを抜きで触れ合いたかった』
あん時も……
士郎(その言葉で、あらゆるしがらみが壊された)
- 60 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 12:04:59.80 ID:O1HTtTlT0.net
- 士郎「…………」
士郎(なんでこういう場面ばかり思い浮かぶんだろう……)
アーチャー「終わりだ……」
士郎(心が、折れかけてる……次にいいのがきたらもういいかなってくらい……)
「重いぞ……食らえ……!」
アーチャー「な―――、っうぁ………!」
士郎(アレ!? ………ッッ、身体が勝手に…ッッ)
士郎(勝手に反応してるッッ、アーチャーから学習した動きを勝手に……ッッ)
アーチャー「何故だ……貴様、今回はネコ役じゃなかったのか……!?」
士郎「その呼び方は止めとけ。ギャグでも怒られるぞ」
アーチャー「む、それもそうか」
- 61 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 12:25:16.85 ID:O1HTtTlT0.net
- アーチャー「貴様、まだ」
士郎「――――そうだ。されるがままなんて、そんな事」
アーチャー「そうか、憑依経験……! おまえは先ほどから、オレの技術を学習している……!」
士郎(そんなのは知らない、俺は、ただ、)
士郎「……俺ばっかり、おまえに良くして貰っちゃ悪いから。不公平だろ、そういうのって」
俺は自分でも赤面すると判っていながら、そんなくだらない事を子供みたいに要求していた。
アーチャー「―――――」
士郎「後、俺から女の子への興味をなくそうとしているのなら……そんな間違った目標は叩き潰す」
士郎「俺、やっぱり可愛い子の事は好きみたいだ。……今は気がふれているのかな、何か、おまえも例外だけど」
アーチャー「…………」
アーチャー「口で何と言おうがやはり貴様はオレの原点だな、衛宮士郎」
- 62 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 12:44:34.37 ID:v6Oj6PFSO.net
- さるさん避け
- 63 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 12:45:06.49 ID:O1HTtTlT0.net
- アーチャー「オレの性技に付いてこれるか。僅かでも精度を落とせば、それでおまえはバルハラ行きになろう……!」
士郎「突いてきやがれ――――、じゃねえ」
士郎「今度は俺の方から……突っ込むって言ってんだよっ!!」
……その頃、鮮花さんは……
― 観布子市 ―
鮮花「うわぁぁー……ん。疲れた、もう……」
鮮花「やっ……と、帰ってこれたぁ。まずは橙子師のところに今回の件の報告かな……」
鮮花(結局、今回旅費と時間を使って得た物は、あの鬼みたいな人と戦った経験だけ……か)
鮮花「でも、あの人明らかに手を抜いてたしな……そりゃ、本気出されても困るけど……」
やっとホモパートが終わった…
- 64 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 13:05:57.82 ID:O1HTtTlT0.net
- 鮮花(あ……そういえば、生きて帰ってこれたら、ビール買ってこいって橙子師に頼まれてるんだった)
鮮花「この時間に、開いてる酒屋さんなんてあるかな……」
鮮花(かと言って、お土産も持たずに伽藍の堂に直行すれば、橙子師が気を悪くするのは目に見えてるし)
鮮花「むむ、どうしよう」
「う――――うわああああぁぁぁぁ!!!!」
鮮花「あぇ!?」
白純「はあ、はあ、は―――あ、ごふっ、ごほっ……」
鮮花(ロングスカート―――女性? いや、違う……)
白純「はぁ……はぁ……は、……ぁ。どうして……どうして、俺は……っ」
鮮花(よく見れば男の人ね。……髪型といい服装といい……何か、式っぽいな)
- 65 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 13:26:31.57 ID:O1HTtTlT0.net
- 白純「…………」ガタガタガタガタ
鮮花「…………」
鮮花(こんな……見るからに危なそうな人なんて、本当は関わりを持たないのが一番なんだろうけど)
白純「はぁ……はぁ……は、ぁ……」
鮮花(…………)
鮮花「ああ―――もうしょうがないか……」ボソ…
鮮花「あの。お体の具合、悪いんですか……?」
白純「―――え……?」
鮮花(幹也なら、こういう人を見かけたら絶対放っておかないものね……わたしだって、割と気になる方だし)
- 66 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 13:44:31.29 ID:O1HTtTlT0.net
- 白純「……あんた誰だよ。一体どこから」
鮮花「偶々通りかかった者、と言いたい所ですが」
鮮花「実際は、私が歩いている所に貴方の方が偶々通りがかったと言った方が正しいんでしょうね」
