御坂「ね、ねぇ！手…つなぎなさいよ」ぼく「……（ﾌﾘﾌﾘ」

以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします

御坂「な、何でよ！私と手繋ぐのがそんなに嫌なの？（ﾌﾟﾝｽｶ」

ぼく「違う、違うんだ美琴…俺には美琴と手をつなぐ権利なんてありゃしないのさ…」

御坂「まさか…アナタが元フランス外人部隊大尉…だからなの？」

ぼく「ウィ、美琴…僕の手は血にまみれているんだよ美琴。敵のも味方の血にも、ね」

御坂「アナタ…」

ぼく「右手でジョッシュ軍曹の亡骸を抱きながら…左手のナイフでタリバン兵の命を奪った…哭きながら、ね」

御坂「でもソレは軍曹の仇討ちだから…仕方なかった…わよ」

ぼく「そう、『仕方なかった』…糞ったれの戦場では聞き飽きた…便利なセリフ、だ」
ぼく「言えるのか！？死んだ者達の前で！お前達の死は仕方ない！『仕方なかった』んだ！などと言えるのか！」

御坂「………（ぼくの手ｷﾞｭｷﾞｭｷﾞｭｯっと握る」

御坂「もうやめて！アナタの戦争はもう終わった！終わったの！アナタの手は汚れてなどいない！綺麗な手よ！」

御坂「それに…この手で抱いてもらわなきゃいけない命…また、増えたから（子宮ｽﾘｽﾘ」

ぼく「こ、このぼくが人の親！……すごい！ありがとう美琴……（男泣き」

御坂「んもうっ！泣かないの！ほら、手ぇつないで西松屋とトイザらス行くわよ！」

ぼく「うんっ！」

美琴、これからはぼくらの４つの手でこの子を護っていこう。あの日救えなかった部下たちのためにも……