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アリエッティがダメな理由は絆の構築プロセス丸投げしてるから

1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/18(金) 23:38:44.02 ID:E2/+c8660.net
★最初の掴みの部分はよかっただろう。
小人視点で家の中をアドベンチャーするのは斬新でワクワクできた。
★しかし、全体を通してみると、インパクトがたりなかった。ここだという盛り上がりがなかった。
★その原因を探ってみると、やはり「深み」という点にいきつく。
小人と人間という発想はおもしろいものの、それによって構築されるストーリー性が薄い。発想を活用し切れていない
★家政婦にさらわれた母小人を、翔と一緒に助け出すところ。ここに盛り上がりをもってきたのだと思われるが、
危機→救出、という茶番劇にしかなっていない。
★更に、ラストのシーン。作者はそこに第2の盛り上がりを想定しているだろう。しかし、それほどグッと来るものは感じられなかった。
なぜなら、アリエッティと翔の絆の構築が十分にできていない、もしくは絆の構築過程を見せ切れていないからだ。
★要は、敵が現れる→翔の力を借りる。これだけであるちっぽけなご都合主義では、視聴者は2人の関係に感情移入できない。
★つまり深みが足りないのだ。この構成で行くのなら、2時間の枠では、明らかに足りない。お子様に配慮したのかは知らんが、ポニョと同じ過ちを犯している。
作品としてみると一喜一憂の稚拙なエンターテインメントと言わざるを得ない。
★千と千尋の神隠し(僕はあまり好きではないが)では、危機→救出、という茶番劇をやったうえで、3時間という枠を活用し、ストーリーに重みを加えている。
ただ内容をつめこめばいいというものではないが、グっとくる感動を演出するためには、感情を移入させるだけのプロセスが必要だ。、
2時間という枠でも家政婦からの救出劇をなくせば、十分に2人の関わり合いを魅せることはできる。
★基本的に、ジブリはエンターテインメントを変に意識すると駄作ができると思っている。
火垂るの墓や耳を澄ませば、もののけ姫、おもひでぽろぽろなど作品としての深みを持つ作品はテーマ性が先にあり、
それを作りこんだ結果としてエンターテインメント性が後から勝手についてくる、というパターンが多い
★また、今回の作品では、登場人物の人間的成長が描かれていない。翔は「君のおかげで生きる勇気がわいてきたよ」などと言っていたが、
その過程が示されていないので、全く説得力を持っていない。成り行きで、彼は小人を助けただけだろう。
(ちなみに「耳をすませば」では、努力して小説を書く→未熟→老人「はじめから完璧を期待してはいけない」
という描写によって人間的成長過程が説得力をもつ)
★最後に個人的蛇足だが、自分ならば、このような流れにしただろう。
 翔がアリエッティを影からサポートする(ただし、見返りは望まず、アリエッティにも気づかれていない)
→1年後、アリエッティが翔のサポートに気づく→翔は心臓の手術を拒否→アリエッティが初めて翔と対面し、説得→手術成功
→以後、2人の秘密の密会が続く→ここで例の、母小人が家政婦に襲われるストーリーが来て、別れが来る。
このような描写があれば、時間的には少々長くなるものの、2人の絆は説得力を持ち、美しいラストシーンが演出される。

2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/18(金) 23:41:15.66 ID:F54jMlzb0.net
125 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします :2014/05/11(日) 21:08:19.69 ID:hpkKn5VF0
【大発見】二次元に入る方法を発見した!!
http://viper.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1399809868/

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