白純「なんだいそれ。何か違いでもあるのか?」
鮮花「まあ、特に大きな違いがある訳でもないんですけど」
白純「はぁ…………?」
鮮花(む……こういう特に意味のない回りくどい台詞回しは、橙子師の影響かな。気を付けなきゃ)
鮮花「まあどちらの側から出会ったのか、なんて事はおいておいて。あの……体調、悪いんですか」
白純「………………」
白純「ああ…………大丈夫、だよ。立ち止まって、話をしてる内に……幾分落ち着いた」
- 67 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 14:07:26.69 ID:O1HTtTlT0.net
- 鮮花「…………」
白純「…………」ガタガタ…
鮮花(わたしに気を遣っているのか、これ以上話をしたくないのか。……どっちかな)
鮮花(前者なら良いけど、後者の場合藪を突いて―――ああ、蛇なんか怖がるわたしじゃないか)
鮮花「……率直に聞きますけど。あなた、今何かに困ってますよね」
白純「え……」
鮮花「そんなの私には関係ないって事は分かってます」
鮮花「けどもしあなたが……その、困り事が原因で不運な目に遭ったら、ここで話をした者としては寝覚めが悪くなるじゃないですか」
鮮花「偶然道で出会って少し話をした程度の、本当に赤の他人の関係ですけど。私、そういうモヤモヤした感じは嫌なんです」
白純「……つまり。君は今、僕の悩みが君にも解決出来る事なら、それをここで話してみろって。そう言いたい訳?」
鮮花「まあ……そういう事になるんですよね」
- 68 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 14:26:47.08 ID:28OW++Dg0.net
- 式パート早くしろ
- 69 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 14:27:07.95 ID:O1HTtTlT0.net
- 白純「…………」
鮮花(……む。何か疑うとか怪しむというより、呆れてるって感じじゃない)
鮮花「…………」
白純(驚いた……まるで雰囲気が違うのに、要は幹也みたいな事をしようとしてるじゃないか、この子)
鮮花(怪しいし、危なげだけど……どことなくほっとけない感じがするな、この人)
白純(そういえば幹也には3つほど年下の妹が居るって聞いたけど……案外、こんな雰囲気の子だったりして)
鮮花「で、どうするんです。悩みを私に打ち明けますか、打ち明けませんか」
鮮花「あっ、言っておきますけど私こう見えてミッション系の学校に通ってますから。神父様の真似事の物真似くらいなら出来ます」
白純「…………」
白純(何でそういう学校に通っている子が、こんな時間に一人で出歩いてるのか……なんて聞かないほうが良いんだろうな)
鮮花「…………」
白純(それに……本来なら、そんな事はボクに教えなくてもいいのに。……ボクが悩みを打ち明けやすくするために?)
- 70 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 14:48:23.54 ID:O1HTtTlT0.net
- 鮮花「で、どうするんですか。話したくないならそれはそれで結構ですよ」
白純(ボクは他人なんて嫌いだけど……たまに、一人か二人、こういうヤツも居るんだよな)
白純「分かった……話すよ。年頃の女の子にはちょっとショッキングな話かもしれないけど」
鮮花「お堅い学校の中に居ると、どうしてもそういう話題に飢えちゃって……。ええ、構いませんよ。興味がありますから」
白純「……ああ、そうだ。話の途中で、お互い名乗るのはなしにしておこう」
白純「もうお互いの声は聞いちゃったし、背格好も大体分かるけど……この暗さじゃ、顔までは見えてないだろうし」
鮮花「私はもう学校まで名乗っちゃいましたしね。これ以上見ず知らずの他人に明かす事なんて無い方がいいです」
鮮花(多分、明るい所でもう一度会えばお互いすぐに分かるだろうけど……そこは最低限、越えちゃいけない境界線って事かな)
白純「…………」
白純「ボクには一人、凄く大切な後輩が居た」
多分このちょっと後が式パートです
- 71 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 15:05:14.65 ID:OLo9CvMS0.net
- らっきょssとは珍しい
- 72 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 15:11:18.54 ID:O1HTtTlT0.net
- 白純「―――人付き合いが苦手なボクを、何故かその子は慕ってくれてね。他人にあんな風に接してもらえたの、初めてだった」
白純「我が目を疑う、って言葉があるけど……本当に自分でも信じられないくらい……その人の事が好きだった」
白純「最高の後輩だった。最高の友人だった。最高の仲間だった」
白純「……初めて、純粋にスキになれた他人だった」
鮮花「…………」
鮮花(……男かな?)
