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巴マミ「ウチの便器が破壊されたわ!」
- 1 :bou:2014/09/05(金) 23:15:42.82 ID:0XmjCKyt0.net
- ※諸事情により再掲載。
巴マミのマンション。
マミの部屋の便器が破壊されている・・・
まどか「ひどーい。便座がもげてる! 便座カバーも千切れてるよ!」
さやか「誰だよ、こんなことする奴ぁ・・・」
ほむら「由々しき問題」
QB「君たち、一体どうしたんだい? 5人でいつにも増して
大騒ぎして」
杏子「見ての通りだよ」
さやか「学校の帰りにみんなでマミさん家に寄って、ケーキを
ご馳走になろうって話になってさ。マミさんの部屋に上がった
んだけど・・・」
杏子「まどかの奴が急にウンコしたいとか言い出して」
まどか「杏子ちゃん、ウン・・・じゃないよ! オシッコだよ・・・!」
杏子「似たよーなもんだろ」
- 2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/09/05(金) 23:17:24.28 ID:/HyK3cCU0.net
- レイゲンかな
- 3 :bou:2014/09/05(金) 23:17:58.25 ID:0XmjCKyt0.net
- まどか「ぜんぜん違うよ杏子ちゃん!」
杏子「あたしら女はションベンのついでに、よくそのままの体勢で
ぶりって出すじゃん。似たようなもんだよ」
まどか「そんな・・・」
ほむら「コホン、とにかく、まどかがトイレに入ったら便器が破壊されてて
使えなかったという訳」
QB「成程ね。それでまどかはトイレを済ませたのかい?」
まどか「なんとかね」
さやか「事情を話して管理人部屋のトイレを使わせてもらったんだよ。
このマンション、ロビーにトイレないから」
- 4 :bou:2014/09/05(金) 23:20:18.19 ID:0XmjCKyt0.net
- さやか「しっかし、酷いことするよなー。悪質なイタズラだよ。
マミさん、これからトイレどーすんの?」
マミ「・・・・・・クスン」
まどか「しゅっ、修理やさんに電話を・・・」
ほむら「修理業者はもう店じまいの時間。明日の朝一にでも連絡すべき」
さやか「でも、それまでマミさん不便だよねー」
マミ「大丈夫よ。少しくらい我慢出来るわ?」
杏子「まーたそうやってお姉さんぶろうとする〜」
マミ「トイレを我慢する=お姉さんぶろうとするっていう理屈は
おかしいわよ!めちゃくちゃな論理よ!」
- 5 :bou:2014/09/05(金) 23:21:09.70 ID:0XmjCKyt0.net
- 杏子「え、そっかな?ウェヒヒヒ。ヒック」
さやか「ん? あんたさっきから酒臭くない? まさか・・・」
杏子「あぁ、実はさっきコソッとチューハイ引っ掛けた。ヒクッ」
ほむら「・・・・・・」
杏子「でもすげーよな。チョコバナナのチューハイとかあんだぜ?
わけがわからねーよな。ひくっ」
まどか「みっ、未成年がお酒飲んじゃいけないんだよ・・・?」オロオロ
杏子「あん? おめーだって正月に甘酒くらい飲んだことあんだろーがよ」
まどか「そ、それは・・・」
さやか「あんなのお酒のうちに入らないって。あれで泥酔なんか
あるわけない」
- 6 :bou:2014/09/05(金) 23:22:03.41 ID:0XmjCKyt0.net
- マミ「甘酒くらいなら飲んでもかまわないわよ。「飲む点滴」って
言うくらい健康に良いんだから」
さやか「でもまどかって酒に弱い印象あるよね」
ほむら「イメージ的に」
QB「納得」
まどか「そんな。大丈夫だよ(根拠ないけど)」
マミ「トゥハート2っていうアニメがあってね」
外4人「「「「えっ?!」」」」
- 7 :bou:2014/09/05(金) 23:23:04.76 ID:0XmjCKyt0.net
- さやか「何急に。別のアニメの話?!」
マミ「そのアニメのOVAで、十波由真ってコが甘酒でグデングデンに
なるシーンがあるのを思い出したわ? 鹿目さんも或いはそんな感じに
なるのかしら?」
杏子「それは面白い絵になりそうだなW」
ほむら「まどかの泥酔姿、興味ある」
まどか「ほむらちゃんまで・・・」
さやか「酔って破廉恥な醜態をさらすまどか・・・。こりゃあ薄い本、
アニメ二期+映画化決定ですなぁ〜」
まどか「やめてよさやかちゃん!」
QB「僕たちインキュベーターにとっても、まどかの泥酔姿は、魔法少女的に
重要な資料と成り得るだろう」
まどか「ちょ・・・」
- 8 :bou:2014/09/05(金) 23:24:13.41 ID:0XmjCKyt0.net
- 杏子「よーし、決まりだ。今からみんなでコンビニに甘酒買いに行こうぜ!
