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P「お前ら、玲音をぶっ潰すぞ。フェスに参加だ」
- 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/22(火) 23:07:28.52 ID:u+PmKSZ10.net
- 春香「えっ! も、もうですか!?」
響「自分、まだCランクなんだけど」
千早「皆まだまだ実力不足です。無理だと思いますけど……」
P「俺を信じろ。絶対に勝たせてやる」
真「プロデューサーがそう言うなら」
雪歩「うぅ、自信ないなぁ……」
伊織「私がいるんだから、勝って当たり前よ」
P「伊織はいらん」
伊織「はぁ!? なんで!?」
P「玲音を倒す作戦にお前の役割は無いんだ。亜美と真美、やよいとあずささんもいりません」
亜美真美「「うあうあー! なんでよー!」」
やよい「えー、いらないんですかぁー」
あずさ「あらあら……」
- 2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/22(火) 23:13:38.18 ID:u+PmKSZ10.net
- P「いいか? お前たちは玲音にダンスや歌、ビジュアルで勝とうとしてるから駄目なんだ」
春香「……? それ以外に、勝負するところなんてあるんですか?」
真「わかった! 心とか! アイドルとしての熱いハート!」
亜美「スポコンだー!」
真美「真美たちもあっついハート持ってるよー! 兄ちゃん!」
P「熱いハートは必要だが、答えとしては満足いかないな。不正解だ、真」
真「そ、そうですか……」
千早「なら、正解はなんですか?」
P「肉弾戦だよ」
響「ニクダンセン……? ニクダンセンって……肉弾戦!? な、殴りあうの!?」
やよい「えぇー!?」
P「玲音を三人でボッコボコにすればいいだろ。行動不能に持ち込めば、やつもパフォーマンスできまい。発想の勝利だ」
春香「たしかに……そう、なるのかな?」
雪歩「そういう手もあったんですね」
- 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/22(火) 23:14:36.02 ID:A+969F8A0.net
- 真と貴音て余裕だな
- 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/22(火) 23:15:39.29 ID:luFOuw4e0.net
- 千早とあずささん逆じゃないかと思ったが千早は仲間を守れるからか
- 5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/22(火) 23:15:57.23 ID:inU1kiBj0.net
- あずささんと散歩させればかってに行方不明になりそうだ
- 6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/22(火) 23:17:19.85 ID:BdaSmzo80.net
- 雪歩なら行方不明に出来るだろ
- 7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/22(火) 23:19:26.45 ID:95GVuweG0.net
- 春香は戦士、真は武闘家、響はテイマー、千早は壁役として雪歩はなんだ
工作員的な何かか
- 8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/22(火) 23:19:36.27 ID:u+PmKSZ10.net
- 貴音「なるほど……だからこそ、伊織ややよいたちがメンバーから外されるのですね」
P「察しが良いな、貴音」
春香「えっと、体力が無さそうだからってことですか?」
P「ああ。お嬢様の伊織ともやしのやよい、チビの双子とマイペースなあずささんは殴り合いには不適切だ」
千早「わ、私だって……」
P「千早は防御力の高い胸があるだろうが」
千早「そ、それ、どういう意味ですか!?」
P「運動神経抜群な真と美希、穴掘りで鍛えた腕力に期待できる雪歩、野生児の響、英才教育を受けた貴音も候補だ」
春香「あの、私は?」
P「春香はリボンで玲音の首を絞めることができるから有力候補だぞ」
春香「えー……」
P「今あげた候補から3人選抜する。今日はその話し合いをしたくてみんなに集まってもらったんだ」
- 9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/22(火) 23:21:05.61 ID:T5bB1II00.net
