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怖い話くれ
- 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:10:45.82 ID:UQbYTkt30.net
- 1
明日に迫った運動会をとても楽しみにしている小学3年生の男の子。
ところが天気予報では明日の天気は雨。
何とか中止にならないようにと、てるてる坊主を作る事にする。
たくさん作った方が効果があると思った彼は、笑顔のてるてる坊主を5つ、窓の外に吊るしてお願いした。
「明日、雨が降りませんように…」
- 2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:12:18.14 ID:UQbYTkt30.net
- 2
しかし、その翌朝、目覚めると彼の願いは虚しく外は大雨だった。
外に吊るされたてるてる坊主は雨で濡れ、笑顔だったはずの顔は滲んで涙を流しているように見える。
風で飛ばされたのだろうか、5つ吊るしたはずが4つしかない。
「あんなにお願いしたのに!」
頭にきた彼は、吊るされたてるてる坊主を力任せに引っぱると、頭が引きちぎれ無惨に落ちた。
運動会が中止になった場合、午前中だけいつも通り授業を受ける事になっていたため、母親の作っていた運動会用の豪勢な弁当を持って彼は嫌々学校へ向かう。
授業が終わる頃には、皮肉にも嘘のように雨は止み、空は晴れ渡っていた。
- 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:12:56.07 ID:UQbYTkt30.net
- 3
彼が家に戻ってくるのを待っていたのか、すぐに母親が晩ご飯の買い物に出かけていき、一人家で留守番することになる。
いつもは見られない時間帯のテレビ番組を楽しんでいると、突然ドアチャイムが鳴る。
一人でいる時は家に誰か来ても出なくていいと母親に言われている彼は、テレビを見続けている。
ところがその後もチャイムは何度も何度も鳴り続ける。
さすがに無視し続けていられなくなった彼は気配を殺して玄関へと近づき、ドアの覗き穴からそっと覗いてみる。
そして自分の目を疑った。
そこには白い布を頭からかぶった、自分と同じくらいの背丈のてるてる坊主が立っていたのだ。
- 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:13:36.42 ID:UQbYTkt30.net
- 4
マジックで描かれたようなその顔は滲んでいて、自分が首をちぎった、あのてるてる坊主のように笑いながら涙を流しているように見える。
「…誰?」
思わず声をかけるがてるてる坊主は何も言わない。
その時ふと、学校でクラスメイトにてるてる坊主を作った話をして、そんな幼稚な事をしてるのと笑われたのを思い出す。
もしかしたら友達が自分をからかいに来たのかもしれない。
「もう〜やめてよ〜」
玄関のドアを開け、辺りを見回すがそこには誰もいない。
「?」
覗き穴から見た時には確かに、てるてる坊主の格好をした人が立っていたはずなのに。
- 5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:14:22.76 ID:UQbYTkt30.net
- 5
気味が悪くなり室内に戻ろうと振り返った瞬間、背後から巨大な布のようなものを被せられ、彼の目の前は真っ暗に…。
次に目を覚ました時、顔に被せられた布越しに空が晴れているのがわかった。喉が渇く。
あとどれくらい僕はこうして吊るされているんだろう…。
- 6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:15:41.44 ID:RYxQEHUt0.net
- みてるぞ
- 7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:16:20.80 ID:P/4BaNj40.net
- 首ちょんぱを予想してたのに違った
- 8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:16:37.95 ID:olTu6IS90.net
- 怖い話(見て)くれ
- 9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:17:56.72 ID:voKQzO+k0.net
- 乙怖かった
- 10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:18:01.28 ID:UQbYTkt30.net
- ある郊外の町に引っ越してきた小学生の男の子。
中古だが一戸建ての新居は、今まで住んでいたマンションに比べてはるかに広く、彼にとってかねてから欲しかった自分の部屋ができて嬉しくて仕方がない。
特に真っ赤な屋根の家は近所でも珍しく、友達を呼ぶ時に目印になりそうだと下見に来た時から気に入っていた。
二階にある彼の部屋から外の景色を眺めると、ふと向かいの家から同じ年ぐらいの女の子がこちらを見ている姿が見える。
- 11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:18:39.35 ID:UQbYTkt30.net
- 彼は勇気を出して小さく手を振ってみる。
しかし、恥ずかしかったのか女の子はカーテンを閉められてしまった。
その後も度々、窓からこちらを見ている女の子の姿を目撃したが、家の外で彼女と会うことは一度も無かった。
