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双子姉「なんでアンタばっかり可愛がられるの?」双子妹「あは、嫉妬?」
- 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:04:16.67 ID:8nPlNIqt0.net
- お願いします!
- 2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:04:45.92 ID:D7GcCOsPi.net
- はよ
- 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:04:52.02 ID:vMhCMhFx0.net
- Shit
- 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:04:58.79 ID:pDYYkUH60.net
- 脱ぎます!!!!!!
- 5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:06:20.90 ID:t/dzQvjU0.net
- 竜宮小町死ね
- 6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:06:46.68 ID:KtjjFMtB0.net
- パンツは脱いどいていいですか!?
- 7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:08:04.71 ID:6cF265k00.net
- インテグラですね
- 8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:13:07.06 ID:FLNVBhqw0.net
- 放課後のファーストフード店で俺たちは向かい合わせに座り、
気付けばもう1時間近くぐだぐだと終わりも始まりもしない話を続けている。
「明日、×××へデートに行こうよ」
学校指定のブレザーを着た少女が、ポテトを摘みながら聞く。
彼女は人形のように整った顔をしている。
けれど、その豊かに変わる表情が彼女に人間らしさを彩っている。
「おい、何がデートだ。
また俺を荷物持ちにする気か?」
「むー、こんなに可愛い女の子と一緒にデートできるんだよ。
なんでそんな顔するかなー?」
「いや、デートじゃなくてただのパシリにする積りだろう、それ」
そう答えると、我が愚妹、神楽 日右(かぐら ひう)は恨めしげにじっとこちらを見る。
「ああ、まあ、偶には終わらない買い物ってのも楽しいかもな」
「やったー」
日右は嬉しさ一杯という声を上げながら笑う。
それをその声を聞いていると俺も嬉しくなってくる。
そういう笑い方だ。
- 9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:13:50.47 ID:8nPlNIqt0.net
- お願いします!
- 10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:15:28.03 ID:FLNVBhqw0.net
- 「何がやった、なんですか?」
その声を聞く度に、頭が痛くなってうんざりする。
嫌々後ろを振り向くと、
そこにはやはり学校指定のブレザーを着た少女が立っている。
彼女もまた人形のように整った顔をしている。
端的に言えば俺の前に居る日右に瓜二つだ
それはそうだ、こいつは神楽 左月(かぐら さつき)、日右の一卵性の双子の姉なのだから。
だが、左月と日右の区別は簡単だ。
左月は本当の人形の様に表情が無く、硝子のような目をしている。
「兄さん、こんな品の無い場所で何をしているんですか?」
「……何だって良いだろ、お前に」
「そういう訳にはならないわ。
私には神楽家の息女としての義務があるのだから」
左月が日右に視線を移す。
「それに、日右も少しは立場を弁えなさい。
役立たずの癖に、私達の家名に泥を塗るつもり?」
日右が今にも泣きだしそうな顔になる。
「いい加減にしろよ、よく自分の妹にそんな事が言えるな、
お前は何様のつもりなんだよ?」
「私は神楽 左月、それなりに価値のある人間よ。
兄さんこそいい加減にして欲しいわ。
それなんかと比べられるなんてそれだけでも屈辱だわ」
そう言って、左月が不愉快そうに日右から目を離した。
まるで、こんなものを見ていたら、体が穢れるとでも言うように。
「兄さんには、神楽家の次期当主としての自覚が足りてないわね」
そう言って俺に視線を向ける。
人間らしい感情を何も読み取れない、気持ちの悪い目だ。
正に、俺たちの誇るべき神楽家、そのものだな。
- 11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:16:13.25 ID:qUc+J9U10.net
- いつもの亜美アンチのせいで
- 12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:17:42.29 ID:FLNVBhqw0.net
- 俺の家は旧家という奴で、ちょっとした名士だ。
そして、未だに旧家としての格なんていうふざけた考えを
本気で持っている連中が揃っている。
左月と日右もそんな格とやらを維持する為に連れてこられた。
うちの家には昔からある偏執的な伝統がある。
他の名家の姉妹を養女として迎え、育て上げ、
より神楽家に相応しいと認められたものを当主に娶らせる。
つまり、俺の嫁という事だ。
残ったもう一人は、俺とその嫁の下女として生きる。
そんないかれた風習が21世紀の現代にまで続いているんだ。
考えただけで反吐が出る。
更に反吐の出る話だが、俺の妻はほぼ左月で決定している。
教養、思考、立ち振る舞い
どれを取っても神楽家を継ぐ者として申し分無し。
代々の伴侶の中でも最良なんだそうだ。
ふざけやがって。
一方で日右は俺の家族達からは半ば見捨てられてる。
曰く、無能、感情的、軽佻浮薄。
尤も、俺の目から見ればそれは暖かい人間らしいというだけの話だ。
そんな人間にはあそこは辛過ぎる。
実際に、俺といる時はあんなに明るい日右が、
一歩家に入れば、死んだ魚のような目でいつも俯いている。
- 13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:20:13.66 ID:FLNVBhqw0.net
- 早く帰りなさい、淡々とそう言って左月は帰って行った。
正直に言おう。
俺は左月が嫌いだ。
あいつは傲慢で、尊大で、冷徹。
まさに神楽家そのものというような性格に育ってしまった。
特に、日右が見限られてからはよりそうなるように強く仕向けられた。
ある意味では左月は一番の被害者なのかもしれない。
それでも、俺はあんな奴は好きになれないし、
ましてや結婚なんて絶対にごめんだ。
誰がこんな屑のような家とその象徴のような女に縛られるものか。
あと一年、高校を卒業したら俺はこの神楽家を出て行く。
それから、その時には……。
「なあ、日右?」
「どうしたのー、兄さん?」
「明日のデートの時にちょっとだけ大事な話があるんだけどな?」
- 14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:21:42.04 ID:DR7W+Djt0.net
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- 15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:22:51.43 ID:FLNVBhqw0.net
- 私は自分の部屋で喜びを抑え切れなくなっていた。
兄さんとデートかー、うふふふ。
それに、兄さんの言いたい大事な事って何かしら?