- チビ(158cm)
- 10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/22(火) 23:26:02.32 ID:u+PmKSZ10.net
- P「まずは立候補を募ろうか。どうだ?」
シーーーン
P「我こそは、ってやつはいないのか?」
雪歩「……あの、じゃあ……私が!」
P「お、いいな雪歩。その積極性がトップアイドルへの糧となるぞ」
雪歩「ありがとうございますっ。身体中の凶暴性をかき集めてがんばりますぅ〜」
真「ゆ、雪歩! 殴り合いをするんだよ? しかもステージで!」
雪歩「望むところだよ真ちゃんっ。頑張って玲音さんを沈めるんだから……!」
P「さあ、雪歩が決まったぞ。残りは2枠だ。オーバーランク玲音をオーバーキルしたいという猛者は手をあげてくれ」
シーーーン
P「いないか。じゃあ残りは投票で決めよう」
- 11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/22(火) 23:32:50.43 ID:u+PmKSZ10.net
- P「投票権を有するのは765のアイドルたちと、俺、小鳥さんの15人だ」
小鳥「誰に票を投じるか、迷いますねぇ」
P「ん〜、今のままだと判断材料が少ないかな……よし。春香、真、響、千早、貴音、美希はプレゼンをしてくれ」
響「プ、プレゼン〜?」
貴音「わたくしたちの戦闘能力を判断するためのぷれぜんをするのですね?」
P「そうだ」
千早「具体的に何をすれば……?」
P「自分の強さをアピールすればいいんだよ。ほら美希、起きろ」
美希「ふぁ〜あ、なにぃ?」
P「プレゼン大会だ」
美希「なんでぇ?」
P「玲音を消すために送り出すメンバーを決めるんだろうが」
美希「レオン……? ミキ、そんな人知らないよ? あふぅ……」
P「お前、何も聞いてなかったな……? やれやれ」
- 12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/22(火) 23:39:11.90 ID:u+PmKSZ10.net
- P「じゃあまずは春香からだな。はりきってどうぞ」
春香「えーっと、牡羊座の0型。趣味はお菓子作りです」
P「んなことはどうでもいい。能力を見せろ。アビリティを」
春香「の、能力?」
亜美「戦うんだよ! はるるん! パンチパンチ!」
真美「キックキックぅ!」
春香「え、えーっと、えいっ! やあぁ! とぉ!」
ガッ
春香「うわっ!? あうっああぁあ!!!」
ドッターン
真美「これまた派手に」
亜美「コケたねー」
あずさ「あらあら、春香ちゃん、大丈夫?」
春香「アイタタ……えへへ、だ、大丈夫です」
- 13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/22(火) 23:44:59.54 ID:u+PmKSZ10.net
- 伊織「コケてるようじゃ戦力にならないわね」
P「うーむ」
やよい「リボンで首を絞めるんじゃないんですかぁ?」
P「ああ、そうだったな。春香、リボンで何か絞めてみろよ。玲音の首に見立ててさ」
春香「絞めるったって、何を……?」
小鳥「このクッションが使えそう。はい、春香ちゃん」
春香「はぁ……このリボンはおしゃれアイテムであって武器じゃないんだけどな……」シュルル
P「あれ!? 春香はどこへいった!?」
春香「え?」
小鳥「春香ちゃーん! どこへいったの!?」
響「わー! 春香が消えちゃったぞー!?」
- 14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/22(火) 23:46:15.92 ID:inU1kiBj0.net
- リボンが本体なのに武器にするとはいかに
- 15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/22(火) 23:48:11.04 ID:BdaSmzo80.net
- 本体が…
- 16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/22(火) 23:50:34.72 ID:u+PmKSZ10.net
- 春香「あの」
亜美「はるるんが溶けてなくなった!」
貴音「面妖な!」
千早「そんな……さっきまでそこにいたのに……!」
春香「ちょ、ちょっと皆! 私はここだよ!」
P「誰だお前」
あずさ「お客様かしら……?」
律子「あのー、記者の方ですか? それとも局の……?」
春香「な、何言ってるんですか!? 私ですよ! 春香です!」