母親にその話をすると、向かいに住む女の子はどうやら病気がちで学校にも行っていないらしいと聞かされる。
- 12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:19:08.32 ID:UQbYTkt30.net
- 「きっと友達もいないんだろうな…」
可哀想に思った彼はその日から、声の届かない女の子に向かって画用紙書いたメッセージを見せてコミュニケーションをはかろうと試みる。
「こんにちは」
画用紙にそう書いて女の子に見せたがやはりカーテンを閉められてしまう。
しかし彼は構わず女の子の姿を見かけるたびにメッセージを送る。
「いい天気だね」
「友だちになろうよ」
「なまえは何ていうの?」
- 13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:19:40.51 ID:UQbYTkt30.net
- 一方通行のメッセージが続いたそんなある日…
「友梨」
初めて彼女から返事があった。
「そっか…友梨ちゃんっていうのか」
やっと心を開いてくれたことに喜ぶ彼だったが、その日以来、女の子の部屋のカーテンは閉めきられ、彼女の姿を見ることはなかった。
その数日後、引っ越しすることになったと向かいの女の子の両親が挨拶にやってくる。
どうやら彼女の体調が悪化したため、病院に通いやすい場所に引っ越すことなったそうだ。
- 14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:20:13.60 ID:UQbYTkt30.net
- 「あげたいものがあるんでしょ」
母親に言われ両親の後ろに隠れていた女の子は姿を現し、四つ折りにした画用紙を一枚くれた。
引っ越しのトラックをを見送った後、部屋に戻ってきた彼は、女の子にもらった画用紙を広げてみる。
それは彼女が描いたと思われる絵だった。
そこには真っ赤な屋根の家の二階の窓から、こちらを覗く男の子の姿が描かれていた。
- 15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:21:10.72 ID:UQbYTkt30.net
- しかしそれだけではなかった、家の壁や屋根にはびっしりと無数の人間がしがみつき男の子と同じようにこちらを見ていたのだ。
「…あの子はいつも…何を見てたんだろう?」
家を飛び出した彼は、彼女が住んでいた家の方から自分の家を見て言葉を失った。
その日以来、彼の描く絵には誰にも見えない奇妙な人の姿が描かれるようになったという。
意味不明
- 16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:22:22.77 ID:UQbYTkt30.net
- 久々に家族そろって祖父の家に帰省することになった中学生の女の子。
早朝に家を出たこともあり、父親の運転する車は渋滞につかまることもなく高速道路を快調に飛ばし、このまま順調にいけば昼過ぎには到着できそうだ。
「前にお爺ちゃんのとこにいったのはいつ頃だったっけ?」
「私が小学校に入学した報告をしなきゃって言ってたから…5年前?」
昔を懐かしみながら盛り上がる車内。
- 17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:23:10.71 ID:UQbYTkt30.net
- するとルームミラーを覗き込んでいた父親が何やら眉間にしわを寄せる。
「どうしたの?」
「…いや、かなり飛ばしてる車が近づいてきたみたいだから」
彼女が後ろを振り返ると、薄汚れた一台のセダンがものすごいスピードで接近してくる。
そして、みるみるうちに彼女たちの車に追いつくと、ピッタリと並走を始めた。
しかもドライバーを見ると血走った目でこちらに向かって何か叫んでいるようだ。
「あんまり見るな」
語気の強い父親の言葉に目を逸らす彼女たち。
あの車のスピードやドライバーの様子から、これ以上関わり合いになるのを避けるべきだと判断したのだろう。
- 18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:23:55.72 ID:UQbYTkt30.net
- しばらく目も合わせずにいると、並走していたセダンは再び加速をはじめ彼女たちの車を引き離していく。
ホッとした彼女は少しずつ車間距離を広げていくセダンの後部トランクに注目する。
トランクの蓋が微妙に開いたままになっていて、車の振動に合わせてパカパカと揺れている状態だったのだ。
とその時、一瞬トランクの中の暗闇に人間の顔のようなものが見えたような気がして目を疑う彼女。
車間距離が広がっていく中、さらによく目を凝らすと、開いたトランクの淵に手をかけ何者かが確かにヌーッと顔を覗かせ大きく見開いた目でこちらを見ていた。
両親はまったく気づいていないようだ。
- 19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:25:09.21 ID:UQbYTkt30.net
- その間にセダンは見えないほど先に行ってしまった。
気味の悪い車の出現に和やかな雰囲気は一転し、車内はぎこちない沈黙に包まれてしまった。
しかも運の悪いことに事故渋滞にまで巻き込まれてしまう。
「もしかしてさっきの車だったりして…」
そんな冗談を言い合えるほど冷静さを取り戻した彼女たちだったが、実際に事故現場で大破していた車を見て言葉を失う。
本当にさっきのセダンだったのだ。
警官が事故処理をする横を徐行しながら通り過ぎる時、彼女は人影の見えたトランクの中に注目する。
だが開きっぱなしになったトランクには人はもちろん何も入っていないようだった。