んで、まどかを酔っ払わせよう!」
さやか「よっしゃーっ!」
ほむら「・・・・・・」ウズウズ
まどか「こんなの絶対おかしいよ!」
マミ「じゃあ私、クルマ出すわね」
5人「「「「「えっ?!」」」」」
まどか「マ、マミさん、運転するの?」
マミ「変かしら?」
杏子「変も何も、あたしら未成年じゃん・・・。ていうかそれ以前に、免許
取れないし!」
マミ「こっそりお酒をひっかけるコにしちゃ、弱気な発想ね」
さやか「いやー、でも流石に運転はマズいっしょ」
まどか「コンビニならここから歩いて10分くらいだよ? みんなで
歩いていこうよ・・・。そしてお菓子でも買ってさ・・・」
- 9 :bou:2014/09/05(金) 23:25:12.24 ID:0XmjCKyt0.net
- マミ「・・・・・・、気が変わったわ。これからクルマで東京までかっ飛ばす
わよ!」
まどか「東京?! 急過ぎるよ・・・」
マミ「思い立ったが吉日よ。上野に昔の叔父さんの親戚の知り合いが
リカーショップを経営してるよ。そこでいいお酒を買いましょう」
さやか「叔父さんの親戚の知り合いって・・・」
QB「もはや他人だね」
マミ「中学生の頃いっかい法事で会ったことあるのよ」
まどか「マミさん・・・、私たち、今現役でその中学生なんだけど・・・?」
マミ「こ、言葉の綾よ・・・! 松浦アヤヤよ!!」汗
杏子「誰それ」
マミ「とっ、とにかく出発よ! 便器破壊されて丁度クサクサしてた
ところだから、高速飛ばして気分良くなりたいわ!」
- 10 :bou:2014/09/05(金) 23:26:02.92 ID:0XmjCKyt0.net
- ー駐車場ー
さやか「フィアットかぁ」
ほむら「色は山吹色」
杏子「マミさんらしいね〜」
マミ「MT車よ!」
まどか「あの、やっぱり近くのコンビニに・・・・・・」
マミ「急に思い立って仲間と共に東京までドライブ・・・・・・」
杏子「青春だねぇ〜」
さやか「そういうのいいかも!」
まどか「決定事項なんだね・・・。でもでもっ、やっぱり中学生が
運転とかダメだと思うんだ・・・」
マミ「またヘタレ発言を・・・。いい? 鹿目さん、『まじかる☆タルるート
くん』に出てくるハラコツトム君なんか、小学生で車を運転するのよ?
私たち中学生なんか余裕のよっちゃんよ!」
杏子「また古い例えを・・・」
- 11 :bou:2014/09/05(金) 23:27:03.45 ID:0XmjCKyt0.net
- 杏子「早くクルマ出そうぜ〜!」
ほむら「私は助手席に」スッ
さやか「んじゃ、あたしと杏子は後ろの席でキャッカウフフとまいり
ますか!」
杏子「///」
まどか「じゃ、じゃああたしは・・・」
マミ「鹿目さんごめんなさい。このクルマ、4人用なの」
まどか「ビクッ」
マミ「交通法規は守らないとね!」クスクス
まどか「それ以前の問題だよ! ねぇ、クルマはやめて電車で行こう?
