美少女「こいつが絶滅危機に瀕してる『俺』か」俺「うにゅ～！」

仲間邦雄

俺「は？触んなガキ」

美「うわ･･･何こいつ･･･」

俺「ぴろぴろぴろぴろぴろ･･･ｶﾞﾁｬﾘﾝｺ」ﾊﾟｶッ

美「（もういいや、何かこいつの頭が半分に割れて中から炊きたてのご飯が出てきたけど醤油と生卵の黄身の部分だけ入れて食べよう）」

俺「ほう、貴様、俺の頭で卵かけご飯を食べるとはいい度胸だな　いいか、俺はとあるコングロマリットの依頼を受けてこの国をスパイしにきたサイボーグだ」

美「（ご飯が臭い･･･炊き立てじゃなくて炊かれて数日置いた奴だなこれ･･･）」ｶﾞﾌﾞｶﾞﾌﾞ

俺「依頼の内容は日本人の価値観を探るものだが、調べてみたら結構杜撰なものだった。日本人には哲学がなかったんだ」

美「（うう、本当に臭い飯･･･でも醤油と卵の黄身入れちゃったし最後まで食べないといけないかな･･･）」ｼﾞｭﾘｭﾘｭﾘｭ

俺「世界最大の売上を誇る複合産業体SAXXONが日本を手中に収めようとしているが、今のこの国を併呑するなど造作もない」

美「ふぅ･･･もうお腹いっぱい･･･」

俺「というわけで俺は失礼する、SAXXONに報告をして任務は完了する」

美「ま、まって・・・あなた、別にロボットのフリしなくていいのよ･･･」

俺「げっ･･･もうバレたのか･･･殺される！」

美「確かに私はヒューマノイドだけど別にSAXXON社の支配下にあるものじゃない　非正規的に改造されたオリジナルの機体」

俺「非正規･･･それじゃあ地下組織の奴か！あの連中の場所を教えてくれ！」