P「春香……? あ、ああ! 春香か! すまんすまん」
真「リボンをとると春香から個性がなくなっちゃうから」
雪歩「びっくりしたぁ。本当に誰だかわからなかった」
春香「……」
伊織「ほら、はやくそのリボンでクッションを絞めてみなさいよ」
春香「う、うん」
- 17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/22(火) 23:57:26.00 ID:u+PmKSZ10.net
- ギュウウウウ
春香「こ、こうですか……?」
P「うむ、いいな。ふたりが四肢を抑え春香が首を絞めれば、玲音も絶命待ったなしだ」
小鳥「攻撃力は抜群ですよ」
春香「あの……」
P「ん? あんた誰だ?」
春香「春香です! 二度目ですよ!?」
P「あ、ああ。そうだったな。リボンを頭につけてくれ、でないと分からないよ」
春香「もう……」
律子「……それ、使えますね」
P「どうした律子。何か思いついたのか?」
律子「春香がリボンを外せば、突然第三者が出現したと玲音が錯覚して、隙が生まれるかもしれません」
P「なるほど! あの素早い動きを止めるきっかけになるかもしれないな!」
やよい「うっうー! 春香さんすごいですー!」
春香「あんまり嬉しくないかな」
- 18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 00:02:40.90 ID:qCYIQwIr0.net
- P「次は真だな」
真「はい!」
P「真の強さは周知だ。大本命だぞ」
真「ほんとは暴力を人に向けて振るいたくないんですけど……」
真「これもトップアイドルになるため、ですもんね!」
雪歩「真ちゃん! 頑張ってぇ!」
P「よし、試しにパフォーマンスしてくれよ。空手の演武みたいに瓦を砕くとか」
真「いいですよ!」
亜美「でも瓦なんてないよねー」
真美「なんか他のもの壊してよー。真美たちの学校とか!」
P「そんなことできるわけないだろ」
貴音「あの壺はどうでしょう」
P「お、いいね! そら、真。真っ二つにしてみろ」
真「見ててくださいよー! てい!」
バリン
- 19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 00:04:05.00 ID:ZFjuYxiI0.net
- ヤる気満々だな
- 20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 00:10:31.81 ID:qCYIQwIr0.net
- ヒュー オー パチパチ
真「えへへ」
P「見事! その拳で玲音の頭をかち割れば、観客の歓声が悲鳴に変わるな!」
ガチャ
社長「なんだね。今の音は」
P「あ、社長。何でもありません」
社長「そうか。アイドルたちのことは君に一任しているが、あまりはしゃぎすぎないようにね」
P「はい」
社長「ああそれと、事務所に置いてある壺は漢時代の貴重な物だ。くれぐれも壊さないように。それじゃあ」
バタン
P「……ふむ」
貴音「……面妖な」
やよい「うっうー! 真さん! やっちゃいましたー!」
伊織「ちょ、やよい! シッー!」
真「ああああああ! ど、どうしよう……! ボク……!」
- 21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 00:12:35.28 ID:hE8Adf5W0.net
- >>20
漢はさかのぼりすぎだろ
- 22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 00:16:31.34 ID:qCYIQwIr0.net
- 千早「漢時代の芸術家の壺に1億という値段がつけられることもあるらしいけど……これはどうなのかしら」
春香「億!?」
あずさ「そんなに高価なものを真ちゃんは壊しちゃったの……? た、大変……!」
律子「やばいですよ。ど、どうしますか?」
P「ひ、ひとつ確かなことは……壺を割ったのは真だということだ。その事実は揺るぎ無い。みんなも見たよな!?」
美希「見たの」
真「み、美希! さっきまで寝てたのになんでこんな時だけ起きてるの!?」
美希「パリンって音がしたから。またすぐ寝るの。おやすみー。グー」
亜美真美「「 見たよー! 」」
やよい「私も見ましたー!」
伊織「まあ、割ったのは真だものね。間違いなく」
春香「う、うん」
雪歩「真ちゃん……」
真「そ、そんな! 酷い! だってボクは……」
P「逃げた方がいいぞ、真。今の内だ」