見滝原駅から新宿行の夜行出てるよねっ? 今度それで・・・」
マミ「さあみんな! ヘタレはほっといて、東京にレッツラゴーよ!」
杏子・さやか「「いえーい!!」」
ほむら「意義無し」
- 12 :bou:2014/09/05(金) 23:28:45.28 ID:0XmjCKyt0.net
- ブルルン!(エンジン音)
マミ「鹿目さん、おいしいお酒を楽しみにしててね! んじゃ!」
ブオーン! ジャリジャリジャリ・・・
まどか「逝っちゃった・・・」
QB「やれやれ。僕は、彼女たちが、根源的な意味において、青春という
モノを勘違いしているようにしか見えない。ギリシャ悲劇を喜劇と
して捉えてしまった、ひねくれ者の魔女のように」
まどか「村上春樹風文体?! ていうかキュウベェ居たの?!」
QB「どう考えても嫌な予感しかしなかったからね。まどかもだろう?」
まどか「う、うん・・・。でもほむらちゃんも一緒に行っちゃうなんて・・・」
QB「意外といえば意外だけれど、彼女の場合、案外どうにでもなるからね」
まどか「魔法少女的な意味で?」
QB「魔法少女的な意味で」
まどか「やれやれ」
- 13 :bou:2014/09/05(金) 23:29:32.52 ID:0XmjCKyt0.net
- ー見滝原高速道路ー
マミ「やっぱり高速は走りやすいわ〜」
杏子「はえ〜」
ほむら「あと15分ほど飛ばせば首都高に合流する」
マミ「ねぇ知ってる? 首都高を走ってるクルマの半分以上は、東京に
用の無い素通りなのよ?」
さやか「へぇ」
杏子「まぁ、そんなもんじゃねーの?」
数分後・・・
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオ
さやか「マミさん、ちょっとスピード速過ぎない?」
マミ「そうかしら? 時速140キロくらいだけど」
杏子「速度超過じゃん!!!!!!!!!!」
- 14 :bou:2014/09/05(金) 23:30:30.57 ID:0XmjCKyt0.net
- 《ウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ》
さやか「うげっ、ケーサツじゃん!」
覆面「こちら高速道路警備隊。そこのフィアット、止まりなさい!」
さやか「マ、マミさん、減速してハザード・・・」汗
杏子「あそこの路駐スペースに・・・」汗
マミ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ブオオオオオオオオオン!!(加速)
杏子「逃げる気かよ!!!(驚愕)」
- 15 :bou:2014/09/05(金) 23:31:16.02 ID:0XmjCKyt0.net
- マミ「ウフフ、巻いてやるわ? 加速するから掴まってて!」
ブオオオオオオオオオオ・・・・・!
覆面「止まりなさい!!」
マミ「止まるものですかっ!」
さやか「危ないよマミさん! 命の方が大事だよ!」
杏子「聞いたことがある。あいつらって鈴鹿サーキットで運転の
訓練してんだろ? F1級のドライビングテクだぜ? 中学生女子の
トーシロ運転でかなうわけねーよ・・・っ!」
マミ「任せて! 人生の後輩に、カッコ悪いところ見せたくないからね!」
さやか「ウチらって一個違いだよね?」
杏子「前の方渋滞してるぞ!!!!」
さやか「うわっ、ぶつかる!!!!!!!!!!]
マミ「下道に降りるわよ!」グイッ
出口へ。
- 16 :bou:2014/09/05(金) 23:32:03.96 ID:0XmjCKyt0.net
- さやか「交差点だ!」
マミ「信号青じゃない! 突っ込むわよ!」
杏子「ありゃ、側道用信号だよ!!!!!!!!」
マミ「え?」
高速出口用信号(○○●)
3人「「「ぎゃ嗚呼ああああああああああああああああああああ」」」
ほむら「時間停止」
- 17 :bou:2014/09/05(金) 23:32:59.87 ID:0XmjCKyt0.net
- (止まった世界)
ほむら「今の内に車外に逃げる」
杏子「お、おう・・・。サンキュな・・・」
さやか「マミさんもほら、って、マミさんだけ時間停止してる!?」
ほむら「私たち3人だけ有効な時間停止にしておいた」
杏子「器用なことするなぁ」
ほむら「調子乗りの金髪ババァは一度痛い目に会ったほうがいい」
さやか・杏子((ほむらさんマジこええええええええ!!!!!!!))
ほむら「そして時は動き出す」
パッ!
- 18 :bou:2014/09/05(金) 23:34:00.56 ID:0XmjCKyt0.net
- マミ「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」
ガシャー! ドカカン!! メリメリメリ・・・・・・!!!
ビーッ ごしゃん!