白純「…………だっていうのに、俺は……些細な事から、そいつを疑っちまって……」
白純「そいつに非なんかなかったのに……段々、信用出来なくなってきて……っ」
白純「あんなにも好きだったのに……あんなにも信頼してたのに……あんなにも、優しくしてくれたのにっ……」
白純「最高の後輩だったのに。最高の友人だったのに。最高の……仲間、だったのに……)
鮮花(男同士の間でも色々あるのね……)
- 73 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 15:25:45.95 ID:O1HTtTlT0.net
- 白純「そして……とうとう、俺がそいつの事を信じられなくなった日……」
白純「俺は……俺は、そいつ、そいつに対して……最悪の、裏切り行為をしてしまった……」
白純「高校を出てから……俺とそいつは繋がりが切れちまったんだけど……俺はそいつの家を知っていた」
白純「だからある日……俺は、そいつの……そいつの……」
鮮花(…………)ゴクリ
白純「そいつの居ない隙を見計らって……家に、盗聴器を、仕掛けたんだ……っ!」
鮮花「…………」
鮮花「あっ、ふーん……」
白純「だって、いうのに……そいつはきっと、今もその事気付いてなくて……!」
白純「今でも町でばったり会えば……きっと、邪気の無い笑顔を俺に向けてきて……!!」ボロ…ボロ…
鮮花「……まあ、ショッキングといえばショッキングだけど。ちょっと、考えてたのと違うなぁ……」
- 74 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 15:44:43.89 ID:O1HTtTlT0.net
- 白純「………………」オーイオイオイ
鮮花「泣いて悔やむくらいなら、最初からやらなきゃいいのに……」
鮮花(って思うけど……幹也なら何て言うんだろうな、こういう時……)
鮮花(まあわたしは幹也じゃないし、幹也もわたしじゃない、から……考えなくても、良い事なんだろうけど……)
白純「………………」オーンオンオン
鮮花「………………」
鮮花「―――先輩を、許しましょう」
白純「…………え?」
鮮花「貴方は、自分で自分の罪に気付いて、それを悔やむ事が出来ました」
鮮花「それは簡単なようでいて、とても難しいことなんです」
白純「……君……」
- 75 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 16:00:06.18 ID:O1HTtTlT0.net
- 鮮花「その盗聴器、今でも持っていますか」
白純「あ……うん。一応、持ってるけど」
鮮花「一応聞いておきますけど……あなた、それ使った事ありますか」
白純「ないです。……正直、仕掛けた次の日にはもう後悔していた」
鮮花「見せてもらえます?」
白純「…………ああ、これだよ」スッ
鮮花「―――――」
(ヒョイッ…パシッ)
鮮花「はい。これで、この盗聴器は私の物です」
白純「……え?」
鮮花「貴方はこの盗聴器を使った事は無い。そして現在の所有者は私」
鮮花「……ほら、これで貴方が責められる謂れなんてなくなったでしょう?」
白純「…………」
白純「今、凄い詭弁を聞いたな」
- 76 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 16:07:54.71 ID:O1HTtTlT0.net
- 鮮花「詭弁かもしれませんね。けど、これで先輩の罪は帳消し、とまでは行かなくても折半は出来たでしょう」
鮮花「貴方の罪は、誰かの家に不法侵入して、盗聴器を仕掛けた事だけ」
鮮花「誰かがこれを使うことはあなたの責任じゃないし、そもそもここでこれを壊せばそんな罪自体無くなります」
鮮花「私と貴方は元々顔も名前も知らない仲なんですから……さくっと罪を分け合って、それでさよならで良いんです」
- 77 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 16:22:14.36 ID:O1HTtTlT0.net
- 白純「でも……それだと君も罪を背負う事になるんじゃないのか」
鮮花「あら、顔も名前も知らない相手を心配するんですか。不法侵入者のクセに」
白純「それを言うなよ……反省、してるんだから」
鮮花「それにね、最初に言ったでしょう。―――私も。こういう話題には興味があるって」