- 23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 00:21:48.34 ID:qCYIQwIr0.net
- 真「うわああああああん! 裏切り者ー!」
ドドドドドド
P「真は脱落だ。惜しい人材を失ったな。さあ、気を取り直して次のプレゼンへ移ろう」
P「響。前へ」
響「自分は沖縄で培った能力がたくさんあるぞー! まずねー、泳ぎ!」
響「深い海でもボンベ無しで素潜りできるんだー! すごいでしょー!」
P「ステージに海があるとでも思ってんのか?」
響「うっ、い、言ってみただけ……他にもあるよ!」
響「えーっと、ん〜……持久力! マラソンは得意!」
P「響チャレンジで持久走してたからな。スタミナは武器のひとつか。他には?」
響「えーっと、ど、動物とすぐ仲良くなれる!」
P「……」
響「う〜……そんな冷たい目で見ないでよ〜……」
小鳥「動物と仲良くなれるのはすごい能力だけど……」
P「それが玲音撃滅に役立つかと聞かれれば、疑問だな」
- 24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 00:27:38.31 ID:2y0Rw1Ax0.net
- 動物と話せる()
- 25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 00:27:42.70 ID:qCYIQwIr0.net
- 貴音「わたくしに考えがあるのですが、発言しても?」
P「言ってみろ」
貴音「響が指示を出し、動物の攻撃で相手を攻めるのはどうでしょう」
P「なるほど!」
小鳥「いけますよ!」
春香「ル、ルール違反じゃないんですか?」
P「フェスの規約に『動物を用いて相手を攻撃してはならない』なんて書いてないから平気だろ」
P「響。ためしに動物を扇動してみてくれないか?」
響「わかった。ヘビ香、美希を噛むんだ」
ヘビ香「シャー」ガブリ
美希「……!」ピクッ ガクガクッ
美希「――」グッタリ
あずさ「まぁ、おりこうさんねぇ」
響「自分たちは強い絆で結ばれてるからね!」
P「いいぞいいぞ。これは重要な判断材料だ」
- 26 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 00:33:25.06 ID:qCYIQwIr0.net
- P「よしテンポ良くいくぞ。次は……千早だな」
千早「はい……」
P「千早はあれだろ? 声で攻撃とかできるだろ?」
千早「声……? 声は武器じゃありません!」
P「オペラ歌手が発声でグラスを割ったりするじゃないか。あれで玲音の脳を破壊とかできないか?」
千早「で、できません!」
亜美「できないのー?」
真美「なーんだ」
伊織「歌一筋とか言ってたくせに、大したことないのね」
千早「なっ……水瀬さん、それはどういう意味?」
伊織「別に。千早の歌唱力も大したことないのかしら、って思っただけよ」
千早「……」プルプル
春香「ち、千早ちゃん?」
- 27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 00:39:24.68 ID:qCYIQwIr0.net
- 千早「割ります」
P「お! やってくれるのか?」
千早「割ってみせます。声だけで」
律子「はい。ワイングラス」
千早「……」
やよい「本当に声だけで割れるのかなぁ〜」
あずさ「う〜ん、難しいんじゃないかしら」
P「よし、いけ千早! 見事、声でグラスを割ってみせろ!」
千早「ンアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
シーーーン
千早「ンアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
シーーーン
亜美「割れないよー」
真美「びくともしないよー」
P「ああ、こりゃ駄目だな」
- 28 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 00:41:19.07 ID:hMZD176F0.net
- 支援させてもらう
- 29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 00:45:55.48 ID:qCYIQwIr0.net
- 千早「くっ……!」
春香「お、落ち込まないで千早ちゃん! 声でグラスが割れるのは漫画の中だけだよ!」
P「いやぁ、ネットの動画で見たんだがなぁ」
春香「プロデューサーさん!」
P「まあいいや。じゃあ声を武器にするのは無しで、防御力を試してみよう」
千早「……防御力?」
P「玲音が反撃してきた時に、それを防ぐ壁が必要だろう?」
