ギャルゲヒロイン「もし、よければ……私と、付き合ってください！」

以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします

ヒロイン「あ……………」

ヒロイン「…そ、そっか！ぇ、えへへっ……そっか、駄目なんだ…」

ヒロイン「ううん、いいのっ！…なんとなく……分かってたから…」

ヒロイン「…あーあっ！駄目だったかっ。……でも、なんだかスッキリしたっ！」

ヒロイン「…振られるって分かってても…この気持ちを言わずにおいたら…なんだか、嘘に思えて…。」

ヒロイン「……キミに好きになってもらえた子が、羨ましいなっ。絶対に幸せにしてあげてよねっ！………うん、そんだけ。…それじゃ……ばいばいっ！」

ヒロイン「……なんて、言うわけないじゃん。」

ヒロイン「なんで？なんで私と付き合えないの？このゲームのメインヒロインは私でしょ？なのになんで？」

ヒロイン「幼馴染だよ？ずっと昔から貴方のことが好きだったのよ？なのに、なんで私じゃないの？」

ヒロイン「パッケージを担当しているのは私。最初に貴方に話しかけたのも私。一番落としやすいのも、キャラクター紹介の最初も、全部全部、私なのに」

ヒロイン「どうして貴方は、たった二ヶ月前に知り合ったばかりの女の子を選ぶの？あんな根暗、あんな性悪女、なんで私よりアイツなの？」

ヒロイン「……データ、消そっか。そんでまた、私のルートに専念してやり直そ？」

ヒロイン「私の彼氏にならないゲームなんて…貴方の彼女になれないデータなんて…。消去。消去。消去。消去。消去。消去。消去。消去。消去。」

ヒロイン「……ふふふ、これでよし、と…。それじゃ、また今度会おうね。…また、この木の下で待ってるから。ばいばいっ。」