ココア「ねえねえリゼちゃんっ！今日は何の日でしょう？」リゼ「ん？　なんの日だったかな…」

以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします

ココア「今日チノちゃんの命日だよ」

事故死だった。飛び出した猫を庇っての。

リゼ「もう一年になるんだな」

ココア「うん。……チノちゃん、つらかっただろうね」

リゼ「……」

ココア「お姉ちゃん、まだ立ち直れないよ」

いつしか、ココアは泣いていた。
リゼは何も言わなかった。

中略……

ふとどこからか、ココアの名を呼ぶような声がした。
ココアは、はっとして、その声の方を見た。そこには、薄紫の一輪の可憐な花が、手を振るようにして風に揺れていた。

ココア「ねえねえリゼちゃんっ！今日は何の日でしょう？」リゼ「ん？ なんの日だったかな…」

ココア「ねえねえリゼちゃんっ！今日は何の日でしょう？」リゼ「ん？　なんの日だったかな…」