P「千早は胸でミサイルをはじいてたよな」
千早「そ、それは映画の話です!」
P「千早の胸という着想があってこそのフィクションさ。実際に試してみる価値はある」
千早「そんな……」
- 30 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 00:52:16.25 ID:qCYIQwIr0.net
- P「雪歩。千早の胸に正拳突きしてみてくれ」
雪歩「は、はいぃ」
千早「ま、待って!」
雪歩「やぁっ!」
ドゴッ
千早「コハッ」
ガクッ
小鳥「ち、千早ちゃん! 大丈夫!?」
千早「ごほっ! かはっ! げっほげほ!」
雪歩「あうぅ、ごめんねぇ。千早ちゃん」
P「千早は戦力になりそうもないな……それが分かっただけでも価値はあった」
- 31 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 00:56:00.16 ID:hMZD176F0.net
- 所詮、まな板か
- 32 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 00:57:46.71 ID:qCYIQwIr0.net
- P「次は貴音だ。貴音は武術に長けてたよな?」
亜美「え! そうなの!?」
真美「お姫ちんめっちゃ強いのー!?」
貴音「強い……のでしょうか?」
P「この前、記者を投げ飛ばしてたじゃないか」
貴音「あれは柔術の一種でして……殴る蹴るとは違いますが」
P「そうなのか? まあ試しに披露してくれ」
伊織「ならアンタが暴漢の役をやりなさいよ」
P「ええ!? 何で俺が!?」
伊織「この事務所で一番体格がいいのはアンタでしょ? 貴音の力を試すにはもってこいじゃない」
P「いやいや、ここで一番体格がいいのは社長じゃないかな? あの人、結構背が高いぞ」
貴音「わかりました」
P「えっ?」
- 33 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 01:03:34.93 ID:qCYIQwIr0.net
- コンコン
ガチャ
貴音「失礼いたします」
社長「ん? なんだね?」
P「お、おい! 貴音! 待っ」
貴音「腕をお借りします」
ガシッ
社長「?」
貴音「せいっ」
ブンッ
社長「おぉ?」
ドタン
社長「ぐふっ」
- 34 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 01:06:43.52 ID:hMZD176F0.net
- お尻ちんさわさわ
- 35 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 01:10:04.34 ID:qCYIQwIr0.net
- 貴音「いかがでしたでしょうか。プロデューサー」
P「社長!」
社長「――」
律子「き、気絶してますね」
小鳥「こ、これはさすがにまずいですよ」
P「た、貴音! お前、今日はもう帰れ!」
貴音「?」
P「いいから! はやく!」
貴音「は、はぁ。わかりました」
律子「社長が目を覚ます前に、ほら」
貴音「それでは」
- 36 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 01:15:31.28 ID:qCYIQwIr0.net
- P「貴音も逸材だったんだがな……悔やまれる」
P「さあ最後は……美希だな。おい美希」
美希「――」
P「起きろー。おい、美希〜」
ユサユサ
美希「――」
P「起きないな」
伊織「こんなお寝坊さんじゃ先が思いやられるわ」
P「たしかに。本番で寝ぼけ眼を見せられても困る。美希は棄権としよう」
小鳥「以上ですね。投票に移りましょうか」
律子「えぇっと、春香、響、千早から二人選ぶんですよね」
P「ああ……だが、千早の無力さは証明されたからな。投票する必要はなさそうだ」
P「玲音に挑むメンバーが決定したぞ。雪歩、春香、響の三人だ。皆拍手」
パチパチパチ
- 37 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 01:16:28.38 ID:tEcTLOG80.net
- レオンはなんかポスト舞さんなイメージで勝てるきしない…
- 38 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 01:17:25.99 ID:imaDaSrz0.net
- 美希…