ひょっとして告白とか、愛の逃避行とか?
きゃー!! きゃー!!兄さんってば強引すぎるよー!!
その時、ノックも無しに扉が開かれて、アイツが部屋に入ってくる。
「あれ、なんの用なの、左・月・お・姉・さ・ん?」
ぴくり、とアイツの眉毛が動く。
「日右、交換の時間よ」
それから、不機嫌そうに懐中時計を私に突きつける。
時刻はちょうど24時だ。
「えー、私は日右だよー、何を言っているの、姉さん?」
「いつまでもふざけていると、左月としてあなたを罰するわ。
日右が左月に刃向うつもり?」
硝子の様な目が私を威圧する。
「はあ、分かったよ……。
……これで、良いかしら」
私は目の前のアイツを睨み付ける。
まるで、人形の顔にはめられた硝子のような目で。
「ええ、それで良いわ、明日のあなたは左月、私は日右……。
……さ、じゃー、明日はデートなんだから早く寝ないとね。
それじゃ、お休み、お・姉・さ・ん?」
そう言ってアイツがにやにやと笑う。
悔しい、兄さんにデートを取り付けたのは私なのに。
私、神楽 左月は唇を噛んだ。
私とアイツは双子だ。
けれど、どちらが左月で、どちらが日右なのかは私達にも分からない。
そう言うよりも左月も日右も存在していないと言った方が正しい。
なぜなら、私たちは一日交替で入れ替わっているからだ。
- 16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:24:28.67 ID:FLNVBhqw0.net
- これを始めたのは、兄さんと出会ってから1年位たった時だ。
私たちは兄さんと共に暮らす中で心から兄さんに惹かれていった。
兄さんを伴侶とする為に必死で神楽家に相応しい人間になろうと努力した。
けれど、兄さんはそんな神楽家としての私達を快く思っていない事に気付いた。
それから、神楽家の求める姿と遠い妹が兄さんの理想だとも知った。
そこで私たちは悩んだ。
兄さんの妻にはなりたいけれど、兄さんに愛されもしたい。
そんな矛盾した問題に頭を悩ませていた時に一つの答えを私たちは同時に思いついた。
そうだ、それなら二つの自分がいればいいのだと。
そして、その為にあいつが利用できると気付いた。
まず、兄さんの理想である日右を作り出す。
そうすれば、毎日、兄さんに愛される喜びを味わう事が出来る。
そして、一方で神楽家の理想としての左月も必要だ。
後は兄さんと結ばれるタイミングでアイツを出し抜いて、
結ばれてからは私が左月になり続ければ良い。
- 17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:25:51.90 ID:MqVnOk3h0.net
- 句点が多すぎて読みにくい
- 18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:26:56.05 ID:FLNVBhqw0.net
- ただ、最近はそう簡単には行かないようになってしまったようだ。
兄さんは隠している積りだろうが、この神楽家を出ようとしているは明らかだ。
そして、その時には当然、日右を連れて行く。
もし、兄さんがそれを成功させるならば、私は日右でなければいけない。
けれど、もしも兄さんの脱出が神楽家の人間に阻止されてしまえば、
その時には絶対に私は左月でなければならない。
そして、当然、その事はアイツだって気付いている。
- 19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:29:03.77 ID:BEr5dFDS0.net
- つまんね
- 20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:29:41.92 ID:FLNVBhqw0.net
- けれど、勝つのは当然私なのだ。
アイツなんかに兄さんを得る資格なんて無い。
同じ遺伝子だが、いや、だからこそ、私はアイツが憎い。
兄さんが愛しているのは日右であった時の私で、
兄さんの妻に相応しいと認められたのも左月であった時の私なんだ。
アイツはただ、私と入れ替わってそのお零れに預かっているに過ぎない。
だというのに、さっきの態度と言い、頭にくる。
まるで、自分が兄さんに愛され、手にする資格を持っているような顔をしやがって。
ぎりり、私は歯を食いしばった。
まあ、良いわ。
どうせ最後に笑うのは私なのだから。
さ、今の私は神楽 左月。
だから、左月として神楽家に恥じない行動をしなければ。
まずはお父様方に、あの役立たずが身の程を知らずに明日、兄さんを連れ出そうとしている事。
兄さんが神楽家の当主として、好ましくない事を考えている可能性がある事。
ちゃんと報告しなくちゃいけないわ。
くす、せいぜい楽しみな夢だけでも見れると良いわね、神楽 日右。
- 21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:30:02.67 ID:FLNVBhqw0.net
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- 22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:42:05.14 ID:RMW60qYzi.net
- 終わってたか……
- 23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/31(日) 11:49:03.66 ID:78M+wG0Ui.net
- おもしろそうだけどつまんね
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