やっと事故渋滞を抜け、再び軽快に飛ばし始める父親の運転する車。
事故現場を過ぎたあたりからトランクに潜む、何者かの気配に気づかぬまま…。
- 20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:29:29.05 ID:P/4BaNj40.net
- セダンのドライバーはなんで叫んでたんだろ
- 21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:30:34.20 ID:RYxQEHUt0.net
- >>20
トランクの中の何者かに気付いたからじゃね
- 22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:32:25.13 ID:P/4BaNj40.net
- じゃあトランクの何者かは自分ちの車からセダンに移ったってことかね
なぜわざわざ移るんかね
- 23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:32:51.03 ID:UQbYTkt30.net
- 残業で帰りが遅くなったあるサラリーマン。
「一秒でも早く家に帰って休みたい」
会社を出た時にはすでに終電間際だったため、疲れた体に鞭を打ちながら必死で駅まで走るが、結局ホームから走り去る終電を見送る羽目になってしまった。
仕方なくタクシーで帰宅することにするが、駅前のタクシー乗り場は大混雑。
少し歩きながら、通りかかったタクシーを停めることに。
しかしなかなかタクシーは通らず、すでに結構な距離を歩いてきてしまった。
「このまま歩いて帰ることになるんじゃないか…」
- 24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:33:17.94 ID:UQbYTkt30.net
- 半ば自棄になりながらそんなことを考えていると、やっと背後から一台のタクシーがやけに飛ばしながら近づいてくる。
絶対に逃すまいと必死で両手を振ると、タクシーは飛ばしていたせいか一旦彼の横を通り過ぎたあと、10メートルほど先でブレーキを軋ませながら停車した。
「これでやっと帰れるんだ」という嬉しさで小走りに車へと向かう。
タクシーに乗り込み座席に沈み込むと、すぐに意識が遠のきそうになり改めて自分の疲れを思い知らされた。
- 25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:33:40.64 ID:RYxQEHUt0.net
- 高速道路で事故を次々起こしてる霊的ななにかなんじゃね
しらんけど
- 26 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:33:46.95 ID:UQbYTkt30.net
- そんな中、彼は足元に何かが当たったような感触を覚える。
重い体を起こしながら足元にある何かを拾い上げるとそれは一足の赤いハイヒールだった。酔っ払いの忘れ物だろうか?
正直、面倒臭かったが彼は運転手に伝える。
「あのハイヒールが片方だけ落ちてたんですけど…」
すると運転手はこちらに振り向きもせず早口で言った。
「捨ててもらえますか」
- 27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:34:12.19 ID:UQbYTkt30.net
- その途端、眠気は吹き飛び、なぜ客である自分がわざわざタクシーの忘れ物を捨てなければならないのかと怒りがふつふつと込み上げてきた。
文句を言ってやろうと背もたれから体を起こしたその時…
「早く窓から捨てろって言ってんだろっっ!!!」
突然運転手から怒鳴りつけられ、彼はあまりに理解不能なできごとにその場で固まってしまった。
「俺はマズイ奴の車に乗ってしまったのか…」
- 28 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:35:05.59 ID:UQbYTkt30.net
- 彼の気持ちを知ってか知らずか、運転手は何故かアクセルを強く踏み込み、彼の恐怖心と比例するかのように車を加速させる。
やがて硬直した彼はさっきからずっと聞こえている奇妙な音を認識する。
「…カッ…ペタッ…カッ…ペタッ…カッ…ペタッ」
単調だが高速で繰り返される不思議なリズム。
思考が停止したまま、ふと窓の外を見た
- 29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:35:45.05 ID:UQbYTkt30.net
- 思考が停止したまま、ふと窓の外を見彼は車と並走する何かの影を見た。
それはまるで激しく引きずられたかのようにズタズタの服を身に纏った女だった。
足元には片足にだけ白いハイヒールが。
運転手を見るとまるで冷水でも被ったかのように激しく震えている。
女は車内で血まみれの白いハイヒールを手にしている彼に向かってわずかに口を動かす。
「…か…えせ」
- 30 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:36:31.85 ID:P/4BaNj40.net
- KOEEEEEEEEEEEEEEE
- 31 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/16(水) 04:37:21.09 ID:I/EENR7h0.net
- 今パペラキュウ読んでるけど怖すぎワラタ
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