- 39 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 01:18:01.63 ID:ZFjuYxiI0.net
- ミキの睡拳が見れぬとは
- 40 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 01:22:06.55 ID:qCYIQwIr0.net
- 〜本番当日〜
玲音「やあ、キミ。またあったね」
P「久しぶりだな、玲音。今日はよろしくたのむよ」
玲音「うん。すごく楽しみ。一緒に楽しもう」
P「そうだな。最後のステージになるかもしれないからな」
玲音「え……?」
P「いくぞ、お前ら。ちゃんとあいさつしてな」
雪歩「は、はいぃ。さようなら」
春香「よろしくお願いします。あの……ごめんさなさい」
響「ドンマイ」
玲音「……?」
- 41 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 01:28:09.62 ID:qCYIQwIr0.net
- P「いいか? 最後にもう一度、打ち合わせだ」
P「フェスのパフォーマンスは同時に行われる。俺たちはこっちのステージ、玲音はあっちのステージ」
P「音楽がスタートしたら、お前らは玲音のステージに乗りこめ、そして奴の息の根を止めるんだ」
P「それだけ。簡単だろう?」
雪歩「はいっ、何十回もイメージトレーニングしましたぁ。完璧ですぅ!」
P「はっはっは。何十回も脳内で玲音を殺したのか。頼もしいぞ」
春香「わ、私も、なんとかできそうです。本番では転ばないようにしないと……」
P「ああ。落ち着いていけ」
響「自分も準備万端! 動物たちのスタンバイもできてるよ!」
P「よし。頼んだぞ! そろそろ時間だ! お前たち、最高のステージを期待してるからな!」
雪歩「はいっ!」
春香「任せてください!」
響「見逃さないでよね!」
- 42 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 01:30:14.78 ID:Tmcz0h7/0.net
- スプラウトTだな
- 43 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 01:30:23.65 ID:ZFjuYxiI0.net
- 何故か勝てる気がしない
- 44 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 01:34:24.67 ID:qCYIQwIr0.net
- 〜本番〜
♪〜
響「よーし! 攻撃だー!」
春香「うん!」
審査員A「な、なんだ!? 765プロが玲音のステージへ向かっていくぞ! あれは反則……!」
審査員B「いや、客席でのパフォーマンスは禁止されているが、相手ステージへの移動は禁止されていない」
審査員B「ルールブックの穴をついたな……! 765プロ、なかなかやる……!」
響「とりゃー!」
雪歩「か、覚悟ぉ!」
玲音「え!? な、なに!?」
春香「玲音さん! 悪いですけど、攻撃させてもらいます!」
雪歩「くらえぇ! スコップブーメラン!」
ブンッ
玲音「おっと!」
ヒョイッ
- 45 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 01:36:12.24 ID:VUwjhJMH0.net
- 歌えよ
- 46 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 01:41:09.55 ID:qCYIQwIr0.net
- 雪歩「よ、避けられましたぁ!」
響「プロデューサーの言ってた通り! すばしっこい!」
玲音「ちょっと! 私のステージを邪魔する気!?」
審査員A「対戦相手のステージ妨害こそ反則ではないか!?」
審査員B「いや、観客のステージ妨害は禁止されているが、アイドル同士の妨害については記されていない」
審査員A「スコップを投げたのはいいのか!? 駄目だろう!」
審査員B「あのスコップはステージの小道具として事前申請されている。ルールの範囲内さ」
響「ハム蔵! オウ助! シマ男! 頼むぞ!」
ハム蔵「キュー」
オウ助「キェー」
シマ男「チュー」
玲音「な、なに!? この小動物! やっ、やめっ」
響「いいぞー! やれやれー! 噛みつけー!」
審査員A「動物の妨害によってステージが中断しているのは看過できないのでは!?」
審査員B「さっきも言ったが、アイドル同士の妨害については記されていない。あれは765の作戦だ」
- 47 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 01:46:43.58 ID:qCYIQwIr0.net