交差点でもみくちゃにされるマミのフィアット。
杏子「あーあ・・・・・・」
さやか「マミさん無事かな・・・」汗
ほむら「一瞬だけ、車外に放り出される所が見えた」
杏子「と、とりあえず110番すっか・・・」
- 19 :bou:2014/09/05(金) 23:34:50.41 ID:0XmjCKyt0.net
- ー見滝原総合病院ー
杏子「しかしマミさんも運が良いよなぁー。骨折だけで済んで」
まどか「でも一番の驚きといえば、マミさんが実は30歳だったってことだよね」
QB「えっ、そうだったのかい?」
杏子「おめーはサツのシラベの時、病室に居なかったから知らねぇんだ
ろうけどさ。マミさん、あっさり認めたよ。自分は30歳だって」
さやか「まぁ、なんとなくそんな感じはしたけどね」
QB「君たちは警察の事情聴取は受けなかったのかい?」
杏子「事故のとき、奴の時間停止で抜け出してさ、別の場所に居たんだから
アリバイは十分さ」
さやか「マミさんもその辺はうまく誤魔化してくれたみたい」
まどか「なんだかマミさんの存在が遠く感じるよ・・・」
- 20 :bou:2014/09/05(金) 23:35:49.76 ID:0XmjCKyt0.net
- 杏子「しかし、マミさんの家の便器・・・」
さやか「まさか便器を破壊したのがマミさん本人だったとはねー」
QB「え、どういうことだい?」
まどか「あのねQB、マミさん先日30歳になったばかりなんだって。それで
なんだか精神的に不安定になっちゃってたみたいで・・・」
さやか「気を紛らわそうと酒を煽って、酔った勢いで便器を破壊したと」
杏子「まー、本人の記憶が曖昧だったって話でさ。事故の後、ぼんやりと
思い出したらしい」
QB「便器を素手で根こそぎ破壊とはね」
まどか「怪力マミさん」
- 21 :bou:2014/09/05(金) 23:36:23.81 ID:0XmjCKyt0.net
- ほむら「面会時間になった」
杏子「んじゃ、マミさんの病室へ行くか」
まどか「今日はマミさんの着替えとか、歯磨きセットとか持ってきたんだよ」
QB「そうだったんだ」
ー病室(大部屋)−
マミ(仰向けにベッドで横になっている)「あら、みんな来てくれたのね・・・」
まどか「はいこれ、パジャマとかタオルとか」
マミ「ありがとう・・・・・・」
(沈黙)
まどか「マミさん、き、気分はどう? 少しは落ち着いた? でも
昨日の今日だからね・・・」
マミ「ええ・・・」
まどか「でも、腰の骨折程度で済んでよかったよね。内臓には異常が
ないって。奇跡みたいだね!」
杏子「まどかは腰を舐めすぎ」
- 22 :bou:2014/09/05(金) 23:37:10.53 ID:0XmjCKyt0.net
- まどか「えっ?!」
杏子「なんも分かっちゃいねーな。腰ってのは文字通り、体の要だぜ?
それが砕けちまったってことは・・・」
QB「まどか、マミはしばらく仰向けの体勢のままベッドの上で身動きが
取れないんだよ」
さやか「キツいよね・・・」
QB「問題はトイレだね」
まどか「あ・・・、そうだね。というこは、マミさんトイレは・・・・・・」
杏子「ションベンはカテーテル繋いで尿瓶に出すしかねーだろ」
まどか「じゃあ大のほうは・・・・・・」汗
- 23 :bou:2014/09/05(金) 23:37:49.28 ID:0XmjCKyt0.net
- QB「便意を催したらナースコールで看護師さんを呼んで、」
杏子「ベッドの上に布を敷いてもらって、その上にぶりってやんだよ」
まどか「それはきついね・・・・・・」
マミ「グスン・・・」
ほむら「ちなみに、この大部屋の他の5人もマミと同じく腰の骨折で
入院している」
杏子「ということは、ここにいる全員がベッドの上でウンコすんのか?!」
さやか「毎日他人のウンコの臭いが部屋中に充満するわけだ・・・」
マミ「鼻が曲がりそうよ」グスン
- 24 :bou:2014/09/05(金) 23:38:19.32 ID:0XmjCKyt0.net
- 杏子「腰は大事にしねぇとな」
まどか「・・・・・・ねぇ、30歳のマミさん?」ニヤニヤ
マミ「ビクッ・・・。何かしら・・・?」
まどか「今どんな気持ち? ねぇどんな気持ち?」ワクワク
杏子・さやか「「うわぁ・・・・・・」」ドンビキ
マミ「ううう〜、病院中の便器を破壊したい気分よおおおおお! うわああ
ああああああああああああああああああああああんん!!!!!!!!」
QB「完」
- 25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/09/05(金) 23:46:49.03 ID:016Pbr9S0.net
- まみちゃんだね
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