白純「まさか、それを使う気か」
鮮花「まさか。見ず知らずの他人の生活音なんか聞いたって面白くも何もありませんよ」
鮮花「けど、一度手放して所有者が移ったって認識は結構大切ですよ」
白純「…………」
鮮花「悪いようには使いません。何なら金庫か何かに保管しましょうか」
白純「そうしてくれると、助かるよ……」
- 78 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 16:36:29.80 ID:O1HTtTlT0.net
- 鮮花「じゃあそうしましょうか」
白純「…………」
白純「なあ。君、ひょっとして……」
鮮花「なにか?」
白純「………いや、なんでもない。じゃあ、その盗聴器は…………」
白純「預けて、おくよ……」
(タタタッ……)
鮮花「…………、行った」
鮮花「やはり、こういう訳の分からない語り合いにおいては、橙子さんの愛弟子な分、私に一日の長があるわね……」
鮮花「さて……どうしよっかな、これ」
鮮花「あの人の言う通り、大事に叔父の家の金庫に保管してもいいんだけど……」
鮮花「…………」
鮮花(むむ……聞いてはいけない、聞いてはいけないと思うほどに……その誘惑に負けそうになるっ……)
- 79 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 16:48:39.51 ID:O1HTtTlT0.net
- 鮮花「ああ、負けた……」ガクッ
鮮花(プライバシーの侵害とか、そういう邪な言葉に惹かれる性癖は何とかしなきゃと思ってるんだけど……)
鮮花「まあ、先輩の罪を半分の背負うんだと思って……」
(……と誰ともなしに言い訳を始める鮮花さん)
鮮花「説明書がないから操作方法がよく分からないけど……ええーい、このスイッチよっ!」
(カチッ……ザザザザー……)
鮮花「…………」
鮮花「電波が悪いのかしらね……」
(ザザザザザ……ヴオン……)
鮮花「……お」
- 80 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 17:01:56.22 ID:O1HTtTlT0.net
- 鮮花「……ふんふん」
鮮花「…………」
鮮花「『―――私を楽しませるんだろう?』」
鮮花「…………」
鮮花(今の、どこかで聞いた声だった気がするな……)
……その頃、コクトーくん家のアパートでは……
そろそろ30時間突破しそうで怖い…
後式さんと幹也さんのエロいところ想像出来ない…
- 81 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 17:06:11.66 ID:xRQOVlv30.net
- だったら最初からやるな
- 82 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 17:20:35.24 ID:O1HTtTlT0.net
- 式「じゃあ、ご褒美を与えましょう」スッ…
黒桐「…………」
式「…………」
(ぎゅぅっ…………)
黒桐「あれ、抱きつくの駄目なんじゃ……」
式「オレの方からするのはいいの」
黒桐「ああ、そうなんだ……」
式(…………)
(ぎゅうぅぅ…………)
黒桐「……う……わぁ……」
式さん攻め幹也受けって探してもあんまり無いんですよね……
- 83 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 17:35:16.28 ID:O1HTtTlT0.net
- 黒桐(服越しでも……分かるものは分かるんだな……)
式「…………」
黒桐(式の事を剛い女、なんて言ってた奴が居たな)
黒桐「……は、ぁ……」
黒桐(的外れも良い所。こんなに柔らかくて女の子らしいのに)
式「コクトー。手、そのままにしとけよ」
黒桐「え?」
式「…………」スッ
両儀さんはそのまま「すっ」とコクトーの頭に手を回し
「グイッ」と引っ張ります。
- 84 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 17:48:23.93 ID:O1HTtTlT0.net
- 式「…………」ニッ
黒桐「か……顔、近くない……?」
式「じゃあ、これがご褒美な」
「ん、っ…………」
黒桐(―――――!)