- 玲音「このっ!」
バシッ
ハム蔵「ギィー」
響「は、ハム蔵! このぉ!」
ブンッ
玲音「遅いよ!」
シュッ
響「わあ! だめだ、攻撃が当たらないっ」
春香「玲音さん!」シュルル
玲音「えっ!? だ、誰!? 客席からあがってきちゃったの!?」
審査員A「パフォーマー以外の人間がステージに上がってるぞ!」
審査員B「なに!?」
審査員A「それに……765プロのメンバーがひとり消えた!」
審査員B「ほ、本当だ!」
- 48 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 01:49:20.05 ID:wk3UL0s60.net
- 味方のはずの765アイドルに対する攻撃のが苛烈な気がするのは気のせいですか
- 49 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 01:53:57.83 ID:qCYIQwIr0.net
- 雪歩「今だ! てぇーい!」
ブンッ
玲音「ぐっ!?」
ゴキッ
玲音「痛っ……! っく! しまった! あ、足が……!」
ドサッ
雪歩「スコップで殴られれば痛いのも当然ですぅ! 春香ちゃん! 響ちゃん!」
響「腕を抑えるんだー! いぬ美も手伝ってくれ!」
ガシッ
玲音「このっ! 離して!」
ジタバタ
春香「もう遅いです!」
ギュッ
玲音「かはっ! うっ……っぐ……!」
- 50 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 01:56:23.51 ID:JIVJT8ug0.net
- アイドルってこわい
- 51 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 01:58:46.02 ID:qCYIQwIr0.net
- 玲音「ぁ……ぁぅ……! っぅ……っか……!」
春香「このぉぉぉ!」
ギュウウウウウ
玲音「……! …………!」
春香「……」
玲音「……っ」
玲音「――」
ガクン
春香「はぁ……はぁ……やった!」
雪歩「やったぁ! みんな、勝ったよぉ!」
響「やったやった! 自分、やりとげたんだー!」
審査員A「……」
審査員B「……」
- 52 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 02:04:52.62 ID:qCYIQwIr0.net
- P「反則!?」
審査員A「ええ、残念ながら」
響「そ、そんなぁ!」
P「ルール違反はしていないはずです!」
雪歩「やっぱり、動物を使ったのがいけなかったんじゃ……」
響「いや! スコップだって!」
審査員B「いえ、動物とスコップによる攻撃は問題ないのですが」
春香「まさか……首を絞めたのが……?」
審査員A「絞殺についても、審議の結果認められました」
P「じゃあどうして!?」
- 53 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 02:09:52.36 ID:qCYIQwIr0.net
- 審査員B「エントリーしていない方がステージでパフォーマンスするのは違反となりますから」
P「エントリーしてないって……うちの三人は正規のメンバーですよ!?」
審査員A「映像をごらんください。ほら、ここ……765プロ以外の別の誰かが玲音さんの首を紐で絞めてるでしょう?」
P「あれ!? ホントだ! 誰だこいつ……!」
春香「こ、これは私ですよ!」
P「え……? あ、そうです! これは春香ですよ!」
審査員B「は? いえ、違うでしょう。全然」
審査員A「認められません。第三者の介入は違反ですので、玲音さんの勝利という事で」
春香「そ、そんなぁ!」
響「せっかく頑張ったのにぃ!」
雪歩「ショックですぅ〜」
ヘロヘロヘロ
P「やれやれ、トップアイドルへの道はそう簡単じゃないってことだな」
END
- 54 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 02:10:57.42 ID:VUwjhJMH0.net
- 乙 レオン死んだの?
- 55 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/23(水) 02:15:34.57 ID:imaDaSrz0.net
- 審査員が絞殺って言ってるから死んだんじゃないかな
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