心の準備をする間もなく突然口をふさがれたコクトーくんは大慌て。
それとは対照的に両儀さんは落ち着いたもの。
ゆっくりとコクトーくんを弄びます。
黒桐「むぐっ……う、うもうっ……」
式「…………」
口内をぴちゃぴちゃと舐め回します。
- 85 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 18:00:30.39 ID:O1HTtTlT0.net
- 黒桐(――――っ、ぁ――――)
コクトーくん、普段はする側でいる事が多い分、実は一旦受けに回ると意外に打たれ弱い。
式「ん……ふ……ふ……」
両儀さんはどこまでもマイペース。
マイペースに相手を蹂躙します。
(ぴちゃぴちゃ……)
黒桐「ん……こ、れが……ふっ、ご、ほう……びなの?」
黒桐「なんか……おか、されてるよ……」
式「……ふ、ぅ……。えー、でもご褒美とお仕置きって元から似たような物だろ」
黒桐「……じゃ、仮にさっき……お仕置きが、良いって言ってたら?」
式「勿論、同じ事をしてたよ」
黒桐「わっ……なんて理不尽……」
- 86 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 18:13:04.43 ID:O1HTtTlT0.net
- 式「じゃあおまえお仕置きなんかされて喜んでるんじゃねえよおまえ」
黒桐「いや、そんな……」
式「さて、じゃあこっちは……」スッ…
黒桐(あっ、それは……)
黒桐「僕のエクスカリバー……」
式「…………」
式「何か怒られそうな名前だから変えろよ」
黒桐「じゃあ僕のアロンダイトとか?」
式「まあ結局、名前なんてどうでも良いんだけどな……」
黒桐「ぁふ、ん…………」
- 87 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 18:23:16.48 ID:O1HTtTlT0.net
- (さわ……さわ……さわさわ……さわさわ……)
黒桐(ズボン越しで……これかぁ)
式「――――――」
「っ、はぁ…………」
式「―――あ。血が昇ったぞ―――?」
黒桐「……聞かん坊」
式「腕白なヤツだな……」
黒桐「ところでまだ手は解いてくれないの?」
式「駄目だ。とりあえずちょっと待て」
- 88 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 18:29:15.47 ID:uHloVdpF0.net
- 何だか知らんがとにかくよし!
- 89 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 18:36:26.49 ID:O1HTtTlT0.net
- 式「じゃあ脱がすから……背、胸、腰、上げろ」
黒桐(……恥ずかしい……)
式「…………」
黒い男であった。
全身が黒である。
髪が黒く、黒い上着を着ていた。
ズボンも黒。
シャツも黒い。
黒い靴。
黒い靴下。
式「―――って言いたくなるくらい……おまえ、本当に身に付けてる物全部黒いんだな」
黒桐「久我さんみたいでカッコ良いだろ」
式「……久我峰さん?」
黒桐「こっそり一文字足さないで欲しいな」
- 90 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 18:48:19.54 ID:v6Oj6PFSO.net
- さるさんが
- 91 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 18:48:54.47 ID:O1HTtTlT0.net
- 式「良いから抵抗すんなおまえ……」
黒桐「……その。恥ずかしいから、あんまり見ないで欲しいな」
式「ノゥ」
黒桐「ノゥって……」
式「じゃあコクトー。おまえ、今までオレが『恥ずかしいから止めて』って言った時に、何かを止めた例があった?」
黒桐「………………無かったね」
式「ずらすぞ」
(ズリズリ……)
黒桐(―――――)
式「………………」
式「口では何と言いつつも……か?」
黒桐「僕のフェイズシフト装甲……」
- 92 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 18:59:46.58 ID:O1HTtTlT0.net
- 式「………………」
(スッ…………)
「ひゃっっ!?」
「あっ…………」
「ひやっこい……ひやっこすぎる……」
「…………あぁ……熱いんだな………」
コクトーくん、両儀さんの手の冷たさに背筋に電流が走りました。
一方両儀さんは物怖じする事無くもう一度コクトーくんに手を伸ばします。
「待った。待った待った……ちょっと、中断して」
「オレが今まで途中で待ってって言った時、おまえ待った例があったか?」
「…………」
- 93 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 19:02:14.64 ID:I2+O8Xsn0.net
- 見てるぜ
- 94 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 19:09:17.08 ID:O1HTtTlT0.net
- (もぞもぞ……)
「うっ……あっ……」
「……………………」
黒桐「はぁー、はぁー…はぁ…」
式「……良い顔するじゃないか、コクトー」
黒桐「………っ………」プイッ
式「……ふぅーん。顔を見られるのは恥ずかしい?」
流石に三十六時間は辛すぎる……
- 95 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 19:14:06.84 ID:O1HTtTlT0.net
- これ以上は無理か…すみません落ちます
とりあえず目標の一つだった士郎とアーチャーのホモがやれたのが良かったです
また来週の土日のどちらかに立てるかもしれません、お疲れ様でした
- 96 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/14(月) 19:20:59.55 ID:6IBdM3Bx0.net
- ん?
- 97 :てんさいきんし!:2014/07/14(月) 19:29:06.59 ID:dCrAk+Dw0.net
- 覚悟のススメは関係ないのか
総レス数 97
55 KB
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★